ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • マリスアングル

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    すごく良かったです!
    姫川玲子シリーズ最新刊、頭のなかでは、竹内さんが動きました。当時のメンバーが動き回り、そこに新しく魚住さん(松下さん)が参加することで、今までとは違った姫川玲子を感じられることが出来て、本当に楽しかった。次回作も期待しかありません。楽しみに待ってます。

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    2026年09月08日
  • ナナメの夕暮れ

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    友達が青天を読んだと聞き、なんだか無性に若林さんのエッセイが読みたいと思い、手に取った。
    まえがきから引き込まれて、一気に読み上げた。
    あーこのひねくれ方、なんか私に似てる、、!と変な安心感を覚えた作品だった。
    ひねくれていて斜めから物事を捉えてるのにネガティブじゃなく、突き詰める感じがすごく好き。
    浅井リョウさんの解説にもうんうんと頷きながら読み上げた。お気に入りの一冊になった。

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    2026年09月08日
  • 時計は二度凍らない

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    ネタバレ

    主人公の時計がある出来事で止まっていた。その事がある事件の犯人の、、、に繋がるとは思わなかった。友情や甘酸っぱい恋愛などもあり読み応えあり、けど最後の犯人登場は焦った。

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    2026年09月08日
  • チャタレー夫人の恋人

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    ネタバレ

    表現が卑猥で出版当初は禁書とされていましたが、卑猥な部分は極々一部で、平坦で軽やかな書き言葉で綴られていて読みやすかったです。

    妙齢で花盛りの女性が、下半身不随の夫と平穏に過ごせるわけないじゃないですか、増して子供が欲しい女性にとって。現代で言うと、機能不全によるセックスレスかなあ。愛情のない政略結婚で、近くにオスがいたらメスになってしまうわけで。

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    2026年09月08日
  • ハヤブサ消防団 森へつづく道

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    ああ、やっぱり引き込まれた。人物描写の掘り下げ方が素晴らしくて、一人一人に感情移入してしまう。森へつづく道というタイトルの意味が最後に分かった時、この物語に対する印象がガラッと変わった。全てが繋がった時、深い森の中に吸い込まれていった玲子さんの苦しみがなだれ込んできたような気持ちになった。

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    2026年09月08日
  • ひかりの魔女 : 2 にゅうめんの巻

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    『ひかりの魔女 にゅうめんの巻』を読んで――巡りゆくあたたかな愛の循環
    『ひかりの魔女 にゅうめんの巻』を読み終えたあと、胸の奥がじんわりと温かくなる感覚が残りました。それはまるで、丁寧に取ったお出汁でいただく、一杯の「にゅうめん」を食べたときのような優しさでした。
    物語の中で描かれるひかりさんは、疲れたり、自信をなくしたりして元気を失っている人々にそっと寄り添い、包み込むようなあたたかさを届けていきます。
    ひかりさんの魅力は、無理に相手を変えようとしないところです。見返りを求めずに純粋な愛を注ぐからこそ、受け取った側の頑なな心がふっと解きほぐされ、自然と「自分も愛を返したい」という気持ちになっていく。そうして広がっていく「愛の循環」こそが、この作品のいちばんのあたたかさなのだと感じます。
    誰かを力づくで引っ張るのではなく、日々のささやかな優しさや言葉で周りを明るく照らせる存在でありたい。
    ひかりさんのようなあたたかな灯火を目指して、私も目の前の人へ優しい気持ちを届けていきたいです。

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    2026年09月08日
  • うつくしい人

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    読んだ後に、本を閉じて深呼吸をして
    温まった心臓を 目を閉じて感じて
    余韻に浸りたくなる本って、
    すごいと思うし、今までの人生でいくつかそういう本と出会ってきたけど、これもそうでした。

    主人公蒔田百合の考え方や状況が自分にぶっささった。

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    2026年09月08日
  • 贖罪の奏鳴曲

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     冒頭から重篤犯罪の現場。しかも、この犯罪に関わっているのは主人公のようだ。かつてダークヒーローものは読んできたつもりだが、類を見ないサイコパスぶりに慄く。
     御子柴礼司シリーズの存在は知っていたものの、読む機会を失っていた。もっと早く読めばよかったと後悔するほど、目が離せない。御子柴自身の境遇や心理もさることながら、弁護士としての手腕、裁判の行方、そしてこの窮地からどうやって無罪を勝ち取るのか。さらに殺人事件への関与まで疑われる御子柴が対峙するのは、本音の見えない被疑者、切れ者の検察官、そして渡瀬刑事。やっかいな相手ばかりだ。
     「どうせ、ブラック・ジャックみたいな感じでしょ?」と高を括っていたが、そんな単純なものではなかった。
     一冊読み終えても、まだ御子柴の深いところは見えてこない。むしろ、もっと知りたくなった。これは……シリーズを読まなくては。

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    2026年09月08日
  • 私たちの特別な一日 冠婚葬祭アンソロジー

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    三省堂の『本を味わう』という企画で買った本。
    タイトルや作者は隠されていて、チョコレートの包装のように原材料や味わいのみがかかれていて、それだけを頼りにほんを選び購入する、というもの。

    冠婚葬祭アンソロジーってはじめてきいたぞ!笑
    タイトルやあらすじを知っていたら、普段だったら絶対選ばないなあ。
    けど良かったです。
    寺地はるな『ありふれた特別』町田そのこ『六年目の弔い』が特に良かった。

    偶然の出会いに感謝!
    こういう企画ほんと面白い

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    2026年09月08日
  • 地ごく

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    衝動買い
    短編で読みやすかった。すぐ読める。
    スラスラとリズム良く流れる悪口が最高。
    描写がひたすら気持ち悪く、粘着質なところもとても好みだった!
    良い小説を買ったなと思った
    こういう物語、だいすき。

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    2026年09月08日
  • 愛という名の切り札

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    ネタバレ

    専ら、ミステリーばっかりだったのでなにか恋愛に関する本が読んでみたいなと思って手に取った本。

    最後は、煮え切らない感じでとても良かった。
    『第九が好きと言えなかった』
    冒頭のこの一文が、全てだと思った。
    好きなものを好きだと言うこと、嫌いなものは嫌いと言うこと。素直になること。
    愛とは、恋とは?
    考えても仕方ありませんね

    何年後かに読んでみたら全く違う感想になりそう。

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    2026年09月08日
  • きこえる

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    はいもう大好きです
    道尾秀介さん一生ファンです

    作中にあるQRコードを読み込んで、音声を聴くと新しい見方になる。という仕掛け。
    楽しい。面白い。ゾクゾクするし、驚く。
    特に第2話にんげん玉が好き。

    QRコードを読み込んで、うわあ、そうだったのか!ってなるときの快感と言ったら…
    すごく楽しい本。

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    2026年09月08日
  • 死にたいけどトッポッキは食べたい

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    書籍のエッセイは初めて読みました。
    結構すぐ読み終わりました。
    最後の散文集がかなり良かった。
    起承転結がなく劇的なドラマがないところがエッセイの好きなところです。

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    2026年09月08日
  • ドン・キホーテ 前篇二

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    1155円

    379p

    スペイン長編文学の『ドン・キホーテ』本当面白い。第33章の「軽率な好奇心の男」に出てくるカミーラが好き。完全に善良で受け身な女性より、欲望やずるさを持つ女性に魅力を感じる。愛と裏切り、被害者性と加害者性が同居する人物像が面白いと思う。

    「幸いわたしはまだ若いから、命さえあれば、まだまだやり直しはきくというものです。ですが騎士の旦那、あなたがこの哀れな連中を助ける施し物をお持ちだというなら、それはありがたいことで、神様はきっと天国でその善意にお報いになるでしょうし、わたしらはこの世であなたのために心してお祈りしますよ。あなたが、その立派な外見に似つかわしいほどの健やかな長寿と息災を享受しなさるように、とね。」」

    —『ドン・キホーテ 前篇二 (岩波文庫)』セルバンテス, 牛島 信明著

    「ところが、そうした配慮にもかかわらず、ある日の明け方、邸を出る男の姿がロターリオの目にとまることになった。男に見覚えのなかったロターリオは、とっさに幽霊ではないかと思った。しかし、男がマントの襟を立てて注意深く顔を隠しながら、足早に立ち去るのを見ると、幽霊だなどという他愛ない考えは消えうせ、新たな考えにとらわれたが、それは、もしカミーラが巧みにとりつくろわなかったら一同の破滅を招きかねなかった考えであった。つまりロターリオは、そんなに朝早くアンセルモの家から出ていった男がレオネーラとの 瀬を楽しんできたものとは思いもよらなかったばかりか、この世にレオネーラという女性が存在することすら失念していたので、ただただカミーラが、自分に対して軽々しく身をゆだねたように、誰かほかの男にもそうしたに違いないと思いこんでしまったのである。それも道理であって、世の女の不貞というものは決してそれだけですむものではなく、不貞をはたらいた女は、口説かれ泣きつかれたあげく身をまかせた男にさえ、貞操感のない、ほかの男にならもっと簡単に身をまかせる女という烙印を押され、彼女にまつわるいかなる疑念もたしかなこととして信じこまれてしまうのである。それにしても、この時のロターリオは持前の分別をすっかりなくし、いつもの明晰な論理を欠いていたとしか思われなかった。彼は明晰どころか、まともな論理ひとつめぐらすことなく、またアンセルモが起きるのを待とうという配慮もなく、ただただ嫉妬に目がくらみ、瞋恚の炎に胸を焼かれて、別に彼を侮辱するようなことを何ひとつしたわけではないカミーラに復讐したい一心で、アンセルモのところにとんでいき、こう言ったのである 」

    —『ドン・キホーテ 前篇二 (岩波文庫)』セルバンテス, 牛島 信明著

    スペイン長編文学の『ドン・キホーテ』本当面白い。第33章の「軽率な好奇心の男」に出てくるカミーラが好き。完全に善良で受け身な女性より、欲望やずるさを持つ女性に魅力を感じる。愛と裏切り、被害者性と加害者性が同居する人物像が面白いと思う。

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    2026年09月08日
  • 見えるか保己一

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    目で見ていることが全てじゃない。
    我々は目に頼りすぎて騙されていることも多いのかも。
    また、見ないほうがいいものもあるのかも。

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    2026年09月08日
  • 向日葵の咲かない夏

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    中学生の頃に1番仲が良かった友達からおすすめしてもらった大切な本です。
    それ以来何度も読み返すくらい大好きですし、
    道尾秀介の大ファンになって今に至ります。
    読めない展開、終始漂う不気味で生温い雰囲気や言葉が大好きです。

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    2026年09月08日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    『世界のどこかで生きていると思うだけで心の支えになる存在』そんな友人が私にもいるので、結珠と果遠の感情が少し身近に感じた。

    小学生~高校生は果遠の一途すぎるまでの結珠への感情と行動力が目立ったけど、大人になるにつれて結珠の果遠への感情が前面に出てきた印象。
    きっとふたりはふたりで一緒にいられる時間がなによりも幸せだけど、色々な事情がそうさせてくれない。子供時代はもちろん大人になっても。学生時代はもどかしいし苦しいし、だけどどうしようもなかった。けど大人になったあとは親の管理下を外れ車という物理的な手段を使って今度こそはどこまででも追いかけていく。その姿に拍手しそうになった。

    果遠の性格がさっぱりしてて特に好きでした。

    映像化するのかなぁとか考えたけど、口に出さない内に秘めた感情がありすぎて難しそう。

    一穂ミチさんの作品を初めて読んだけど、読みやすかった!けど結珠と果遠の感情の描写が美しくて大切すぎてめちゃくちゃ丁寧にゆっくり読んだので丸2日くらいかかって読破。

    2つの鼻血の場面がとくに印象的かも。

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    2026年09月08日
  • 二人キリ 下

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    『やっと二人っきりになれたと思ったら、あたし一人きりなんだもの。』

    泣いた。

    解説を読むまで、本作品は全くのフィクションだと思っておりました。阿部定事件も、評伝小説という言葉も知らず、知識がないため、すべて創り物だと思いながら読んでいました。実際の事件を小説としているのですね、、たまげた。すごい作品に出会ってしまった。

    上巻に続き、わからない読めない言葉がたくさんありました。勉強になります。

    純愛です。ほんとに。
    この猟奇殺人の事件について、予備知識もなにもない私には、まっすぐな恋愛小説のように感じました。

    彼女が望んだのはずっと二人キリでいられること。
    叶えられない現実に、より彼の沼に溺れ狂わされてしまう。
    ただ、二人キリ、それを願って、
    気づけば、彼のいない、二度と彼に会うことのできないたった一人キリの人生に。

    2026.9.5-2026.9.8

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    2026年09月08日
  • 若きウェルテルの悩み

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    繊細で完璧主義な人は自死してしまいがちだなぁと思う。
    本当に賢いのだけれど、自死することに関しては自分の思想を過信してしまっている。あなたは決して冷静ではない。
    でも正しいのだとも思う。彼が感じた、この世にロッテしかいないという気持ちは本物であり、それは一生涯変わることがなかったかもしれない。
    でも、時間が経つにつれ、その感じ方は変化したかもしれない。ただ悲しく辛い日々で終わったのかもしれないが...

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    2026年09月08日
  • ベル・ジャー

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    空虚な生活に違和感を覚え、世界が少しずつ支離滅裂なものに変容していく様を追えます。比喩表現が詩のように美しいです(装丁も美しい)。蒸すような酷く暑い日に、おすすめです。

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    2026年09月08日