小説・文芸の高評価レビュー
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60年間すれ違ってようやくたどり着いた先に、想い人はもういない。
切ないけど、恋愛も結婚も友情でも、タイミング1つでズレてしまう。くっつくだけじゃなく、もちろん離れる時も。。
人生の折り返しを迎えたいま、これからは人と離れる辛さや悲しさを、とくと味合わされるのだろうな。。
生易しい純愛なんかじゃなく、あちこち寄り道しながら、それでも紡がれてきた愛が、ひとりの孤独な男性の人生を浮かび上がらせる物語。
以下メモ✍️
ひととの付き合い方の難しさをうまく言語化できない私に、ズバッとハマる言葉がたくさん散りばめられていた。
「ひとってのは、どれだけ相手を求め合っていても、考え合っていても、 -
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最近パニック障害になってしまった。ようやく1番しんどかった時期からは抜け出したが、できていたことも、やりたいことも、“できないこと”に変わっていることが悔しくて、辛くて、諦めそうだった。そんな時にこの本の存在を知って、すぐに読んだ。読み終わった今言えることは、この本に出会えてよかったということ。私のパニック障害が突然現れ、突然悪化してからたった2週間。されど2週間。永遠のように思えた時間だった。だいすきな友達にも会えず、連絡すらとれない。だいすきなドライブにも行けず、外にも行けず、夜になればその症状はもっと悪化する。4月から入社してわずか1ヶ月半。会社に恵まれ楽しく働かせてもらっていたし、自分
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ネタバレ外国人実習生の方の待遇の酷さというのはなんとなくニュースなどで聞いたことがある、くらいの認識でしたが…こんなことが本当に起きていたら嫌だけど、あるかもしれないよなぁと思わせるようなリアリティのある描写でした。ガラパゴスの時もそうでしたが、これからは違う意識でニュースを見ることになりそうです。
今回は短い期限付きで、自分のペースで捜査できない緊張感や焦りを田川の言動から度々感じられてこちらも少しドキドキしました。ヘソのくだりって実際にある話なんでしょうか。気になる。
少し前にサドンデスを読み終えたところだったので、ちょっとニヤリとしてしまうところがありました。タイミングよく読んでいた私を褒めてあ -
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とても面白かった。
自分が面白いと思った小説や、ものすごく売れているのに「全く自分には合わない」と感じる小説をあれこれ思い浮かべ、それがなぜなのかということを、本書を読む手を止めて考えたくなる場面がたくさんあった。
随所に出てくる、クスッと笑ってしまうような例文や、著者の生活の中のエピソードが、本書のタイトルと合致しており、とても分かりやすい。これだけ分かりやすく言語化できる小川氏の頭脳明晰さに敬服する。そして、これほどの頭脳の持ち主でありながら、ちっとも偉ぶらない庶民的な空気を感じさせる小川氏にますます魅力を感じた。
前提とする知識があまりにも自分に欠けていているような気がして、とても -
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名前は知ってるゲーテ。「若きウェルテルの悩み」を高校でちらっと読んで「うーんわからない」と返却した記憶のみ。芥川賞取られたこの作品も、「わかんないかも」と思いつつ手に取ってみたら、読みやすかった!最近は「ちょっと頭を使う作品」を読もうと思っているんだけど、これもまたそんな感じ。ゲーテ、ちゃんと読んでみたくなる。興味の幅を広げたいというか、私の知らないものをもっと知りたくなる作品にまた出会えて嬉しい。そして、「事件」とあるけど…人は死なないし、心がゾッとすることもない。でも確かに事件…かな。賞を取っていなかったら知らなかったかもしれない。賞自体には興味があんまりないんだけど、手に取るきっかけとし
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湖永さん、こっとんさんのレビューを読み、とても気になっていた本書。
原罪をテーマに描かれていて、哲学的でありながら文章の美しさも素晴らしく、読み進めるうちに気持ちが凪ぐような小説。
装丁の美しさだけでなく、表紙、テキスト、フォント、空白など視覚的な印象すべてが物語の世界観にフィットしている。だから、心が落ち着いてくるのかもしれない。
記憶にない罪を贖うというとてつもなく難しいテーマはまさに原罪を抱えて生きること。
柑のように、家族から記憶のない罪を知らされた人だけでなく、原罪を抱えて生きている人は少なくないと思う。
苦しみの中にいても、インマヌエル―神は私たちとともに在りつづける―というこ
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