小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
何気なく手に取ったが、思いのほか面白かった。江戸の町人の日常を美人女将のお店を中心に描く、短編集。一話完結なので読みやすい。描かれる料理はどれもとても美味しそう。
1巻から読んでないので、前の事件がわからないもどかしさはあったが、概ね理解できる。
人情味あふれる話で読後感も良い。
短編の一つは、藪入の話。藪入で帰ってくる近所の母のいない子どもAを女将が里帰りかわりに迎えた話では、その子どもAが実は母がいないのを知らずに、同じく母がいなくて意地悪をする、見知らぬ子どもBと喧嘩になる。子どもAには父もおらず、Bには妻を亡くして飲んだくれている父がいる。
女将の手料理を通して仲直りし、お互いの身の上 -
Posted by ブクログ
ネタバレ学生の頃読んで以来の再読です。
大人になって読み返すと、全然別の小説のようにたくさんの場面ですごく心が揺さぶられました。
読み終えてからも、ナナコと葵のことを思い出して涙が出ました。
秘密みたいに二人で笑い合った河原での時間、自分の見せたくなかったところも誰にも出せなかった部分もさらけ出して、それでも一緒に居たいって強く思えた二人。
タクシーからみた朝の空を映した川はとても綺麗だった。タクシーの中で葵と一緒に涙が止まらなかった。
プラチナリングは贈り合えなかったけれど、『プラチナプラネット』という名前に、葵が今もナナコを大切に思っていることが込められているように感じました。
ナナコもきっとど -
Posted by ブクログ
まだ読み終えた直後であまり感想がまとまってないけど、とにかく綺麗な物語だった。
肉体に刻まれた象徴は物語でありアイデンティティであること、それはひとつの美的であるが、そこに囚われる必要もない。肉体のひとつが変わろうが変わるまいが、長い人生において些細なことで、そんなことで人の大切な部分は変わらない。
新たな世界に飛び込めるならば、その行動は正しいのだから。
二ノ宮を中心とした奥行きのない空虚な彼らは何も変わらず、美しい世界を見ることはないだろう。それは自身のニヒルな感情に酔いしれる百瀬も同様に。一瞬のカタルシスに作品を委ねず書き上げた作家さん、ほんと偉いと思う。。。僕なら暴力に屈します。
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Posted by ブクログ
「人間のエゴに翻弄された純粋な心」
チャーリーは、頭が良くなれば友達や家族に認めてもらえるという希望を胸に手術を受けた。しかし、知能が上がるにつれて周囲の人間を見下すようになり、自ら孤独を深めていく。その姿は何とも皮肉だった。
それだけでなく、手術前に家族や友達だと思っていた人たちから実際にはどのように扱われていたのかを知ったとき、さらに、自身の知能がアルジャーノンと同じように失われていくことに気付いてしまったときの絶望感には胸が締め付けられた。
知能の高さだけでは人は幸せになれず、人とのつながりや思いやりこそが人間らしさなのだと感じた。
読み終えた後も、じわじわと切なさが込み上げ、長