小説・文芸の高評価レビュー
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見事なあだ討ち。天晴れでした。
世の中で居場所を失った人達だからこそ、人の立場や気持ちをくむことができたように思いました。
「木挽町の仇討」の目撃者を訪ねる武士。
世の中の悪所と呼ばれる芝居小屋で救われた人達に、仇討のことを聞きます。それと同時に彼らの生きざまも。元幇間の木戸芸者、立師、衣装係の女形、小道具係、筋書。彼らが語る仇討の様子と今までの生きざまから、徐々に仇討ちの真実が浮かび上がってきます。
仇討のことを話す彼らの人生も紆余曲折あり、悲喜こもごもで読みごたえがありました。
仇討を果たした菊之助、仇の作兵衛そして木挽町の人達。本当にお見事でした。
なぜ仇討ちではなく、あだ討ち -
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ネタバレ今回は2人がどうやって出会ったかのお話\(//∇//)\
出会いも第一印象の綺麗な人だなぁからのあれ?この人本当に大丈夫?え?人を、、、
みたいなハラハラドキドキ展開⊂((・x・))⊃
動物の死骸をもらってたり、庭でドラム缶でぐつぐつ何か似てていきなり骨取り出したら事情を知らない人は怖いだろうしびっくりだろうな・:*+.\(( °ω° ))/.:+
私なら過呼吸起こしてぶっ倒れてるかも???
しかもちょうど認知症のおばあちゃんを捜索中にその場面だもんね、そりゃ犯人こいつじゃね?って思うだろうさΣ('◉⌓◉’)
勘違いから始まってでもしっかり知恵を貸してくれておばあちゃんの行動 -
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伊坂幸太郎の『死神の精度』を読んで、私は「死」に対する考え方は人の数だけ存在するのだと強く感じた。物語に登場する人々は、死を前にしてそれぞれ異なる選択や感情を抱いている。自分には特別な才能があると思い込むことで死から遠ざかろうとする人もいれば、思い込みや勘違いの末に死へと向かってしまう人もいる。その姿はとても人間らしく、考えさせられるものがあった。
特に印象に残ったのは、死を静かに受け入れながら、孫とひそかに会う時間を楽しみに生きる老女の姿である。死を恐れるのではなく、残された時間を大切に過ごすその姿に、温かさと強さを感じた。この本を通して、私は自分自身の最期についても考えるようになった。も -
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ネタバレSFの古典として昔から知っていたが、なにやら暗そうだし避けていた。2026年の今日読んで本当に面白く恐ろしかった。しかし昔に読んでも面白いとは感じなかったかもしれない。現実の1984年はすでに冷戦は米国勝利が確定的となり、1985年から冷戦の終結に向かっていた。本書を共産勢力の全体主義の批判書とみれば「昔は怖かったね」で終わってしまうだろう。しかしジョージ・オーウェルが怖れていたのはそれだけではないし、2026年の英国を見ればまさに本書に書かれているような世界に足を踏み入れている。一部の特権階級が権力と財産を独占し移民に職を奪われ生活圏が脅かされている。怖い。
現実の1984年の英国は第71代 -
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書店員の老人と9歳の少女、凸凹コンビの会話の掛け合いが面白く、微笑ましい一冊。本好きの方に勧めたい。
2020年に刊行されたドイツの小説で、一年以上にわたりベストセラーの上位を占め、60万部を記録したらしい。映画化済みだが、日本ではまだ観られないみたい。
主人公は72歳の書店員・カール。
老舗の書店に雇われてはいるが店頭に立つわけではなく、面白い働き方をしている。毎日、数冊の本をリュックに詰め、歩いて顧客に届けているのだ。顧客との間には長年の付き合いがあり、どういう系統の本を好むか熟知している。顧客もカールを信用し、選書を任せている。
カールは顧客たちをひそかに小説の登場人物の名前で呼ん -
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ネタバレ原田マハ氏の作品を読み始めると、空気が変わることがある。本作も読み始めて数ページで、優しい空気に包まれる感じがあった。
言葉が繊細で、美しく、心に響く。
個人的にとても好みだ。
本作は、有名な指揮者を父に持つ女子高生の元に、破天荒な新しい母がやってくる!というあらすじを読んで興味を惹かれたのだが、ありきたりだな、という思いは、いい意味で裏切られた。
和音が奏でる音色が文章からこぼれおち、聞こえるわけがないのに、余韻を残しつつ、チェロのせつない音色が聞こえてくる。
桜を背景に演奏している和音が目に浮かんでくる。とても温かく、せつない。
見守ってくれている人達がいること。
自分から掴みたくな
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