小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレモジャ屋敷に、夏休み中入り浸りたい。
私はときどき、自分の家に知らない部屋がある夢を見る。どの扉も自由に開けられる。モジャ屋敷にも同じわくわくを感じた。一冊開くたび、自分の知らなかった物語を浴びられる。
小学六年生の内海集司と外崎真は、屋敷で本を読み、自分たちでも物語を書く。外崎の小説は評価され、内海は才能の差に打ちのめされる。やがて内海は「自分は書かない」と言い切る。
ここは正直、あまり共感できなかった。内海の気持ちが高揚する場面で、地の文は驚くほど饒舌になる。私には書きたい欲求が溢れているように読めた。自分なら、才能の差に打ちのめされても書きまくる。
作中の「意味とは外から見えない -
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初めて読む川端康成の文章。日本に生まれてよかったと思った。日本人の感性、そしてその表現の仕方は、この国が誇るべきものなのだろう。
数学者の藤原正彦さんが、人は感動をするために生きている、とエッセイに書いていた。日本人は自然や日常から感動を見出す力が長けている。
わたしの中で繋がった!
小さな感動を日頃から積み重ねていたら、幸せに生きられるだろうな、と。
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この小説の舞台は古き都、京都。歴史が刻まれる建築物や四季折々植物が見せる姿が、読むだけでありありと浮かんでくる。
そして実際にその場所へ向かうことができるという環境…感謝。なんて美しい場所で過ごしているのか…
京都に来て早3年。や -
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ネタバレ下巻(花道編)も失速せずずっと面白くてすごい!全てを読んで思うのは、春江と彰子がいい女すぎる!春江は俊ぼうを10年間養い、子供を失って心が壊れて薬に溺れた彼の世話もして、同じく薬に溺れた思春期の綾乃(喜久雄の娘)の面倒も見て、時にはプライドも捨てて(テレビ出演)家を守った。彰子も、喜久雄が自分と結婚したのは自分の家目当てと分かりつつ喜久雄を支え続けた。
あと、喜久雄と生駒、喜久雄と綾乃の関係良好そうでなんか良かった。
足を失って、リハビリしてやっとという時にもう一方の足も失うと分かった俊ぼうが荒れるシーン辛かった。
もう1回映画みたい! -
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ネタバレ個人的に今、おじ×若い女の子がキてるので読んでみた
ちょうど読んでる今のこの時期が作中と重なっていたので時間の流れをリアルに感じながら読めた
全さんにやっと手が届いたと思ったら消えてしまって…はかないよ~
全さんはこんな男にハマってはダメだ、の典型的な男だけどこれは沼る
飲食店でのご飯の味、匂い、ビールの喉越しのよさ、また私自身も山形に住んでいたことがあるので山形旅行の景色も鮮明に感じられた
だから虚無感が半端ない、思い出のひとつひとつが胸を締め付けてくるから。
全さんの肌の感触とか薬を飲む様子とか、じわじわと死を感じて、苦しくなる。
私もこんな恋愛したいけど、多分一生引きずって立ち直れないな -
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めちゃくちゃ面白かった!
人間の黒い部分に気付かされたというか、誰でもダメだと分かっていても復讐したい気持ちやムカつく人が酷い目にあってしまえ!と思う気持ちがあること。その気持ちを持つこと自体が悪ではなく、行動に移してしまうことが悪なんだと。思いとどまることができるのが人間なんだと、そういう風に描かれていたように思う。
映画もみたけど原作に忠実で映像ならではの面白さがあってとても良かった!
読みながら自分にはこんなに黒い感情はないなと思う部分や、大切な人が酷い目にあったら復讐したい気持ちは分かる。と思う部分もあり、自分の気持ちと照らし合わせながら読むのが楽しかった。
スズキタゴサクに翻弄された -
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ピーター・スワンソンのミステリ、4作目。
それぞれ独立した話ですが、作者の切れ味は共通。
この作品が一番、面白かった!
版画家のヘンリエッタ(ヘン)と夫のロイドが引っ越してきたのは、ボストン郊外のテラスハウスが並ぶ優雅な住宅街。
ご近所の顔合わせパーティーで、隣家の夫婦と知り合います。
マシューとマイラは仲がいい夫婦だが、マイラは見るからにあたたかく、マシューはちょっと変わっていた。
ヘンは、たまたま興味を持っていた過去の事件に関連する品を、隣家の書斎で見つけてしまう。
それは、ダスティンという若者が殺された事件で、犯人が持ち去ったとされる証拠品…
本当に、犯人なのか?
マシューの方も探り -
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ネタバレ初西加奈子
良かった〜
短編が6個入ってる、
ほとんどの作品で泣いた、全部好きだった
最後の解説を読んで、文章が真っ直ぐで素直だからじーんときていたんだなと思った
人間関係の部分で、殆どの作品がはっきりと解決することはなく、それが当たり前だけどもどこかに希望を感じられる終わり方で、寂しいながらもなんとか生きていける、という気がした
歳、種族、境遇はバラバラな女2人が各作品にでてくる
1番『木蓮』が好きだった(ほかも全部よかったけど、これが一番コミカルでえーんってならない)
綺麗に繕わない文章が愉快
最後は仲良くなれててかわいい
「子供というのは、大人には想像もつかないような残虐性が -
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友人から勧められ購入。
読んでみると、文体が綺麗すぎて感動…
また、記憶に残る文•考えさせられるセリフがとても多く、繰り返し読みたい。
色と香りが事細やかに描かれており、
風景+匂い、人+匂いで表す言葉は、
より想像がしやすく、解像度が上がるなぁと感じた。
一方で、物事を深く感じ取れる•考えられるという事は必ずしも良い事ばかりではない。というのも本書の一つのテーマだと思われる。
世の中素晴らしい物•人だけで構成されていないし、そもそも何を素晴らしいとするか?その価値観自体も人によって視点•解釈が異なる。
考えだしたらキリが無さそうだなと思いつつも、
とりあえず自分が心地良く感じる場所•物 -
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今、私は一体何を読んだんだ…となっています。ディストピアっぽい世界で、「自分」を持たない主人公のブッ飛んだ立ち回り。
これが全く共感できないのかというとそうでもない。見方を変えるたびにすべてがひっくり返って、何が正解とか善悪とかわからなくなってきます。
いくつもの世界を渡り歩く空子の打算的生き方は理解し難い部分もあるけど、謎の爽快感やあっぱれ感もあってページをめくる手が止まりませんでした。
様々なパターンの女性たち、そして胸がムカムカしてくる男性たち、あとはどんどん加速するピョコルンの衝撃!トラウマになりそうです。
しかもコレまだあと一冊続く!どうなっちゃうのか全く予想できない。急いで下巻へ!
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