ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 過疎ビジネス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    調査報道の話なのでノンフィクションだが、内容が面白く(といったら不謹慎になるのか?)、先が読みたくて仕方なくなる本だった。
    本当に地方の為になる施策であれば「安かろう悪かろう」に公共入札が陥らないよう制度は必要なのだろうが、この件は不要なものを押し付けて金をむしり取る悪質な話だった。けど、世の中はこういう戦いで溢れているのかもしれない。
    地方在住で、しかも出身地はさらに田舎の過疎地域である自分は地元の過疎に目を背けて外で働いていることに罪悪感があるので、この内容は故郷でも起こり得る、もしかしたら起きているのではと思わせられた。
    また、お金のバラマキだけで地方丸投げを疑問視する論調もあったが、仕

    0
    2026年03月28日
  • おまえさん(下)新装版

    Posted by ブクログ

    再読。
    若い頃に読んだ時より、歳を経た今の方が沁みる。
    上巻の謎解きより、事件の真相がわかったその後の下巻の方が胸に響きました。
    特に丸助さん視点の「転び神」が好き。
    「〜で」、口癖になりそう。

    日々の一つひとつを大切に積み上げて生きる市井の人たち。一方で思いもかけず道を違えてしまう人たち。それでも乗り越えて慎ましく生きていく人たち。江戸人情ものといえ、今に生きる私たちにも何ら変わらず通じると思います。

    そしてぼんくらといえど、平四郎もやる時はやる。
    みんなの間を取り持ち、いい塩梅に落ち着けてくれる彼はなんだかんだこのシリーズの心。
    読んでよかった。

    0
    2026年03月28日
  • 少年とハリス

    Posted by ブクログ

    日本経済新聞の夕刊て紹介されていましたので早速購入しました。幕末の幕府は決断力が無く、今の政府も引き継いでいるように思いました。
    ハリスの条約締結に対する決意は尊敬に値するし、米国 日本の事を考えての目的であったことが知らされました。
    「友人」滝蔵のハリスに対する献身 滝蔵の成長が読んでてワクワクします。
    交渉術 英会話力を身につけたい若者にお勧めの1冊です。
    最後の数ページは感動し何度も読み返しました。是非読んで欲しい本です。

    0
    2026年03月28日
  • 新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士1

    Posted by ブクログ

    数十年前、寝る間を惜しんで読んだ本。
    今はじめて触れる方たちが、ワクワクしながら読んでるんだろうなと、少し羨ましい。
    今でも時々一から読み返してしまう、そんなシリーズです。
    表紙の絵柄に少し驚きましたが、今風ということでコレもありなのかな。
    沖さんの絵に惚れ込んでいるので、私のウォルとリィは沖さんなのですが。

    0
    2026年03月28日
  • メスを置け外科医 泣くな研修医8

    Posted by ブクログ

    泣くな研修医シリーズ8作目。これまで東日本大震災の話は敢えて避けてきた。おそらくありとあらゆるエピソードがうごめいていると想像できたから。しかしこの作品は震災の背景は残すも普遍的な内容で良かった!特に冴木さんとのお別れは胸熱でした。出会いと別れ、初春の今、最高に読んで頂きたい作品です

    0
    2026年03月28日
  • 星くずの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ついに、ミステリーの舞台はここまできたか!と感心させられました。
    舞台は宇宙ステーション。そこで起きた首吊り殺人

    いや宇宙でどうやって首吊り!?

    からの怒涛の勢いで引き込まれました。宇宙という未知の空間だから、想像力凄く刺激されました。
    個人的に、ラスト最後の一行が完璧でした。

    0
    2026年03月28日
  • あぁ、だから一人はいやなんだ。4

    Posted by ブクログ

    久しぶりのエッセイ!
    いとうあさこが愛されてる理由が分かった気がする。
    あったかい人なんだよ。
    初めて読んだけどもう4作目だった。

    劇団のこととかキャンプのこととか知らないあさこをいっぱい知った。
    私も独り身なので、親近感持ちながら読めた!
    あっという間に読めました!

    0
    2026年03月28日
  • 恥辱

    Posted by ブクログ

    犬の眼差し

    文が強く鋭い。主人公である50代男の現実的な視線をよく表現している。南アフリカは社会面でも自然面でも日本と違う土地だが、見える風景に対する毒づき方にはいちいち共感した。彼は西欧文学に通じる大学教授。西欧白人社会の偽善にうんざりしていて、口からは皮肉しか出てこない。その南アフリカは、ケープタウンから少し郊外に行くだけで、そうした偽善の裏側にある野生的で危険で不条理な社会がある。彼は学内のセクハラで訴えられ、追われるように娘の住む郊外に行くが、娘を食い物にして消化しようとしているその不条理な社会にも憎しみの目を向ける。鋭い社会批判小説だが、その視点は白人社会にも黒人社会にも置かれず、

    0
    2026年03月28日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    学校に行くことができなくなってしまった主人公のこころ。ある日自分の部屋のかがみが光はじめ、かがみの向こうの世界へと。 自分が中学生のときにタイムスリップしたような懐かしさと、当時の記憶。何でも願いを叶えてくれる部屋の鍵を探せるのか?願いを叶えられるのはたった1人。かがみの中の世界で出逢う、自分と同じ立場の6人と共に過ごすうちに、こころもみんなも少しずつ変わり始めていく。私にもあったな、こんな頃が…と懐かしいような切ないような気分で、気がつくと物語の中にハマってしまっていた。
    オオカミさまは赤ずきんちゃんじゃない、で鍵の在り方はわかってしまった。現実の世界に帰りたくなくなってしまう気持ち。絵本の

    0
    2026年03月28日
  • 教祖の作りかた

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    すごい 蔦がつるみあっててどこからが策略の範囲内だったのか読み返したくなる 最後の主人公のあっち行って!一人にさせて!っていう心情と読者のどこから手の中に?という心情がうまく噛み合って終わる 最初から読み返したくなる本

    0
    2026年03月28日
  • ユートピア

    Posted by ブクログ

    こういってはなんですが、あなた方のご忠告に従って、信徒がキリストの律法に従って自分の生活を律するのを嫌がるのを見て、キリストの教義を勝手に歪め、あたかも鉛の物差しのようにそれを現実の世情に当て嵌め、その結果、どうにか両者が互いにうまくいっているのは賛成できません。結局のところ、どういう好結果が生じたかというと、信徒たちが前より一層安心して悪に耽けるようになったということだけです。

    0
    2026年03月28日
  • タダイマトビラ

    Posted by ブクログ

    序盤中盤は、パンチなく、どうした⁉︎ と思いながら、最後にようやくムラサヤワールド現る。
    脳を騙すブームってちょっと前から少し流行ったけど、ムラサヤさんはその先いってる。さすがでした。

    0
    2026年03月28日
  • 閲覧厳禁 猟奇殺人犯の精神鑑定報告書

    Posted by ブクログ

    すごく読みやすく、でも内容はしっかりと恐怖を感じるもので、素晴らしい構成だと思いました。作家さん独特の終わり方も良かったです。

    0
    2026年03月28日
  • 巌窟の王

    Posted by ブクログ

    ものすごく理不尽な境遇にも関わらず、信念を持って行動する主人公にただただ感銘を受けました。その行動が、人を動かし奇跡を起こしていく。本当に素晴らしい作品でした。

    0
    2026年03月28日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    進めば極楽、退かば地獄。

    本作の主人公である黒田官兵衛は、秀吉も恐れた策略家であり、単に事件を解く人物ではない。彼は人の心理や状況を読み切り、それを利用して現実そのものを動かしていた。その姿は恐ろしくもあり、同時に圧倒的な凄みを感じさせる。一方で、息子の存在によって人間としての一面も垣間見え、その点も大きな魅力である。

    また、荒木村重も魅力的な人物である。彼は黒田官兵衛の危険さを勘で理解していながらも、見栄や置かれた状況からその判断を貫くことができなかった。その姿は愚かとも言えるが、同時に非常に人間らしく、脆さも感じさせる魅力的な人物である。

    本作は史実そのものではないが、歴史に基づいた

    0
    2026年03月28日
  • 新世界より(上)

    Posted by ブクログ

    整合性の取れた設定によって、SFでありながら生活様式には強い現実味があり、創造された生物にも確かな生々しさがあった。
    違和感が積み上がりながら進んでいき、世界の仕組みがうっすらと見え始めることで、それまでの違和感が一つの方向に収束していく感覚がある。

    0
    2026年03月28日
  • 動物農場〔新訳版〕

    Posted by ブクログ

    この混沌とした時代に読むべき1冊。
    単純な体制批判に留まらず、現状に甘んじてしまいがちな一般市民にも警鐘を鳴らしているところがすごい。この内容を1945年に発表する勇気もまた、称賛に値すると思う。

    0
    2026年03月28日
  • 新装版 ハゲタカ(下)

    Posted by ブクログ

    壮大な企業買収の裏で、冷静かつ冷徹な判断の中に主人公の日本人としての誇りが垣間見える。
    本作は経済の駆け引きを描きながらも、人間ドラマとしての魅力を備えた魅力あふれる一冊でした。

    0
    2026年03月28日
  • カエルの小指 a murder of crows

    Posted by ブクログ

    最高でした。
    カラスの親指の続編
    カラスの親指から10年後の話

    またまた大好きなタケさんを始め大人になったまひろ、やひろ、貫太郎も登場する。
    新たにキョウややひろと貫太郎の子供のテツも出てくる。

    とにかく登場人物が魅力的でミステリーなのに心温まるストーリーなのです。

    タケさん温かいひとなんだよなー。
    カラスの親指からのカエルの小指是非オススメします。

    0
    2026年03月28日
  • 女の国会

    Posted by ブクログ

    こういうのが読みたかった~の本
    「あの本、読みました?」で取り上げられていて絶対におもしろいだろうなと思ったら本当におもしろかった。
    私は日頃から”池井戸潤作品の登場人物が男女逆転した奴が読みたい”と考えていた。女性が企業のなかや政治の場で権力争いや派閥争いをするのが見たい。女vs女で人脈や策略でのし上がるところが見たい。そのなかで立てる義理やあふれる人情が見たい。
    そんなときに知った『女の国会』
    「女にうまれてごめんなさい」
    そんな遺書を残し自殺した国会のマドンナこと”お嬢”。敵対する第一野党の”憤慨おばさん”こと高月が死の真相を探り始めるポリティカルミステリである。
    政治の場で女が働くとは

    0
    2026年03月28日