ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ほどなく、お別れです

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    映画化されたので、文庫を買ってきて読んでみました。本当は、映画を見に行きたかったのだけど、原作もいいかなと読んでみました。

    3つのお話しと、エピローグ。
    4回以上、泣けました。
    車の12ヶ月点検が終わるのを待っている間に第二話のラストが近づき、うるうるしてたらエンジニアが点検終わりましたと説明にきた。目を潤ませながら、説明を聞きました。エンジニアは、どう思ってたかな。

    誰もが「あの時、ああしてあげればよかった」と後悔するんだよなぁ。

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    2026年05月31日
  • この味もまたいつか恋しくなる

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    食にまつわるエッセイ集。

    クスッと笑えるものから懐かしさを感じるものまで、「食」という当たり前の日常が、誰かにとっての大切な思い出になり得ると感じられる。

    「読まれたい日記 浅煎りコーヒー」
    「褒められて伸びるタイプです 鯵の干物」
    が個人的に刺さった。

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    2026年05月31日
  • 告白

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    『太平記 ラブ&ピース』から、町田康作品2冊目。
    発明ともいうべき独特の文体と軽妙な河内弁のリズムに乗って進んでゆくのが心地よく、割とさくさく読んでいたのだが、残り200ページという辺りから暗雲が立ち込め、そして最後はすべてのツケを払うかのように崩壊してゆく。特に何も解決せず、誰かが救われるということもない。

    「他人には自分のことを理解できるはずもない」という思いと、「誰かに理解されて救われたい」という思いを同時に抱きながら、拗れに拗れた結果、最期の最期は「なんらの言葉もなかった。なんらの思いもなかった。」である熊太郎の孤独。
    読後のなんとも言えない寂しさ、遣る瀬無さ。

    もしかしたら自分は

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    2026年05月31日
  • 対岸の家事

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    主婦の日々は正直分かったつもりでも経験しないと分からないものだなとしみじみ思う。
    私もいつか、主夫になれるだろうか。
    なれるのならば、この本で感じた気持ちを大事に持っていたい。

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    2026年05月31日
  • 幻獣遁走曲 猫丸先輩のアルバイト探偵ノート

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    やっぱり猫丸先輩は短編がおもしろい!
    緩い感じと言葉のチョイスが癖になる。
    『寝ていてください』と『トレジャーハント・トラップ・トリップ』が特におもしろかったかな。
    『幻獣遁走曲』も動機がとてもおもしろかった。

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    2026年05月31日
  • 異人たちの館

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    ネタバレ

    著者お得意の叙述トリックと併せて複雑な話が入り組んだミステリー小説。主人公島崎の本職は小説家だが、それだけでは生計を立てられず、ゴーストライターも兼ねていた。そんな中、島崎は依頼人に失踪した息子の伝記を書いてほしいと依頼されて、多額の報酬金を貰えるということで、その依頼を受けることにした。失踪した息子小松原淳の生涯を追うために、島崎はこれまで彼と関わりのある人物に取材していき、彼の人物像が明らかになるにつれて、次々と彼の謎が浮かんでくる。本作は基本的に小松原淳の謎に迫っていくが、それと同時に依頼人の家族の謎、とくに彼女の夫が物語のカギを握る。

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    2026年05月31日
  • 半沢直樹 アルルカンと道化師

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    何よりずっと炎上状態なのにも関わらず、半沢直樹が飄々としているところがいつもすごいと思う。
    噛まれるまでは温厚で、少しでも噛まれたら倍返しというのがすごい。

    そして、敵も多ければ味方も多いというのが少しことだと思った。
    信念を突き通すので、自分の思い通りに行かない駒として見てる上の人は嫌いだろうなという印象。

    銀行のお家騒動だけでなく、作家の人生まで描いていたのは圧巻だった。
    ドラマはみたことないが、好きな人が多いのは納得。

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    2026年05月31日
  • 紙屋ふじさき記念館 物語ペーパー

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    シリーズ2作目。紙屋ふじさき記念館でアルバイトをする百花が考える和紙を使った様々な企画や商品は、素敵だった。プロではないけれど和紙が好きという思いからの発想が、館長の一成が商品として企画し作品に仕上げていく過程がとても面白かった。

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    2026年05月31日
  • ワンダーキッド・レオ セレクション編 1巻 平凡なサッカー少年がイギリスの地で世界最高峰リーグに挑む話

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    サッカー大好きな少年少女から大人まで楽しめる小説。霜降り明星のせいやさんが帯で「文字だけでこんなにサッカーを楽しめるのか!?」的なことを書かれてましたが、おっしゃる通り!
    最高に楽しかった!

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    2026年05月31日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    短編集で、一話ごとの主人公が、絵と出会って人生を支えるような傑作と触れ合うようなお話。一つ一つのお話が、ドラマチックで、美術館に行きたくなる。
    原田マハさんの本は、緑豊かな初夏に読みたくなる。絵の描写がとっても鮮やかで、心だけでどこかへ飛んでいけそうな初夏がぴったりだと思います。

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    2026年05月31日
  • 愛の旋律

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    クリスティが別名義メアリ・ウェストマコットの名前で発表した最初の長編作品
    ミステリ小説ではないので注意
    邦題の愛の旋律も良いが、原題のGiant’s Bread(巨人の糧)の方が作品を表していれる
    個人的に印象に残った登場人物はネル(エリナー)・ヴェリカーだ
    他の女性陣のジョーやジェーンが新時代の20世紀的な女性だとすると、彼女は19世紀的な女性なんだと思う


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    2026年05月31日
  • 運命と希望

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    本当に……とんでもない傑作だ。

    舞台は15世紀のスウェーデン。
    ただでさえ、この時代、この土地を描いた物語はそう多くない。
    けれど本書には、もう冒頭から読者を引きずり込んでしまう吸引力がある。
     

    『運命と希望』ニクラス・ナット・オ・ダーグ

    荒廃し、死に絶えた土地。
    靴や背嚢に重たい砂利を入れて歩く一人の青年。
    彼はなぜ、このような苦行を自らに課しているのか。

    またある場面では、
    若き反乱指導者と、彼に心酔する美しい青年が
    静かに心を通わせている。
    その傍らには、憎しみに燃えた目がある。

    日本の小説ではなかなか味わえない、
    壮大な歴史のうねりのようなものがどろりと押し寄せてくる。

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    2026年05月31日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    数年前にTBSラジオで紹介されていて、気になっていた一冊。
    ラジオで絶賛されていたとおり、私の好みにぴったりでした。
    訳がとても滑らかなこともあり、あっという間に読み終えてしまいました。

    台湾グルメと女の友情。
    何から何まで好奇心をくすぐるテーマが盛りだくさんです。

    この小説は、千鶴子の視点で描かれています。
    語り口にはユーモアが散りばめられていて、それが彼女の強烈な個性をやわらげる役割も担っています。

    昭和13年の女性にしては、千鶴子はかなり珍しい考えの持ち主です。
    結婚もせず独身で、小説家として筆一本で生計を立て、台湾へ一人旅をする。
    旅先で面倒を見てくれる方はいるものの、当時として

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    2026年05月31日
  • 人魚が逃げた

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    最後の3ページを読むために、もう一度最初から読み返したくなる一冊だった!!

    物語は短編集の形式で進む。登場人物たちは同じ世界の中でつながっていて、舞台は銀座。ある日、街頭インタビューで「僕の人魚がいなくなってしまって」と語る王子様の存在をきっかけに、「銀座に人魚が逃げたらしい」という噂が街中に広がっていく。

    それぞれの短編では、王子本人や王子と関わった人々との出会いを通して、主人公たちが少しずつ前を向き、自分の人生を歩み始める話が描かれてる。

    誰にでも自分だけの物語があり、その現実こそがどんな小説やおとぎ話よりも愛おしく、かけがえのないものだと感じさせられて、青山美智子さんの作品は、いつ

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    2026年05月31日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    所々にぼんやりとした違和感があり、何かあるんだろうな〜と思ってたけど結局見抜けずにすっかり騙された。古い作品なだけに、ネタバレに触れることなく本作を読めたのは幸運だった。

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    2026年05月31日
  • とんび

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    昔、内野聖陽さん主演のドラマを見て感動したのを思い出し、もう一度ドラマを見ようかと思ったが原作を読もうと手に取った。
    ドラマの方でも感動したが、原作でもやはり不器用だが愛情深い主人公ヤスさんがおり、読んで良かったと思えた。
    もし自分が父親になるときに不器用でも、ヤスさんみたいに子どもを育てたいな。

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    2026年05月31日
  • 男ともだち

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    登場人物が全員魅力的で、読後感がよかった。
    タイトル通りの内容だったが、よい意味で思っていた内容では、なかった。

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    2026年05月31日
  • 凡夫 寺島知裕。 「BUBKA」を作った男

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    悪趣味サブカル全盛期の群像劇として非常に面白く、一気に読んでしまった。人物評伝として読むとちょっと物足りないが、当時のコアマガジン周辺の個性的な人たちの行状が生き生きと描かれており、ひとつのムーブメントの記録としてとても面白く読めたし、記録としても貴重なものである。クセの強い面々をうまく使った経営者のしたたかさと懐の深さは、コンプライアンスばかり気にしている今どきの企業経営者には到底まねのできないものだ。著者は「あの頃はよかった」にならないよう気を付けたというが、事実として歴然とあの頃は良かったのだ。巻末には弁護士のコメントも寄せられているが、こういう本を出すのにいちいち弁護士に事前相談しなけ

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    2026年05月31日
  • 街道をゆく 5

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    少年時代から心を寄せていたモンゴルでの紀行文とあって、司馬さんの心情がこれまでの街道をゆくよりもはるかに多く描かれていた気がする。それがとてもよかった。またモンゴルという土地の描写も自分の琴線に触れるものであって、我が目でその土地を見て、またその匂いを嗅ぎたいと強く思わされた。これまで読んだ街道をゆくのなかでも出色の出来だ。

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    2026年05月31日
  • 月曜日の抹茶カフェ

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    備忘録
    ・自分が1番大事だって感じることをちゃんと大事にできたんだから、それでいいんだよ。思ったようにしていい。これからもずっと。(光都の言葉)
    ・スマホは最初から最後まで未完成。どんどん変化していく環境に適応していくために、マイナーチェンジする必要がある。
    アップデートしたことで不具合が生じたりもするけど、そういう失敗を重ねて少しずつスマホの存在自体が改良される。本体を替えなくても、そのままの姿で新しいことにトライしたり、できることが広がったりしていくことって素敵
    ・あたしは先のことに興味はないし、今のままこのま、与えられた体ひとつがすべてだもの。聞こえづらい片耳も、額の傷も、悲しかった経験

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    2026年05月31日