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Posted by ブクログ
文庫書き下ろしのシリーズ第6作
第1話「土を掘る女性(ひと)」は、中3の秋に正太郎が櫻子さんと出会って初めて事件を解決した話。正太郎の永山の祖父の家の隣に住んでいて今は老人ホームに入っている女性が2度も行方不明になり、正太郎たちが見つけるが、女性が神社で探していた少女の頃埋めたものも発見する。
第2話「亡霊メール」は鴻上の友人から「7月25日、観音台の墓地でマサヒロの幽霊が出た」という都市伝説の出所を探すよう頼まれ、櫻子さんは狂言と見破る。しかし婦女暴行未遂事件だったことが分かり、その事件の直後に自殺した女性との関連も分かり、首謀者の店に乗り込むタイミングで、花房からのメールにあおられて櫻子さんが逆上する。正太郎が言った「姉さん、僕はこの世で、貴方にだけは絶対に、そんなことをしてほしくない。」は惣太郎くんが言わせたんだろうな。
Posted by ブクログ
145~146ページの磯崎先生のセリフを読んで、櫻子さんは犯罪に手を染めていないだけで、自分の価値観の元に行動するというのは花房と同じだと思った。
自分の価値感を元に行動することは周囲に流されない強さだと思っていた。世の中のルールや周囲に流されない状態を、「不変の価値観でいられる」ことだと思っていた。だが、個人の価値観や判断の可否はホルモンバランス、健康状態、たった今置かれている状況、空腹か満腹か、起き抜けの朝か1日活動したあとの夜か、周囲に自分以外の人間がいるのか・その人との関係性はどうか、など、たくさんの要素が変えている。そう考えると、一見意味や目的の分からない世間の善悪は個人の暴走を止める大切なものなのだと思った。
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