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北海道・札幌。えぞ新聞の記者、八鍬士(やくわ まもる)は、
旭川への異動を前に不可解な殺人事件の調査をすることに。
それは14歳の少女が、祖父を毒蛇マムシを使って殺した事件。
毒蛇は凶器になるのか、八鍬は疑い、博識なお嬢様、九条櫻子 に協力を求める。
その他、自分探し中の鴻上百合子(こうがみゆりこ)の成長や、
理想の庭を追い求める磯崎(いそざき)と薔子(しょうこ)が、
稀代の「魔女」を名乗るハーバリストの変死に巻き込まれる一件など、
櫻子の仲間たちが経験する「その後の物語」!
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Posted by ブクログ
番外編読めるとは僥倖。
櫻子も正太郎も遠くにいるままで、表紙になってる3人(八鍬さん、鴻上百合子ちゃん、磯崎先生―には薔子さん付き)がそれぞれ活躍する3話+櫻子と正太郎も集まった7ページエピローグです。櫻子はメール等でオンライン指導登場。
ホームズやアントワネットのネタが仕込まれてなかなか楽しく読めました。
ホームズのまだらの紐はヘビのこと知ってたら有り得ない話だと突っ込みどころ満載のトリックなんだけど(でも、好きな話)、ホームズリスペクトしながら穴だらけポイントつつきながらの、上手いマムシネタでした。ヘビの動きや飼い方など、少なくとも私の視点からは完璧。最近は血清治療じゃないんだ、へー、知らなかったとか、新しい知見も。あ、でも北海道は室内の温度一定でも、元々の温度低い所で爬虫類飼うと、低温で飽和水蒸気量少ない気体の温度を上げるから湿度管理が難しいんだよね。お風呂場みたいな環境が良いんだけど…。アオダイショウの幼体がマムシ擬態とか小ネタも拍手。ま、話とは関係ないです。
日常の中で
櫻子さんシリーズ、まだ出版して下さるとは夢にも思いませんでした。
櫻子さんが旅立ってから、それぞれのスタートを切ったみんなが、櫻子さんやヘクター、そして梅さんを懐古しながら日常の中でなにかと出会って、だけどそれは櫻子さんが繋げたものだったり。所々で櫻子さんが、櫻子さんらしい文で返信していることに安心を覚えたり。
小説の中の人々なのに、みんな元気そうで良かったなあなんて昔の友人のSNSを覗いたようなそんな気持ちになりました。
百合子ちゃんのおばあさまからのメッセージ、よかった。感動した。
最後に、いーちゃんもヘクターもみんなが九条家に集まったこと、きっと梅さんが笑ってるだろうなあ。喜んでいるだろうなあ。
このシリーズが大好き。
Posted by ブクログ
表示がないが、文庫書き下ろしか。
櫻子さんと正太郎がほとんど出てこない、脇役によるスピンオフ3短編。
「アクリシオスとまだらの紐」は、えぞ新聞の記者八鍬による”まむし”を使った祖父殺害事件の真相解明で、母親の恋人から逃れようとした娘が、祖父は事故死に遭遇したものだった。
「石油王と本物のシードケーキ」は事件ではなく、鴻上百合子が正太郎の永山のおばあちゃんに会ったことがきっかけで、亡くなった当麻の祖母が百合子の結婚の時のために絵の額に入れておいた手紙を発見する。そして東京にいる正太郎とデートの約束をする。
「ラ・ヴォワザン夫人殺人事件」は薔子さんが引き継いだ別荘竜胆庵の庭の手入れを磯崎先生に任せる。二人は近所に媚薬をうたったハーブを売るサロンがあることを知って出かけ、知り合いになるが、オーナーが死んで殺人事件かと疑われるが、あっさり真相にたどり着く。
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