あらすじ
櫻子と捜査中に怪我を負った正太郎。櫻子はこれ以上正太郎を危険にさらすまいと、距離を置くことにする。再び櫻子と共に事件を追いかけたいと思う正太郎は…。櫻子と正太郎の出会いも描かれる珠玉の作品集!
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館脇くんと櫻子さんが初めて出会った時に起きた事件。その事件が、櫻子さんの弟と繋がり、命の重みを知るきっかけになっていく。館脇君が入院中にメールのやり取りをしていたphantomの正体とは…。
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文庫書き下ろしのシリーズ第6作
第1話「土を掘る女性(ひと)」は、中3の秋に正太郎が櫻子さんと出会って初めて事件を解決した話。正太郎の永山の祖父の家の隣に住んでいて今は老人ホームに入っている女性が2度も行方不明になり、正太郎たちが見つけるが、女性が神社で探していた少女の頃埋めたものも発見する。
第2話「亡霊メール」は鴻上の友人から「7月25日、観音台の墓地でマサヒロの幽霊が出た」という都市伝説の出所を探すよう頼まれ、櫻子さんは狂言と見破る。しかし婦女暴行未遂事件だったことが分かり、その事件の直後に自殺した女性との関連も分かり、首謀者の店に乗り込むタイミングで、花房からのメールにあおられて櫻子さんが逆上する。正太郎が言った「姉さん、僕はこの世で、貴方にだけは絶対に、そんなことをしてほしくない。」は惣太郎くんが言わせたんだろうな。
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櫻子さんと正太郎の出会いの話と正太郎退院後の「友達の友達から聞いた話」。メールの相手にはすっかり騙された。花房は何者なのか?櫻子さんのことをこんなによく知っているなんて・・・。後半の話は腹立たしい。「そんなつもりはなかった」軽はずみ、想像力の欠如、自分のしたことの罪深さがわからないのか・・・?
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学校の怪談を解き明かしていくっていう、一見今までとは別の感じの進み方だなぁと思って読んでたんですが、クライマックスでひぇ!ってちょっと怖くなりました。
Phantomのあたりが特に怖いw
あとゲスい犯人とか、むき出しの生々しい悪意みたいなものはやっぱりゾッとする。
結局犯人にも事情があるんだよ、的な優しい感じはこの作者にはないよね。人間の暗い部分を描き出す方ですね。
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面白くなってきた!大好きだよこういうミステリー!ちょっとホラーになりつつあるけど、花房との戦い面白い!骨の話も好きだけど、事件に迫る話も好きだな。これからどうなるのか気になる!
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145~146ページの磯崎先生のセリフを読んで、櫻子さんは犯罪に手を染めていないだけで、自分の価値観の元に行動するというのは花房と同じだと思った。
自分の価値感を元に行動することは周囲に流されない強さだと思っていた。世の中のルールや周囲に流されない状態を、「不変の価値観でいられる」ことだと思っていた。だが、個人の価値観や判断の可否はホルモンバランス、健康状態、たった今置かれている状況、空腹か満腹か、起き抜けの朝か1日活動したあとの夜か、周囲に自分以外の人間がいるのか・その人との関係性はどうか、など、たくさんの要素が変えている。そう考えると、一見意味や目的の分からない世間の善悪は個人の暴走を止める大切なものなのだと思った。
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相変わらず櫻子さんの洞察力に感服です。罪悪感から正太郎と会おうとしなかった櫻子さん。でもこの二人はもう離れられないんですよね。櫻子さんにとっても正太郎は既に誰かの替わりでは無くなってるはず。phantomの正体は騙されました。絶対櫻子さんだと思ってました。谷内さんの悲しい過去も読みごたえありましたが、やはり難しい年頃の女の友情の脆さ。相手次第でどうにでも変わる危うさ。余りにも軽く扱われた命。腹立たしさの中で読み終えました。櫻子さんの言葉は正しい、けれど直球すぎて鋭利。回りの人に助けられる櫻子さんですね。
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第6弾。櫻子さんとの出会いと、前回の事件後の話を収録。あのキャラについてやっと詳しい話が出てきた!近づく花房の影にドキドキしつつ、ヘクターに癒されつつ。あとなんといってもPhantomだなーー!あの展開はちょっと声出た。シュークリーム食べたい。
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櫻子さんシリーズ第6弾。櫻子さんと正太郎の出会いを描いたお話と、都市伝説にまつわるお話の2編。
正太郎とお祖母ちゃんのエピソードがいい。シリーズ3作目で語られた「お祖母ちゃんのプリン」も良かったけど、こういう祖父母に大事に育てられたからこそ、いまの正太郎の優しさがあるのかもしれない。
櫻子さんの弟の死について明らかになったのと、花房の影が2人のすぐそばにまで忍び寄ってきて、物語はいよいよ佳境に入った感じ。次作の展開に期待。
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やっぱりおもしろい作品だと思う。今回の作品は絶対に読まないといけない作品ですね。物語の肝になるような作品です。これからも続くだろうから楽しみにしています。
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櫻子さんと正太郎くんの出会いを描いた100ページ強の話が秀逸。これで長編化に向けた環境整備が整った。また、本作品のコミカライズが正式に発表された。掲載誌は角川書店の「ヤングエース」。作画担当は水口十。もう2~3冊たまって累計100万部を突破したら、いつアニメ化されてもおかしくないね。今や、マンガよりもラノベの方がアニメ化のハードルが低いし…。
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正太郎と櫻子さんの出会いのエピソードや櫻子さんの弟の死に関することが次第に明らかになってきた。
櫻子さんが抱えている心の闇は、彼女の魅力の一つでもある。屍体に対してどうしていつもれせいでいられるのか、亡骸をを無機質な物体として見下ろすことができるのか、そこに至った経緯がだんだん明らかになっていく今後の展開が楽しみになってきた。
しかし、一方でこの物語が終焉に向かっていることも感じ、少し寂しい気もする。
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Phantomが花房なの鳥肌、気づく人は普通に気づくんだろうけどまんまと騙されてる側だった。
正太郎に向けられる笑顔が、九条家の手厚いお世話も、惣太郎くんに向けたものとか考えちゃうのめっちゃわかる〜って思って読んだ。それでも櫻子さんのそばにいる正太郎はかっこいい!!
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感想
巻を飛ばして読んだから花房?強敵の予感。
人を操り、殺人をさせるなんて恐ろしや。
あらすじ
正太郎が櫻子と出会った頃の話。祖母の友達で徘徊する谷内さんを探すうちに谷内さんが昔埋めた父親の骨を見つける。
正太郎が、櫻子の亡くなった弟に似ていることも判明する。
正太郎の学校で放送された怪談話の信憑性が気になり、櫻子と調べ始める。女の子の友達同士の喧嘩で暴行未遂が行われたのだった。それに関連して自殺した女性の犯人を暴き、その男が櫻子の弟の惣太郎を殺したかもしれないと分かり、櫻子はその男を殺そうとする。
それは全て裏で花房が操っていた。正太郎の元に届いていたファントムからのメールは櫻子だと思っていたが、実は花房からだったと分かる。
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まさか入院中のSNSの相手が櫻子さんだと思ってたのに実は花房だったとは
しかも君だけの体じゃないと言われたらゾッとするよね
今後は暫く花房の話しばかりなんだろうなぁ
果たして花房は櫻子を狙ってるのか正太郎を狙ってるのか
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櫻子さんとの最初の事件入り。あとは学園での事件に花房の影がちらほら。
ミステリものにありがちだが、問題の多い学園で…(-_-;)
櫻子さんの博識と、二転三転するストーリー展開が面白い。相変わらず幼い正太郎にややイラッとする。それと、運動部でもないのにそんなに食べて太らないの?
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正太郎と櫻子さんの馴れ初めと、退院後の都市伝説の調査…櫻子さんの為人をクローズアップした今回は、正太郎の甘ちゃんさが際立ったなぁと。「惣太郎」に対する引っ掛かり、phantomの件など、思い込みで暴走するな~(-_-;)と突っ込みどころ満載。これも若気の至りというやつかw
櫻子さんの欠点をありのまま受け止めるには、まだまだ経験値が足りないぞ。不貞腐れてないで、しっかり真実を見つめて冷静に行動しなさい!…叱咤しながら次回へ続く。
ばあやさんの美味しそうな料理とヘクターが変わらず「癒し」でした^^
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行方不明の老婆を探す中三の舘脇と櫻子の出会いと、離れず見守る約束からの、都市伝説を探る話。前々巻で触れ前巻で明かされた惣太郎の事は意外性がなくて拍子抜けしたけれど、彼を挟んで通じ合う二人が丁寧で良い。何かとデートを繰り返し婚約者はそっちのけな二人だけれど、あくまでも姉弟みたいな関係という事なのかな。
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少しづつ真実に迫ってきた!なかなか進まないけど、基本的に一つ一つの事件の解決は早いから、サッサと読み切れるので、本初心者向きかも!
すぐ読み終われるもんなぁー今回も相変わらず。紅茶の美味しいホットケーキのお店がかなりきになる。
前回、あまりにも気になって、櫻子さんが好きなケーキやさんに行ってみたけど、旭川にあるこの紅茶専門店?なのかな?きになる。
毎回でてくるし、多分本当にありそうな気がする。
次回、旭川に行くのは正月だけど、やってるかなー?やってたらぜひ食べたいパンケーキ!!!!!
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6冊目~初めて櫻子に会ったのは,永山の祖父母を訪ねた帰り,隣のアパートに住む谷内というおばあちゃんがホームを抜け出して,神社の桜の下を掘っている時だった。かのお婆ちゃんは自分が埋めた父親の遺体を掘り出したかったのだ。学校の放送部の怪談話の真相を知りたいとの依頼に,夜一人で過ごすのが嫌で幼馴染みを遊びに誘ってすっぽかされ,男たちに乱暴されそうになったのに,連れを置き去りにした記憶が消えない。入院中にSNSで通信していたphantomは櫻子ではなく,花房だった~櫻子の弟・ソウタロウは15年前に姉を追い掛けて失踪し,遺体で発見された
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九条櫻子、無邪気でキレイなお嬢様、骨を組立てる標本士、素人検死。館脇正太郎、高校生、お供の少年。
お約束の美女、高い能力、独特の対人法、自分本位、男言葉。