あらすじ
平凡な高校生の僕は、お屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。けれど彼女は普通じゃない。なんと骨が大好きで、骨と死体の状態から、真実を導くことが出来るのだ。そして僕まで事件に巻き込まれ……。
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ホームズ美人令嬢&ワトソン高校生コンビミステリー謎解き短編集
令嬢櫻子さんの「骨標本」趣味と孤高の人格が、物語を圧倒的な力で牽引しています
櫻子さんは自分のツボです
伏線いっぱいで、続きも是非拝読いたします
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タイトルからずっと気になっていた作品。読み始めから櫻子さんの言い方が気に入らなかったが僕の(櫻子さんは、やっぱり櫻子さんだ)というのでやっと九条櫻子という人物が入ってきた。解決する櫻子さんは凄い。
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昔からお気に入りのシリーズ。
内容の読み応えに加え、登場人物も魅力的であり、更には舞台となっている旭川についても知る事ができる。
私自身、この本を読んで北海道に行きたくなった。
この本の大きな特徴は、ご遺体の状態がかなり詳しく描かれている事である。
他のミステリーでも、「腕時計の位置」や「倒れていた場所」といったことは出てくるが、櫻子さんはそれらに加え、法医学の観点からも謎を解くヒントを探っていく。
法医学で分かることとして、例えばご遺体の何を見て死亡推定時刻を決めているのかなどがある。
ミステリーを読む中で、あまり気にした事のなかった事に注目している面白い本である。
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三度の飯より骨が好きという変わったお嬢様とお嬢様に連れ回される僕の距離感がよい。お嬢様が変な趣味を持っていなければとても美人で付き合っていただろうに、変人であるとあのような距離感になるのか。お嬢様は検視のまねごともでき『謎解きはディナーのあとで』のような作風だった。
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旭川の北鎮記念館で紹介されていた本。実に面白かった。ところどころ出てくる北海道の風景を、自分の記憶から呼び出して、当てはめながら読みすすめるのが心地よかったな。
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初めての北海道ご出身太田紫織さん。数年前、観た記憶がない観月ありさ主演大コケドラマ原作。見た目クール美人の櫻子さんはツンデレでお骨に異常に執着する変わり者。ワトソン役の少年と北の街旭川を舞台に、あんな事件こんな事件を解決するライトミステリー。
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地主の娘のお嬢様、櫻子はとにかく「骨」が好きな変わり者。その知識を活かして「僕」と事件の謎を解く…という筋書きのミステリ。
メインヒロインは頭が切れる変なやつで妙なグイグイさで事件に首を突っ込んでくる、みたいな部分はまあ既定路線感だよな、というところアリアリなので「骨」というキーワードなり、何かオリジナリティのあるところが今後にどう繋がるんだろう。な1巻目
雰囲気、で流さず描写や説明が必要なところはきちんと活字で描写されているのは言葉足らずのラノベが増えた中で好感触。知識に裏打ちされてる感も個人的に好み。櫻子さんのエキセントリックさのキャラ立ち度合いもいい感じ。
ミステリ部分が、「〜という条件を満たす相手が犯人だろう」(それまで、「犯人候補」キャラが居たりするわけではなく条件が提示されるだけ)→「後日、犯人が逮捕されそれは櫻子さんの推理通りだった」的に話が進んだりするので「犯人はお前だ!」な空気のミステリ慣れしているとそこらへんの若干のまだるっこさはある。
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北海道の旭川を舞台に高校生の僕、正太郎と骨を愛でる男前の変人美女、櫻子さんが死体と事件の謎を追う異色ミステリ短編集の1冊目です。本作には骨や死体が普通に出て来るのでダークには違いないのですが、ヒロインのあっけらかんとした性格のお陰で全く暗さを感じさせませんね。正太郎は勘の鈍いワトスン役ですが北海道グルメの食レポに力を発揮しますね。また櫻子と恋人の在原(業平?)「問うた」の文章に古風さを感じますね。甘くまだ若造の正太郎には正義に拘らず我が道を行く櫻子さんの型破りな生き方から人生の厳しさを学んで欲しいですね。
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桜と死体は、よく一つのイメージの中で語られることが多い。
それだけ、桜は、妖しい雰囲気をまとっているということなのだろうが。
ホームズ役の櫻子さんと、ワトソン役の「少年」こと、正太郎のコンビシリーズ。
櫻子さんは、モデル張りのルックスと、口からポンポン飛び出す男言葉のミスマッチがかなり魅力的な女性なのだが、歯に衣着せぬ物言いと、
空気をまったく読まない言動で、正太郎クンをいつも振り回す。
生物の骨を組み立てる標本士という、なかなかユニークな設定だ。
一方の正太郎クンは、草食系の代表のような男子。甘くて、チキンで、女子力のほうが高そうである。
櫻子さんが動くところ、そこでなぜか、人の骨に出会ってしまう。つまり殺人事件に巻き込まれていくのだ。
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半身浴中の暇つぶしに。日常の謎をあれこれ読んできたけれど、やっぱり人が死ぬミステリは適度に話が引き締まっていいね。あと櫻子さんがちゃんと?嫌われる描写があって良かった。ヒロインを無条件で持ち上げるのは苦手なので、きちんと欠点を描写した上でのチャームポイントがあって嬉しい。少年が高校生の割には子供っぽいけれどまあ可愛いから良し。三話の構成が綺麗に決まっていて気持ち良く読めた。続きも読みたい。
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多くの物が散乱したアパートにあった死体や、入水自殺をした二人の男女の遺体、降霊会で告げられる階段から転落して亡くなった方の事故など、様々な事件を櫻子さんが解決していく話でした。現実を直視して物事を判断する櫻子さんと、理想や願望を語ってしまう正太郎君の対比が良かったです。
二人がどういう経緯でつるむようになったのか? 櫻子さんが骨を愛するようになった理由とはなんなのか? そういった部分は2巻以降という感じのようですね。
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地元が舞台だったので読んでみたら、以前住んだことのある地域や祖父の知り合いの名前などなど、他にもなんだか私との共通点が多い作品で嬉しかった。
本格ミステリーではないのかな、と思ったけど、メインは櫻子さんだと思うので、骨に関連した櫻子さんらしい物語でした。
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同級生の話なのかなぁと思ってたがまさかの年上のお嬢様だったのね
まぁ確かに中には異常に主着する人は居るけど
全骨に執着があるのね
どうしてであったかのなんかは後からわかると思うけど今巻は二股や海での骨発掘、死んだ人の降霊術を使って犯人を追い詰める、出来なかったから証拠の提出など色々あった
このシリーズはちょっと長いので読み応えは相当あると思う
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ちょこちょこ初耳学みたいな感じで知識が書かれてるから読んでておぉ〜ってなる部分多めだった。
最後のお話は善悪では図れないお話でした。
櫻子さんみたいに白シャツ×黒スキニーが似合う人になりたかった(笑)
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3つの物語が収録された短編集的な本でした。
どんでん返しや、ワクワクするトリック等はあまり無かったですが、キャラクターと物語の雰囲気は良かったです。
小説が全18巻ということで、かなり長いですが少しづつ読んでいこうと思います。
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死体は出るけど、グロいけど、どこかマイルド。これぞラノベマジック。
櫻子さんはまあいいけれど、正太郎が凡庸すぎて面白みがない。さらに幼すぎで違和感がある。
ネタはまあまあ。
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北海道旭川のBONES!?
古めかしい館に住む、お嬢様の九条櫻子。
骨への情熱がすぎて、動物の死骸を拾ってきては庭に埋めたり、鍋で煮たり。
そんな櫻子に振り回される高校生の正太郎は、今日も櫻子さんに引っ張りだされ、また事件に遭遇。
姉と数日前から連絡がとれないと連絡があり、マンションのオーナーの母に駆り出された正太郎たちが発見した遺体。
海辺の街で起きた心中事件の真相。
櫻子が訪れた薔薇園のオーナーの家で行われた降霊会で暴かれたものとは。
櫻子さんと僕が遭遇する事件たちは陰湿で後味が悪い、のだけど、櫻子さんのブレナンばりの空気の読めない、率直さが空気を変える。
悶々としている気持ちの整理を強引につけるような。
北海道旭川の周辺観光も兼ねたような描写も楽しい。
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文体は非常に読みやすく、テンポもよかった。
短編が3つ収録されている。
櫻子は科学的なものしか信じず、
人の心の機微には鈍い感じの人。
3つ目の話では、登場人物各々が選択を悩む問題が。
ラストは若干櫻子も目立たずで話が進む。
3つ目が一番良かった。
次いで2つ目。
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前から気になっていたシリーズ。1話目を読んだときには、櫻子さんの性格や主人公の母親の雰囲気が好きになれなかったが、2話目以降は慣れもあり、楽しく読めた。
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ライトミステリにしてはしっかりと人が死ぬミステリ。探偵役の櫻子さんは中々癖が強いし、まだ高校生と言うこともあるのか、聞き手役の正太郎くんは言動や行動が今ひとつ足りないのが、読んでいて気になるところ。今のところ標本士という職業が生きる事件ではないけれど、続巻ではそういう事件もあるのかな
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大泉洋をモデルにした人物が出てくるシリーズと聞いて読み始めた。1巻はまだ登場せず。「骨」というキーワード色は思ったより薄い。せっかくなのでシリーズ読み進める。
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ライトミステリーとでもなるのか、骨が大好きなお嬢さまとワトソン役の男子高校生が、事件に巻き込まれ解決していく物語。
確かに「骨好き」というキャラ設定は珍しいが、むしろそれを超えた知識が事件解決に役立っており、個人的にはホームズ役の特色がボヤけて感じてしまった。
北海道・旭川という土地を上手く活かしているのと、安易にハッピーエンドに持っていかない構成は好感。
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美しい骨を愛でるのがすきなお嬢様で、骨を組み立てる標本士である、二十代半ばから後半の九条櫻子と、彼女に振り回される平凡な高校生の舘脇正太郎のコンビがくっきりしていて楽しい。素人ながら検死の真似事も出来る、骨に対しては子供のような櫻子が、笑顔だけでなく「少年」「〜たまえ」口調の男っぽさも含め魅力的。
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旭川の街を舞台としたライトミステリー。
でも、骨や死体を好む櫻子さんが今まで見たことのないキャラクター性を持っていて、面白かった。
そんな櫻子さんの助手のような正太郎が櫻子さんのフォローもしているのが微笑ましかった。
きっと櫻子さんのことが好きなんだろうな。
だからこそ、「第壱骨 美しい人」では、正太郎の憧れの人が死んでしまって、その無念さが可哀想だった。
櫻子さんは変人で空気が読めないかもしれないけど、2人の関係性が良かった。
Posted by ブクログ
個性的なキャラで面白い。ミステリとしては並みといった感じ。
あらすじ(背表紙より)
北海道、旭川。平凡な高校生の僕は、レトロなお屋敷に住む美人なお嬢様、櫻子さんと知り合いだ。けれど彼女には、理解出来ない嗜好がある。なんと彼女は「三度の飯より骨が好き」。骨を組み立てる標本士である一方、彼女は殺人事件の謎を解く、検死官の役をもこなす。そこに「死」がある限り、謎を解かずにいられない。そして僕は、今日も彼女に振り回されて…。エンタメ界期待の新人が放つ、最強キャラ×ライトミステリ。
Posted by ブクログ
既視感のあるキャラ、最近こういうの多いですね
高校生が助手というのも違和感あり
その割に、推理のほうは奇をてらうことなくまともです
しかし、標本士という設定はいまいち生きていません
校閲しているのか?というミスも目につきます
死を感情的に捉える高校生に対し、生き物には避けられない事象の一つとしか見ていない櫻子さんという対比とも読めますが、ん~・・・
以後の展開に期待させる記述も見られますが、続編を読みたいかと言われると微妙なところ
暇があれば手に取るかも?