あらすじ
正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。宿敵・花房の仕業かと怒りを感じる正太郎だが、花房から驚きの依頼が届き……。正太郎に迫る危険、そのとき櫻子さんは……。
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館脇の家に送られてきた差出人不明の封筒。中身は愛犬ウルフの無惨な写真。花房の仕業だと疑うが、とうの本人からある娘を救ってほしいとメールが届く…。
まさかの花房との急接近に少し驚きました。また、館脇が探す娘は、集団自殺をしようとしている人達の中にいると花房から告げられます。一人一人の死にたい理由も細かく書かれていて、納得するものもあれば、そんなことで?と思うものもありました。しかし、感じ方や心の持ち方など人それぞれなのだから、しょうがないのかもしれないです。
最後に内海さんの話も少しありましたが、ほっとする内容ではありませんでした(笑)少し涙が出てきました。
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今回の短編面白かったーラストのゾクゾク感がなかなかよかったです!
この作者は長編より短編向きかもなぁ。。。。
ところどころ内容が分かりづらいこともあったりだし、一冊一冊が短いのに繋がってて、前の内容すぐ忘れる。
三倍くらいの厚さにしてもいいから一冊にまとめて読ませてほしいところです。
そして、最近旭川のおススメ名物が出ないのもちょっと残念。読んでから探して食べに行くのも楽しいのに、、、
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文庫書き下ろしで、シリーズ9巻目、中編2作。
第1話 狼の時間
Phantomにそそのかされ、自殺志願サイトでその日旭川で決行しようと集まる集団に正太郎は紛れ込み、Phantomに指示されて「誰か」を救おうとする。
向かったのは磯崎先生のかつての教え子仲良し3人組のうちの一人が花房絡みで死に、他の遺体も発見されたあの廃屋。
ちょっと設定に無理がある感じだが。
正太郎は櫻子さんのビンタを食らって当然。
第2話 午前4時のノック
内海巡査のモノローグで始まり、事故物件のアパートの部屋で、明け方ノックの音が聞こえるという怪談風の展開になるのだが、最後は内海巡査が感動して大泣きする結末。
それにしても櫻子さんの胸に顔を埋めたのは殴りたくなるぞ。
サイクリングしてる正太郎にお汁粉の缶を渡す櫻子さんが好きだ。笑
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第壱骨「狼の時間」は、正太郎君の誠実さが危うさとなりシリーズ内で一番緊迫感のあった内容だと思います。花房の『狼のように抜け目なく賢くあれ』という言葉が印象的でした。
ただ他の方もレビューにて書かれておりましたが、花房が救えと指示した人は誰であったのかがわからず、また重要なところで連絡が途切れるのもまた疑問が残りました。
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冒頭えぐいんだよなぁ。前に出てきた正太郎の愛犬(うまくは行かなかったけど)ウルフの遺体の写真が送られてくるという猟奇的加減。
こういう部分はやっぱドキリとするし、目をそむけたくなる。
後半内海さんのぼんやりしたのが出てきて力が抜けるのでバランスがとれているのかもしれないけど。
途中内海が調子乗り過ぎてる感があったので、頭はたきたくなりましたけど(笑)
正太郎君は癒しみたいに感じているみたいですが、私は内海みたいなタイプは実際にいたらイラっとしそう。磯崎はよく我慢しているなって思う。
今回終わりがなんか今までと違って、本当に終わりっぽかったので、あれって思いました。
花房の件もあるし、まだ続きますよね?
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正太郎くんがついにPhantomと直接コンタクト!そしてその指示に従って自殺サークルに同行するはめに。今回は久しぶりに面白かった。また、オマケの短編「午前四時のノック」も内海巡査が中心のサイドストーリーで面白かった。
前巻で登場した、中二病をこじらせたオカルト大好きで超恐がりなゴスロリ少女阿世知蘭香は、今回人物紹介ページにその姿が載っただけに終わるかと思っていたら…。本シリーズ中で最も好きなキャラ蘭香が次巻以降もっと活躍してくれることを心より期待する。
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感想
正太郎はコナン君ばりに死に取り憑かれてるなぁ。自分だったら落ち込んで対応できなそう。
あらすじ
花房からある日、正太郎にウルフの骨の一部が送られてきた。花房もウルフを救えなかったという。
正太郎は花房からある少女を救うように言われる。櫻子が駆けつけて全員助かることとなった。
内海巡査の引越しと心霊現象のような音の原因について。
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まさかのPhantomからの直電
まぁ変声機は使ってるけどね
誰を助けなきゃいけないのか、誰が殺人犯なのか分からない中皆んなで自殺に向かうなんて
正太郎は引かれやすい性格なのもあるのかなぁ
巻き込まれるのか、周りに思考が引かれるのか
Phantomに助けろって言われた彼女の事も分からないし、勝負に勝ったのかどうなのかもはっきりとは分からない
まだまだPhantomに揺さぶられるんだろうなぁ
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今回のメインの話は、櫻子がほぼ出ないし、色々それは早々にバレるだろうという点もあり頂けなかった。が、短編の内海の話は面白くて、さらに内海はトイレットペーパーは高いのを使うという設定で満足した(内海のモデルは大泉洋ちゃん)。
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このシリーズを読むのは約2年ぶりだったけれど、今回は櫻子さんの活躍の場が少なくて残念。ミステリで探偵の能力が高ければ高いほど、登場とともに事件が解決してしまうので登場が遅くなる法則と似ているのかも。鴻上さんや阿世知さんの活躍ももっと見たい。
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花房から依頼され、単身自殺志願者たちに加わる舘脇が危なっかしい。前巻では櫻子が叱られる原因の行動が自然で違和感なく胸に迫ったけれど、今巻の簡単に乗せられる舘脇は若干情けない…。青少年に対して櫻子らしく大人らしい櫻子が格好良くてすき。内海巡査と事故物件の怪は彼の櫻子の胸へのダイブが新しいノリだった。
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今回も花房の正体はまったくわからず、正太郎が振り回されただけ・・・。自殺サイトまたは似たようなものは定期的に事件で取り上げられますね。犯罪の温床にもなるし、一歩を踏みとどまれないのかな。「午前四時〜」は賃貸住宅での死の一つの現実ですよね。亡くなりたくて亡くなったわけじゃないのに、でも大家さんの経済的な損失も大変だし・・・。ミステリーとして、時事問題として考えさせられる本です。
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メインとなっている1話目の「狼の時間」はどうも好きな話じゃないなあ・・・
2話目のサブストーリ的な「午前4時のノック」はいい話。
結局何度も何度も殺人事件に巻き込まれるのは設定と分かってても不自然なんだよなあ・・・
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phantomに翻弄される正太郎。なぜそうなる、と思いつつも彼が思った遺書の最後、櫻子さんへの思いは何て綴られる予定だったのか、と思うと若さ故の情熱と暴走と過信なのかな、と思います。櫻子さんも保護者的な視点から少し変わってあげられるといいのに・・・まぁ無理なのかな。花房の正体が少しは分かるかと思った中盤まで。結果として何も分からないままに終わってしまいました。何しか自殺願望の人達の理由は若干弱い気もしました。内海さんの引越し騒ぎはちょっと救われる温かさ。霊的現象なのかもしれませんが悪い霊ではなさそうです。
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シリーズ第9巻目
★ネタバレ大ありです★
今回は中編の「狼の時間」と短編の「午前四時のノック」の2作品。
第弐骨の「午前四時のノック」はお巡りさんの内海さんが主人公のお話でした。怪奇現象かと思いきや実は心温まる内容でした。
第壱骨の「狼の時間」は読んでみて、疑問点がいっぱい残りました。
・Phantom=花房が救えといった娘とはいったい誰だったのか?
・Phantomは実は正太郎を他の自殺者とともに自死させるつもりだったのか?(Phantomの真意がわかりません)
・青葉さんは怪しいの?
他の読者の皆さんはどのように思っておられるのかが気になります。
Posted by ブクログ
シリーズも長くなってきました。
花房の正体がわからないまま、手の上で上手く転がされている状態が続いています。
うーん、何だかすっきりしない感じが今回はあって、複雑です。