あらすじ
骨が大好きなお嬢様、櫻子さんが、僕、正太郎の高校の文化祭にやってきた! けれど理科室でなんと人間の骨をみつけて……。ほか、呪われた犬との遭遇などバラエティ豊かに贈る第三弾!
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GWを挟んでしまってやっと読み終えた( ・∇・)
いつもは家に1人だけど、GWとか休みの日は旦那様がいるから読書時間限られちゃうんだよね( ´∀`)
そしてシリーズ3冊目もいい話やったな(≧∇≦)
最初はオカルト的要素だったけど、家族を思っての行動、、、
やっぱり家族の偉大さってあるよねΣ(39;◉⌓◉’)
2作目はおばあちゃーーーーん!
ってなっちゃった(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
悲しい思い出より楽しい思い出で残って欲しいって気持ちはわかる( ;∀;)
苦しい姿なんか見せたくないよね、、、
おばあちゃんの優しさが目に浮かぶ(/ _ ; )
最後は正太郎、、、
成長したんだなって思ってしまった\(//∇//)\
推理力が上がったんだなΣ('◉⌓◉’)
櫻子さんの方が圧倒的に頭は良いけど、お手本になる人が身近にいると影響されやすいのかな( ゚д゚)
周りに誰か頭いい人いてくれたらいいのにな(´・ω・`)
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正太郎くん真面目すぎ、と思うけど、だから櫻子さんと釣り合うのかな、とか。あとがきがなく、どんどん増えていく参考文献にただただ作者様の知識の深さを見るばかりです。珍しくウェットな櫻子さんもいいなぁ。と言うか、ばあやさんがステキすぎ。
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二巻に引きつづき、櫻子さんの人間的側面が、もう少しはっきり見られました。櫻子さんの相棒である館脇正太郎は、櫻子さんを血も涙もない、骨にしか興味のない人間だと思っているようですが(少なくともそう描写されていると思えますが)、それは正太郎の思い込みだと分かります。櫻子さんに感謝される出来事があって、正太郎は櫻子さんへの認識を改めかけるのですが、そのすぐあとに骨にしか興味がない、と落胆します。きっと理由があるのだと、読みながら思いましたが、明かされた理由には涙が出ました。
櫻子さんにとって正太郎は大切な、近しい存在になっていると感じました。二人の関係がこれからも変わらずにいてくれることを、願わずにはいられません。
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巻を追うごとに興味深くなってきた。自分がこの世界になれてきたこともあるのだろうけれど、著者の筆力もあがってきているのを感じる。
ラストちょっとミステリアスに終わってる。そんな予感はしてたけど。。。
次巻以降益々楽しみ(^^)
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「託された骨」この作品を知るきっかけになった北鎮記念館が出たことに驚き、実家の飼い犬が亡くなったときのことを思い出したりとか…、とてもいい話だった。
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少し暗くて陰気だけれど北海道・旭川の自然と風土に触れられて人骨と人生の勉強になるスケルトン探偵ミステリの3冊目です。今回は3つの話で櫻子さん、ばあやさん、正太郎の推理がそれぞれに味わえるヴァラエティ豊かな趣向になっていますね。著者が最も力を注ぐ第3話では櫻子さんの何故か素っ気無く冷たい性格の理由が明らかになりますが、若い正太郎が頑張って不吉なジンクスを跳ね返して欲しいですね。正太郎は骨学と人生の師匠・櫻子さんの厳しいご指導のお陰で愚かなと言われながらも経験を積んで確実な成長が感じられるのが頼もしいですね。
キャラクター紹介のイラスト頁が充実して来て嬉しいですが、ばあやさんと初登場の登場犬物ふわふわのサモエド犬のヘクターも描いて欲しかったですね。処で櫻子さんと許婚者の在原さんは本当に結婚するのでしょうか?『呪われた男』短命の家系に生まれ迫り来る死の恐怖に怯える男の謎を解き必死で人命を救う櫻子さんの活躍。『お祖母ちゃんのプリン』数年前に癌で亡くなった祖母の真実の心情を告げられ激しく悔やむ正太郎。『託された骨』高校の文化祭に来た櫻子さんが理科準備室で人骨を発見して大騒ぎに。正太郎の名推理に櫻子さんも脱帽でしたね。
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キャラミスと侮るなかれ結構ずっしりしてる。
正太郎のおばあちゃんの件でちょっと泣いてしまった。
舞台が北海道と言うのも親近感が持てて。
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櫻子さんシリーズ3作目。短編集。
▼呪われた男
大切な人のために命をかける男と、大切な人の命を守りたいと願う女の物語。
短命の家系、呪われた犬、そして呪われた絵。
それらをつなぎあわせて、櫻子さんはオカルトなどではなく現実の問題として謎を解明していく。
けれど、謎解きのもう一歩先には、隠されていたもうひとつの謎が待ち受けていた。
この世でもっとも難しい謎とは、人の心のありようなのかもしれない。
▼お祖母ちゃんのプリン
亡き祖母と僕こと正太郎の優しくも切ないあたたかな思い出。
入院した祖母を見舞うたびに持って行った祖母がリクエストしていた大好きなプリン。
とろけるような味わいのプリンは、そのまま優しい笑顔の祖母の思い出に結びついている。
切なく、けれど愛に満ちた謎は、僕にとっては辛いものだっただろう。
大切に思うからこその嘘。
僕の中にはこの先も、きっとかけがえのない大切な思い出として残っていくのだと思う。
そして、櫻子さんがばあやにかけた「私には、正直に言うんだ」という言葉。
大切に思うからこそ、大切に思われていると知っているからこそ、不安がわいてくる。
矜持という言葉は、きっとばあやのような人のためにあるのだろうと妙な納得をしてしまった。
▼託された骨
旭川を舞台にした櫻子さんシリーズだけれど、北鎮記念館や春光台などご当地ならではの場所も登場している。
櫻子さんが標本士への一歩を踏み出したエピソードが語られている。
ごく普通の感覚しか持ち合わせていない僕には、櫻子さんの考え方がときに理解の範疇を超えてしまう。
ざらりと内面をなでられるような苛立ちに見舞われる僕。
櫻子さんには櫻子さんなりの思いもあるのだけれど、きちんと口に出してくれなければわからないことだってある。
ラストで櫻子さんが僕に出禁を告げる場面で、ようやく本心を知ることができる。
櫻子さんにとって佐々木先生が特別な人であるように、僕もまた違う意味で櫻子さんにとっては特別な存在になっているのが伝わってくる。
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短い話ですが 珍しく ばあやさんが 探偵役をした 「お祖母ちゃんのプリン」は ほろりとさせるいい話でした しかしここでも お祖母ちゃんが 正太郎に 隠し通した 病気の辛さについて 全部裏がわかってしまうのは 幸せなのか・・・ 一生 分からないのも いいかもしれない とも 思った 第三巻です
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文庫書き下ろしのシリーズ第3作
例によって、異常に骨を愛する旧家の美しいお嬢様九条櫻子が、正太郎少年を伴って解剖学の知識で鮮やかに事件を解く物語
第1話「呪われた男」は自分の家系が短命で呪われていて自分ももう死ぬと思い込んでいる男の話。古い時代の絵の具にヒ素が含まれていたことで解決したかに見えたが。。。
第2話「お祖母ちゃんのプリン」は正太郎が小学生の時に亡くなった祖母の見舞いに遠回りしてプリンを買いに行かされていた謎をばあやさんが解く。
第3話「託された骨」は正太郎の高校の理科室から人骨が見つかり、かつていた骨格標本を作っていた教員と姉の秘密、さらに櫻子さんとのつながりもわかる。
3話ともアニメ化。
第3話の「託された骨」が出色で、結ばれることなく愛し通した女の骨を身近に置いた男、密かに死産し埋められた嬰児の骨の行方を案じていた女、毒殺された愛猫の骨を慈しむかつての女子高校生、のつながるそれぞれの深い思い。十分長編小説にできる。
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短かったけど、お祖母ちゃんのプリンが泣けました。呪われていると主張したかった藤岡の理由が身勝手で悲しくなります。それじゃ奥さんもお子さんも救われない。救われないどころか生きてるだけで地獄になっちゃう。櫻子さんに気付くきっかけを与えた正太郎くんのお手柄でした。最後の章では櫻子さんの今までに無かった感情が書かれていて新鮮♪正太郎くんと関わることで彼女も少しずつ何かに気付き目覚めていくのかもしれない。骨好きの残念美人…のキャラも好きだけど。ラストは驚きの仕掛け?次への伏線??正太郎くん頑張れ!
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「呪われた男」はアニメを先に観てしまっていたので、話の筋はわかっていたのですが、それでも文字で読むとまた楽しめました。
収録作のどれも面白かったですが、本作の中では「お祖母ちゃんのプリン」が優しい気持ちになれて一番のお気に入りです。珍しく、九条家のばあやさんが謎を解決してくれます。
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シリーズ第3弾。このシリーズは、ライトなのに哀しい話が多いのはなぜだろう。
タイトル通り、登場人物のつく嘘が物語のキーになるけれど、どれも誰かを想ってつく嘘ばかり。嘘も方便とは使い古された言い回しだけど、館脇少年のお祖母ちゃんの優しい嘘に、哀しくも心がじんわり暖かくなる。
今作では、櫻子さんの少し弱い部分も描かれ、謎の多い彼女の素顔の一端が垣間見える。次作以降どう展開するのか楽しみ。
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旭川を舞台にしたライトミステリの第三巻。
一巻、二巻ではまだ文章や構成に拙いところが見られたが、ストーリーや文章のレベルが確実に上がっている。
ストーリー自体を楽しむのはもちろん、作者のレベル向上や、旭川ネタも楽しめる。
第三巻では、犬のへクターが初登場。
旭川ネタとしては、旭岡、神楽岡、近文、春光台、末広などの地名が登場。
旭川のソウルフード、バナナ焼きも登場。
そして、旭川に遊郭があったという歴史や、旭山動物園の骨格標本など、専門的な内容もよく調べられていておもしろい。
骨と旭川という基本のネタに加えて、ストーリーや登場人物も魅力的になれば、この作品はますます面白くなっていくだろう。
これからも楽しみな作品。
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このシリーズは、なんでこんなにも悲しく重い事件ばかりなのだろう。3作目にして、櫻子さんの過去が少しわかったけれど、この人とばあやのことのことは本当にわからないままだなと思う。あと、櫻子さんの婚約者も。ずっと疑問が...このお話は全体が少年の回想なのかな?と。今回のエピローグは特に気になり、次巻が待ち遠しい。
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連作短編集。
今回も珠玉のお話がたっぷりでした。
感動の度合いでいくと前作の方が高かったと思いますが、今回のおばあちゃんのプリンのお話はあの短さでこれだけの感動を持ってこれるものなのかと驚くばかりの内容でした。これに限っては☆5をつけたい。
あと、最後のお話は櫻子さんの新しい一面を垣間見れたストーリーでした。
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感想
3作目の終わりにして櫻子がツンデレの理由と正太郎に心を開きかけていることが判明!ロマンスありなの?
あらすじ
飼うと飼い主が死ぬという犬、呪いの絵からその人が自殺しようとしていたことを見抜く話。
正太郎と亡くなった祖母の思い出のプリンと真実の謎解き。
櫻子と正太郎の文化祭に行き、理科室の標本整理をしているうちに人骨を見つけ、元の生物の教師とその姉、使用人を巡る話。
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櫻子さんの過去がちょっと見えた
OGだったんだね
しかも解剖、標示の仕方も教えてもらったんだね
今回は櫻子さんにとってはちょっと苦しい過去のひとつだったのかもしれない
だった尊敬できる先生の1人の過去が見えたから
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回を重ねるごとに切なくなっていっている気がします。
2章では思わず泣きそうになりました。
櫻子さんの世話役でもあるし、ばあやさんは絶対只者ではないですよね(笑)
櫻子さんに対する正太郎くんの気持ちは、なんとなくわかる気もします。
恋愛や友情とはまた違った意味で、対等な立場で認めてほしいとか…でしょうか。
上手く言えないですが、すごく焦れったい気持ちなんですよね。
突然櫻子さんが正太郎くんを突き放したりと、伏線らしきものがありましたね。
今後が気になります!
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呪いの犬と絵、舘脇の亡き祖母とプリンの思い出、高校の文化祭からの資料室整理で人骨を発見の三本。ヘクターの人語訳描写に和む。近付きすぎると死んでしまうかもしれないと唐突に離れようとする櫻子が意外。かぶり付いて離れなそうな舘脇に安心した。二人のコンビがすきな分、まだ存在感のない婚約者にお邪魔感が…。
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櫻子さんシリーズを3作目まで読んできて、やっぱり、気になる。
しつこいようだが、正太郎クンのキャラだ。
繊細で傷つきやすく、やさしい性格だとは思うのだが、どうも、「ん?」と思わされる。
例えば、この作品の「託された骨」でも、櫻子さんの「飼い猫の死後、解剖して標本にした」という過去の話に、「かわいがっていた猫を標本にできるなんて」と涙を流したり、記念館に展示されている銃や刀が、血を浴びているかもと思っただけでいたたまれなくなったりと。
もう少し、大人の男に成長し、櫻子さんを精神的に支えられる存在になってほしいと、余計なお節介をつい。
ま、コンビ的に、櫻子さんが「硬」なら正太郎クンが「柔」ということでバランスは取れ、面白味を引き出しているのだろう。
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この本に出てくるお店が本当にあるお店なのかとてつもなくきになる。ヒロインの櫻子さんが甘党でよく旨そうなケーキやらプリンが出てくるんだけど、本当にあるなら是非今回出てきたダンディライオンのカボチャモンブランを食べたい。
義理の実家が旭川でよくいくから、もしあるなら是が非でも食べたい。
本当に食べたい。
ドラマ化されてるようで、かなり映像化しやすい内容だからきっと雰囲気裏切らないだろうなーと、観てもいないけど思う私でした。
今回もトリックはなかなかだったけども、アニメのような非現実感のともなう内容でした。
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3冊目~内海巡査の頼みで呪われていて死にそうだというデイトレーダーの黒基調の家に行くと,呪いが籠もっていると言われるソモエドは人懐こい。代々伝わっている古い絵に使われている絵の具に砒素が含まれていて,心臓に遺伝的な欠陥があると判断するが,薪割りの斧で大怪我をする。事故を装った自殺騒ぎを櫻子は収める。死んだ祖母が好きだったプリンは,苦しんでいる入院中の自分の姿を孫に見せたくなくて,鎮痛剤が効くまでの時間を稼ぐものだった。櫻子が文化祭に来たのは,ここが自分の母校で,理科の佐々木教諭と関係があるからだったが,教諭は女性の人骨を資料室に保管していた。猫の標本となる骨が消えていたが…~男主人公はペットだ!と判断したら,犬ソモエドが加わった。突き放されても少年は食らい付く
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『骨』に対して強い執着を持つ20代半ばの標本士・九条櫻子と旭川市在住の高校生・舘脇正太郎が人の死に絡む事件の謎を解明していく短編集。
前作に比べ謎のスケールは小さめですが、九条櫻子と舘脇正太郎の人物描写が深まり、より味わいのある一冊になっています。
ベストは【お祖母ちゃんのプリン】。謎自体はささやかなものですが、正太郎とお祖母ちゃんの想いが伝わってきて泣けます。
【呪われた男】の真相は、やけに回りくどくて他に方法はないのかという思いがありますが、様々な薀蓄がストーリーに有機的に結びついていて良い出来だと思います。
【託された骨】は、骨を通じて人の過去を浮き彫りにするというシリーズならではの一編。これまでにない構成と意外な展開、櫻子の過去や標本士になるきっかけとなった出来事が描かれていますし、ほんのり切ない読後感も良いです。完成度は本書の中では一番だと思います。
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呪われた犬と絵、正太郎とお祖母さんのぷりんの思い出、理科室の骨の話の3本。正太郎君成長しましたね。今までは櫻子さんに振り回されている印象でしたが、今回は最後で櫻子さんと対等に対峙できるようになって。お祖母さんとぷりんの話は思わず涙が・・・。ヘクターかわいい。ばあやさんの「ヘー太」て呼び方もグッド(笑)
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シリーズ3作目にして、この特異な設定がようやくしっくりくるようになってきたと感じる。
今までの2作が標本士九条櫻子の特異性を説明する作品であったのに対して、今回はその特異性がふんだんに活かされており、まさに”骨太な”作品になっていると感じる。
舞台となっている旭川の特徴も活用されていて、ご当地キャラミスとして定着するのではないだろうか。
また、主人公の生い立ちが見え隠れし始めて新たな展開が期待される。
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磯崎先生が私の心をかっさらっていってくださったわけですが、イラストが某バスケ漫画のダジャレ先輩にしか見えなくてつらいです。どっちも好きですけどね!!
新キャラもいいけど直江さんまだですか(真顔)。
ずっと大河観てたせいか徳富蘆花の登場?にテンションダダ上がりだったんだけど、読んだことないのでそのうち読みたいと思います。
あれが最後の話だったせいか櫻子さんのメンタル的な弱さがやたらと印象に残ってしまった感が否めないのだけど確かに静かなお屋敷ではなくなってしまったし、もう以前の生活には戻れないから櫻子さんの成長に期待ですね。
普通だったら正太郎くんとくっつくのだろうけど婚約者の直江さんがいるし...まさかの三角関係とかあるんですかね...??
自分が犬が苦手なせいか静かなお屋敷のままであって欲しかった気もするけど櫻子さんが幸せに暮らせるならそれでもいいかな、とか。
北海道行ったことないし地理もよくわかってないからあれだけど、正太郎くんがやたらアクティブに見えるというか。高校生ってそんなもんですか。私が外に出るの嫌いすぎてるだけかもしれないけど。
取り敢えず直江さんの出番を全力でお待ちしてます。