あらすじ
シリアルキラー・花房の影に怯えつつも、櫻子と過ごす時間を幸せに思う正太郎。厳寒の二月、正太郎は櫻子の親戚、薔子に頼まれて、とある別荘の掃除に行く事に。櫻子も一緒に、冬の雪山を楽しむが……。
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櫻子さんや正太郎だけでなく、ほかのキャラクターの心も覗ける回。はじめは好きではなかった人も櫻子さんと正太郎と関わるだけで好きになる。あとおまけのSSが最高すぎた。
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館脇君に対する突然の嫌がらせ。頭をよぎるのは、花房の不穏な影。そんな中、パンに仕込まれていたカッターの刃で手を縫うほどの怪我をしてしまう。事件が落ち着いて後、別荘の遺品の整理で櫻子さんに呼ばれるが…。
人を信じる事の大切さと同時に、人を疑う事の大切さを考えさせられた。
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タイトル通り、指先・指に関する話が多かったな。面白かった。第壱骨はどうなるのかヒヤヒヤしたけど、一応解決して良かったなと思った。花房が出てきたらどうしようとか(どうしようもないけど)思った。次作も楽しみ
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熊の手に隠す必要が若干腑に落ちなかったけど、安定で面白かった。
櫻子さんの怪人ぶりがより露見してきて開き直ってきて良い感じ。
正太郎も吹っ切れた感あって。
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またまた偶然ながら、女性が男性にハンドクリームを塗ってあげる理由をネットで読んだばかりだったので、鴻上さんの行動をピュアに見れずに残念。櫻子さんと正太郎の関係もだんだんはっきりしてきて、この先どこに行き着くのだろう。
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一作目、正太郎くんの受難。でも親友じゃなくて良かったね。疑いたくない人を疑うのって本当に疲れるから。そんな先生いるんだなぁ、と嫌な気分。鴻上さんは私は好きなキャラじゃないので、何とも。そして男ってのは全くもう、お見合いだろうが何だろうが、筋通そうよ、と思います。結末はとても悲しい。そして相変わらず櫻子さんの真実を知りたい思いは、時として周りを傷つける。でもそれをどうとも思わないのが櫻子さん。正太郎くん、身代わりじゃなくて良かったね。この2人はくっ付かない運命なんだろうか。少しじれったいです。
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美味しいもの食べたり、ヘクターラブラブしてたり、櫻子さんになでなでしてもらってる正太郎はほっこりするんだけどな。。
新たなわんこも可愛いですし。
今回わかんなくなったのだけど、鴻上は正太郎が好きなんじゃないのか?
あきらかにバレンタインデーの回は好きなんだろうと思ったんだけど。
しかしメンタル系の人が周りにいすぎて怖い。あと死体もね。まあコナン君に比べたらましかもしれないけども・・・旭川怖いw
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今回は短編3本の形となり、私は読みやすかったかなと思う。もしかしたら花房なのかもしれないという疑心が生まれてしまいそうになるのをこらえながらも、自分自身を信じようとする正太郎は、少しずつ強くなっているように思える。
今回はばあやこと沢さんの登場が少なく、ごちそうもあまり出ては来なかったかな。
いよいよ花房との対決があるのだろうか...。人気が出たことで、間延びしている気もするけれど、次作に期待。
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このシリーズを読み進めているうちに、死体、骨、標本化にそれほど嫌悪感を抱かなくなってしまった。慣れとは恐ろしい。
今回は、花房が直接登場しないので、いつもの空気感に戻った気がして読みやすかった。もしかして花房は登場していた?
このシリーズは一冊のページ数は少ないものの、テンポよく上梓されるので、好感が持てる。続編も期待したい。
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感想
骨に絡めてここまで話がよく広げられるなぁ。
あらすじ
鴻上と仲良くしていた正太郎に学校で嫌がらせが始まる。最初は鴻上のことが好きな今居の仕業かと思っていた。櫻子に相談して犯人が瀬戸谷先生であることが分かる。
鴻上が祭りで発見した遺書と指輪について。
薔子の従兄弟の耕治の父親が亡くなり、別荘を掃除に行き、暖炉から熊の手の骨に混じって人の骨が見つかる。それは耕治の父親のもので愛人が切り取ったものだった。
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まさか旭岳迄行って死蝋化した死体?を見つけるとは
確かに東藤家は複雑なので受け入れる事も内緒にしたい事も色々あるだろう
でもまさか帰り際に気になってるけど自分では聞けない惣太郎と正太郎の話しが出るとは
でも櫻子はちゃんと惣太郎が骨となっていないことを理解してる
まして惣太郎の骨が1番美しいと表したのだから櫻子らしい
正太郎もこの話しを聞いてまた少し前に進めるだろう
ただしょうこさんが言った通り、2人が揃ったらまた人の骨と繋がりができるんだろうな
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段々とエスカレートする舘脇への嫌がらせがカミソリ等読んでいるだけで痛いバレンタイン、冬まつりでダイヤの指輪と遺書を拾う鴻上目線の話、停電した雪の別荘の暖炉で薔子たちと手の骨を見つける話。櫻子の人と違う所がありのままにくっきりしていて感慨深い。購買の惣菜パン等が美味しそうでいつも然り気無く楽しい。
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連載ものだから一冊づつかかなり薄くて読みやすい。
ささーっと読んでしまえます。
その代わり深く入り込むこともなく、次々と読めればいいのですが、間が空くと登場人物など忘れがち。
内容も毎回事件が起きていて、ちょこちょこリンクしてるらしいんですが、サラサラ読み進められるため頭に残らず、へーって感じで終わってしまうのが残念。
最近旭川名物が紹介されなくなったんだけど、旭川名物ネタ切れか!?
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文庫書き下ろしのシリーズ第7作。中編3作。
第1話 Bloody Valentine's Day
正太郎が学校で、靴紐を切られたり昼食を隠されたりといった嫌がらせを受け、鴻上百合子と一緒のところを見られたかと、彼女に想いを寄せる親友の今居を疑ってしまうのだが、買ったパンに入っていたカミソリの刃で指を深く切って事件が明るみに出、櫻子さんが乗り出す。
こういう犯人は怖いな。
第2話 アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ
珍しく百合子のモノローグ。冬祭りの旭橋で黒ずくめの女性が持っていた封筒が風に飛ばされて百合子が拾うと、中には別れのメッセージとダイヤの指輪が入っていたため、百合子は女性が自殺すると思って必死で探すが、やって来た櫻子さんは違う見立てをする。
アニメでは夏祭りになっていた。
第3話 凍える嘘
薔子さんの従兄弟(東藤グループの経営者の一人)の父親が亡くなった旭岳のログハウスの後片付けを頼まれて、正太郎は薔子さん、櫻子さんらと出かけたが、吹雪で閉じ込められ、暖炉で熊の手と一緒に人間の指を見つけて複雑な事情が見えてくる。一緒にいた愛人の行方を捜すのだが。。。
結構怖い話かも。
短編 ハートの贈り物
バレンタインのプレゼントに正太郎は櫻子さんに石粉粘土で作った仙骨と尾骨のレプリカを贈る。仙骨はハート型で最後まで残る骨だから櫻子さんにふさわしいと。(おい、少年、君もかなり普通じゃないぞ。発想が完全に櫻子さんの影響下だ!)
櫻子さんは指の先端にある末節骨のレプリカを、正太郎に似ていると言って、お返しにくれた。
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正太郎君の身にはなぜこんなに色々起こるのか・・・、学校でまで危険な目に合うなんて。ストーカー先生なんて怖すぎ。櫻子さんの対応は厳しいようで、正太郎くんと百合子ちゃんを守るためには当然だと思う。で、百合子ちゃんは今井君と正太郎君のどちらが好きなのかしら。 今回はあんまりおもしろくなかったな。次巻に期待。
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シリーズ7作目。短編3作+おまけのショートストーリー。
前作でシリアルキラー・花房の影が2人の傍まで忍び寄ってきたので、いよいよ直接対決かと思ったら、進展なしでちょっと肩透かし。
それでも、花房の影におびえ疑心暗鬼になりながらも、自分と周りの人たちを信じようとする正太郎が、少しずつ成長しているようで微笑ましい。
そして、櫻子さんの口から語られた正太郎への想い。2人の独特な関係が、温かくもちょっと切ない。
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「アサヒ・ブリッジ・イレギュラーズ」はアニメで観ていたので内容はわかっていたけれども、アニメよりも描写が詳細なので面白かった。モーニングリング(mourning ring)という指輪があるとは知らなかったので大変ためになりました。
正太郎が助けた(金銭的には磯崎先生だが)犬の「ウルフ」、アラスカン・マラミュートという犬種も全く知らなくて気になるので調べました。なるほど~、”ウルフ”という名前をつけたのも頷けます。
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三冊まとめて読んだ二冊目。
読みやすさは相変わらず。
そろそろ話を畳みに行ってもいいんじゃないかなぁとは思う。
しかし高校生男子がここまで自分の感情に疎くなるものだろうか。