ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 宇垣美里フォトエッセイ「風をたべる 2」

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    宇垣さんの言葉や発想がとても好きで手に取った本。
    これまでの生い立ちやコロナ禍で向き合ったこと、人や物事とのやりとり、マインドなど話を聞いているような感覚で読めた。

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    2026年06月28日
  • 図解 論語─正直者がバカをみない生き方

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    一番印象に残ったのは、「努力は、やらなければならないからするものではなく、自分が磨かれていくことを楽しむためにするもの」という考え方でした。

    これまでの私は、努力を義務のように捉えていました。しかし、この考え方を知ってからは、「自分が成長していく過程を楽しめばいいんだ」と思えるようになり、努力に対する見方が大きく変わりました。

    もう一つ印象に残ったのは、「勉強は伝言ゲームの発展形」という言葉です。

    私はインプットに偏りがちですが、本当に理解している人は、人に分かりやすく伝えられます。だから今後は、「この内容を誰かに説明するとしたら、どう伝えるか」という視点を持ちながら学んでいきたいと思い

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    2026年06月28日
  • 竜馬がゆく(一)

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    司馬遼太郎の作品の中でも最高傑作。龍馬だけでなく、幕末に生きたキャラの濃い人々の熱い思いが伝わってくる。あくまでも小説なのだが、作者の実際の文献に基づいた深い分析から想像力をはたらかせることができる。

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    2026年06月28日
  • 家族間殺人

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    犯罪加害者家族に対しての相談業務や同行支援などのサポートを生業とされている筆者が、家族間殺人というそれぞれの事件の背景に何があったのかを丁寧に検証して紐解いてくれて様々な考察をしてくれて大変分かりやすかった。

    家族は血が繋がっていても法的に結ばれていても自分と同じ人間ではない。家族なのだからいつかは理解し合えると楽観視し過ぎることは事態の悪化を招く。改善が難しいと分かった段階で第三者に相談するなり、別居や離婚など物理的に離れる事は事件を未然に防ぐ上で大事な事なのだろうと思う。

    とは言え第4章の洗脳された家族の事件(実際の事件名の記載はなし)では外部から悪意を持って侵入した人間によって悲劇が

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    2026年06月28日
  • 厭魅の如き憑くもの

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    三津田さん初作品! ボロい民宿で一人旅しながら読んでいたのもあって、田舎の因習ホラーの雰囲気を存分に味わえた。 ただ刀城言耶がゆるキャラなので思っていたよりも怖くはなかったかも笑 民俗学ミステリーは大好きなのでハマりました。 このままシリーズ制覇したい!

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    2026年06月28日
  • 愛子さん

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    戦争もの。

    <穴の中の戦争>
    戦争が集団を狂気に至らしめる。犬の拠出。金物の拠出。国債の買い入れ。無謀な勇気。主に防空壕をめぐる話。最後、セミの姿にいのちの強靭さを象徴させている。

    <愛子さん>
    こちらは前作に比べると段違いにすごい作品。恨みや絶望がこれでもかと胸に迫る。結末も納得がいく。戦争もあるけど、国家もあるけど、なにこの理不尽さ。人生とはそういうものだけど、ガチャとか可愛い言葉では片付けられない現実。

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    2026年06月28日
  • 斜陽
    小説・文芸
    4.2
    (32)

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    文豪の読みにくい文章も、女性の告白帯だと何故か読みやすい。全ての登場人物の心情に絶妙に共感出来ない感じが面白かった。世界史で習った色んな哲学者や小説家の名前が出てきて、それらの本も読んでみたくなった。昭和20年代の日本に着いてもっと知りたい。正直、なにか大層な事を得られたかと言われるとまるでないけど良い読書体験だった。

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    2026年06月28日
  • 夜明けのすべて

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    色々考えさせられる本でした。
    PMSやパニック障害の心理描写が細かくて、ああ、こんな感じなのかなと感じました。
    少し重たい内容でしたが、みんなが温かく、前を向いていて、心温まる内容でした。

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    2026年06月28日
  • 偉人たちの酔っぱらい流儀

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    偉人たちの酒席にまつわるエピソード集。

    第一章では、酒量をうまくコントロールしていた田中角栄や、酒席の「無礼講」を利用して部下を処断した源頼朝など、酒との付き合い方に関する、やや教訓めいた話が中心となっている。
    一方、それ以降はかなり強烈なエピソードが続く。
    ・40人に飲み勝ち、喀血しても酒を止めなかった高橋是清
    ・師匠の妻に全裸で突撃する福沢諭吉
    ・酔うと真剣を振り回し、愚連隊に半殺しにされた三船敏郎
    など、現代なら大きな問題になりそうな逸話が次々と登場する。

    酒によって身を崩した人物の話もあれば、下戸でも巧みに立ち回ったエピソードもあり、読み物として面白いだけでなく、自分自身の酒との付

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    2026年06月28日
  • ψの悲劇 The Tragedy of ψ

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    ネタバレ

    p190.11行目を読んで「…えっ!?まさか。わたし(読者)の予想した前提が崩れるの、これ??」と鳥肌が立った…。これだから森ミスはやめられない!生涯愛する作家よ。歓喜。
    ・・・え、え、え、ちょっと待って!?!理解が追いつかない…。
    p190の件なんて吹き飛んだよ!!!なんてもん放り込んでくるんだ、森せんせ。p199.2行目。

    もうね、凄すぎる…小田和正状態よ。笑。
    この作品をひとことで表すなら・・"新"人類の誕生、ですね。まさにSF。森先生とこの作品に出会えて本当に良かった…。

    どこまで驚かせたら気が済むのかしら・・わたしのライフはもうゼロよ。笑。
    死体蹴りはやめてくれ、森せんせ。
    未読

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    2026年06月28日
  • 和菓子のアン

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    普段何気なく季節の和菓子を食べていたけど、読んでいくと、知識が増えていく感じで楽しかったです。
    さっそく読み終わって、「みなづき」を買いに行きました。夏を無事に乗り切れますように。
    シリーズものなので、次作も読みたい。

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    2026年06月28日
  • けんちくってたのしい! たてものとそざいのぼうけん

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    くまけんごさんから、みぢかなそざいをつかったけんちくのしごとをしょうかいしてもらえる絵本。小学校2年生のむすこが、「えー!」「すごい!」と、こえをあげておどろいていた。

    独創的な建物の見た目だけじゃなくて、建物に込めた隈研吾さんの想いや思考にふれることができるのがよかった。図工や工作が好きな子、旅が好きな子、そしてマイクラが好きな子にもすすめたいな。

    「どうして 竹で つくったの?」
    「ここで たくさんとれる竹を つかって 町と しぜんが 手をとりあうようにしたいと思ったんだ」

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    2026年06月28日
  • 謀る理兵衛

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    煌びやかな元禄が終わりに近づくころ、大坂の日本一の豪商丹生屋が幕府からの圧力がかかる。当主の理兵衛、仕える忍の者たち、理兵衛の廻りの者たちは、どう立ち回るのか。

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    2026年06月28日
  • 光のとこにいてね

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    二人の女性の切なくて美しいお話でとても良かったです。
    全然違う二人だからこそお互いが必要で、互いが互いのお守りだった、と二人ともが思っていたことが印象に残りました。
    作中で3回出てくる「光のとこにいてね」というセリフを見た時は、辛くて泣きそうになりながら読みました。
    解説にあった「夫たちの入り込む余地がない、男ではムリ」というような言葉の通り、他の人には入り込めない二人だけの世界がありました。
    友情とも恋愛感情とも明確に言い表すことができない、二人の深い関係をこんなに上手くリアルに描けるのが凄かったです。

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    2026年06月28日
  • 満月珈琲店の星詠み

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    疲弊した心を、優しくほぐしてくれるお話。
    夜空のキラキラしたした世界観と、幻想的でうっとりするようなスイーツたち。
    占星術には全く詳しくないけれど、猫たちによって導かれる登場人物たちを見て、私も自分のネイタルチャートを知りたくなりました。
    本当にこの作品の雰囲気が好みです。

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    2026年06月28日
  • 噛みあわない会話と、ある過去について

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    人間らしさをひしひしと感じました。
    わたしはどの人にもなれそうでどの人にもなれなそうで、もしかしたらもうどの人にかなってるのかもしれない。

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    2026年06月28日
  • 怪物の祈り

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    薬丸岳さんの作品は『友罪』に続いて二作品目。
    すごい本を読んでしまった というのがシンプルな感想。

    扱われているテーマは非常に重く、目を背けたくなるような描写も少なくありません。それでもページをめくる手が止まらず、一気に読み終えてしまいました。

    読んでいる間、何度も「もし自分が被害者家族だったら」と考えずにはいられませんでした。加害者や被害者という立場だけでは語れない、人間の弱さや苦しさが描かれていて、簡単に善悪を割り切れないことを痛感します。

    そして最後まで読み終えた今、一番心に残っているのは「赦しとは何なのだろう」という問いです。赦すことは忘れることでも、なかったことにすることでもな

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    2026年06月28日
  • 見えるか保己一

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    群書類従の塙保己一の一代記。ちょうど検校について大河ドラマ「べらぼう」で学んだところだったので、わかりやすかった。そして面白かった!!さすが第39回山本周五郎賞!
    最後、目あきでもわかる血の匂いがわからなかったのは、作者の意地悪か、保己一が目あき以上に鼻が効かなくなっていたのか。あと一回出た臓腑は筋弛緩剤使わないと腹腔内には戻らないです。とは言っておきたい。

    辰之助は飛蚊症のような状態からだんだん見えないところが増えて行った。母は嘆き悲しみ、隣村の医師のところに処方してもらいに通うが、一向に良くならずに悪くなっていく。

    目が見えなくなってから8年。辰之助は15歳になっていた。その間に母のき

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    2026年06月28日
  • 晴れの日の木馬たち

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    信じられないくらい泣いた。後半はティッシュ片手に読み進めた。

    マハさんの書く文章はいつだって私の理想で、柔らかくて美しい。
    本作の主人公すてらは、逆境も諸共せず夢を携えて歩き続ける、愛と情熱に満ちた素晴らしい女の子。
    すてらの人生に心を寄せながら、どうか幸せになって欲しいと願わずにはいられない。光に包まれて生きていてほしい。

    しかし影が伸びる第二次世界大戦の、その描写も二作目には予定されているとのインタビューを読んだ。
    すてらの夢の続きはぜひ読みたいが、幸せでいてほしいので、とても怖くもある。それでも目が離せない、追わずにはいられないんだろうな。

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    2026年06月28日
  • キマイラ(16) 呪殺変

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    やっと魔宮変の続きを読めた。呪殺変が再開して、昨年やっと終了したのを知っていたので、いつ発売されるか待っていた。最終巻の聖獣変が出版された後なので、続きがちゃんと出るか心配していた。あとがきによると、これからも作者が生きているかぎりは書いていくのだろう。次は煉獄変だ。
    今まで語られてきた過去の話が少しずつ繋がってきた。なんと、赤須子は現代まで生きているのか。雪蓮の一族、曹元深(能海寛)と一緒にいた真蓮の正体も驚きだった。今も生きているあの人物だったのかぁー。
    それぞれの対決がやはりおもしろい。大鳳とグリフィン、トゥントゥプとグリフィン、大鳳とアンドルッチャンと闘いは繰り広げられ、そこへ巫炎が空

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    2026年06月28日