小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
あんまり、人生論的なものは読まない。
こうしたほうがいい とか
こう考えたほうが幸せ とか
そういったことを言われたくないから。
それでもこの本を手にとったのは、なんとなく、同僚たちとの雑談の中で、「面白かった本」として話題になったから。
「ためになった」ではなく「面白かった」
ふむ・・・
驚くくらい、するすると読めた。
朝の通勤中に読んだのだけど、「仕事行きたくないなー」とか「行ったらこれやんなくちゃ」とか「眠い午後休とっちゃおうかな」とか、いろんなことをまとめられずに考えてる頭の中にも、するすると染み渡るように言葉が入ってくる。
言葉が、目を覚ます冷たい水ではなくて、
だいぶ冷め -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
コロナ禍で2年連続で中止となっていた葬祭ディレクターの試験がやっと行われることになり、合格を目指す美空は坂東会館最古参である水神からあるお願い事をされる。
試験と水神からの依頼、そして本業でも美空は旧知の人を見送ることになり ——— 。
【感想】
シリーズ第4弾にして、美空がやっと試験を受けられることになります。
コロナ禍で世界が変わった中で最も大きな影響を受けたのは葬儀の在り方かもしれません。
私自身にも最期にも葬儀にも立ち会えないまま、お別れするしかなかった親戚がいます。
そんなことを思いながら読んだせいか、これまでよりもいろいろなことを考えながら読みましたし、こ -
Posted by ブクログ
ネタバレ20年近く前に刊行された当時に購入し、幾度となくあった引っ越しや整理を乗り越えずっと本棚に残っている作品。
(これは蛇足だがこの文庫、刊行当時は619円、2026年現在は814円だそうだ)
数年に1度読み返すのだけど、時代を感じる描写もないので違和感なく読むことができる。
今回は続編のサブマリンを読みたいがために復習として読み返した。
この本は時系列が違うものの共通して登場する人物がいる連作の短編集で、適度に話が区切られているので細切れに読書をする人でも読みやすい。でも通して読んでも話がつながっているので面白い。
誰を中心とした視点での話の展開になるかは話毎に異なる。全編通して登場する、陣内 -
Posted by ブクログ
ネタバレNetflixでハマり、小説を読んだ。正直、Netflixで内容を大体把握したから小説を読む意味は無いかなと思っていたが、読んで本当に良かった。
Netflix版では一瞬で死んでしまう菊臣さんのことを小説では深く知ることができる。人柄が良いことを知れば知るほど無骨にあっさり負ける最後が無念すぎる。
響陣の活躍のシーンをたくさん見ることができるのも魅力だ。Netflix版でも登場シーンは多いが、やはり小説の方がたくさん登場する。救いたい女がいると言うシーンはNetflix版では無かった(シーズン2で出るかも)が、小説では結構序盤に知ることができて見え方が変わってくる。
とにかく読んだ方がい -
Posted by ブクログ
ネタバレ初めてSF小説を読んだが、未来技術が多く登場するため想像するのが難しかった。別世界を描いているように思えた。しかし読み進めるうちに、それらは決して遠い世界の話ではなく、現代の人々が抱える問題について深く考えさせられた。
「共生仮説」というテーマでは、人間性は他の惑星から来た存在が脳に共生し、働きかけた結果生まれ、7歳を境に幼少期の記憶を失うのは“彼ら”が脳を去るからだという発想には驚き、本当にそうなのかもしれないと思った。
また、「物性」というテーマも印象に残った。電子書籍やデジタルデータが普及しても紙の本を欲しがる人、コンサートのチケットを捨てずに取っておく人、そうした行動は物が持つ存在
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