ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 青のナースシューズ

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    大好きな作家さん。甘い言葉ではなく、きちんと頑張る、努力する人の強さを讃える言葉に励まされる。背筋が伸びる一冊。

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    2026年05月10日
  • ビブリア古書堂の事件手帖V ~扉子と謎めく夏~

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    栞子さんと大輔さんが完全不在のこの巻。栞子さん譲りの扉子の推理が冴え渡っている。題材もシャーロック・ホームズに写真集に中原中也の詩とさまざまで面白い。1つ1つの本に込められた誰かの《大切な想い》。その機微を汲み取るのは扉子はまだ苦手かな?もと思ったり。
    夏目漱石から始まったこのシリーズももう15年目…お馴染みの登場人物達が一緒に歳を重ねてきたと考えるとなんだか感慨深い。読み終えた後に自分の”大切な1冊”は何になるかな、と本棚を眺めてみたくなる作品。


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    2026年05月10日
  • 筒井康隆、九十歳のあとさき―老耄美食日記―

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    ■はじめに
    近ごろ、雑誌特集や新書で「日記」をテーマにしたものをよく見かける。何が火付け役なのか調べてみるも、これだ!という決定打は見当たらず、最近静かなブームとなっているZINE文化の影響説まで飛び出す始末。ともあれ、“日記界隈”がにわかに騒がしい。

    そんな中、本書の著者 筒井康隆は1975年から「公開日記」を続けている大ベテラン。年季の入り方が違う。しかも連載開始時、〈おれの公開日記では、他に類例のない料理の値段を書くこととする〉と高らかに宣言。

    以降2024年3月、神戸の自宅で転倒する前日まで、その日記は続く。はたして齢九十を超えた大作家は、いかなる晩餐を重ね、どんな日々を送っていた

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    2026年05月10日
  • 思い出せない思い出たちが僕らを家族にしてくれる

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    どの家庭にも多少なりとも「我が家の文化」があるはず!
    過去を思い出してあったかい気持ちになり、
    未来を想像して楽しみになる、そんな一冊でした!

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    2026年05月10日
  • もうしばらくは早歩き

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    ほーんとに!くどう れいんのトリコ!!もっと他のエッセイも読みたい!!
    いいじゃないか!早歩きだって!しばらくは!そうさ!
    と、思える
    佐渡旅行の話なんて最高是非オススメしたい

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    2026年05月10日
  • 火星の人〔新版〕 下

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    有人火星探査ミッションの事故により火星に一人取り残された宇宙飛行士と、彼を遠く地球から見守りサポートする人々の奮闘を描く、硬派サバイバルSF。
    食糧補給用の輸送機打ち上げが失敗し絶体絶命の場面から始まり、ミッション帰還中の宇宙船を地球スイングバイで再度火星に送る曲芸プランを提示し、現場の宇宙飛行士たちが見事に成し遂げる、と言う超王道展開に、不覚にもちょっと泣いてしまった。SFは「科学は忖度をしない。必ず物理法則通りの結果が起きる」という冷徹な理詰めのジャンルだが、この作品はその理詰めに人の情を目一杯詰め込み「人間は本来善性の生き物なのだぜ」と強く主張しているように思う

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    2026年05月10日
  • ランチのアッコちゃん

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    最終話が好きだった。
    わたしも商社で働く身としては、本来的にはまだ世に知られていない商材を発掘して広げていくことが宿命だという自覚につながった。
    どんな立場にあろうと、チャンスはある。
    それを掴めるかどうかは自分の粘り強さと少しのアイデアが鍵になると改めて感じる温かいストーリーだった。

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    2026年05月10日
  • あしたの名医4―それぞれの決断―(新潮文庫)

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    最新巻。豊かな自然と美味しいご飯、に引き込まれました。やはり、どなたかも危険物と投稿してありました通りで、またこれまでと違う危険にさらされました。そろそろ明日ではなくなるのか。

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    2026年05月10日
  • 楽園の楽園

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    伊坂幸太郎さん、デビュー25周年記念描き下ろし短編。短いながらも面白かった。

    AI「天軸」暴走の謎に迫る、3人の選ばれし者。
    あの古典のキャラクターや設定のオマージュがテンポ感を良くしている。

    ディストピア小説とも言えるが、「神話」とか「神託」寄りにも解釈できる。
    ヒトという生き物について、そして、この世界の理について考えさせられた。

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    2026年05月10日
  • 鹿の王 水底の橋

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    名作『鹿の王』の後日譚。
    ただし、ヴァンとユナはいっさい登場しない。『鹿の王』のもう一人の主人公のような立ち位置のホッサルの物語であり、わたしにとっては気になる存在だったミラルの物語だ。
    とにかくミラルがかっこいい。今回は、少し情けないホッサルとの対比も鮮やかで、ミラルの魅力が全面に出ている。むしろ、本作の主役はミラルと言ってもいいかもそれない。
    副題の「水底の橋」も秀逸。『鹿の王』は、そのいわれを作品中で語られ、作品の内容をストレートに表現していたけど、これと比べると「水底の橋」は少しわかりづらいかも?
    水底の橋とは、今でも高知辺りでよく見かける沈下橋のこと。大水に流されない頑丈な橋……では

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    2026年05月10日
  • 火星の人〔新版〕 上

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    ネタバレ

    有人火星探査ミッションの事故により火星に一人取り残された宇宙飛行士の苦闘を描く、硬派サバイバルSF。
    まず舞台設定からしてものすごくシビアで、次々起こるイベントもハードなのに、物語を進める主人公の独白がものすごく軽くて深刻さが8割減になっている。作者様の描く宇宙機の事故は非常に解像度が高く、宇宙開発の難しさがリアルに伝わる。ライトノベルの皮を被った硬派なSF作品であり、今年の話題作『プロジェクト・ヘイル・メアリー』に勝るとも劣らない名作だと思う。

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    2026年05月10日
  • 赤と青とエスキース

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    青山美智子さんは大好きな作家さんです。
    今回も楽しみに手に取りましたが、想像していた以上の満足感。
    映画を観ていたような気持ちにさせてもらいました。
    1枚の絵が物語の中心になって広がって、最後はストン、というよりドシーンと落ちてきた。
    『竜宮城』『玉手箱』という言葉のピースの意味が最後に解き明かされたようなスッキリ感も味わえます。

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    2026年05月10日
  • 汚れた手をそこで拭かない

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    なんなんだこれは…
    短編ミステリーで後味最悪。
    でも考えさせられ、とにかく刺さって…
    ただの「イヤミス」とは言えない作品だった。

    人はこういうところ、あるよね。

    そう思う部分が、自分と相手と両方の行動、発言で見つかる。
    それは、「それこそが人間」ということであり、リアルに「他人事」ではない事象だからか。

    解説まで秀逸していた。

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    2026年05月10日
  • 僕には鳥の言葉がわかる

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    子どももおとなも、幅広い年齢層のひとが読める本になっていた。
    鈴木俊貴先生の意思の表れなのだろう。
    さらさらと読めるのに興味深い事実がたくさん書き連ねられていて、ひといきに読んでしまった。

    この世界に対する興味や熱量と、それを知見に変えていく発想と、そしてそれらが世界に認められていく道行と……。
    言い方はよくないんだろうけど、こういうのを才能っていうのだろうなあ、と思った。なにもできない、しようとしない自分と対比して暗い気持ちになった。
    でも、明日から外を歩くときに、きっと鳥の声に聞き入ってしまうのだ。

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    2026年05月10日
  • あしたの名医―伊豆中周産期センター―(新潮文庫)

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    大変面白く感動的なお話。お仕事小説、成長物語であり、更に自然と食べ物の描写が楽しめる。
    ちゃんと食べなきゃしっかりした仕事はできない、は共感した。

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    2026年05月10日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    映画を見ずに小説を読みました。
    キャスト情報は事前に調べていたのでタゴサクが佐藤二郎さんなのは本当にピッタリだなぁと。
    倖田の伊藤沙莉さんもピッタリとハマり…
    類家は染谷さんの方がしっくりくるかな?と勝手にキャストイメージを変えながらも、面白く読み進められました!

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    2026年05月10日
  • 世界99 下

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    「可哀想」という言葉は、なんて身勝手で都合がよく厚かましい言葉だろう。その言葉を聞かされた他人は肯定しなければ、冷たい人間という烙印を押される。見る目を変えられる。
    それゆえ思っていなくても同意せざるをえない。なんて暴力的で脅迫じみているのだろうか。本作を読んで非常に嫌いな言葉になりつつある。そう思わされるのは、著者の筆力というほかない。「可哀想」は「娯楽」になる、と作中に出てくる。これは当事者というよりは、俯瞰した第三者から見た景色ではあるが、そんな見方もあるのだなと素直に感心した。普段何を考えていたらこんな物語を描けるのか、尊敬なのか畏怖なのか、自分でもよくわからない感情を抱かされる。

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    2026年05月10日
  • 悪女について

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    どこがって言われると難しいけど、めっちゃおもしろかった。どれがほんとの君子さん?登場人物それぞれが接した見てきた君子さん、誰が騙されていたの?みんな??みたいな。有吉佐和子作品に最近ハマってます。

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    2026年05月10日
  • 教誨師

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    ここ一年くらい読書をする中で、教誨師という役割の方がいらっしゃることを知り、ノンフィクションでもあることからこちらの小説を手に取りました。

    とりあえず読んで良かった。
    ノンフィクションだけに途中途中読むのに腰が重いってなった時はありますが、読むと没入します。
    教誨師である葛藤や、死刑囚とのやり取り、死刑実行の際のシーンなど色々印象深かったです。

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    2026年05月10日
  • 私たちの世代は

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    理由はわからないけど泣きそうになった。
    コロナ禍で私にも子どもたちにも少なからず影響があって、あれがなかったらどうなっていたんだろうと、良い意味でも悪い意味でも思っていたので、それを思い出した。
    子どもにもこの本を進めようと思う。

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    2026年05月10日