小説・文芸の高評価レビュー
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購入済み
青々とした強さを感じたいなら
星のように各学生たちは体格・興味関心・経験値等それぞれ違う1人1人であって、一緒くたにされるべきものではなく、個々人が自分の意思・気持ちのもとに物事を進めていきながら成長するのだということを訴えていると感じた作品。誰かから与えられた漠然とした命題に対して取り組むのではなく、知りたい・やってみたいという純粋な欲望のもとに突き進むことの強さを受け、思わずこんな学生生活送っていたかなと自分自身の学生生活を振り返っていました。毎日同じような日々を過ごしているなあとぼんやり感じている方に、「何か新しいことやってみようかな」と思わせてしまうような、学生たちからの刺激を感じてもらえると嬉しいです。
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Posted by ブクログ
正直、上下巻のあるミステリを読むことはあまり多くない。というのも,内容を覚えていられるかというのが理由として一番に挙げられる。
ただ、この作品に関しては、物語に厚みがありながらも、時系列であったり、さまざまな情報に関して混乱することなく読み進めることができた。ここにも、ミステリ作家の技量が表れているだろう。
事件が起こっている館の中の視点と、館の外の視点から描かれている作品であり,途中で広げすぎじゃないかと思うことも多々あった。しかし、その全てを事件の解決に向けて収束させていくストーリー展開は、他のミステリ作品とは一線を画し、これぞミステリの中のミステリだと言わしめるものであった。
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Posted by ブクログ
自閉症への理解が変わった。
自閉症の方は、感覚のある一部をとても過敏に、ある一部をとても鈍感にして世界を見ているのかな、と。
今までは勝手に距離を感じていたのだけれど、その距離が縮まったような気がした。
印象的だったのは以下
「わたしは明言されないやりとりは、まったくわからない。
だから友達になるまでの微妙なやり取りは、なにが起こっているのかわからない。あなたの態度が不愉快なので、やめてくださいと言ってくれる人はなかなかいない。あなたの態度が好きなので一緒にいましょうとも言わない。
友達関係だけではない。生活面でも海外ではこんなことをしてはいけないとガイドブックに書いてある。言葉の意 -
Posted by ブクログ
英国の教育システム、見習うべき点めっちゃ多い。
政治とかシティズンシップとかをきちんと学ぶことの意義、今はますます重要だと感じる。
息子さん、本当に聡明で素直で、真剣に子供らしい悩みを抱えているかと思えばときどき達観したような大人顔負けの真理をつく発言をしたり、読んでいてこっちの涙腺を刺激する場面が多々ある。
福岡のおじいちゃんとの関係性、とても素敵。
両親や友人、周りの人たちとの関わり合いのなかで“他人の靴を履く”経験をいっぱい積んだんだろうな。
いろんな立場、いろんな考え、異なるものを知らない関係ないと切り捨てず、まず知ろうとすること。
社会を信じるために何ができるか。何をするか。
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Posted by ブクログ
ある家で起こる立てこもり事件。
ある場所では誘拐犯の妻が誘拐されている。
ある家には空き巣が侵入している。
様々な事件が1つに繋がる瞬間はとても気持ちよかったです!
視点や時間軸が次々に変わっていくことや、作者の語りが多用されていることで飽きることなく、最後まで楽しく読めました
今作のトリックと作中に何度も出てくるオリオン座やペテルギウスなどの星の話は「時間が進まないとわからない」という点で共通しているのが物語を深めているなと感じました!
そして、相変わらず兎田、黒澤、中村などのキャラクターがステキ(オリオオリオも…?)
ずっと読んでいたくなるような軽快な会話劇もステキ
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Posted by ブクログ
最後の母性とは、の文のところでめちゃくちゃ感動した。
私のお母さんがまさに私たち娘にしていてくれた愛情をそのまま言葉にされていて、突然涙腺がゆるんだ。
その最後の2行くらいで感情が揺さぶられた。
娘の回想のところで、母に好かれたいと思い行動するところとか共感できるところも多かった。
私の母は親からの愛情を幼少期に受けられなかった、
だけど自分が産んだ子どもにはそんな寂しい思いは絶対にさせたくないという強い思いをもって産み育ててくれて、
本当にその言葉通り、お母さんが自分が子ども時代にしてほしかったであろうことを当たり前のように私たちにたくさんしてくれたことを思い出して、
母からの強い愛情
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