小説・文芸の高評価レビュー
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息子のセオと仲違いしたチャーリーは、関係を修復するためにセオが副操縦士を務める飛行機に内緒で搭乗する。しかしその飛行機は、謎のトラブルにより午前0時に墜落した。そして死んだはずのチャーリーだったが、目覚めるとそこは墜落前の機内。これは墜落を阻止するためのチャンスなのだろうか。息詰まる展開のタイプリープサスペンスです。
なぜ飛行機が墜落するのか、止めるためには何をすればいいのか。限られた時間の中で原因を突き止めようとするチャーリーを嘲笑うかのように、短くなっていくループ時間。とある法則によりあと何度のチャンスがあるかわかるというのもスリリングです。こんな状態、普通なら耐えられません。あくまでも冷 -
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『黄色い家』 川上未映子
最後の最後まで食い入るように読んだ。まるで自分が「花」になってしまったかのように布団に丸まりながら読み切ってしまった。最後の方で思い出したかのように好きな箇所に付箋を貼った。
すごく簡単に人は犯罪に手を染めてしまうんだなあ、でも犯罪ってなんなのだろう。何が悪くて何が正しくて、ずっと変わらない確実なものなんてない気がして。
出てくる登場人物に、極悪人なんていなかった。
みんないい人で。
でもいい人って何?直接暴力を振るったりされなかっただけで、本当はあの中で花は洗脳されていたんじゃないの?
けど、花も同じようなことしてたよね?
でもそれって避けられないものだったかもし -
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最初と最後に頭をぶん殴られたような感覚に陥る名作だった。
一気に作品へ引き込まれて、夢中で読み進めて、最後に袋叩きに合った。
対話の中にあらゆる矛盾や関係性が隠れており、読みやすいのに読みごたえがあった
自身の思考の浅さに辟易し、対話での読みあいに舌を巻いた。
特に私が膝を打った点としては
・作中の高校生の中途半端に未熟な思考の解像度が高すぎて、生々しさを感じた。
・(ミステリ好きを)ミスリードへ誘導する艶やかな手際
・刑事が有能であり、対話によって解決していく、探偵の一辺倒な作品ではない。
・文学的要素を盛り込み、知見があるとなお楽しめる。
・捜査側と推理側のそれぞれの思惑が交差し、より -
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面白いです。続きが気になる。
イランに生まれ、美人で気が強い母、静かで優しい父、そして猟奇的な姉(今ではよく聞く、発達に課題がある子、にカテゴライズされるのでしょう)を家族に持つ、僕。その幼少期が語られています。
仲の良くない母と姉の機嫌を損ねぬように、幼い頃から処世術を上手く身に付けてしまった主人公の心の動きがとても興味深い。
そして日本での生活も束の間、物語は父の次の赴任先、エジプトのカイロでの暮らしへ。
日本生まれ日本育ちの私にはカルチャーショック、とても刺激的でした。うわぁ大変そう、と思って読み進めますが、住めば都なのかだんだんとこの国を愛していく主人公の感情も知り。現地でできた家 -
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ネタバレ今年の読み聞かせでは憲法や戦争に関するものを持っていこうと思っておりまして。
今週は憲法関係の絵本を多めに読むつもりです。
表紙はスッキリとしておりますが、中はいわさきちひろさんの優しい絵の絵本と、お話(小学生新聞で小学生にお返事したもの)の二部構成です。
絵本の部分は日本国憲法の全文と9条を小学生にも分かるように優しく噛み砕いてあります。
大人が読んでもすんなり心に入ってきます。
全文と9条に書かれていることは綺麗事だと言われてしまうかもしれない。
でも私はこれを信じて生きていきたいし、末永く守っていきたいと思う。
この国の生き方を決める力は私たち国民だけにある。
心を尽くして話し合 -
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ネタバレこれからの読書は、隣にみくのしんさんが居て欲しい!
私もこう読むタイプで、勉強も一人で声に出して勉強するタイプだから、仲間だ!と思った。
うれしい!
1冊の本を読んでいるのに、
『走れメロス』『一房の葡萄』『杜子春』『本棚』
の4冊まで合計5冊の本を読んだ感覚。
なんかすごいずっしり読書出来た気分。!
そしてこの本達は、私1人だったら絶対に選んでないと思う!なぜならみくのしんさんの読書に対するイメージと同様、もう題名からして難しそう!!!(笑)
杜子春とかもうおじいちゃん家の本棚から出てきそう。
でも一番好きだったな、杜子春。
ここで出会わせてくれてありがとう!!(笑)
みくのしんさんと -
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ネタバレ満足度100%の復讐屋の話。
序盤を軽く読んで、ドラマにも向いていそうでスカッとしそうだと思った。
しかし、スカッとするような復讐をする話ではなく、依頼人がどうしたら報われるかが考え抜かれている。
復讐するは我にあり。この言葉がずっと鍵になっている。
結構序盤から神戸が積極的に絡む話が多く、成海だけだったらどういう動きをするのか、なにもしないのか、違う話を気になってしまう。
仕事的にはなさそうなのに、出てくる話はよくありそうで、現実味がある。そして法的にどうにもならないことってたくさんあるなーと考えさせられる。
表現が分かりやすく、キャラクターも良い。神戸の気持ちが少しづつ晴れていくようだ -