ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • プラスティック

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    ネタバレ

    54個の文書ファイルを読み進めていく体裁に、どんな展開になっていくのか、各人物の関係性はどうなのかワクワクしながら読めた。
    真相に関しては、今となっては若干手垢のついた内容で途中で全貌がほとんどわかったけど、20年前の作品なので。
    前半の文書ファイルの配置がとても良かったなー。そのおかげでとても引き込まれた

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    2025年11月23日
  • ハウスメイド

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    文句なしに面白いサスペンス小説。
    数段構えのどんでん返しに、続きが気になる展開の連続で、500頁以上あることも気にならずに一気に読み進めた。
    ネタバレになりそうで月並みなことしか書けないが、今年読んだ本の中でも上位にくる面白さだ。

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    2025年11月23日
  • 白い巨塔(一)

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    私の会社のボスが雑談で話題に上げた「白い巨塔」は思ったより、いや想像以上に人間社会の醜聞を見事に描き表している。
    一巻では財前五郎助教授が国立大学病院の教授ポストを巡り政争に挑む。。。ドロドロ。。主人公を含め各者が自己の利益の為だけに頭と身体と金と人脈を使う。

    東教授の退任に伴う、後継教授の選任なのだけれども、若手花形外科医として注目される財前助教授に退任後の自分の地位を脅かされかねないと、東教授は直属の部下であるはずの財前の変わりに他大学からの移入教授を画策する。

    その心の内側が生々しい。
    一 人事なんてものは、所詮、こんなつまらぬ些細なことで決まるものなんだ、何もこの場合だけじゃない、

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    2025年11月23日
  • 透析を止めた日

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    透析という言葉の裏に隠れている医療現場について学べる良書。
    さらに、患者中心主義に基づいた解決の糸口についても伝えてくれた。
    色々学べて読んでよかった!

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    2025年11月23日
  • ようやくカナダに行きまして

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    個人的にザ日本人、という性質性格が似ている気がしてとても興味深い本だった。同世代、全てが衰えていくのにこのようなチャレンジができた事に刺激を受ける。一度きりの人生といいながらもなかなか動き出せない、言い訳ばかり探している自分。何か変えなければと思える一冊。

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    2025年11月23日
  • 熟柿

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    土砂降りの雨が降る夜道、泥酔して眠る夫を乗せて車を運転していたかおり。友人からの電話に気を取られ、老婆を撥ねてしまう。怖くなってそのまま走り去るが、轢き逃げの罪で服役。服役中に息子を出産する。息子は離婚した夫に引き取られ、「母親に死なれた子供」として育てる旨を告げられる。かおりは出所後、息子に会いたい気持ちを抑えられず、息子の通う幼稚園を訪れるが…

    結婚して、子供を産み、家族を作り、子供を成長させ、夫とともに年をとり、次の世代の家族へバトンを渡す。そんな世間一般の人たちの歩く道から踏み外してしまったかおり。過ちと向き合い、ひたすら息子を想ってひたむきに生きる。裏切られたり前科を知られて後ろ指

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    2025年11月23日
  • 凍りのくじら

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    フォローさせていただいている方のレビューを
    読み、読みたい!と思いました。

    大好きな辻村深月さんの作品です。
    たのしみマックスで本を開きました。


    白く凍った海の中に沈んでいく
    くじらを見たことがあるだろうか。

    苦しげに息をするくじらが、一頭、
    また一頭と沈むのは、痛々しかった。

    汚れ一つない真っ白な氷の間から覗く海の青は、
    底なしに暗い。
    それは、芹澤理帆子の好きな色だ。


    物語は理帆子さんの尊敬する
    藤子・F・不二雄先生の遺した言葉
    「すこし・ふしぎ」

    理帆子さんが自分につけた
    「少し・不在」

    この色彩の中で優しく限りなく優しく
    優しさの中で 激しく心を揺さぶられながら
    読み

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    2025年11月23日
  • きみのことが だいすき

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    大学生の私に、母から誕生日に送られてきた本。この本が送られてくるだけで、こんなにも愛情が感じられるんだというほど、愛を与えてくれる本。
    気持ちが不安定になったときに、本を開いてみるのが私のルーティン。
    好きな人、大切な人に贈りたい本

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    2025年11月23日
  • とんこつQ&A

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    読んでてめちゃめちゃ楽しかった。

    表題作は、日常を装いつつも、違和感がふんだんに詰め込まれた非日常であり、ツッコミ不在のコント劇を観ているかのような面白さがあった。

    また、全編を通して、「嬉しいけれど〇〇」「悲しいけれど〇〇」といった、割り切れない感情の揺らぎが感じられ、その揺らぎにこの小説の奥深さがある気がした。

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    2025年11月23日
  • 史記 武帝紀(七)

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    2回目!スラスラ読めて良い。個人的には蘇武の越冬体験記が面白い。いつか自分もやってみたいと思えた。
    歴史小説の名作だと思う

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    2025年11月23日
  • 50歳の棚卸し

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    この本を読んで住吉さんを知りました。ものすごいパワーが溢れている方。とても素直で、純粋な方だなと思いました。私からみたら素晴らしい経歴の方なのに、赤裸々にご自身の体験を綴られていて、驚きました。共感するところ、励まさせれるところがたくさんあり、あっという間に読み終えていました。
    今度ラジオも聴いてみよう!

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    2025年11月23日
  • JK、インドで常識ぶっ壊される

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    海外に行ったことがないがために海外への憧れがあり、少しでも海外のことが知れればと思って読んだ1冊。インドについて知れたことに加えて、自分の生き方について考えさせられるすごく良い本だった。
    濃いのはやはりストリートチルドレンの話。
    発展がものすごい勢いで進んでる、というイメージしかないインドの中で起きている真実を全く想像していなかった。

    また登場人物の背景の描写でよりリアルに感じて、それぞれの人生を考えさせてくれるのが良かった。

    本当にJKか?と思うほど知性が散りばめられた文章に驚きつつ、若い人のパワーやピュアなところに心が洗われた。自分が同じ時期に行ったら何を考えて、何をしただろうか。何も

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    2025年11月23日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    初めてこの手の小説を読んだ。
    うまく騙されたなーと。違和感をおぼえてくるあたりから、その違和感に気付かされるあたりは秀逸。

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    2025年11月23日
  • 掬えば手には

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    瀬尾まいこさんの小説は、いつも心を温かくしてくれて、前向きになれます。
    店長は癖が強くて最初は眉間にシワが寄ったけど、事情があっての大竹さんで、本当は心優しい方でしたし、最後のほうでケーキを作った時に『できねぇとか言ってるやつ、ただやらねえだけだから』とか、とても良い事言ってくれる素敵なおじさんだった。
    普通でも、人の思いに寄り添えることができるのならそれだけで最高です。
    私も梨木君のように人に優しくなれるように精進します。って本を読んだ時には思うけど、なかなか難しいのが現実、、、

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    2025年11月23日
  • ワケあっておチビと暮らしてます 夏休み

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    楽しみにしていました!
    由良くんとうたちゃんの雰囲気とか掛け合いが好きで癒されながら読んでいて、前作に引き続き今作もそれは変わらず癒されました。
    由良くんにとってうたちゃんとの出会いはもちろん大変なこともあるけど、大切なことを気づかせてくれるので出会えてよかったと思っていて嬉しかった。2人の仲はどんどん深まりますね。

    しかし…陽樹くんのストーカーさん怖すぎる…うたちゃんナイス返し…。

    今後弟そらくんも産まれて、どう変わるのかな。続きぜひ読みたいので書いてほしい!

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    2025年11月23日
  • OSO18を追え〝怪物ヒグマ〟との闘い560日

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    出版社の宣伝文句が「究極のクマ本 緊迫の実録ノンフィクション! 羆(ヤツ)は、必ず戻ってくる。」というゴシップ誌みたいな煽り文になっているが手に取ってみると「驚愕の手記」というよりは560日間、対策チームが地道にOSO18という羆(ヒグマ)を追うことになった経緯、事の顛末が連ねてある至極真面目なノンフィクションだった。

    著者の藤本靖氏は対策チームのリーダーなのだが、書いてある内容如何だけではなく、文体から、「この人は様々な事に気を配っている人で、いつも皆から頼られる人なのだろうなぁ」と人物像が自然と想像できた。

    例えば、対策チームは藤本靖氏が普段一緒に狩りをしているハンターたちで構成される

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    2025年11月23日
  • 死にたくなったら電話して

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    ネタバレ

    「了解です、問題ないです。愛してます」

    「いやいやそういうことです、そういうこと。でもまあ、生きるってそういうことなんでしょうね、悪い意味で。・・・・生きるって、長生きするって、そうして塵が積もってゆくこと。そんで私は塵を金の粉と無理やり思い込むのは嫌やし、塵は塵やって言っときたい。人生経験なんて塵でしかない」

    ドッヒャーですよ、なんですか?これはぁ!?すごいの読んだな。切れ切れ。切れっ切れっ。人生経験、塵ですよ。

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    2025年11月23日
  • 小鳥とリムジン

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    初めは、かなり重く読み進めるのが苦しかったのですが、少し楽しくなって来たと思ったら、最後急展開に涙が…
    その後、コジマさんとの出会いで小鳥は幸せになり最終、穏やかな気持ちで読み終える事が出来て、1冊の中に色々な感情が感じられる本でした。
    私には凄くよかったです。

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    2025年11月23日
  • メメンとモリ

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    ヨシタケシンスケさんの作品で一番好きなお話になりました!
    特に「メメンとモリとちいさいおさら」がよかった。
    子どもと一緒に読んだけど、死がまだ身近なものではない子どもにとってもこれからの生き方をふんわりと考えることができる、素敵なお話でした。

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    2025年11月23日
  • 日記の練習

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    昔から日記文学を読むのが好きですし、書くのも好きでしたが、この日記もとても好きです。ただ、くどうれいんさんの場合はその日記からエッセイを一本生み出せていると思うとすごいな、うらやましいなと思いました。

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    2025年11月23日