好き好き大好き超愛してる。

好き好き大好き超愛してる。

638円 (税込)

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愛は祈りだ。僕は祈る。僕の好きな人たちに皆そろって幸せになってほしい。それぞれの願いを叶えてほしい。温かい場所で、あるいは涼しい場所で、とにかく心地よい場所で、それぞれの好きな人たちに囲まれて楽しく暮らしてほしい。最大の幸福が空から皆に降り注ぐといい。「恋愛」と「小説」をめぐる恋愛小説。2009大学読書人大賞受賞。(講談社文庫)

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好き好き大好き超愛してる。 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年07月08日

    「愛は祈りだ。僕は祈る。」という屈指の痺れる1文から始まり、ページの隅から隅まで祈りと愛がこれでもかと詰まっている。1つの文章にこれ以上愛を詰め込むのは無理だろうと思う。
    さらにこの小説は構成さえも祈りになっている。一見バラバラの短編が詰め込まれているようにみえるが、そうではない。恋人をなくした小説...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月18日

    とても良かった。

    どんな状態になってもいいから死ななでくれ
    と私だったら言われたいんじゃないだろうかと読みながら思った。


    最初の話の途中で「二階で自分の伯母さんを飼っていたのだが……」は二度見したが、ツッコミどころ満載の話もまるで当たり前の普通の事のように、すんなりと読み進めてしまった。

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    Posted by ブクログ 2021年04月16日

    間に挟まれる寓話は脈絡がないように思えるけど、それはただ形を変えているだけで、本質の上ではちゃんと繋がっている。過去の出来事は細切れになって、小説に形を変える。言葉を紡ぎ、物語を通じて、願いを実現させる。そんな祈りのお話。"愛し過ぎるといのはそういうことなのだ。そしてそれぐらいで、人を愛す...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月26日

    舞城王太郎さんの小説を初めて読んだのですが、鮮烈でした。驚きました。
    文字を読んでるというよりは耳元で見知らぬ音楽を大音量で流されてるような体感に近くて、もしくは読んでいる間ぶっ通しで耳元で大声で叫ばれてるような。
    でもその絶え間なさをウンザリさせないくらいの端切れのよさ、トリッキーな文章展開、確か...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月10日

    すごく分かる。
    タイトルはバカみたいだし、文章は変だし、改行が少なくて読みにくいけど、絶対に最後まで読んでほしい。人を好きになったり、身近な人を亡くしたりした経験のある人だったら(ほとんどの人はそうでしょう?)、すごく分かると思う。そういう言葉にしきれない気持ちを文章の形にした作品だと思う。
    作中の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2024年03月25日

    ”愛”の存在自体は永続的とも言えるが、一瞬の感情の交わりで愛を成立させるのすらわりと無理だし、フィクション的だと言い続けたい。しかし、虚構もまた存在である。だから祈ったらいいよ。わたしも祈ってみようかな。愛について語る人は、愛を持ってる人と、そうでない人だが、後者のほうが自己愛が強そう。つまり愛だよ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年03月26日

    自分が相手にこう思われたい、みたいな自意識で気持ちを覆ってしまってストレートに想いを伝えられなかったりするけど、今好き、好きだから好き、みたいな包み隠さない純度120%の好きを伝えられるのってすごいことだなって思った。
    よく分からないって思う箇所もあったけど、それもそのままでいいのかなって思う。
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    Posted by ブクログ 2023年02月16日

    人を愛することの美しさ、切なさ、儚さがぎゅって詰められた話だった
    愛する誰かを亡くしたことはまだないけど、この前大好きだった人に振られてとんでもない地獄を味わったとき、死別って耐えられないよなって感じたのを思い出した
    でもやっぱり人は生きていくんだなっていうのは共感。どんだけ辛くてもいつかは記憶にな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年07月06日

    よっしーの勧めで。
    所々呆気に取られる時はあったけど、面白かった。
    心情表現が豊かとかそういう感じでは無いと思うけど、上手く色々な気持ちを読ませてくるなと思った。
    素敵だなって思う考え方だったり、ストーリーがちょいちょいあった。
    ドンささりは俺にはしなかったけど、時々読みたくなる感じ、他のも読みたい...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年01月14日


    「誰かを殺そうとも、明かりというものはやはり美しく温かく人の気持ちを惹きつけるものだ。美と倫理は別のところにあるが、批評は倫理とともにある。」
    と言う部分が印象的だった。

    愛とは祈りで、彼にとって小説は祈りの手段だったのだろう。
    これは、恋愛と小説について、あるいは恋愛の終わりについての考察だっ...続きを読む

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