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猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。おんぼろチャリで駅周辺を徘徊(はいかい)する性格破綻(はたん)者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。ナイスバディの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。舞城パワー炸裂の超高純度短編小説集! (講談社文庫)
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Posted by ブクログ
恐いから、自分が傷つくから、行きたくない場所があって、会いたくない人がいて、でもそこに行かないと、会わないと、一生その恐怖を感じ続ける。 「恐怖から逃れたければ、できるだけ早く、熊の場所に帰らなくてはならない。」 そうか。逃げたいけど、そうか。と思った。 熊の場所から逃げず立ち向かった日はとても感情...続きを読むが高なった。ぐぐぐと心でもがいて、知らないうちに体が動く様子に惚れ惚れした。 自分にとって熊の場所とはどこか。誰か。考えた。そしてこれからは、恐くてもその場所に、熊の場所に戻ろうと思う。
書店でバイトしていた頃、年上の後輩に勧められて購入。 正直、舞城は代表作とされる「阿修羅ガール」の時点でいまいちピンと来てなくて、この作品も1年近く積読状態にあったんだけど、読んでみたら、どの作品にも愛と暴力が溢れていて、良いじゃないですか! 短編がいいのかな、舞城は?
ピコーン!はもう何度読んだか分からないくらいですが、何度読んでも素晴らしすぎる。 「クレッソワーントなのでございます」でガッチリ掴まれました。声に出して読むと分かりますが、文章のリズムが完璧なんです。 アクセルガンガン吹かしたテンションで、読んでてちっとも飽きない。一見考えなしにまくしたてているよう...続きを読むに見えるけれど、腹立っていることを「うわーん!ボケボケボケボケ!」って書いてちゃんと伝えられる作家がどれくらいいるだろう。 哲也が死んだって全くくたばれないチョコがわんわん泣きながら哲也を忘れていく所から「自分のフェラチオはどこまで「ああ頼む」に近づいただろうか」に続いてちょっと泣いて幸せな気持ちになって、無茶苦茶な事が起こっているのに暖かいんですよ。すごいなー。本当にすごい。大好きです。 バット男はソマリア、サッチアスイートハートにちょっと似てますね。重心と終わり方が。 10.07.23 再読 舞城の中では「ピコーン!」が一番好き。 「ハァ!?」ときて「またか」ときて、でも最後にホロリ。 ネタのチョイスと持ち出し方が凄いいいな。 春樹とまっちゃんかい! みたいな。
「熊の場所」と「バット男」は個人的に好きな内容でした。特に「熊の場所」はお父さんの話も興味深かったし、全体的にどうなるんだろうって久々にドキドキしながらページを進められてとても良かったです。収録されている「ピコーン!」はちょっと合わなくて残念です。
小川哲の「君のクイズ」に「熊の場所」が出てきたからどうしても読みたかった。サイコパス感強めだけど、恐怖を取り去るためにその場所に戻るという話はよくわかる。 「バット男」も気持ち悪い話だったけど、チョー刺さった。薄気味悪い社会のシステムを傍観し続ける語り手に共感してしまう。 「ピコーン!」は馬鹿馬鹿し...続きを読むいことばっかり言っているけど、やっぱり刺さる。なんだかんだで愛が深すぎる。こんなに変な内容で愛を描けるのは、舞城王太郎にしかできないと思った。好き。
ぼく・わたしの未来が詰まった現在進行形ポップ純文学短篇集。 舞城王太郎従来のアクの強さは満載ながら、とてもまとまりのよい短篇集。なので、「これは素晴らしいなぁ、舞城王太郎を人に薦めるならこの本からと言いたいな」と思っていた。そしたら最終話の「ピコーン!」でいやいやいやいや、これ人に薦めたら駄目だ、と...続きを読むなる。 もう、舞城さんなんなの~(笑顔)、こんなの人に薦められないじゃん~(笑顔)。 勢いに飲まれるキュートな最終話も素晴らしいが、1話・2話収録作もたいへんスマートで唸る。舞城王太郎は軽快ながらもある種の泥臭さがあり、そこが魅力でもあり時にくどくもあるのだが、この2作はそこのところを「書きすぎて」おらずテーマで非常にバランスよくまとめている印象を受けた。 特に表題作にもなっている「熊の場所」は、一読したら何度も思い返す人もいるテーマではないだろうか。 自分の感情と記憶の居場所を普遍的なものにする、それもまた物語の力だなぁと思う。
【本の内容】 猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。 おんぼろチャリで駅周辺を徘徊する性格破綻者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。 ナイスバデイの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。 舞城パワー炸裂の...続きを読む超高純度短編小説集。 [ 目次 ] [ POP ] まー君の猫殺しに気がついたのはぼくとまー君が2人とも11の時。 猫殺しの少年まー君をめぐる恐怖とは・・・ [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
どれもそこそこ良かったけど「ピコーン!」の無意味な死を意味のある死に見立てるというアイデアは面白くてそれだけでなんだかメッセージ性があるよなぁと思いました
時々思い出す熊の場所。 「恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐに戻らねばならない。」ほんとそのとおり。
物語の横糸として社会現象を織り込んで行くのがものすごくうまい。縦糸がしっかりしているから、単なる色物メタ小説で終わらない。本自体は薄くて読みやすいのに、とっても濃い読みごたえ。
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熊の場所
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舞城王太郎
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