【感想・ネタバレ】熊の場所のレビュー

あらすじ

猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。おんぼろチャリで駅周辺を徘徊(はいかい)する性格破綻(はたん)者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。ナイスバディの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。舞城パワー炸裂の超高純度短編小説集! (講談社文庫)

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

恐いから、自分が傷つくから、行きたくない場所があって、会いたくない人がいて、でもそこに行かないと、会わないと、一生その恐怖を感じ続ける。
「恐怖から逃れたければ、できるだけ早く、熊の場所に帰らなくてはならない。」
そうか。逃げたいけど、そうか。と思った。
熊の場所から逃げず立ち向かった日はとても感情が高なった。ぐぐぐと心でもがいて、知らないうちに体が動く様子に惚れ惚れした。

自分にとって熊の場所とはどこか。誰か。考えた。そしてこれからは、恐くてもその場所に、熊の場所に戻ろうと思う。

0
2025年06月26日

Posted by ブクログ

書店でバイトしていた頃、年上の後輩に勧められて購入。
正直、舞城は代表作とされる「阿修羅ガール」の時点でいまいちピンと来てなくて、この作品も1年近く積読状態にあったんだけど、読んでみたら、どの作品にも愛と暴力が溢れていて、良いじゃないですか!

短編がいいのかな、舞城は?

0
2012年05月30日

Posted by ブクログ

ピコーン!はもう何度読んだか分からないくらいですが、何度読んでも素晴らしすぎる。
「クレッソワーントなのでございます」でガッチリ掴まれました。声に出して読むと分かりますが、文章のリズムが完璧なんです。
アクセルガンガン吹かしたテンションで、読んでてちっとも飽きない。一見考えなしにまくしたてているように見えるけれど、腹立っていることを「うわーん!ボケボケボケボケ!」って書いてちゃんと伝えられる作家がどれくらいいるだろう。

哲也が死んだって全くくたばれないチョコがわんわん泣きながら哲也を忘れていく所から「自分のフェラチオはどこまで「ああ頼む」に近づいただろうか」に続いてちょっと泣いて幸せな気持ちになって、無茶苦茶な事が起こっているのに暖かいんですよ。すごいなー。本当にすごい。大好きです。

バット男はソマリア、サッチアスイートハートにちょっと似てますね。重心と終わり方が。

10.07.23 再読



舞城の中では「ピコーン!」が一番好き。

「ハァ!?」ときて「またか」ときて、でも最後にホロリ。
ネタのチョイスと持ち出し方が凄いいいな。

春樹とまっちゃんかい!
みたいな。

0
2012年08月31日

Posted by ブクログ

「熊の場所」と「バット男」は個人的に好きな内容でした。特に「熊の場所」はお父さんの話も興味深かったし、全体的にどうなるんだろうって久々にドキドキしながらページを進められてとても良かったです。収録されている「ピコーン!」はちょっと合わなくて残念です。

0
2024年05月31日

Posted by ブクログ

小川哲の「君のクイズ」に「熊の場所」が出てきたからどうしても読みたかった。サイコパス感強めだけど、恐怖を取り去るためにその場所に戻るという話はよくわかる。
「バット男」も気持ち悪い話だったけど、チョー刺さった。薄気味悪い社会のシステムを傍観し続ける語り手に共感してしまう。
「ピコーン!」は馬鹿馬鹿しいことばっかり言っているけど、やっぱり刺さる。なんだかんだで愛が深すぎる。こんなに変な内容で愛を描けるのは、舞城王太郎にしかできないと思った。好き。

0
2023年04月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

久々の舞城。
エキセントリックでサイコ、それでいて最高な青春小説としての爽やかさを持っているのが舞城作品だと思います!
まー君との奇妙な関係とか、フェラチオのチョコちゃんとか、共感は全然出来ないくせに、なんだか胸が熱くなる。この読み味が堪らない。
相変わらず、句読点ガン無視の文章とか、クスッと笑える語彙やツッコミとか、舞城独自の文体は癖になるなぁ。マックをむしょーに食べたくなる感覚と似てる。読む麻薬。

・不安をすぐに取り去らなければという信念は非常に分かる
・猫のお化けとか、解かせる気のない見立てとか、普通反則なんだけど、舞城なら許せる。てかカモンという感じ
・バット男のNTR要素きつかった。「割りを食いたくない」「犠牲になりたくない」「バット男になりたくない」というのは本当に共感できて、さらにきつかった。軽くトラウマだけど、それだけ力のある作品
・西暁の方言(福井弁?)好き

0
2021年03月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

(表題作について)
 小学生の「まーくん」が猫のしっぽを千切って鞄に入れているという開幕早々戦慄の走る話だが、読んでいくと「まーくん」が普通に笑うどこにでもいる小学生という事実に行き着く。気味悪がっていた主人公は、一緒に遊ぶようになり、理由はどうあれ彼を庇うまでになる。子ども時代の楽しい生活は虫を潰しても何も感じないような残酷さをはらんでいる。その意味で、主人公はあくまで普通の小学生なのだろうし、まーくんも異常と呼ぶほどのものではない。虫を潰さず猫を潰していただけだろう。
 もちろん、大人になってもそれでは異常な奴として扱われるのは仕方ない。子どもというのは、互いに少しずつ異常なものを持っており、友人間でそれを見つつ見せつつ、嫌悪感を抱いたり惹かれたりしながら、それこそ熊の場所に向かうように、自分をつくり上げていくものなのかなぁと感じた。

(バット男)
 主人公は、一組の男女である大賀と梶原が織りなす破滅的な共依存的恋愛関係を観察する傍観者。一応相談に乗ったりしているが、やっぱり傍観者的。・・・いや、それより余程たちの悪い存在かも知れない。
 大賀と梶原みたいな破滅的な関係なりキャラクタは、小説として読んでいると非常に面白い。自分は歩まなかった人生であり(←これはどの小説にも言えることだが)、そうならなくてよかったという安心感と、デンジャラスな人生を歩んでいることへの憧憬が同時に降り注ぐ。太宰治の『人間失格』とか、西村賢太の私小説作品群とか。
 主人公も、そんな気分を味わっていたのではないだろうか(p.150「あっち側の自分」とか)。ただ、主人公にとっての二人は、私にとっての小説でなく、リアルな友人である。にも拘らず、それに『人間失格』を求めたらどうなるか。二人への助言を通じて、人生を操れる立場にいたらどうか。破滅的な愛なり依存の物語を、他人を使って味わってはいないか?梶原の浮気について大賀に伝えなかったのは、そうした隠れた意図に基づいた行動ではなかったか?
 変な読み方かも知れないが、これは自分自身思い当たる節があったからだ。助言という道具を使って自分では到底選ばないような選択肢を相手に強いて、相手の苦悶する表情を小説を読むように楽しんだ経験があるからだ。
 ただし、他人事だからこそ、踏み出しにくいけど良い選択肢を推せるというメリットもあるといえばある。その危険な選択肢をそろそろ自分に課す時が来ているのかなと、この短編を読んで感じてしまった。単なる破滅への憧憬なのかもしれない。

(ピコーン!)
 昨今ワイドショーを賑わす愉快犯というか理不尽な暴力や殺人。「誰でもよかった」「人を殺してみたかった」などなど。分からないものは怖いものだが、主人公「チョコ」はそれをブルドーザーの如く押しのけていく。恐怖はあり感傷もあるが絶望は無く、生命力をエネルギーにしてゴリゴリと進んでいく。一般的な小説と比べて明らかにノリがおかしいのだが、描かれていることは至極真っ当だし、さわやかですらある。

0
2016年08月08日

Posted by ブクログ

ぼく・わたしの未来が詰まった現在進行形ポップ純文学短篇集。
舞城王太郎従来のアクの強さは満載ながら、とてもまとまりのよい短篇集。なので、「これは素晴らしいなぁ、舞城王太郎を人に薦めるならこの本からと言いたいな」と思っていた。そしたら最終話の「ピコーン!」でいやいやいやいや、これ人に薦めたら駄目だ、となる。
もう、舞城さんなんなの~(笑顔)、こんなの人に薦められないじゃん~(笑顔)。

勢いに飲まれるキュートな最終話も素晴らしいが、1話・2話収録作もたいへんスマートで唸る。舞城王太郎は軽快ながらもある種の泥臭さがあり、そこが魅力でもあり時にくどくもあるのだが、この2作はそこのところを「書きすぎて」おらずテーマで非常にバランスよくまとめている印象を受けた。
特に表題作にもなっている「熊の場所」は、一読したら何度も思い返す人もいるテーマではないだろうか。

自分の感情と記憶の居場所を普遍的なものにする、それもまた物語の力だなぁと思う。

0
2015年11月15日

Posted by ブクログ

【本の内容】
猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。

おんぼろチャリで駅周辺を徘徊する性格破綻者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。

ナイスバデイの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。

舞城パワー炸裂の超高純度短編小説集。

[ 目次 ]


[ POP ]
まー君の猫殺しに気がついたのはぼくとまー君が2人とも11の時。

猫殺しの少年まー君をめぐる恐怖とは・・・

[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

0
2014年08月23日

Posted by ブクログ

どれもそこそこ良かったけど「ピコーン!」の無意味な死を意味のある死に見立てるというアイデアは面白くてそれだけでなんだかメッセージ性があるよなぁと思いました

0
2014年07月25日

Posted by ブクログ

時々思い出す熊の場所。
「恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐに戻らねばならない。」ほんとそのとおり。

0
2013年05月22日

Posted by ブクログ

物語の横糸として社会現象を織り込んで行くのがものすごくうまい。縦糸がしっかりしているから、単なる色物メタ小説で終わらない。本自体は薄くて読みやすいのに、とっても濃い読みごたえ。

0
2012年08月07日

Posted by ブクログ

着眼点が流石にスゴイ。

普通じゃない出来事に直面して、思わず「そこかよっ」って突っ込みたくなる感情を抱く博之だったり。

まー君に殺されたい欲求を抱きつつも冷静な分析を行える沢チンだったり。

説明のつきづらい感情を抱くそれぞれの主人公達なのに、何故か妙に自然にすっと受け入れられるのは、不思議な体験でした。きっとこの、へんてこな出来事に直面してもへんてこな感情を抱くのが、ありのままの人間なんじゃないかなーって感じました。そうだとして、そこに着眼点を見出したこの著者はスゴイなって思いました。

0
2011年07月02日

Posted by ブクログ

『恐怖を消し去るには、その源の場所に、すぐに戻らねばならない。』

『死に物狂いでやってて気迫が足りないくらいなら死んだ方がマシだろう。』

『人生には正しいも間違っているもない。物差しは結局のところ自分の価値観しかないのだ。』

『二人の無意味で不必要なすれ違いがこれで終わりますように。』

『弱い方へ弱い方へ、ストレスの捌け口は見出されていくんだ。弱い方へ弱い方へ、不幸は流れ込んでいくんだ。』

『目の前に自分の人生が手付かずのまま残っているのだ。』

『今日は昨日ともその前とも違う別の日。わたしの決意の日。やると決めた日。』

『わたしは言うと決めたことを言わなくてはならない。始めると決めたことを始めなくてはならない。かなえると決めたことをかなえるための努力をしなくてはならない。』

『このようにしてわたしは哲也をどんどん失っていくのだ。そしてそれに慣れていくのだ。それに慣れていくことをわたしは受け入れていくのだ。』

0
2012年10月11日

Posted by ブクログ

猫の尻尾を集める少年との交流を描いた『熊の場所』、バットを持ちながら自衛できない浮浪者を客観視する『バット男』、熱烈フェラチオ少女の愛のカタチ『ピコーン!』の三作で構成される短編集。傑作。舞城はエンタメ作家に見えてかなりの社会派だから侮れない。バット男の小説構造なんてほんと視線が鋭い。こんなにがちゃついてるのになんでこんなにあったかいんだろうか。不思議。

0
2012年01月09日

Posted by ブクログ

3作収録。「熊の場所」、「バット男」、「ピコーン!」。
「熊の場所」が新書で発売されたときに『あなたの「熊の場所」はどこですか?』という帯がついていた。
熊の場所とは自身の逃れられない恐怖の拠。私の熊の場所はどこだろうと考えさせられた。
「バット男」は個人的にはあまり好きな話ではないが、人間の弱さというか、本質について考えさせられる。
「ピコーン!」は悲しいけれど主人公のチョコちゃんがいい。読み終わった後すっきりとした気分にさせてくれる。
あと話によって書体を変えているのは凝っていていいと思った。

0
2012年06月10日

Posted by ブクログ

主人公の視点、主人公の自分の言葉で語られていくので、読みづらく感じることは多々あった。
3遍あった中でも特に熊の場所は人生での頑張りどころ、教訓を教えてくれる話だった。
バット男は社会についての考え方という意味で好きな話だった。弱い誰がいつも吐口になってしまう…がテーマの少し悲しい話。ピコーン!は終わってみれば、主人公の女の子の経験と成長の話ではあるがかなり人を選びそう。

0
2025年09月15日

購入済み

なかなかに暴力的だし共感する人物もいないのだけれど、読後感は愛に溢れていた。人間って愚かしくて面白くて愛おしい。『熊の場所』の精神はいつか役に立ちそうだなと思った。

0
2025年07月09日

Posted by ブクログ

3つの話から成る小説だった。1つ1つの話に、すごく気持ち悪い部分があった。宇垣さんが1話目「熊の場所」をお勧めしていたので読んだのだが、確かに熊の場所の教訓(?)は納得できた。
話は気持ち悪い部分を取り除けば、どうなるのだろう、謎はどう解けるのかと好奇心を揺すぶられるが、結局謎のまま終わる部分もあるので、この小説は人を選びそうだ。

0
2025年05月31日

Posted by ブクログ

好みが分かれる小説。言葉の千本ノックについていくのが大変な分、テーマ性が強い。乗り越えないといけないものがあるなら、私自身の熊の場所にできるだけ早く戻らないといけない、きっとあなたも。

0
2024年10月13日

Posted by ブクログ

舞城王太郎に「人生を変えられた」と言っていた人がいた。
その子とは20も(おそらく)歳は下だし、その若い女子の感性の鋭さと、それほど人に影響を与えることにその発言を聞いた時は嫉妬を覚えたが、口では「箸が転げても笑うような、過敏なアンテナ女子受けする、調子いいだけの作家ちゃうんけ」とバイアスだらけのガラパゴス価値観丸出しのことを言っていた。

その発言からしばらく読めていなかったが、こっそり神保町でこれを見つけた。
軽いタッチの地の文に、根源的なテーマ(友情、恐怖の克服、父の不確実性、性の不純性に対する反論)、そこにミステリがほんの少しエッセンスとして加わる。
面白い。
人生が変わるほどではないけど面白い、いや正直、自分の行動を省みてしまうかも。

しかも私と同年代!
この人たらし!
嫉妬するやんけ!

0
2024年07月04日

Posted by ブクログ

それぞれのエピソードでテーマらしきものがあるが、どれもあんまり私には刺さらなかった。各エピソードのテーマは「怖いことのあった場所にはすぐに戻るべし」「弱者が弱者として維持されているシステムが世界にはある」「自身の選択によって世界を変えられる」みたいな感じだろうか。
最後の「ピコーン!」は、胡乱な殺人事件と謎解き、と純粋性と愛といったテーマがあり、初期の舞城作品とその後の舞城作品の架け橋になる作品ではあったと思う。

0
2023年07月24日

Posted by ブクログ

舞城王太郎4冊め!
けっこう重い話を軽くポップに描いてて
舞城王太郎ワールドな感じでした。
3つの短編、どれもおもしろかった。
最後の「ピコーン」はスピード感すごいし
色々すごいし突っ込みどころ満載で
うけた。

0
2019年08月01日

Posted by ブクログ

不思議と引き込まれる相変わらずの舞城作品。表題作がよかった。恐怖を感じた場所に戻ることで恐怖を克服する。

0
2017年10月17日

Posted by ブクログ

舞城王太郎の作品としては割と普通かなって感じ。この人の雰囲気というか空気感をさくっと味わうという意味では「アリ」かもねっていうところでしょうか。

0
2016年04月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

舞城さんの作品は話一つ一つに明確なコンセプトがあると感じた。

ピコーン!
が一番すき。
舞城さんのぶっ飛んでていろんな意味でキレてるオンナノコがどうしようもなく好きで、どうしようもなく憧れてしまう。

0
2013年02月11日

Posted by ブクログ

すぐ読めます。【熊の場所】最初のシーンがすごく好きです。まー君のキャラも。スクールアタック・シンドロームの手負いの熊の話を思い出しました【バット男】構成が荒削り感。好きだが。これもちょびっとソマリア、サッチアスウィートハート思い出した。苛められる弱い存在は常にある。【ピコーン!】舞城氏の書く女の子一人称は可愛くてキュンキュンします。途中までは良かったけど最後らへんあっさりしすぎかな…スピード感は最高

0
2013年01月11日

Posted by ブクログ

―――猫殺しの少年「まー君」と僕はいかにして特別な友情を築いたのか(『熊の場所』)。
おんぼろチャリで駅周辺を徘徊する性格破綻者はゴッサムシティのヒーローとは程遠かった(『バット男』)。
ナイスバデイの苦学生であるわたしが恋人哲也のためにやったこと(『ピコーン!』)。
舞城パワー炸裂の超高純度短編小説集。


舞城の短編集
舞城王太郎は圧倒的な疾走感と口語的な文章の中に
伝えたいことが見えてくるような作品が多いような気がするんやけど

今回のはそれが押しつけがましいというか説明臭くてあんまりやった

それでもやっぱりガーーッと読める感じは好きやなぁ

0
2012年12月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

熊の場所は小学生のドキドキ感と恐怖感がよいね。
バット男は後味わるい。
ピコーンは快活で、最後のオチもすきだ。悲しいのにチョコのおかげで、なぜか清々しい。フェラチオは男子が好きなのだね。

0
2012年02月21日

Posted by ブクログ

恐怖を消し去るには
その場所にもどらなければならないってのが
なんだか心にぐっときたなw
3作品とも楽しめました。

0
2012年02月13日

Posted by ブクログ

相も変わらず舞城節がバッキバキに効いている(初期の作品だから時系列的には「阿修羅ガール」に劣後する)作品。

舞城の良さの一つである、登場人物の思考をなぞるような、たゆたうような言葉の流れに心地よさを覚えます。

「バット男」の主人公の男性は、自分にできることとできないことを十分にわきまえているところがすごく良い。
「ピコーン!」の主人公の女性は、自分にできることをひたすらに実現しようとするところがすごく良い。

0
2011年08月25日

「小説」ランキング