小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
最後まで油断も隙もない!
しびれた!好きすぎる一冊
短編集で読みやすくて、色んなストーリーが収められているけれど、どの物語にも共通しているのは、後半からラストにかけて一気に180度世界がひっくり返るような展開。裏切られるというか、度肝を抜かれるというか、その瞬間がたまらない。
そして最後の最後!
想像のさらに斜め上をいく展開が待っている…。
まさか、そんな視点があるなんて、、と思わされた、、。
ここまで読んできた物語があるからこそ、最後の話がより強く響いた
むしろ、それまでの物語はすべて、このラストのための序奏だったのではないかとさえ感じた!
ぜひおすすめしたい一冊!
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Posted by ブクログ
ネタバレただの編み物好きな侍の話かと思っていたのですが、それだけではなく、人の生き方について
すごく深く掘り下げられていて、
とても考えさせられる話でした。
人は生きていくなかで、自然と正しいことと、
してはいけないことの線引きを区別していくうちに自然と「檻」が組み上げられ、やがてはその
これまでに自分で組み上げていった「檻」に閉じこもることが正解だと信じて生きていくようになる。
これは、生き方に悩む主人公に、彼にとって、「別の自分」が問いかけたことです。
私自身、まだ人生経験も少なく上手くこれと似たような経験を思い出すのは難しいのですが、
自分が今までの経験から、勝手に決めた偏見で物事を判断した -
Posted by ブクログ
読書というより、脳みそを眺めているに近い感覚。
エッセイでもなく新書でもない。
永井玲衣さんは哲学者であるけど、小難しい論文を書いている訳でもなく、そう思いました日記でもない。
でも、確かにふと私達も色んな事を思いふけり脳みその中の宇宙に飛び込んだりするような事を
取りこぼさず文章にしてくれている。
そしてくすっと笑える。取るにたらない言葉の事をはたと立ち止り改めて何故と思う時、それは「問い」だと言うけれどよくよく突き詰めて考えても面白い、これも一種の哲学なのかと身近に感じる道筋もできている。目次の「普通に」から「圧倒的に」が楽しく読めた。後半は戦争についての思い巡りもあり
それを読むのは読書 -
Posted by ブクログ
なめらかな文章で面白い。
何もかも失い、故郷に戻り死を待つだけ。
そんな喪失感はきっと誰にでも想像できることだろう。
楽しい家族とか大切な仕事とか、楽しい出来事が起こるなんてことを考えるだけ、なんだか無駄な気がする。
そんな生活を1匹のネズミがスパッと変えていく。
登場人物に1人ずつスポットライトを当てていくように、灯を灯して、繋がりを作って、楽しみをつくって、親しみを作って、主人公にパワーと生活を楽しむことを教える。
ただ1匹のネズミと出会っただけで、おばあちゃんの生活が楽しくなっていく。
時に人のように、けれどネズミらしく。
どこまでも自然で、どこまでも日常感があって、人生こう思えたら -
Posted by ブクログ
読書前メモ:国立ハンセン病資料館訪問にあたって。
読書後メモ:(感想)
「死」ってなんだろう?「生きる」ってなんだろう?衝撃だったのは重病患者の世話から学校の先生まで全てハンセン病患者でまかなっていたこと。入所した人は重病患者の病室にまず入らされること。自分の末路や行末を嫌でも直視しなければならない、絶望だったろう。でもその中でも『吹雪の産声』のように、死んでいく人だけではなくて、新しい生命が絶望の塊のような場所でも産まれてくることに尊さを感じる。
私はハンセン病集団訴訟が勝訴した後の生まれだから、名詞だけ知っていて、あとは何も知らない状態。私よりも後に生まれた世代は尚更そうで、絶対にこの歴史
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