ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 許されようとは思いません(新潮文庫)

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    サクッと読めるしゾクッとするし面白かった。
    千葉大文学部の女性作家で、話の展開も速くてまた読みたいと思った!
    5話あるなかで4話は復讐や虐待など、人間の嫌な部分が滲み出るイヤミスだったけど、最後の1話はハッピーエンドで少しだけ心がほっこりした。

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    2025年11月22日
  • 白いりゅう 黒いりゅう 中国のたのしいお話

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    九人のきょうだい、犬になった王子、白いりゅう黒いりゅうを子どもたちに読んであげたい。

    九人のきょうだいはとびきり面白いし、犬になった王子は不思議な愛の物語で心に沁みる。白いりゅう黒いりゅうはスケールが大きく、りゅうたちの闘いの場面には息を呑んだ。

    「十ぴきのりゅうが、空中で、くみあい、もんどりうって、西の山から、東の海にころげまわります。山はなりひびき、谷はそれにこたえ、海の水は、かべのようになみだちます。九ひきのまっ白いりゅうは、黒い雲を、くぐったり、出たりするたびに、人の目に、きらきらとまぶしく光ります。」P146

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    2025年11月22日
  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    最高。
    復路は涙涙で止まらなかった。
    スポーツの素晴らしさに加え、各人エピソードが程よく散りばめられ、素晴らしい。
    上下巻で600ページ以上あるが、数日で読破。

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    2025年11月22日
  • 俺たちの箱根駅伝 上

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    最高。
    復路は涙涙で止まらなかった。
    スポーツの素晴らしさに加え、各人エピソードが程よく散りばめられ、素晴らしい。
    上下巻で600ページ以上あるが、数日で読破。

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    2025年11月22日
  • クララとお日さま

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    AFの存在が、こんなに大きくなる世界は、そう遠くないと感じる。
    身体性を持つことができるか?
    身体性が必要なのか? はわからない。

    自分(AF)の中で、正義を確立することができるのかは、ちょっと怖いとも思える。

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    2025年11月22日
  • 噂

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    香水の販促PRでニセの口コミ・噂話を流すと、その通りに足首から先がない殺人事件が発生してしまい、その真相を追う、お話(?)。

    警察男女バディが真犯人を徐々に追い込んでいく王道(?)ミステリーではあるが、、。最後のひっくり返しに、げろこわっ、となった。

    iモードや出会い系などが出てくるひと昔前の作品ながら、口コミや噂の怖さみたいなものが現代にも通ずるようでなかなか。

    じわりじわりと真相に近づいていく形でドキドキハラハラしながら読み進められましたな。


    どんでん返し作品とは聞いておりましたが、まさかあの人がねぇ、、、。

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    2025年11月22日
  • ミッドナイトスワン

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    普段は書籍を読んでから映画をみることがおおいのですが、この本の場合逆で
    最初はyoutubeの映画の宣伝でその存在を知って、草彅剛さんの演技に心をつかまれ、映画を観て、余韻にひたり、書店に行き本を探して読むというスタイルで読みました。

    とても温かく優しいのに、現実の辛さ、冷たさを突きつけられ、そんな中でも光を見つけて足掻いたり、そこに向かっていく強さをかんじとても余韻の残る本だった。

    映画を先に観たためか、ずっとテーマの「Midnight Swan」が頭の中に流れていた

    一人の人を母として愛するのに性別がひつようなの?
    凪沙の愛情はもしかしたら女性に対する憧れも含まれていたのかもしれない

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    2025年11月22日
  • 自壊する保守

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    タイトルからしてリベラルの自民党批判本かと思いきや、「保守本流」〜「右派ポピュリズム」に至るまでの自民党保守の歴史と、成果・問題点がまとめられていて、大変勉強になった。安倍イズムを継承する高市氏が総理となった今、広く読まれるべき新書である。

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    2025年11月22日
  • 折れた竜骨 下

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    下巻は怒涛の展開で一気に読んでしまった。
    さりげないヒントをもとに事件が紐解かれて行ってやられた~という感じ。ちゃんとヒントあるのにいつも全然気付けないんだよなぁ。

    最後はなんとも悲しい終わり方で、米澤穂信の作品後味がなんともどんよりなのよなぁーという。でもこの暗さが好きなのですが。

    中世ヨーロッパが舞台だし、登場人物も多いしとっつきにくそうと思ったけどすごく読みやすかった。アミーナの一人称だからかな??

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    2025年11月22日
  • 雲雀坂の魔法使い

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    雲雀町という坂の多い町の片隅に、魔女が住んでいる。
    『雲雀坂魔法店』を営むその主人は、少女のような美しい風貌で、名前は翠(すい)という。
    店を訪れるのは、幼馴染との関係に悩み苦しむ女子中学生や、余命わずかの高齢の画家や、物語が書けなくなった小説家など。
    翠は、彼らの悩みを聞き、胸の奥底にあるものをすくい上げ、大切なものを失わないように、希望へと導いてくれる。

    魔女が出てくるといってもファンタジー色は濃くなく、しっとりと落ち着いた感じの物語です。
    「魔法じゃないとできないことなんて、実はとっても少ないんだ」
    悲しみや苦しみの先にはきっと一筋の光があるはず…。
    一話一話読むたびに、温かい涙が胸に

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    2025年11月22日
  • 西遊記 10

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    ネタバレ

    中国明代の白話(口語)文学の代表格にして、「四大奇書」の一つとしても知られる小説『西遊記』の日本語全訳。唐代の僧玄奘(三蔵法師)のインド取経の故事を題材に、孫悟空・猪八戒・沙悟浄の三妖を従えた三蔵の波乱万丈の旅を描く。最終巻となる第10巻では第九十一回から第百回(完結)までを収録すると共に、役者による作品解説を付す。
    本書は、岩波文庫から刊行されている『西遊記』日本語訳シリーズの最終巻である。前巻に引き続き天竺国を往く三蔵一行、彼らの長い長い取経の旅もいよいよ終局へ。金平府では仏に化けて油をくすねる犀牛怪を退治し、天竺国の都ではまたしても三蔵に女難の影あり。親切心が仇を呼ぶ銅台府での騒動を切り

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    2025年11月22日
  • かがみの孤城 下

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    おもしろかった…ファンタジーはハリポタくらいで普段選ばないんだけど損してたかも。

    下巻の急展開。
    かがみの城のなぞ。
    オオカミサマのなぞ。
    集められた子どもたちのなぞ。

    気づかない間に散りばめられてた、たくさんの伏線。

    読みごたえ抜群!!
    他の作品も読んでみたい!

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    2025年11月22日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    退屈な高校2年の夏休みが始まると思っていた双子の明日子と日々人の家に、高校生のときに起きた事故のために低体温治療をしていた親族の今日子が、30年間の眠りから覚め、居候をすることになる。

    現代の生活に驚きと興味を持つ今日子。しかし、今日子にはある秘密があり…。

    2016年に刊行されたものに書き下ろし掌編、2016年、21年に書かれた特典用掌編×2本を収録した永久保存版。

    30年前に高校生だった方、その前後の歳だった方にはめちゃくちゃ刺さる内容がてんこ盛り。私は大学生だったけど、ちょい下の子達ってこんな感じだったよねーと、懐かしく感じた。

    そして、父子家庭の明日子と日々人と2人の父親のギク

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    2025年11月22日
  • 李陵・山月記

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    「山月記」を高校生の頃に初めて読んだとき、格調高い文体や比喩の妙に心を奪われた。しかし再読した今、最も胸を打ったのは李徴の内面である。彼が味わった孤絶、人としての道を踏み外した悔恨、理想と現実の乖離から生じる自己否定、そのすべてが痛切に迫ってきた。特に「己の毛皮の濡れたのは、夜露のためばかりではない。」という一文に宿る、言葉にならない悲しみが深く響いた。夜露では覆いきれない涙や苦悩、誰にも理解されないまま時だけが過ぎていく空虚さが、その短い表現に凝縮されているように感じた。当時は気づけなかった“距離”―人間関係の中にある微細な断絶、孤独の輪郭、そして胸を灼く後悔。それらを今では読み取れるように

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    2025年11月22日
  • 天久鷹央の推理カルテ 完全版

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    ネタバレ

    とても読みやすい。一気読みだった。
    それぞれの話の最後はアッと言わせられた。
    正直3話目まで「普通に」面白いだったが、最終話のスリリングな展開は「非常に」面白かった!代理ミュンヒハウゼン症候群だろうなあとは予想できたが、トリックは全然わからなかった。
    登場人物の会話はコミカルでこちらも面白い。
    続編がいっぱい出ているようなので、今後の展開も楽しみ。鷹央と小鳥遊の今後の関係も気になります。

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    2025年11月22日
  • 家族

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    警察の「民事不介入」って便利な言葉よね……作品読んでても普通に怖かったけど、読んだあとに元になった事件をネットで見たら、ホント、ヤバいやつで、ひたすら恐怖を覚える作品でした

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    2025年11月22日
  • こころ

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    この本の静けさが好き。人間の心の闇みたいなものが生々しく描かれていて引き込まれていった。到底理解し難い部分もあったけど、そこは何だか神秘的とさえ感じた。

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    2025年11月22日
  • ありか

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    ネタバレ

    なかなか次のページに進めなかった。
    私にとって胸がつかえるような作品だった。
    この感想はかなり個人的なものでいつも以上に自分に向けた記録なので悪しからず、、

    昔からずっと思ってた。
    子どもを産むことを決めたのはその人の決断であって、"産んであげた育ててあげたんだから言うことを聞きなさい。""親の言うことを聞くのが当たり前だ。""育ててもらった恩に感謝している態度を見せろ。"日常的なこういった発言に辟易としてきた。
    そりゃあここまで育ててもらったことに感謝はしてる。でも、それを恩着せるのは違うのでは?だって子どもを育てるってそんな親か

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    2025年11月22日
  • 左京区七夕通東入ル

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    ネタバレ

    けちのついた日に舞い降りてきた、ほのかに甘い恋心が可愛くて、心地よくて、ほっこりしながら読めました。
    たっくんの想いが垣間見えたところでは、ときめきとニヤニヤが抑えられませんでした。
    身近で繰り広げられていそうな等身大の恋模様に、心を満たされました。

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    2025年11月22日
  • 妖奇庵夜話 ラスト・シーン

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    妖琦庵9巻目
    本編最終話です


    終わってしまいました。゜・(ノД`)・゜・。



    全巻を振り返り、
    今までの出来事が
    ここに集約されてました




    我らが脇坂。
    前回から引き続き心配です。


    こんな形で他のお姉さん方をみることになるとは。・゜・(ノД`)・゜・。


    ちょっとズレますが
    脇坂姉弟の名前の由来が素敵でした




    あとは甲藤( ; ; )
    今回はかなりピックアップされていて
    中盤泣けました、、、
    ただやな奴な印象だったけど
    作戦の協力を依頼された時は。゚(゚´Д`゚)゚。
    ウロさんとの会話もやばかった(TT)



    そして青目と鵺


    ずっと疑問でした
    いったい青目は何を

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    2025年11月22日