ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ねじまき鳥クロニクル―第3部 鳥刺し男編―(新潮文庫)

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    無意識下への探求イコール存在意義の探求。歴史的出来事は今を生きるわたしの中にもしっかりと根を張り存在している。自身を深く掘り下げてみたくなった。人はそれぞれの物語の中に生きている。どこまでも閉じない物語。

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    2026年07月27日
  • 本が生まれるいちばん側で

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    斜陽の中にこそ光がある、藤原印刷はまさにその通りを体現しているなあ。実家が斜陽産業(というか広い意味で同業)なので、希望の経営戦略だと感じた。ひとつひとつの仕事にこんなにストーリーがあるなんて素敵。自分の仕事は"語れる"のか、というのは常に立ち止まって考えていきたいな。

    あと純粋に本作りというものの魅力よ!なんか作りたくなるね。

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    2026年07月27日
  • 悪女について

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    ネタバレ

    主人公本人の語りが登場せず他者それぞれの視点での語りで完結するこのスタイル!
    (ちょっと前に『オパールの炎』を読んで、こんな描き方があるのか!と衝撃だった)

    人間って本当に自分の見たいものしか見ないし、信じたいものしか信じないんだなとつくづく思わされた。
    全方位を自分の味方につけるキミコトークの巧みさ…男はほとんど全員騙されてるのもすごい。声量までコントロール…

    本命は輝彦だけだったんだろうね、唯一避妊せず金も引っ張らず(アラン・ドロンは顔と若さ要員)
    初恋の人と最後まで添い遂げたようなもの、なのは、ある意味では純真な女なのかもしれないと思った。

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    2026年07月27日
  • 侍女の物語

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    おもしろかった!翻訳家の鴻巣友季子さんのオススメの海外文学の一つとして知った。もう少し堅苦しい純文学かと思いきや案外読みやすく、かつ、40年以上前に書かれたフェミニズム作品とは思えない、テーマの違和感のなさ。…40年も経ってるのに違和感がないなんて…どうかしてるね、この世界は。今読む価値のある作品だ。

    架空の世界を描くSFディストピア小説である。1980年代〜90年代に崩壊したアメリカ合衆国のあとにできたギレアド共和国。妊娠率や奇形率が高まり、出生率が異様に下がった世界線。

    子供がなかなか生まれないため、ギレアド共和国では80年代を境に女は財産や名前を没収され、元の家族は奪われ、政府管理下

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    2026年07月27日
  • アクロイド殺し

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    推理小説が好きでした。この作品を読んでから、良くも悪くも数年間本を読めなくなりました。
    今年で発表から100年なんですね。
    ぜひ一人でも多くの方に、イギリスのおばちゃんが100年前に書いた本で、めちゃくちゃに引っ掻き回される体験をして欲しいです!

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    2026年07月27日
  • 星の王子さま

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    「本当に大切なものは目に見えない」「心で見ることしかできない」星の王子さまを大人になった今、読んで、子どもの時のなんにでもワクワクしてた頃を思い出しました。読んだあとは、初心に戻ったような、新しいスタートのような、感覚になりました。素敵な作品でした。

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    2026年07月26日
  • ABC殺人事件

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    ネタバレ

    長年積読にしてましたが、じっくり読めて良かったです。
    木を隠すなら森の中、殺人を隠すなら殺人の中。そして小説自体のもう一つの側面。
    真相が明かされるまで、あらゆる可能性(いわゆる禁じ手も含め)を想像しながら読めるのがクリスティ作品の醍醐味だと思います。
    今回もいろんな可能性を考えながら、あと少しで真実に辿り着けなかったところも含めて満足です。

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    2026年07月26日
  • 変な家2 ~11の間取り図~

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    変な〇〇シリーズ3作目。手法と雰囲気に慣れてきたため先を推理しながら読む楽しさすら得られた。ドンピシャで予想が当たった時は快感だった。

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    2026年07月26日
  • 変な絵

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    変な〇〇シリーズ2作目。これもまたそれぞれの絵がどういった話で絡み合うのか徐々に紐解かれていく様子が楽しかった。

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    2026年07月26日
  • 変な家 文庫版

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    初めての変な〇〇シリーズ。複数の家の間取りが最終的には一つの話に繋がっていき驚きも楽しさも怖さも感じられた。

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    2026年07月26日
  • ぼくの死体をよろしくたのむ(新潮文庫)

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    初めて読む作家さんかなー?と思ったら、「このあたりの人たち」を既に読んでいて、すごく好みだったことを思い出した。
    柴崎友香さんにどこか通じる、柔らかくて暖かくて、ノスタルジックな文体がとても心地よくて好み。
    余白のような時間を感じさせてくれる、静かで素敵な短編集。

    酷暑のホテルステイのお供として持って行ったら、本当にぴったりだった。
    朝のプールサイドや、夜のテラスでゆったりとページをめくる時間が、とても贅沢で穏やかな気持ちにさせてくれる。
    大きな感情の起伏はないのに、いつの間にか惹きつけられて、永遠に読んでいられるような優しい時間を過ごさせてくれる作品だった。

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    2026年07月26日
  • カーテン

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    ネタバレ

    ポアロ最後の事件。
    最初からポアロが年老いて病気になっていたり、ヘイスティングズも気持ちが沈んでて読んでて辛かった。

    これほど許せない犯人はいなかっただろう。
    証拠がなければ何の罪にも問われない。
    正しいのか正しくないのかこれは答えは一生分からない。

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    2026年07月26日
  • ねむいねむいねずみ

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    とにかく寝ぼけ眼のネズミの絵がかわいい。バスタブに沈んでいる絵も。
    オチはないし、設定もあやふや。お母さんの夢を見ているから、母親探しの旅なのか。
    結局お化けなのか夢なのか。でもとりあえずネズミくんの眠気はおさまらない

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    2026年07月26日
  • 見えるか保己一

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    偉人の苦労話&サクセスストーリーにとどまらず、周囲の人間から見た美談ではない話を軸にして描いているのがすごい。
    最初に「見えるか」が文中に登場したときは、いろんな意味で鳥肌が立った。

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    2026年07月26日
  • おばけのてんぷら

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    オチが二つあって、絵も和紙の切り絵みたいで可愛い。
    お化けの天ぷら危機一髪で逃げられて中身がないのと、メガネをガリっといくのはよく考えたなと

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    2026年07月26日
  • 流星の絆

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    ネタバレ

    一気に読みました。
    実写化されるのも納得です。
    主人公たちが危険な行為に及ぶたびにハラハラさせられました。
    あの人が犯人でなくて良かった。主人公には幸せになってもらいたいから。

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    2026年07月26日
  • トゥモロー・アンド・トゥモロー・アンド・トゥモロー

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    続きを読むのが楽しみすぎて、ぐいぐいと気持ちを持って行かれてしまった。魔法みたいに読み易い文章。キャラクターの人生への没入感もすごく良い。

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    2026年07月26日
  • 三千円の使いかた

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    御厨家の女性は強い。それぞれのシチュエーションも感銘出来る。「他人は他人、自分は自分」と理屈は分かってるけど、ふとした時に見比べている自分がいるのも現実的。
    ピンチだらけ、間違いだらけの人生だけど、この一冊に出会えたのはデカい。
    この感銘を共有したく、いろんな人に本書を薦めていきたいな。

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    2026年07月26日
  • サラバ! 下

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    おもしろかった!
    自分の信じるものを信じている自分を信じている、、。あまりに達観している。
    兎にも角にも、禿げっていうのは人の心に大きな傷を残すことがわかった。

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    2026年07月26日
  • 戦火のオートクチュール

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    実在の人物にパリやドイツで出会う日本人父娘やその娘、孫もいたかのように錯覚した。
    当時のパリの様子、シャネルのファッションへの向き合い方の一片も知ることができ、極上の読書体験だった。

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    2026年07月26日