小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
今年読んだ中でベスト3に入ると思う。
この本の中では大きな事件やラッキーは起こらない、何なら燻っていたりする。だけど、それぞれが選び歩いてきた道の先が ちゃんとあった。これからも続く。大丈夫と思える。
始まりは、学生のレイとブーの眩しくて瑞々しくて素直になれない気持ちの揺れ。
起点となる1枚の絵は 時代も場所も人物も移り変わる中で、なぜこの絵がここにあるのか? それが明らかになったとき、タイトルの意味に気がついた。
特に四章の『赤鬼と青鬼』が好きで、
茜さんが自分の抱えているものを打ち明けて
「私は自信もないくせに見栄っ張りで、もう若くもなくて、それなのにいつまでも未熟で」
と泣いたときには他人事ではなかった。
それに対して蒼さんは笑って
「奇遇だね。俺もまったく同じ」と返す。
あなたたちは絶対一緒にいたほうがいいと思うんですけど…と心の中で強く訴えたその数行先で、え??と真顔になり、「そういうこと?!」と泣き笑いした。
自分はこんな愛を生み出せるだろうか。
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Posted by ブクログ
久々に続編。6巻と外伝まで頑張って追いつきたいなと手に取りましたがやっぱりこのシリーズ好きです⟡.*
面白くてあっという間に1冊読み終わっちゃいました(*´艸`)
だいぶ拗れていた二人の関係がやっといい感じに収まってかすがいになれる娘も生まれてめでたし♡と思ってたら、アナルド様にもう1人の妻がいる?!?!で大波乱でしたね笑
バイレッタは自分の気持ちを嫉妬と認めずに静かに怒ってるしアナルドは嫉妬されて嬉しいのは分かるけどやっぱり言葉が足りないしで......また捻くれたじれもだがたっぷり読めました(°﹃° *)
そこで言葉を尽くして証明しようとする方が怪しいしバイレッタの性格からしても余計拗れそうなので2人にはあのくらいがいいのかなぁと。難しい性格してますがそんな2人を見守るのが好きです(*´`)♡
バイレッタとアナルドの義妹ミレイナの純真無垢で心の中まで天使な姿に癒されます⟡.*
そんなミレイナの恋模様もあって微笑ましかったです(*´艸`)
ところでエルメレッタちゃんは一体いくつなんです???笑 -
Posted by ブクログ
やっぱり半沢は半沢で、読後は痛快で爽快な気分に浸れる。もちろん読んでいる最中も。
ただし、久しぶりに半沢を読む場合は、まずは第一作を読んでから今作を読んだ方がいい、より一層楽しめると思う。
というのも、今作は第一作目の半年ほど前の出来事にあたるらしく、主な登場人物達も共通しているので、特に一癖も二癖もある浅野支店長はの性格はおさらいしておいた方がいいと思う。
内容はもちろん素人がどうこう言えたものではないけど、今までよりもミステリー感が強い気がする。
殺人が起きるわけではないが、「どうして?」という謎がいっぱいあって、それを半沢が1つずつ解き明かしていくと…。
当然、最後はお約束の倍返しが待っていると。その行程を楽しむ感じ。
でも、正直、倍返しにはちょっと物足りない感があったけど、それもエピソードゼロならば、若干緩いのも頷けるかなと思う。 -
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ネタバレめっちゃおもしろかった!
なんだこれ? なんだこれ????
なんで途中で読むのやめたんだ大学時代の私!!!!
半獣の楽俊が出てきてからおもしろさが8段階くらい上がったよね。
主人公:陽子が自分の中の暗い感情と向き合って、人間的にどんどん成長していくのも手に取るようにわかる。これは王の器だぁ。それに伴う名言の数々、たまらんね。重ね重ねなんで大学時代の私は読めなかったんだ。バカバカ! 私のバカ!!
でもホント陽子が過去の自分を顧みて王に相応しくないと述懐できてる時点で多くの人間と一線を画しているというか、十分に王の素質を備えているということが見て取れるし、読んでいるこっちとしても応援する気持ちになっちゃう。
がんばれ陽子、負けるな陽子。君は誰よりも素晴らしい王になれるよ。
続きが気になる……。次の給料が出たら既刊全部買っちゃおう。 -
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最高です!
久しぶりの森沢作品!やっぱり良いです、森沢さん!
本作にも生きる術…というか生きるヒント的な言葉や文章が満載で(^^)
読んでいてじわじわ刺さってくる!
そしていつもの通り他の小説との繋がりも垣間見え(^^)嬉しさも倍増
気になるところに付箋を貼ったり、角を折ったり…気になる言葉は鉛筆で線を引いたり…一冊読み終わるとチェックだらけになる森沢さんの本!
読後、見た目が様変わりした文庫を眺めるのもなんだか嬉しい
森沢マニアの友人が森沢小説の相関図を使ってくれた!それを片手にふむふむ…次はなにを読むべし…他の小説との繋がりを見落とさぬように…また逆に他の小説へと繋がりそうなものを見落とさぬように…これからも森沢小説を楽しもう♪
こんな相関図もらったら全作読み直しだなぁ(^^)
嬉しい悲鳴! -
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なかなか軽快な感じで読み終わった。恋愛にならないのがいい。
薮下は刑事を辞めた。寝たきり意思疎通のできない母の介護のためだが、お金がつきそうだ。そこへ調査の依頼がくる。
放火犯はギャンブル狂いのじいさん相原とされているが、それが疑わしい。薮下は調査を始める。土地開発絡みで揉めている土地だが、会社は特に怪しくはない。
目黒区の保健所で小包爆弾による爆発騒ぎが起きる。2ヶ月前にも都の福祉保健局に小包爆弾が送られてきていた。昨年5月には都庁。
白いワンピースの女が焼け跡を彷徨いている。前回も見かけた。上園一花と名乗る。一花は賞金稼ぎらしい。
隣家の老女は相原に助けられていた。夫が焼死しているが、相原が犯人だとは思っていない。
一花は犬を連れた週一で通う妙な足跡が関係者なのではと疑っている。一花は一年のうち3ヶ月を害獣駆除で稼ぎ、一年分の生活費を捻出しているらしい。一花の部屋に何者かが侵入し、猟銃の所有が嗅ぎつけられてしまった。 -
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伊豆沖に月琴島と呼ばれる小島がある。月琴島。げっきんとう。いい名前。
江戸時代は密貿易の中心地として栄えたが、鎖国が終わり廃れていった。この家の分限者は、源頼朝の隠し子(娘)の血筋と自称する大道寺家。この家では19年前に悲劇がおきた。
大道寺家の16歳の跡取り一人娘の琴絵が、東京から来た二人の学生のうちの一人、日下部達哉と結ばれて妊娠した。知らせを受けた日下部は東京から月琴島に戻るが、崖から落ちて死んでいるところが見つかったのだ。
大道寺家は、日下部とともに月琴島を訪ねた彼の友人速水欣造を壻に入れて、生まれた娘智子の戸籍上の父親とした。大道寺を継いだ欣造は東京、琴絵と智子は月琴島で暮らす。琴絵はその後亡くなり、遺言で「智子が18歳になったら東京の欣造のもとに行く」ことを言い遺した。
そしてその智子は18歳になり、祖母の槇(マキ)、琴絵の代からの家庭教師の神尾秀子とともに、東京からの迎えを待っている。
金田一耕助は、大道寺家の弁護士である加納辰五郎氏から連絡を受けた。大道寺欣造と、そして「秘密の依頼人」の元に匿名の脅迫状が届いたという。
「彼女を東京に呼んではならない。19年前の惨劇が繰り返される。あの娘は女王蜂だ。彼女の前に多くの男の血が流されるだろう」
そこで加納弁護士は金田一耕助に脅迫者を確かめることと、智子の身に危険がないかの調査を依頼をしたのだ。
だが智子は予定通りに東京に向うと、予告通り次々に惨劇が起きる。
果たして19年前の、彼女の父親は本当に事故だったのか?その死と今回の殺人は繋がっているのか?
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映画では大道寺欣造が仲代達矢のギラギラした人物像だったのに、原作ではまだ若々しく貴族的な顔をした好人物ってことでギャップが・笑
映画では(こういっては差別的?なのですが)被害者たちがいけ好かない成人男性だったことと、未来に繋がる恋愛要素もあったので、他の金田一モノよりは割と気楽に見てました。
智子は原作のほうが気が強くて魅力的で生まれながらの女王然としていて絶世の美女というのが現れていたのですが、田舎から東京に出てすっかり垢抜けちゃったり男性たちに魅力を振りまいたりする様子には「男にそんな素振りをするんじゃない!危険だ!」と警告したくなった、ああ、危なっかしい。智子の気持ちが、自分の父が何者なのか、自分の父はなぜ死んだのか、そして今回は自分を中心に連続殺人が起きて引っ込みがつかない感じになるのもわかるし、どうせい未婚の今はチヤホヤされても家の決めた結婚して主人に従う人生だと思うと今は好きにしたいって気持ちもわかるんですけどね。しかし祖母世代に近い私からしたら「ああ、危なっかしい(^_^;)」
それでも恋愛部分もあったり、途切れていた縁が繋がったりして、未来に向けては大団円ではありました。
金田一耕助の事件は、過去からの因縁が絡み合い犯人にもどうしようもなく殺人へと駆り立てられるものが多いのですが、小説としては金田一耕助の存在や、生き残った人たちが「前を向いて生きましょう」と手を取り合うため、その酷い殺人によって淀んでいたものが祓われたような、風が通ったように感じます。
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