小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ主人公本人の語りが登場せず他者それぞれの視点での語りで完結するこのスタイル!
(ちょっと前に『オパールの炎』を読んで、こんな描き方があるのか!と衝撃だった)
人間って本当に自分の見たいものしか見ないし、信じたいものしか信じないんだなとつくづく思わされた。
全方位を自分の味方につけるキミコトークの巧みさ…男はほとんど全員騙されてるのもすごい。声量までコントロール…
本命は輝彦だけだったんだろうね、唯一避妊せず金も引っ張らず(アラン・ドロンは顔と若さ要員)
初恋の人と最後まで添い遂げたようなもの、なのは、ある意味では純真な女なのかもしれないと思った。 -
Posted by ブクログ
おもしろかった!翻訳家の鴻巣友季子さんのオススメの海外文学の一つとして知った。もう少し堅苦しい純文学かと思いきや案外読みやすく、かつ、40年以上前に書かれたフェミニズム作品とは思えない、テーマの違和感のなさ。…40年も経ってるのに違和感がないなんて…どうかしてるね、この世界は。今読む価値のある作品だ。
架空の世界を描くSFディストピア小説である。1980年代〜90年代に崩壊したアメリカ合衆国のあとにできたギレアド共和国。妊娠率や奇形率が高まり、出生率が異様に下がった世界線。
子供がなかなか生まれないため、ギレアド共和国では80年代を境に女は財産や名前を没収され、元の家族は奪われ、政府管理下 -
Posted by ブクログ
初めて読む作家さんかなー?と思ったら、「このあたりの人たち」を既に読んでいて、すごく好みだったことを思い出した。
柴崎友香さんにどこか通じる、柔らかくて暖かくて、ノスタルジックな文体がとても心地よくて好み。
余白のような時間を感じさせてくれる、静かで素敵な短編集。
酷暑のホテルステイのお供として持って行ったら、本当にぴったりだった。
朝のプールサイドや、夜のテラスでゆったりとページをめくる時間が、とても贅沢で穏やかな気持ちにさせてくれる。
大きな感情の起伏はないのに、いつの間にか惹きつけられて、永遠に読んでいられるような優しい時間を過ごさせてくれる作品だった。 -
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