感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2023年12月23日
心がほっこりする話だった。
会話が多いからなのか、1日でサクッと読めるところも良い。
大人が読んでも楽しいけど、ちょっと生きるのがめんどくさくなっちゃってる中高生とかにも読んでほしい。
Posted by ブクログ 2023年12月22日
屋根の上に登ることで何かが変わるわけでも意味もないのに、ただふざけて遊ぶだけで毎日生きていけるという感覚…なんとなくわかるな〜青春だな〜!
と思いながらあっという間に読み進めました。
Posted by ブクログ 2023年07月02日
「もっとこうなりたい。」「こんな自分が嫌だ。」そういった悩みやコンプレックスは大なり小なり誰もが抱えている。大人も子どもも関係なく。その時行動を起こすか起こさないかは自由だし、どちらが正解か間違いかなんてこともない。ただ行動を起こした方が、たとえそれが失敗に終わったとしても心が晴れるのは間違いない。...続きを読む何もしなければ心の内は変わらない。他の誰でもなく自分が一歩踏み出さなければならない時がある。『宇宙のみなしご』というタイトルにはそんな意味がこめられていると感じた。
Posted by ブクログ 2023年04月16日
なんとなく居場所のない4人がつながって、居場所を見つける、生き方を見つける。そんな話。
高校生の時読んで、20年経って再読。やっぱり好き。
Posted by ブクログ 2023年01月20日
気付いたら一気に読み切ってしまいました。
もやもやとした気持ちを、誰もどうにもしてくれない。それなら自分たちでそのもやもやに捕まらないように、楽しいことを考え続けるしかない。
意味があるようで、重大な理由なんてなくて、それこそが最大の理由で、矛盾しているようで言葉にできない何かが一本見えない場所を通...続きを読むっている、そんな中学生の言い知れない気持ちを思い出させてくれる一冊でした。
『宇宙のみなしご』なのは、きっと大人になっても変わらないけれど、その一人であるわたしも、彼女たちのように暗闇に飲まれず光ることを忘れずにいたいと思わせてくれる、素敵なお話。
多感な中学時代を日々ばく進中の姪にも、是非読ませたい。
Posted by ブクログ 2022年08月21日
文章が柔らかいからスルスル頭の中に入ってきて読んでて止まらなかった
内容もTHE 青春って感じで暗い展開もなくて気持ちよく読めた
物語に波がないのは仕方ないけどつまらないって感じる人はつまらく感じそう
Posted by ブクログ 2021年04月17日
私の実家の屋根は窓から簡単に登れるところだったから何度も1人で屋根に登っていた。田舎だから山と田んぼと土手しか見えなかったけど、懐かしい。
あれを弟や友達と一緒にやってたら、もっと強い思い出になっていたのかな?
宇宙のみなしご…だから生まれてから死ぬまで…輝きは大きくなったり消えそうになったり...続きを読むしながら…自分でなんとかするしかないんだ。
がんばろ。
Posted by ブクログ 2023年10月30日
中学生の冒険小説思えば腕白純粋お転婆で許される楽しい物語。今、子供を主人公にした小説が流行り(?)だが確信犯か?
そんな馬鹿なと、ツッコミたくても子供相手では大人げないと一蹴されそうだし!私の好きな 宮部みゆきもこの手を・・・・
Posted by ブクログ 2023年10月09日
年子の姉やってますが、甘え甘えられってほどの年の差がない分、やっぱり友達感覚に近いときはある。そりゃもう毎日喧嘩してきたけど、年子も存外悪くない。
Posted by ブクログ 2023年09月03日
ちょっぴり寂しいけれど、それが現実で、でも前へ進む勇気をもらえる一冊です。
富塚先生、いい先生だなあー。自分でがんばることを伝えながらも、さりげなく友達の大切さを教えてくれる。
悩み多き、思春期の子どもたちにおすすめです。
私が心に残った言葉を抜粋します。
「一番しんどいときはだれでもひと...続きを読むり」
「ぼくたちはみんな宇宙のみなしごだから。ばらばらに生まれてばらばらにしんでいくみなしごだから。自分の力できらきら輝いてないと、宇宙の暗闇に飲み込まれて消えちゃうんだよ。」
「頭と体の使いかた次第で、この世界はどんなに明るいものにもさみしいものにもなる」
「ひとりでやってかなきゃならないからこそ、…..
手をつないで、心の休憩ができる友達が必要」
Posted by ブクログ 2023年07月15日
少し前に読んだ本だけどとても印象に残っていた。
最後では友達の大切さとか4人で屋根に登って夜空を見上げてるシーンの中に詰まってる気がした。
色んなことを乗り越えて見た夜空はホントに
綺麗だったんだろうな
Posted by ブクログ 2023年05月31日
小学生の時に読んだことあるけど、その時は何も思わなかった。おもしろかった〜っていう単純な感想だったと思う。
だけど社会人になってまた読むと、そんな単純な言葉ではない。大人も子供も人はみな宇宙のみなしご。暗闇に飲まれそうになった時手を繋いでくれる友だち。まあその暗闇は人それぞれだと思うけど、私にはそん...続きを読むな友だちがいるかなって一瞬考えた。けど深く考えて線引きしなくていいんだろうな。大切にしよう。
Posted by ブクログ 2021年10月18日
どこか懐かしいあの頃を思い出し、心が洗われる児童向け小説。クスっとさせる陽子とリンの遣り取りや、時々ドキッとするような言い回しに唸る。さおりさんがいい薬味になっている。
読後は胸がぽかぽかして誰かと手を繋ぎたくなる一冊。
Posted by ブクログ 2021年06月26日
リンが悩みを抱えていて食欲がない時陽子も悩みを抱え、煮込みばかり作っていた所で、兄弟悩む時も一緒なのか〜と思った。また、屋根の登る時の状況
、描写が鮮やかに描かれていると感じた。
Posted by ブクログ 2021年06月09日
中学生が主人公の小説、というと意外に思い浮かばない。私が中学生の頃だと、『僕らの七日間戦争』(宗田理)、個人的に印象的だったのは『ソロモンの偽証』(宮部みゆき)、海外だと『スタンド・バイ・ミー』(スティーブン・キング)などが思い浮かぶ。スタンド・バイ・ミーは小学生か?今Wikiで調べたら主人公は1...続きを読む2歳とある。
まあいいや。兎に角、思春期というのは、よろず甘酸っぱく、そして、ノスタルジーと共に語られる運命にある時代だと思う。本作『宇宙のみなしご』も、そんな甘酸っぱさを感じる作品だと思う。ただ、中高生向きと思ってバカにしないでほしい。個人的には大人にこそ心の選択に読んでほしい作品です。
極々乱暴に話の筋を述べると、超放任家庭で伸び伸びと中学生をする陽子(中二)とリン(中一)の姉弟を中心にした人間関係のお話。彼らは制約のある中で面白い遊びを懸命になって探すのが趣味。ある日見つけた”人の家の屋根に登る”という遊びに、ひょんなことから陽子のクラスメートたち(へっぽこ系のクラスメート)が参加することでドラマが展開してゆく。
話の筋はいくらでも他所に書いてあると思うので、主人公のキャラ設定から色々と裏読みしたいと思います。
主人公の陽子の性格は多感な中学生が多い中では特異だと思います。人と群れず、かといって閉鎖的でもなく、また自分のことも他人のことも結構客観的に見えている。何かをひけらかすわけでもなく、負い目や引け目を感じて生きているわけでもない。大人びた性格。
現実に存在したら、陽子みたいなキャラに惚れてしまうのかもしれないなあ、と思ってしまった。人を見かけで判断しなさそうだし、判断しててもその事実をはっきり言いそうだし、裏表がなさそう。こういう人が友達だと楽だし楽しそうかな、と(もちろんおっさんの私ではなく、自分が中学生ならばね)。
でも、作者が陽子を主人公に据えたのは、現実はやはり陽子のようなキャラは成立しづらいからだと感じてしまった。世の中、人の顔色を窺わないといけないし、いじめとかスクールカーストとか怖いし、人と違うことで指弾されたり、そうしたことに神経をすり減らすことが多いのだと思う。そんなことを考えると、日本国憲法第9条は現状ではなく理想を描くのだ、という主張のごとく、こんなすっきりとした中学生や中学生活は理想にすぎない(=現実にはありえない)と勘繰りたくなる。少なくとも、やっぱり中学生という時代は難しい時代なのだろう。
そういえば、本作のタイトル『月のみなしご』、どういう意味だろう?と思いませんか。これについては本文の終わりの直前に触れられています。
「ぼくたちはみんな宇宙のみなしごだから。ばらばらに生まれてばらばらに死んでいくみなしごだから。自分の力できらきら輝いてないと、宇宙の暗闇にのみこまれて消えちゃうんだよって。(中略)でも、ひとりでやってかなきゃならないからこそ、ときどき手をつなぎあえる友達を見つけなさいって、富塚先生、そう言ったんだ。手をつないで、心の休憩ができる友達が必要なんだよ、って」
そう、この作品は、「心の休憩を許してくれるような友達」作りを薦める本なんです、きっと。私にはそんな友人いるかしら。。。まあ嫁さんは許してくれるかな。
・・・
本作を読むと、きっとほっこり、すっきりしてもらえると思います。日頃のしがらみやら義務から同調圧力から上司からの要求やら、生きていると何かと大変なものばかりなおのです。たまには気を抜いてほっとしたくなりますが、本作はそんな息抜きを精神的にもたらしてくれる作品だと感じました。
Posted by ブクログ 2021年04月04日
短くて単純で恋愛要素もないけど、心にしみる。多感な中学生時代のみずみずしさを思い出すきっかけになる。
最後のベランダのシーンは出来すぎだけどじんわりきました。よい雰囲気ですね。
さらりと読めるこんな小説が良い気分転換になります。
Posted by ブクログ 2021年01月19日
中学2年という時期は青春であり、自分てなんなんだ?と考える時期なのかもしれない。両親が仕事が多忙であるが中2の陽子、中1のリンの姉弟が逞しく仲良く育つ。そこで考え出したのが真夜中に隣家の屋根に上り、星を見上げること。そこに仲間外れになっている七瀬と相川が加わる。彼らは逃げたくはないが、逃げようとする...続きを読む。しかし、屋根から見る壮大な宇宙を見ているとそんなちっぽけなことどうでもいいやと思わせる。この大宇宙からみたら人間の小ささは埃である。陽子が七瀬、相川に寄り添う姿だけは人間の大きさを示しているようだった。
Posted by ブクログ 2024年03月31日
バターの後だったので俄然読みやすくて、一気に読めました。最近やっとティーンネイジャーの物語を、冷静に他人事として読めるようになってきた気がする。今までは自分の10代の頃と比較してしまい、自分はこんなに色々考えて過ごせていたかな?こんなドラマチックなこと起きたかな?信頼できる人はいたかな?とか考えて落...続きを読むち込んだりしてたので、作り話である、と理解して読めるようになったのは、恥ずかしながら最近なのである…。
面白いことを求めて屋根のぼりをする中学生と、その子達の関わり合いの話。大人になっても人は、自分に必要な刺激を求めて、色んな方法で自分の中のモヤモヤを晴らしているんじゃないかと思う。安全圏内で。サクりと現実逃避するのに相応しい一冊でした。
Posted by ブクログ 2024年01月17日
子供らしい旺盛な好奇心と、自分の行動を冷静に判断する醒めた視点を併せ持つ、中学二年生の主人公・陽子が魅力的に描かれています。
悩みや困難に直面しても、自分らしさを失わずに真っ直ぐに突き進む姿の潔さと、繊細な心の揺らぎが、ごく自然に表現されているところも良いですね。
タイトルが持つ意味には厳しさも...続きを読む含まれますが、シンプルな言葉で紡がれるメッセージは、きっと世代に関係なく多くの方の胸に響くのではないでしょうか。
Posted by ブクログ 2023年12月14日
中学校は会社みたいに選べるもんじゃないから、かけがえのないものになる、という言葉にハッとした。普通は住んでいる地域のによって割り当てられた学校に通うし、実際私もそうだった。いいことも嫌なこともあった。選べない組織の中で、閉じられた世界の中でがんばっていたなと思う。
Posted by ブクログ 2023年08月17日
人は一人でいる時間も長いけど友といて友に刺激をもらって新たに何かに挑戦しながら成長するのだなと思う と同時に人に何かを与えることもできるしお互いに成長していくんだな 良き友と一緒に生きた娘はきっと幸せだったんだろうな
Posted by ブクログ 2023年03月02日
文章が非常に読みやすかったのですらすら読めました~
やっぱり森さんの文章は読みやすい!
今回の主人公は中学二年生の姉と中学1年生の弟。
親はいるのに登場は一切しない!!
仕事が忙しいらしい…
そのせいか、家事、料理ができる自立した中学生という設定。
感想
自分の殻を破ろうと悩んで頑張っている姿応...続きを読む援したくなる!
それにしても中学校懐かしな~
今思うとしょうもないことで悩んでばかりだった。
学校という閉鎖的な空間だったから変なことしたら輪から外れてしまうと当時は思っていたので、みんなに合わせていた。
だけど、自分も勇気をもって殻を破ろうと必死に頑張っていたな~と思った。
今思うと無理にあわせなくて、もっと自分をだしていけてたら楽しめたんだろうなと思った。
今ですら自分をだすの難しいけどね
でも、中学校の時よりかは確実に成長してるから前向きに考えていける。
Posted by ブクログ 2022年12月16日
爽やかな読み口
ほぼほぼ4人の登場人物で構成されたお話は
読みやすく、何より潔い。
「カラフル」もあとあと心に響く作品ですが、
この作品も読む年齢で感じ方がずいぶん変わると思うので何回も読み返してみたいです。
Posted by ブクログ 2021年12月05日
もともと短い話だったことに加えて、テンポ感も良く、また登場人物たちの掛け合いが面白くて、サクサク読めてしまった。
面白かったけど、あっと言う間に読み終えてしまったので、この作者の他の作品も今度また読んでみたいなぁ。
Posted by ブクログ 2021年09月18日
2021.09.18
登録おそくなた 昨日はブルと電話
夜中に屋根に登るっていう
ハラハラドキドキを
兄弟と友達と共有する
子どもらしい物語
夜中
屋根
陸上部
キヲスク
子どもらしいモヤモヤな気持ち
楽しみを共有する友達が増えることへの
モヤモヤ。
学校へ行きたくない気持ち
秘密の遊びへのワ...続きを読むクワク感
秘密の告白をする時のスッキリ感
友達といると
何でか無敵になっちゃう
仲良くなる友達って
思ってたのと違う人だったりするよね
Posted by ブクログ 2021年03月24日
そう言えば、大人や他者には理解できないような「遊び」してたな〜と懐かしくなりました。
子どもの頃は広く浅く、成長すると狭く深く遊べるようになっていく気がします。
殻を破っていたつもりになっていた、この感覚にグサッときました。ただ、「つもり」にも進歩はあるよね、きっと。
中学生の青春が詰まった1冊だな...続きを読むと思います。
Posted by ブクログ 2021年02月01日
ただ、屋根に上る話。
です。
でも、それが、ビミョーに、深い感じもあり。
微笑ましくも、爽やかにも、読後感が良き。
なんか、なんか、いーわ〜って感じ。
陽子ちゃんの語り口が、なんとも面白かった(°▽°)
読み直してみたら、
ダイブとかより、全然好きかもー。
装丁もカワイイ!
Posted by ブクログ 2020年08月28日
青春 友情 家族
両親が忙しく、新しい遊びを見つけて過ごす姉弟が屋根上りに夢中になる。グループから仲間外れにされている女の子、いじめられっ子の男の子も加わりそれぞれの成長を描く物語。
主人公の女の子のさばさばした感じが好き。
季節や時間の空気感の表現がリアル。
最後のワクワク感が子供時代に戻った...続きを読む感覚になりました。