小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
『さよならの…』という題名だから、もしかしてシャールさんの身に何か起こるのではないか、と読み進めて巻末に近くなるにつれてドキドキ。
この本の1話目、すごく好き。まぁ、ジャダさんはいつものごとくちょっとうるさすぎるんだけど、この話では良い役ドコロだ。
希実が初めてシャールの『本当の姿』を観た時の感想が笑えるけど同意!
あああ、もったいない……!ハンサムな男性の面影が、どぎつい厚化粧の向こうに儚く消えていく。
という感想がツボに入って笑えた。
そのうえで、シャールさんの言葉がしみじみ。『自分を憐れむのって癖になるの。傷つくのって楽ですもの。だから私、逆のことをすることにしているの。』
自分を憐れ -
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戦争という狂気の時代、なおも正気を保ち続け、暗愚な上官や中央の命令に最後まで抗い、手持ちの資源しか使えないという厳しい制約の中で、精神主義や非科学に傾倒することなく、合理的精神を貫いた不屈の指揮官たちの話。
著者の「激戦地を歩く」を読み、現地を直接見ることの重要性、人生観に感銘を受け読んでみた。
本書で取り上げていた、インパール作戦での佐藤幸徳、宮崎繁三郎。沖縄戦での八原博通。特攻を拒否した美濃部正。いかに理不尽な極限状態であっても、己の信念を貫き、合理的な決断を迷わず実行すること大切さ、教訓を戦争という歴史から学ぶことができた。
現代日本、理不尽な極限状態でなくとも己の信念を貫き、合理 -
Posted by ブクログ
やっと読み終わった。もう面白すぎて、他のことしなあかんくて読めない時間にもずっとイクサガミのこと考えていた。これは麻薬だよ。少し読んで設定を理解すると、もう読み切るまで辞められない。
読める時にどんどん進めたい。けど、夜は眠い。眠気に負けずに読んでいたら目から涙が出てきて、セルフ「時計仕掛けのオレンジ」の拷問状態。それでも続きが読みたくて仕方なくなるほど面白かった。生活に支障をきたす読書は初めての経験。
話の流れを予想して、こいつとこいつが戦いそうだな、とか予想するんだけど全てが裏切られていく。前倒しに次ぐ前倒しで、エンタメのセオリーなんて遥か彼方へ行ってしまった。
実写が見たすぎてNe -
Posted by ブクログ
ネパール王族殺害事件の発生時に、たまたまカトマンズに滞在していた日本人記者が、事件の取材を通じてある謎を解いていく物語です。
読み進めていくと、衝撃的な真実が明らかになります。
異国の戦争について報道されるのは、ミサイルや銃撃戦で破壊された地域や死傷者の人数です。
戦争によって無関係な市民や子どもたちが巻き添えになっていたとしても、その報道を見た私は「大変なことが起きている」と一瞬思うだけで、関心はすぐに日常へ戻っていきます。
最近は原油価格の変動が身近な生活にも影響を及ぼしていますが、それでも気にかけているのは自分のことばかりだと気づかされました。
報道されている数は、ただの数ではな -
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最高だった
朝井リョウが、結局最強の本は読む手が止まらないものって言ってて、それでした
信頼できない語り手ってこういうことでしょうか
他者への眼差しははっきりしているが、客観的に自分を見ることはできてないね
ベンチに座った人に、ここはある人の専用席なんですと何度も説明する姿を想像してみたらどうだろ、確実に変な人。でもそれを変と思わせない文章がすごい。僕らもいつの間にか語り手への客観的目線を失ってる。
孤独や現状への不安や、何者かになりたい欲望。自分以外のものに委ねることで解消していると僕は読みました。あくまでも個人の解釈、いろんな解釈があるだろうから、読んだ後にコーヒーでもしばきながら話そうぜ -
Posted by ブクログ
【あらすじ】
ゆたかともみのりの姉妹が神楽坂の路地裏に開店させた〈スパイスボックス〉には、今日も疲れたり、悩みを抱えたお客がやって来る。
ゆたかの料理とみのりの接客で癒された客たちは、新しい一歩を踏み出す力をもらい、笑顔を取り戻して帰って行く。
【感想】
2冊目で、しっかり〈スパイスボックス〉のカラーが完成です。
それぞれの抱える悩みに共感しながら、温かい気持ちになりました。
そこにプラスして、このお店のコンセプトが、私が半世紀以上も通っていたお店(諸事情により、昨年夏に閉店)に似ていて、懐かしさと恋しさに勝手にうるうるしてしまいました。
このシリーズも次が最終巻のよう。ちょっと寂 -
Posted by ブクログ
めっちゃ面白かった。570ページも読むの大変だったけど、先が気になってどんどん読み進められる。最近戦国時代を勉強し始めて、ストーリーの大筋がうっすら分かる、くらいのレベルで見てるから特にちょうどいいんだと思う。逆に全く戦国武将を知らないと登場人物のイメージが掴めなくて読むの大変かも。
真田信之、幸村を題材として、大坂夏の陣での不可解な謎を5人の証言と共に家康が解き明かしていく。織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永から見た大阪城での真田の戦、そしてその間にこの兄弟の昔話が入って一つの物語となっている。この昔話が始まるたびに六文銭が一つずつ集まっていくのが洒落てて好き。
私の推
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