ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • ちぎれた鎖と光の切れ端

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    壮大なストーリーなのに、ひとりひとりの登場人物の心情がとても丁寧に描かれている。やや複雑な人間関係も文章が読みやすいおかげで、すいすい頭に入ってきました。
    凄惨な殺人の物語でありながら、人が人を想う気持ちや友情、そして憎悪というものを深く考察するような人情深い小説だなと感じました。

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    2026年08月17日
  • 恋とか愛とかやさしさなら

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    これまで読んだ一穂ミチさんの著作で一番好きでした。
    性犯罪者となった婚約者を許せるか。の一点なんだけど、自分に置き換えたらどうなのかとかぐるぐる考えてしまった。辛かったけどどこか他人事だったのも事実。
    単なる出来心が起こしてしまったことと簡単には片付けられなくて、程度がどうであれ、やった側に区分されるしかないと思うけど、当事者関係者ならそう簡単ではないよなぁと。前科として10年は背負うことになるくらいのことなんだけど、重すぎる気もするし、妥当な気もする。

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    2026年08月17日
  • 余命一週間の探偵として

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    てっきりジェットは奇跡的に生き長らえるのかと。。
    しゃにむに真相に迫ろうとする姿勢は自由研究シリーズのピップを彷彿とさせる。

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    2026年08月17日
  • 武道館

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    昔の朝井リョウさんは、一つの出来事を、複数の登場人物の視点で描くというのが印象的だったように感じる。「桐島、部活やめるってよ」や「星やどりの声」、「世界地図の下書き」など。複数の視点で描かれるから、より解像度が高められたり、ある人物にとっては大事なことが、他の人物にはそうではない、といったことを読ませてくれる、そこが朝井リョウさんの魅力だと感じていた。
    「武道館」では、基本的に「日高愛子」という一人のアイドルの視点で物語が進められていく。幼い頃から、歌って踊ることが好きだった愛子が、アイドルグループNEXT YOUの一員として活動する姿が描かれる。
    現実のアイドル界隈と同じで、恋愛禁止、炎上、

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    2026年08月17日
  • やわらかい砂のうえ

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    この小説でも寺地はるなさんの巧みな心理描写に、はまってしまった。

    鳥取砂丘のある街で暮らしてきた万智子(24)は、職場のある大阪で知らない場所を歩く時、やわらかい砂の上で歩いているようだと思う。歩きにくいけれどなんとか歩かなきゃと頑張るような真面目な彼女。小説が進むにつれ成長していく様子に、すごく共感できた。

    税理士事務所で働きつつ、オーダーメイドドレスを作る会社でも働くようになり、出会った女性達に感化され、自分の言葉に意見されていくうちに、万智子は自分がどうあるべきかに気づかされる。

    恋することを怖がっていた彼女は、だんだん自分がどうありたいのか、そして人に完璧さを求めなくてもいいこと

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    2026年08月17日
  • 恋文の技術 新版

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    ネタバレ

    珍しい手紙形式の本。
    全てが手紙となっている。ただ、最初はそれがわからず、読んでいてもよくわからなかった。
    手紙だと気づいてからは、面白く読めた。手紙形式だけなのに、相手がどう返信をしたのかもわかるし、続きがどんどん気になる!
    森見登美彦らしい阿呆阿呆ワールド全開の作品!

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    2026年08月17日
  • 鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。(新潮文庫)

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    えぇっ・・・?

    って思うタイトルに、期待を募らせて購入。
    もちろん、裏切られることなく最後まで軽やかに読み切りました!

    何かを極める途中の人たちのエッセイって、
    とても面白い。

    生活、考え方、持っている知識。

    どれをとっても、私とは全然違う感じがする。
    それなのに、時々、なんかとても分かってしまう。

    川上さんも同じだ。
    東大を出て、第一線で活躍しながら、テレビやエッセイでも活躍・・・そんなに有名な人なのに、

    カールが好きだと言う
    モテたいと言う
    英語ができないけどいいんだと開き直ったりする

    飾らない人柄に、この人ホントにすごい人なのかなって見返しを確認したりしてしまう。

    鳥類に

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    2026年08月17日
  • 塩狩峠

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    ネタバレ

    あらすじからするに、暴走列車と格闘するようなパニック小説の類かと思っていましたが、タイトルにも出ている塩狩峠での列車のシーンは物語の最終盤にサッと出てくるだけで、基本的には信夫の生涯について、誠の愛と信心の話でした。
    その犠牲の死という最終的な結末に至るまで、この永野信夫という大人物がどのように生きてきたのか、胸に深く沁みる物語でした。

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    2026年08月17日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    ネタバレ

    あらすじからするに、暴走列車と格闘するようなパニック小説の類かと思っていましたが、タイトルにも出ている塩狩峠での列車のシーンは物語の最終盤にサッと出てくるだけで、基本的には信夫の生涯について、誠の愛と信心の話でした。
    その犠牲の死という最終的な結末に至るまで、この永野信夫という大人物がどのように生きてきたのか、胸に深く沁みる物語でした。

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    2026年08月17日
  • 四つ子ぐらし(23) 大ピンチ!? ドキドキの参観日

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    三風です。もうすぐ私たち四姉妹の誕生日!…って、わくわくした気持ちだったのに…。
    絶対にかくさなきゃならない、私たちの最大のヒミツ――『四つ子は、子どもだけでくらしている』ってことが、学校でウワサになってるんだって…!
    もうすぐ、授業参観日。家族が誰も見に来なかったら、ウワサは本当なんだって思われちゃう。どうしよう!?
    そんなとき四月ちゃんが、『ある人』にお母さんのフリをしてもらう作戦を思いついて…!?
    楽しく誕生日パーティーをするためにも、作戦を成功させなきゃ!

    こんな人にオススメ( ◠‿◠ )

    ☆四つ子ぐらしが好きな人
    ☆授業参観が楽しみな人

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    2026年08月17日
  • 四つ子ぐらしSP! 四人が出会った最初の最初

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    三風です! 二鳥ちゃんは、なぜか、一花ちゃんだけを「一花」ってよびすてにするんだよね。
    それは、四人が初めて出会った日、私が家に入る前に起こった『ケンカ』が理由で…?――《四人が出会った最初の最初》
    湊くんのお誕生日のお話《二人をつなぐプレゼント》や、
    四人で力を合わせた体育祭のお話《走れ! お楽しみリレー》、
    カゼをひいた一花ちゃんを、妹三人でがんばってお世話して看病するお話《もし、カゼを引いたら?》が読めるよ!
    最新刊まで読んでいなくても、『四つ子ぐらし(1)』を読んだ後にすぐ読める、スペシャルなお話いっぱいの短編集!

    こんな人にオススメ( ◠‿◠ )/

    ☆四つ子ぐらしが好きな人
    ☆体

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    2026年08月17日
  • 新しい花が咲く―ぼんぼん彩句―(新潮文庫)

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    俳句にちなんだ短編集。
    ゾワッとしたりホワッとしたり、
    流石は宮部みゆきさん!
    どのお話も読み応えありました。

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    2026年08月17日
  • マザーアウトロウ

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    おもしろかったです!

    私自身は常識を逸脱しないように割と真面目に生きている人間なので、近くに張子がいても波那ちゃんのように受け入れたり楽しんだりできないと思うのですが…。でもだからこそありえない非日常を味わえて楽しかったです。

    以前読んだナチュラルボーンチキンに割と似た設定のように感じるのですが、金原ひとみさんはこういう過去にパートナーから傷を受けた女性、子供を持つか迷う気持ち、行動力がずば抜けていて非常識だけど憎めない人物を描くのが本当に上手いですよね。自分とは程遠く感情移入できない人物のこともなんか分かる気がすると思わせてくれるし、セリフも滑らかだし、何より食の描写が素晴らしくて!

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    2026年08月17日
  • お梅は呪いたい

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    呪いの人形、お梅による愛しすぎる空回り喜劇。
    本当にやることなすこと空回りで、根っこはしっかり呪いの人形なのにこうも上手くいかないのかと笑ってしまいます。
    所々作者さんの意思を感じて、あまりあぁいう描写を好まない人間なのですか本作は楽しく読むことが出来ました!

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    2026年08月17日
  • ルポ 戦争トラウマ 日本兵たちの心の傷にいま向き合う

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    想像以上に凄まじい内容であったが、読んでよかった。戦争体験自体がトラウマティックなものになることは想像に難くないが、その影響が本人のトラウマ症状やアルコール依存だけでなく、家族にもDVや虐待などの形で表出することを考えると、非常に根深い問題であると思った。本書に登場する人の多くは日本人だが、ベトナム戦争に参加した米兵のエピソードもあるので、必ずしも当時の日本の軍国主義的な時代背景のみに帰属させられる問題ではないだろう。こうした時代背景や文化的背景を考慮した上で、戦争トラウマについてもっと考えてみたいというのが読後の率直な感想である。

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    2026年08月17日
  • 虐殺器官

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    ネタバレ

    2008年4月4日の自分のレビューでは星3つ
    18年振りに読み返すと、遠くの戦争が当たり前になった今の時代にビンゴで、星5つ。

    以下ネタバレ
    脳の一部に進化の結果つくられた虐殺器官がある。ここを言語等何等かの方法で刺激すると、人の価値判断が平和から暴力に動き・・・・
    これって今の民主主義を標榜しているくせに戦争始めた国のこと?
    自分の生活外の場所で戦争があるのは当たり前・・
    テロよりも内戦させた方が自分は平和

    戦争は遠くのものである限り、平和の優先順位は下がり、生活を脅かす他国民は悪で、 2008年頃は世界平和だ地球環境だと言っていた風潮が 今ではインフレだ、MAGAだ、日本人ファーストだ

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    2026年08月17日
  • お探し物は図書室まで

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    この人前のここの…というのがちょうど忘れた頃、でもすぐ思い出せるくらいのときに次々出てきて、伏線回収を繰り返してるかんじで読んでいくのが面白かった。この作者そういうのがとても上手い。

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    2026年08月17日
  • 最高のウエディングケーキの作り方

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    スィーツは本当にご褒美。
    その考えは変わらず。でも、時代とともに人の考えは変わっていく。滋じいちゃん最高に進んだ考え方。
    誰かの付属品でなく自分自身を大事にしよう。そして、ごほうひのスィーツを、食べよう!

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    2026年08月17日
  • わたしを庇わないで

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    やばいです。読みながら、笑いながら、悲しくなりながら、恐れながら、苦しくなりながら、一気に3篇、ページをめくりました。「人間の嫌な部分を書きたい」という著者インタビューに誘われて手にしました。著者は『我が友、スミス』でかつてない小説体験を与えてくれた石田夏穂。この新作を読むことによって『我が友、スミス』のような小説が、なぜ生まれたか?がちょっとわかったような気がしました。一貫しているのが「自意識」と「肉体(五感、顔、体型も含む…)」と「社会」のままならない関係です。前作の感想で「2022年のビルディングスロマンは筋肉女子によって成し遂げられた」と書きましたが、新作はそんなものじゃなかった…です

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    2026年08月17日
  • ビルマの竪琴

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     南国の描写が目新しい。日本のものとは違う風土や、民草の性質について、細かく記されており、新鮮だった。隊員たちの葛藤する描写も詳細で、とても共感できた。心細い異国の戦場でも、歌っていくことで士気を高めている精神が尊かった。

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    2026年08月17日