小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ただただ真面目に実直に、一生懸命生きている山田太郎と、人生の一時期に彼と関わった8人のお話。
面白かった。でも笑いながら読んでたら、不意打ちを食らってぐっとくる。
どの章も「面白いなー」「いい話だなー」でも読めるけど、8人のうちの誰かは強烈に読み手に刺さると思う、その誰かは人によって違うだろうから、読み終わった人たちと語らい合いたくなる。
一生懸命生きているのになんかうまくいかない、器用に乗りこなせない、自分ばっかり損をしている気がする、そういう人の救いになる本だと思う。
最後の一行を読み終えた後すぐ2周目行きたくなるのが水沢作品の凄いところ。
2周目読みながら答え合わせする楽しみも残されて -
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旅学(たびがく)という知らない言葉がタイトルに
使われている本書を新聞の広告欄で見かけた時は、理由は不明だが、筆舌し難い高揚感等の複数の気持ちが入り混じっていたことを思い出す。
本書は、CAとして知り得た旅学にまつわる40の
エピソードを6章の構成にて紹介している。
ここで、旅学の意味について、今一度触れておく。
★旅から学ぶこと
★アイデンティティの再確認
★自己肯定感を増やしつつ未来開拓力を養成
いわゆるドッグイヤーが「大量生産」されたので、
学ぶべきところや参考になる点は、数え切れない。
日頃から感謝する気持ちを持ち続けることは、
つまり、『感謝の貯金』は、心のゆとりにつながり -
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長編小説だが、短編小説のように視点が変わり1話1話読みごたえがあり、けれどどのお話も巧妙に繋がりを持たせてあり、とても楽しめた。
自分にもいつか必ず訪れる、大切な人の死。その時自分は、何を考えるのだろう。
この小説でいろんな登場人物の想いに触れ、人との関係性や人生というものについて、大切なことを教えてもらったように思う。
いつかその時が来たら、自分は素敵なぎょらんを受け取れるほど、満足できる関係性で人生を歩んでいくことはできるだろうか。
日々の積み重ねをもっと大切に過ごしていこうと思えた作品。
町田その子さんの小説はいつも爽やかな読後感で大好き。 -
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前半は読書の歴史の話であり、正直タイトルから期待していた内容ではなく退屈に感じる部分も多い。しかし、この予期しなかった偶然である情報こそが知識であり、自分から遠く離れた他社の文脈を知ることこそが読書である。意図的かどうかは分からないが、複線回収をされた気分であった。
自分の文脈を1つのことに集約させ、何かにコミットすることは楽であり、それは実際は逃げなのである。だから、仕事に全集中するのではなく、半身で働き、様々な文脈に触れてこそ人生は豊かになる。
本を読みながら、この本を読み切れる人は現代にはきっと少ないのだろうと悲しくなった。しかし、話題にはなっていたので、もしかしたら今後の日本も広がって -
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再読作品です。はじめて読んだのは2年前かな。とても好きなSFです。
去年、2025年5月にApple TV+にてドラマが配信されて、すごく良いドラマだったので「原作を読み返したいな~」と思ってたのですが、読み返すのが遅くなって今になってしまいました。
上巻に中編が2編、下巻に中編が2編、それぞれ収録されている本です。はじめて読む人は上下巻一気に揃えなくても、上巻に収録されている「システムの危殆」をまず読んでみて、マーダーボットの独特なキャラクターを味わってみるのも良いのかもしれません。
主人公は人間ではなく、自分のことを「マーダーボット」と呼んでいる人型のAIロボット。マーダーボットは自 -
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司書の小町さんがセレクトした、本と付録の羊毛フェルト。それらによって人生に行き詰まった人たちの運命が少しずつ動いていく…
日常に悩みを抱え、人間関係も上手く行かず、全方位行き止まりのような状況に陥ったとき、手足を引っ込めた亀のように、殻に閉じこもりじっとしてしまいがちだ。もうこれ以上、何も受け付けたくないと。
しかし本作の登場人物たちは、なにかに導かれるように小町さんのところへ赴き、そこでセレクトしてもらった本を手に取る。ドミノの初めのコマをそっと押したときのように、そこから静かに流れるように運命が動き出していく。いろいろなことが上手く行かなくなったとき、亀のようなスピードでもいいから目の前
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