小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ結構前になんとなーく『数学の女王』を買って積んでいた。今回は講談社文庫を買うとブックチャームがもらえるフェアを開催していたので、これまたなんとなーく対象作品になっていたこの作品を手に取った。あらすじをチラと読んだときに「おや?」と私の脳内に電流が走る。主人公の名前に何か見覚えがあるな……。そう! 何を隠そう前述した『数学の女王』はこの作品の続編だったのである! なんで誰も言ってくれないわけ? しかし、私の積読癖がこんな形で役に立つとは思わなかった。やっぱり本は積んでおくものですね!
博士号を取得した異色の経歴を持つ才色兼備な女性刑事がその推理力を発揮して華麗に事件を解決するお話! なのかと思 -
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第二部読破。
第一部に続いて、
バラバラに知ってた戦争の知識が
さらに繋がってきた。
軍部、政治、財閥、メディア、そして国民。
なんでこんなところまでいってしまったんやろ。
今の時代から見れば「どこかで止めれたやろ」と思うけど、
読めば読むほど、そんな単純な話でもない。
誰か一人が悪いというより、
いろんな思惑や空気が重なって、
気づけば引き返せなくなっていく。
この「空気」みたいなものが一番怖いのかもしれない。
靖國神社、戦没者記念館に行ったことで、
本の中の出来事がただの歴史じゃなくなったのも
良かった。
知れば知るほど、
まだまだ知らんことばっかりやなと思う。
勉強になり -
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これは面白いけど、京大文学部出てるだけではまだ学歴狂を名乗るには足りないよね。もっともっと本当の学歴狂は沢山いて、仮面浪人したり海外の院や博士に行ったりみたいな人のことを考えなければいけないよね。彼らこそがたぶん、真の意味での本当の学歴狂で、文学部卒、というだけでは、まだ学歴じたいが好きなんだ、という感じにしかならない。こういうものが書かれて良かったと思う。作者はこれですっきり学歴引きずり系の作家から離れられるのではないだろうか。ダムヤークのような意味不明系小説をもっと書いて欲しい。とはいえ、一度学歴系の話で話題になってしまった作家だと、これから全くそうじゃない異世界に飛び込んでいくのは、また
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何年も前に読んだ本で内容についての記憶が定かではないのだけど、強く残った印象は今なお鮮明である。
私はボディビルディングをする人の気持ちがまるで理解できなかった。
使わない筋肉を人に見せるために過酷なトレーニングするって、私は絶対する気にならない。
けれどこの本のおかげで、少しボディビルディングをする人の気持ちがわかるようになったと思う。
そして、人に見せる試合では、女性は女性らしくあらねばならないという部分にはショックを受けた。
まぁ、見せて評価してもらうんだから、得点が得られやすい努力をするのは仕方ないのかもしれないけれど、筋肉の美しさと、ハイヒールを履いて女性らしさを強調するのは同じく -
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みんみんさんにお勧め頂いた、久々の榎田さんです。
これこれ、この感じ。キャラクターが皆立っていて、全員憎めなくて気付けば好きになっちゃう榎田さんマジック!
読まれた方は皆さんそう思われるでしょうけど、やっぱり主人公のりっちゃんのキャラクター設定が秀逸。
人の気持ちが全く分からないのに、年下の可愛い妻を彼なりに滅茶苦茶愛してる。でも空気読めない発言ばかりするので嫁に捨てられる。普段は冷静で論理的なのに妻と別れたくないとジタバタしてる姿が可愛すぎる。
そして無類の猫好き。タイトルからして猫が出てくるのは分かってたんですが、予想以上に仔猫ちゃんが可愛すぎて、滅(1回使ってみたかった)
『妖奇庵夜話 -
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何者かに襲撃され、残された余命はわずか1週間。意思疎通や身動きは取れるものの、自分がその立場だったらと想像するだけで恐ろしい。しかし、主人公のジェットは、とにかくたくましい。
心強い幼馴染のビリーとともに、限られた手がかりから事実を一つ一つ積み上げ、課題を整理しながら謎を解き明かしていく。過去作同様、事実確認にはデジタルツールが存分に活用され、ジェットが自らの余命をカラリと語るため、物語全体に暗い悲壮感がない。むしろ、期限があるからこそテンポが良く、余命を盾にした法スレスレ(あるいはアウト)の大胆な行動には、不謹慎ながらクスッと笑わされてしまう。
だが、ただのアップテンポなノリでは終わら -
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とにかく不気味で、洒落怖を読んでいる不気味さに近い。謎を散りばめながらもしっかりと回収しない感じや、怪異の理不尽さがとても怖く、後味の悪さを感じた。だが、そこがこの手の本の面白さでもある。時系列がバラバラなので、整理されているネットの情報等を見るとよりわかりやすい。赤い女、息子、山の白い鬼?はいったいどういう関係なんだろうか?山の白い鬼は子どもを産んでない女を求め、女は息子の母親を求めて、息子はとにかく命を奪うといった感じか。整理できたようで整理できてない。
追記 モキュメンタリーをいろいろ読んだが、この本の二番煎じ感は否めない。読めば読むほどこの本の素晴らしさが際立つ。 -
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通信手段が高度に発達した現代では、手紙を書く機会がほとんど失われてしまっているが、手紙を書くという行為ほど、時間をかけて、読み手のことを想ったり、自分自身と真剣に向き合うことができる機会はないと思う。
2人は、手紙をしたためて、読み合うという過程を経て、互いの過去から現在の心情理解が深まり、未来へ向かって少し前向きな気持ちを持てるようになったのだと思う。
客観的に認識することが難しいような人間の心の機微が、2人の言葉によって紡ぎ出されていく様子が美しいと思った。
ただ、冷静な目で見てしまうと、有馬靖明は美しい言葉で飾りながら自身の不倫を美化しているように思えた。
元妻の勝沼亜紀に対しても、
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