あらすじ
家にいるのが嫌になったら、突発的に旅に出
る。カプセルホテル、サウナ、ネットカフ
ェ、泊まる場所はどこでもいい。時間のかか
る高速バスと鈍行列車が好きだ。名物は食べ
ない。景色も見ない。でも、場所が変われば、
考え方が変わる。気持ちが変わる。大事なの
は、日常から距離をとること。生き方をラク
にする、ふらふらと移動することのススメ。
感情タグBEST3
こういうのめちゃくちゃ好き!有名なスポットに行って写真バシャバシャ撮るような旅も好きだけど、いつもしていることを場所を変えてするっていうゆる旅もしてみたいな~!憧れる~。あとこれ読んでサウナに行きたくなった。ゆったりした気持ちになれる本で、よきよき。
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わたしもこんな旅がしたかったんだ、と思った。
誰にも干渉されず、特別なことは何もせず、とにかく日常から逃れて、ただ自分の内側を見つめたり、見つめなかったりする旅。
ゆるーく読んでいたら、唐突に深い洞察が書かれたり、家族システムのこと、国の歴史的背景、異文化について書かれていたり。だけど、それを難しくは感じない。
最後の渡辺ペコさんの解説で、phaさんの文章について「脅かされない、急かされない、押し付けられない」と書かれていて、そうそうそう!と深く頷いた。
とりあえず、どこかに行きたいなぁ。
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初めて読む phaさん。
読み始めて数ページでだいすきな本だと確信。そして定期的に読み返したくなるだろうこと(読み返して、remind myself that I should better go somewhere far no matter what, for the better) も確信。買う。
・そうなんだよ、離れたところに行ったからといって、無理やりなにかその土地っぽいことをしなきゃいけないことなんてない。
・私が高速バスが好きなのは移動時間好きだからだと書いてもらってやっとわかった。
・鈍行電車2時間で住む街と離れた千葉まで行けたとき、私どこにでも行ける気がする!って思ったのも変なことではなくて、phaさんが「高速バスのターミナルの真ん中に立つと『その気になればここからどこにでも行けるのだ』という万能感」と同じ(p20)。
あとがきにあった、循環する時間観、わたしにも当てはめられると思った。成長意欲みたいなものがなさすぎてなにもしたくないのに、その割に人生が長くてまだまだ続くせい(むしろ始まったばかり)でどうしたらいいんだよ、と思ってた。けど、成長とか目標とかなくたって、浮き沈みがある循環する時間の中をただ生きている。日頃のサイクルに飽きた時には、ちょっと日常からエスケープできる簡単な旅をすればいい。いい本だった。
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ゲストハウスに宿泊して、本を読むのが好きです。
同じ考えでとても嬉しかったです。いつもの場所を変えるだけで、新しい発見があり、楽しくなります。
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今の自分にピッタリな本だった。自分と似ているようなところもあれば違うところもあって、でも共感できるようなことが多くて頷きながら読んだ。笑
飽きっぽくても、周りと違くても、生きていけるんだって思えた。
旅について考える。
最近、旅行に行けなくなったなあと感じていた時に出会った本。
旅の仕方は人それぞれだけど、phaさんみたいな旅の仕方もあってもいい。
手軽に読めそうだと思って買ったけど、良い本だった。
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ベトナム旅のお供に買った本。
本の帯に惹かれた
「旅文庫の決定版」やって
まあうん納得。でも自分が理想とする旅の形とはある意味真反対?というかまだその境地までたどり着けてへんなと
やし、そもそもの考え方が違ってて、「なるほどそういう旅もアリか」と
これ読んで感じたこととしては「逃避行」としての旅じゃないな、自分がしたいのは
(12/4追記)
解説 を読んだ。
星☆を1つ追加した。
なるほど、この人の文章は、押し売り感がない
気に入ればどうぞ、ちがうなと思ったらさようなら
手な感じに、その言葉は熱を持たない
流行り廃りに囚われずに自分が興味を持ったものに反応し、そのものに執着もないから、わりとすぐに飽きるし諦めもする
そーいう考え方があるんやと改めて気付かされた
面白い発見でした
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まず率直に感じたのが、著者さんの性格が羨ましいなと感じました。
思い立ったらすぐにどこかへ行けるところ。
実行力の塊だなと実感しました。
夜行バス、鈍行電車に揺られながら行き先も分からず旅に出る。
おすすめのサウナに行くたため、名古屋に行ったり、バイクで東京から和歌山県の新宮市にツーリングしたり、羨ましいライフスタイルだなと実感しました。
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私は旅行に出かけるのが好きだが、表題の「どこでもいいからどこかへ行きたい」という感覚が非常に合っていると感じて旅先で買った。読んでみて、確かに冒頭は自分の感覚と合っていた。一方で著者のようにシェアハウスに住みたいとは思わないし、定時に会社に行きたく無いとも思わない。自分、意外と会社員やれているんだなと思った。
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え、めっちゃ面白いやん。
そうそう、かつて旅ってそんな感覚だった。
私も学生の頃は京都にいて、お金がなくて、時間はあって
日常から離れることが旅の大きな目的だと思っていた。
そんなことを思い出させてくれた一冊。
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お金があまり使えないが、いつもの暮らしを抜け出したくて、鈍行列車や高速バスで離れてみる。同じではないがそのワクワク感は分かる。身近な牛丼屋やサウナでも、遊び方で世界は変わる。海外旅行を紹介するような大きな事は書いていないけど、あんな事したいと具体的な叶いそうな旅や楽しみが頭に浮かんだ。
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「しないことリスト」がすごく良かったので、
phaさんの本2冊目。
昼に乗る高速バスがおすすめと書いてあり、
試してみたら、ほんとにハマってしまった。
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私自身が田舎に暮らしてるので職と家族についてシビアで、一緒に住む人と職だけは確保しなければという気持ちが強くあり、それを息苦しさとも思っておらず、気付いたら散々遠くまで走って来たような人生だったため、読み進めるだけで心のゆとりの部分をどう確保していたのか思い出せたような気がしています。
自由を感じる反面、男性の一人での暮らしという部分のコスパの良さを感じ、女性の暮らしの緩さが追求されるのはいつになるんだとしょんぼりするのでした。マンションの一階に住むのは怖いとか、そういうことです。女性が身軽に生きるために読むものが劇的掃除術じゃなくてこういう本を読めるような世になるといいな。
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力まないでいること。
ちゃんと自分を見ること。
余白をもって周りも見てみること。
そんなことをできる自分でいたいなーって思わせてもらえた^_^
Posted by ブクログ
自分もタイトル通りの気持ちになることがあり、思わず購入
移動時間が全く苦にならない、というお話からスタート、高速バス移動最高、移動時間は何も考えず、乗り物に委ねるしかなく、何にも追われることもなく、本読んだり寝たり音楽聞いたり、リラックスできる、というお話にとても共感を持てました
また、旅行のお話も、とりあえずどっか行きたい!遠出することが目的で、その場所で、観光地によるでもなく、結局地元と同じことをする話とか、お宿はビジネスホテルで充分とか、共感の連続で面白かったです
自分は家庭持ちなので、同じような旅行や生活のやり方はできないのですが、著者と同じくひとりきままに生活をしていたら、ひょっとしたら100パーセントとは言わずとも、結構同じような生活を送っていたかもなぁ、と空想しながら読み進められました
サウナの話、同じところに長く住めない話、旅行や街で過ごす話、住む場所を転々とする話などなど、自由気ままにそのときにやりたいことをゆるりとやり続ける、すごし続ける、なんか楽しそうで羨ましくもあるなぁ、と思いました
また、思い出した頃に再読したい、とてもリラックスできる内容でした
Posted by ブクログ
休日の私の気持ちそのもののタイトルに惹かれて購入した1冊!
のんびりと過ごせる移動時間が好きという第一章からとても共感出来る内容で、引き込まれてスイスイと読み進められた。
私も夜行バスの移動時間が好き。
実際に横浜へ何度か訪れた時は夜行バスを利用することが多かった。今となれば腰痛持ちなら避けるべきなのに、寝たら着く快適さが好きだった。幸いバスの揺れですぐに眠れるタイプ。
夜行バスって1番早い時間帯に着くから現地で長く過ごせるし、尚且つ安いから自分には向いてた。3列独立シート、そうそう!と共感。
サウナの章では、水風呂を頑張ってみたくなった。
私も筆者と同じで水風呂がどうにも苦手。足の指先でギブ。だけどそこを頑張ればよく耳にする『整う』を感じられるのか…!
全体を通して安さ重視な方の楽しみ方。あとは何もしなくても楽しみを感じられる方。
【細かい場所に面白さや新しさを見出せる視点さえあれば、家の近所を散歩しているだけでも毎日新たな発見がある。既知と思っていることの中にもいくらでも未知は隠れているものだ。】という言葉は見習いたい。
私もほぼ筆者のようなタイプだけど、楽しみ方への気持ちはまだまだやなと思った。つい『何か』をしないとダメと思い込んでる。本当はのんびりと景色のいい場所で本でも読んでいたい人間。
Posted by ブクログ
no.26
どこでもいいからどこかへ行きたい
pha
•
なんかわかる気がするって思ってしまう一冊。
私は旅行すると気合いを入れて、観光してしまうのだが、この本を読むと家にいるのが嫌になったら、突発的に旅に出る。
サウナやネットカフェなど、日常から距離をとること。確かに日常と距離をとることで、リフレッシュできるし。突発的に旅がしたい。
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phaさんの飾らない文章は読んでいて安心する。
「お金なんてかけなくてもこんなに楽しめるんだぜ!」という負け惜しみではなく、
「こんな些細なことでも楽しめる自分って変わってるでしょ」アピールするでもなく、
世の中をあくまでフラットに、マイペースに楽しんでいる。
その楽しみ方がすごく参考になるので、なんか何してもつまらんな~という気持ちになっている時には特にオススメ。
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程よく力が抜けていて、なんだかすごい目的とかなくても楽しそうだからやってみようと思わせてくれました。
まずはバスに乗って名古屋のウェルビーに行きたいです。
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共感できるところが多々あった。
なかでも
乗り物で移動中に、車窓の景色をぽーっとながめているだけでなんとなく気が紛れる。
私はとくにこの時間が大好きです。
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定期的に訪れる何処かに行きたい欲求、ふらふらと気ままに暮らす旅と日常の生き方を綴ったエッセイ。
日常に飽きてどこか遠くに行きたい欲求、非日常で日常を過ごす旅というのは自分にとっても非常に心当たりがあり、共感して読んだ。自分にとって7割共感、3割はここまで吹っ切れていないなと自分と違う面白さ。
刹那的だがドライで淡々とした描き口が魅力でした。学生時代に読んだら大いに影響を得ていただろう。
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人は無意味に何かが起こることに耐えられない。なぜならば、無意味を無意味としてそのまま受け止める心の強さがないからだ。
無意味な出来事に意味づけを探してしまうという点で、ギャンブルと宗教は本質的に同じものなのだ。
当時に比べるとなんとかうまく自分のダメさをごまかしながらやっていく術を身につけて、だいぶ生きやすくなったとも思う。でも、それはただの衰退なのかもしれない。感性や欲望や体力や自意識が弱ったせいで、周りとぶつからずに適当に妥協して周囲に合わせて穏やかにやっていくことができるようになっただけかもしれない。
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phaさんの脱力した感じが好きで、時々phaさんの著作を読む。今回は旅、街、住む場所について。社会や他人の価値観に振り回されていない感じがすごくした。自分はどう思うか、自分はどうしたいのかに素直に生きている感じが、真似できなくてすごい。心地よさを求めて移動するphaさんは、一つの生き方を提示してくれていると思う。
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高校生くらいから自分が思っていた「外出するのは好きだがどこがにめちゃくちゃ行きたいという訳ではなく、駅に着いたときや夜行バスに乗っている時間が一番意義深いと感じている」という気持ちをテーマにした本であり、ほとんどの記述に共感できた。
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phaさんの本はやっぱりわかるな〜と思うところが多い気がする。
自分も一人で旅行に行っても新しいところへ行ってみようとは思わず、知ってるお店でしかご飯を食べたことがないし、どこか行ってみようというのがないから。
そんな生き方でもいいんだよなって改めて思えた本だった。
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あーいいなぁ
こう言う生活したいなぁっていうのの
一番ランクが(いい意味で)低い。
もったいないと思えてしまうようなことを
堂々とできてしまう著者の生き方は
憧れすら覚える。
Posted by ブクログ
私は比較的好奇心旺盛で、旅行(特に非日常が味わえる海外旅行)が大好きだ。その土地でしか味わえないことを十二分にやりたくて綿密に予定を立ててしまうタイプ。食事もご当地のものを味わいたいので、チェーン店にはよっぽどのことが無い限りは行かない。
そんな私の「旅」に求めるものと、phaさんが第1章で語る「旅」に求めるものが違い過ぎてびっくりした。が、物理的に日常生活から距離を置くことを目的としており、緩くて気軽なphaさんの旅スタイルも良いなと思った。力みがちな私の旅とは全然違う。
距離を取るだけで考えることも変わるんだな〜そんな気軽な旅をしてみるのも良いなぁと思えた。
Posted by ブクログ
「旅」と構えると消耗するが、バックパックひとつに文庫本とスマホと水とお菓子を入れて、バスにふらりと乗れば十分に旅なんだ。という気安さがそこにある。自分は笑っちゃうほどに旅がへたくそだ。だけど、phaさんのエッセイを読んでいると無駄に力入りすぎてただけなんだなって思ったし、旅先でその土地の食べ物食べればいいのに結局日高屋いっちゃうんだよなっていうのが自分だけじゃない安心感というかなんというか。年も年だから、そんなにガツガツせんでもいいんとちゃう?と慰められた気がした。
Posted by ブクログ
日常と、日常の延長線上にある”旅”について書いたエッセイ。
「旅に出たいのに、行きたいところがない」と思って手に取った本。
”旅”というと、「せっかくだから」と観光やご当地グルメ、未経験の体験などを入れようとするけれど、「日常と物理的な距離を取るだけ(旅先でもいつもと同じ行動をする)」というphaさんの旅のスタイルを読んで、肩の力が抜けた。
phaさんの過ごす日々は、一見何もないように見えて、味わいに満ちている。
何事も死ぬまでの暇つぶしとして、気負わずに試してみる。
そんなphaさんのスタンスは読んでいて感情が波立たない。
疲れている時に読みたい1冊。
Posted by ブクログ
駅中の本屋さんでおすすめ本として並んでいて、最近旅に出ていないなぁと思って読んでみることに。
筆者の体験談だが、根暗のため気持ちが沈みました笑
でも、旅に出たくはなりました!サウナの話が好きな人はサ道の文庫本を読んでほしい。
Posted by ブクログ
放浪癖のある著者のエッセイ。
遠くの街へ来ても、観光地を巡るわけではなく、チェーン店のカフェとかファーストフードなんかで作業したり、ビジネスホテルで本を読んだりして過ごす。そういう、他の人から見ればもったいないような気のする時間の過ごし方が、参考になった。
普段と違う景色の中で、普段と同じことをする贅沢みたいがあってもいいよなと思った。
私は去年、青春18きっぷを使って、埼玉の我が家から大阪まで行った。鈍行で11時間半の長旅だったけど、移動中は車窓を眺めながら知らない場所に来ているワクワク感を楽しむ…なんてことはせず、SNSやYouTubeなんかを観てたらあっという間に着いてしまった。あの時間はとても贅沢だったんだな、とか思ったよね。