あらすじ
家にいるのが嫌になったら、突発的に旅に出
る。カプセルホテル、サウナ、ネットカフ
ェ、泊まる場所はどこでもいい。時間のかか
る高速バスと鈍行列車が好きだ。名物は食べ
ない。景色も見ない。でも、場所が変われば、
考え方が変わる。気持ちが変わる。大事なの
は、日常から距離をとること。生き方をラク
にする、ふらふらと移動することのススメ。
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Posted by ブクログ
人生を劇的に変化させてくれるなにかなんて存在しない、人生は結局行ったり来たりの繰り返し、でもそれでいいんじゃないか。この価値観にすごく救われる。
20代前半は何者かになれない自分にすごく葛藤したりもしたけど、アラサーになってもうなんとなく諦めがついてきて、でもそれでいいのかとまた葛藤したりもしていた。でもそんなもんでもいいんじゃないのと肯定してくれる感じが良かった。
それから、文庫版のあとがきにあった「循環する時間観」による筆者の人生観もいいなと思った。調子が悪い時はたまたまタイミングが悪いだけでそのうち浮上するだろうって考えられたら、かなり気持ちが楽になる。心を病んで会社を辞めて、今まさに「調子が悪い」時の立ち止まっている私だけど、タイミングの問題でまたいつか浮上できるのかもしれない。
心が疲れた時にまた読み返して、ゆるーく生きる筆者の思考を覗きながら、私の心もゆるーくしてあげたいなと思った。
Posted by ブクログ
ここ最近で一番好きな作品かもしれない。phaさんの旅?引越し?の記録なのだけれど、「飽きないこと」「疲れないこと」に命を懸けている姿がなんだか居心地よくて。針で穴をあけて空気を抜くみたいに、ガチガチになった平日の頭を救ってくれた一冊。
・1週間後に自分が何をしたい気分になっているかなんて想像できない。1ヶ月後に自分がどこに行きたいかなんてわかるわけがない。半年後には自分がトラックにはねられて死んでいるかもしれない。
・多分、僕が旅に求めているのは珍しい経験や素晴らしい体験ではなく、単なる日常からの距離だけなのだ。
・人間というのは周りの環境にすごく影響を受けるものだから、身を置く環境を変えてみると、自分の行動のどの部分が周りの影響でやっていたことで、どの部分が環境によらず自分がやりたいことなのかが見えてきたりするからだ。
・この「場所にアイデア・エナジーがたまる」という考え方が好きなので真似をしているところがある。人間は周りの環境の影響をとても受けやすい生き物だから、自分がいる環境によって考えることが変わってくる。一つの場所にずっといると考え方が固まって視野が狭くなるし、別の場所に移動するだけで違う発想が生まれてきたりする。だからときどき場所を変えながらいろいろな角度から物事を考えてみることが大事だ。
Posted by ブクログ
いろんなところにフラっと出かけられてるphaさんの考え方みたいなのが書かれていて、
フラッと読めて楽しめました。
同じことをしても、いつもいる場所から物理的距離を置いて同じことをする、という事に案外意味があったりするんだなー、と納得させられました。
客観視できる、というようなことが確か初めのほうで書かれていた。
戻ってまたいつのも生活をするために、ちょっと離れる、という、
移動が自分の思考や感覚に与える影響はやっぱ大きいんだろうなーと。
自分も生き方として、ここで紹介されているような、実験精神を負担のない形でこうして採り入れられるといいかもなーと思いました。