【感想・ネタバレ】どこでもいいからどこかへ行きたいのレビュー

あらすじ

家にいるのが嫌になったら、突発的に旅に出
る。カプセルホテル、サウナ、ネットカフ
ェ、泊まる場所はどこでもいい。時間のかか
る高速バスと鈍行列車が好きだ。名物は食べ
ない。景色も見ない。でも、場所が変われば、
考え方が変わる。気持ちが変わる。大事なの
は、日常から距離をとること。生き方をラク
にする、ふらふらと移動することのススメ。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

人生を劇的に変化させてくれるなにかなんて存在しない、人生は結局行ったり来たりの繰り返し、でもそれでいいんじゃないか。この価値観にすごく救われる。
20代前半は何者かになれない自分にすごく葛藤したりもしたけど、アラサーになってもうなんとなく諦めがついてきて、でもそれでいいのかとまた葛藤したりもしていた。でもそんなもんでもいいんじゃないのと肯定してくれる感じが良かった。

それから、文庫版のあとがきにあった「循環する時間観」による筆者の人生観もいいなと思った。調子が悪い時はたまたまタイミングが悪いだけでそのうち浮上するだろうって考えられたら、かなり気持ちが楽になる。心を病んで会社を辞めて、今まさに「調子が悪い」時の立ち止まっている私だけど、タイミングの問題でまたいつか浮上できるのかもしれない。

心が疲れた時にまた読み返して、ゆるーく生きる筆者の思考を覗きながら、私の心もゆるーくしてあげたいなと思った。

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2026年03月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ここ最近で一番好きな作品かもしれない。phaさんの旅?引越し?の記録なのだけれど、「飽きないこと」「疲れないこと」に命を懸けている姿がなんだか居心地よくて。針で穴をあけて空気を抜くみたいに、ガチガチになった平日の頭を救ってくれた一冊。

・1週間後に自分が何をしたい気分になっているかなんて想像できない。1ヶ月後に自分がどこに行きたいかなんてわかるわけがない。半年後には自分がトラックにはねられて死んでいるかもしれない。

・多分、僕が旅に求めているのは珍しい経験や素晴らしい体験ではなく、単なる日常からの距離だけなのだ。

・人間というのは周りの環境にすごく影響を受けるものだから、身を置く環境を変えてみると、自分の行動のどの部分が周りの影響でやっていたことで、どの部分が環境によらず自分がやりたいことなのかが見えてきたりするからだ。

・この「場所にアイデア・エナジーがたまる」という考え方が好きなので真似をしているところがある。人間は周りの環境の影響をとても受けやすい生き物だから、自分がいる環境によって考えることが変わってくる。一つの場所にずっといると考え方が固まって視野が狭くなるし、別の場所に移動するだけで違う発想が生まれてきたりする。だからときどき場所を変えながらいろいろな角度から物事を考えてみることが大事だ。

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

著者のphaさんの感性は、自分はかなり好きで共感することが多いです。
同じところに居続けると飽きてしまうから、何かしら違う場所に居たい。でも違う場所で「非日常」を謳歌したいわけじゃないという点。だから旅行先でも別にそこでしかできないことや得られないことを求めにいかない。日常と距離をおいてそこでは日常的なことをだらだらとするだけ。ネットとか、読書とか、チェーン店で牛丼を食べるとか。めちゃくちゃ共感できる。

チェーン店好きなのとかもすごくわかる。店員との無駄な会話はまったくなく、後腐れない感じ、誰がいつ来ても受け入れてくれる感じ。田舎でも世界とつながっている感じもある。

僕が「旅行」をあまり好まないのは、多分このあたりの感性が自分にも働くからなんだろうなと思いました。

あ、でも別に「せっかくここに来たからできることを全くしない、ということを貫いている」わけではない、ってのがポイントだと思う。そこはその時のノリで柔軟に変わっていい。

何気ない日常を飽きずに楽しみ続けていくための精神的ガイドブックだと思いました。
この本を読んで、ど平日の昼に、ぼくはすぐ近くの健康センターでサウナを楽しみました。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やる気が出ないときに読んだのだが、必ずしもやる気出さなくてもいいよなと、なんか視野が広がった。自分の行動に自覚的で達観してるところが、読んでて落ち着いた。旅や移動への感じ方も共感することが多かった、というかこの方の言語化のうまさによって自分の考えを自覚できた。

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2026年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

アウトドアが好きな自分にとって、今やっていることが精一杯の楽しみ方だと思っていた。違った、もっと楽しみ方は深めることができるのだ!

25歳でこの本を知ってしまった、逆に困る。この本の方法をやり尽くしてしまったらあとは何があるのだろう。でもきっとそれは、やり終えた後にまた出てくるんだろうな。

「整う」感覚の言語化
→なんだか、手足が痺れてきた。全身がズシンと石のように重くなって、椅子にめり込んで永遠に沈んでいくように感じる。重くて全く動けない。全身が重いのだけど、重いのと同時に体がふわふわと浮かんでいるようにも感じる。不思議な感覚だ。脳が炭酸に浸されたかのようにフツフツと沸き立って、意識が延々とどこかに浮かび続けていくようだ。

解説でも書かれているphaさんの魅力(原文ママ)
phaさんの文章は、気に入ったらどうぞ読んだり眺めたりしていってください、違うな、と思ったら無理せずさようなら、という距離感で淡々と綴られているようだ。だから、読者のこちらも好きな楽しみ方、つきあい方ができる。

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2026年04月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

いろんなところにフラっと出かけられてるphaさんの考え方みたいなのが書かれていて、

フラッと読めて楽しめました。

同じことをしても、いつもいる場所から物理的距離を置いて同じことをする、という事に案外意味があったりするんだなー、と納得させられました。

客観視できる、というようなことが確か初めのほうで書かれていた。

戻ってまたいつのも生活をするために、ちょっと離れる、という、

移動が自分の思考や感覚に与える影響はやっぱ大きいんだろうなーと。

自分も生き方として、ここで紹介されているような、実験精神を負担のない形でこうして採り入れられるといいかもなーと思いました。

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2026年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

移動時間の何もできない時間が好きということばにめっちゃくちゃ共感しました!到着寸前の時間を惜しむ気持ちも、わ、分かる!他にもなんとなく分かることが多いのですが、唯一、ノープランの旅行が好きというのは貧乏性の私には理解が難しかったです。交通費、宿泊費の元を取るべく、観光地はできるだけ周りたい派なので。phaさんは28歳で会社を退社し、今はシェアハウス運営の自称ニートだそうで、ニートとはなんぞや、と思考が迷子になりました。サウナトランスなるものは前にテレビで観ましたが事実だったんですね。今度やってみよう。

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2026年03月17日

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