ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 可愛い世の中

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    私は経済力を誇る気持ちはないし(誇れる経済力もない)、自立しているということを殊更主張したい気も、消費や納税で社会に貢献しているという悦びもそんなに感じないが、自分をブスだと評し、かわいく見せることに興味が湧かないというところは自分のことかなと思うくらい共感した。

    そうなのよ、そもそも可愛くない上に、少しでも可愛くなりたいという欲すら湧かないのよね〜と。
    (こんな薄い理解になって申し訳ない。豆子はもっとちゃんと言語化しています)

    こんなに自分を客観視して言語化して理解しているのに、自分をぶすと評したり発言小町を見たり、きっとするべきではないと思いながらも見てしまう思ってしまうところも等身大

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    2025年11月22日
  • 海のある奈良に死す

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    火村助教授と作家アリス君のコンビ好きです。読み始めたきっかけはドラマでしたけど、別物ですね。どっちも面白いです。
    出た順番どおりに読めていないので、計らずも長編では「スウェーデン館の謎」、「46番目の密室」、「海のある奈良に死す」の順番になってしまい、同業者死にすぎ!な印象になってしまいました。スウェーデン館では死んでなかったっけ?
    この間読んだ短編に出てきた朝井さんが出てきたのでちょっと嬉しかったです。

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    2025年11月22日
  • 書棚の本と猫日和

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    新宿にあるシェア型書店を舞台にした本を通して繋がる6話のストーリー。

    温かくておもしろかったー!!

    私も2軒のシェア本屋の棚主をしているが、こんなふうに本が繋がってくれていたら嬉しいなぁと思った。

    私がやってるシェア本屋は田舎にあるので、こんなに華やかじゃないけど、シェア本屋を始めて圧倒的に交流の幅は広がったし、色々なチャレンジをするようになった。

    作中に出てくる手作りの本…いわゆるZINEも作った。それが誰かの手に渡るのは至極幸せな事だと思う。

    なので第三章〜第五章の流れがとても好きだった。

    本が出逢い繋がり県を跨ぎ、また繋がる。
    販売が限られるZINEだから出来ること。

    まだ

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    2025年11月22日
  • 三千円の使いかた

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    How to use 3000 yen?
    原田ひ香さんの短編集。
    独身の次女、家庭主婦の長女。その義母と祖母。
    それぞれの立場で生活を見直しながらお金の大切さを思う。
    みんな真面目に考え、悩んでいる。それぞれのトラブルもあり、家族の絆も深まっていく。みんな偉いなあ。

    そして、何人か出てくる男性。みなクズです。。。
    やっぱり男はいろいろ適当なのかなあ。反省…。

    中公文庫 360ページ

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    2025年11月22日
  • ひまわり

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    ひまわり大賞の受賞から一年近くが経過し、ようやく手にすることが出来ました!

    とても、とても、良かった( ᵕᴗᵕ )*・

    生きることの素晴らしさ
    諦めないことの大切さ
    人の温かさ…
    色々なことに気付かされ
    「よし!明日も頑張ろう!」
    と元気が出ること間違いなし!



    33歳のひまりは交通事故で頸随を損傷し、四肢麻痺となってしまう。
    総合商社に勤務し、世界中を飛び回っていたそれまでの生活から一変し、重度障害者として生きていかねばならない。

    懸命にリハビリを続け社会復帰を目指すが、元の会社には受け入れてもらえず、就職活動も手応えなし。
    そんな時、幼馴染みのレオに後押しされ、自立するため弁護士

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    2025年11月22日
  • さるのこしかけ

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    短編になっているのでさらっと読めるのがお気に入り。
    クスッとするお話が多く他のシリーズも読みたくなった。

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    2025年11月22日
  • 川中島の敵を討て

    購入済み

    著者の丹念な調査をもとにした

    本書の内容は謙信と信玄という英傑を克明に描き出していて、私も独自の想像をさらにかき立てることが出来る。これまで何度も著者の作品を参考にして私は城めぐりを重ねていて大変感謝している。

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    2025年11月22日
  • 私の最後の羊が死んだ

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    羊飼いという仕事がよく分かった。
    私達が食べているお肉も、たくさんの苦労のお陰で食べられているんだと思った。
    羊の写真も載っていて、可愛いくて、少し辛い気持ちになった。

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    2025年11月22日
  • オーロラが見られなくても

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    ちょうどこんな旅の話を読みたいと思ってた今の自分の気分にピッタリで軽やかに読めるのも嬉しい。
    いつもながら近藤さんの小説に出てくるご飯はなんと美味しそうなことか。
    旅の空気感が伝わり、読むと私まで心がほぐれていく様な感覚で大好きな作品の一つになった。

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    2025年11月22日
  • 骨を喰む真珠

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    北沢陶先生の作品は「をんごく」「お家さん」を他に読みました。
    をんごくに比べると、今回は登場人物が多め。
    (文章量自体が多いのだし当然といえば当然ですが)
    でも全員属性がはっきりしてるので混乱することはないと思います。

    ストーリー展開もとっても面白いけれど、北沢先生の作品は登場人物がみんな信念を持って動いてるんだということを感じられるのが好きです。
    感情移入してお話しを読む人にはぜひ読んでもらいたい!

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    2025年11月22日
  • 線は、僕を描く

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    心に残った本中の言葉。


    水墨を描くと言う事は、自然とのつながりを見つめ学び、その中に分かちがたく結びついている自分を感じていくことだ

    水墨というのは森羅万象を描く絵画だ。森羅万象と言うのは宇宙のことだ。現象とは外側にしかないものなのか、心の内側に宇宙はないのか?

    現象が先だってあって、空間が生まれる

    「どうして、こんなに美しいものが創れるの?」
    「美しいものを創ろうとは思っていなかったから」

    僕は満たされている。
    自分自身の幸福で満たされているからじゃない。
    誰かの幸福や思いが窓から差し込む光のように、僕自身の中に移り込んでいるからこそ、僕は幸福なのだと思った。

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    2025年11月22日
  • 武満徹 ──現代音楽で世界をリードした作曲家

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    自分の感覚を大切に思う気持ちから、大学で専門教育を受けることを選ばなかった…すごい自信というか、、根本には戦後に教育方針や教師の態度がガラリと変わったことへの不信感があったのかな。
    その結果、独創的な作曲を探求していけたのだから本当に素晴らしいと思った。
    独創的だけれど独りよがりにならなかったのは、幅広い交友関係を大切にしていたからではないかなと思った。

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    2025年11月22日
  • 時の旅人

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    死んだ少年と亀の物語。

    史実に沿っているようでいて、少しずれている。
    現実の先にある未来なのか、並行世界の未来なのか。
    3つの物語は、少しずつリンクしているようで、少しずつ違う。
    生き変わり死に変わり、時空も超えて旅を続けるシロウヅたちの物語でもある。

    美しい少年たちのために、美しく創られた世界。
    現実ではない、作り物としての、物語の美しさがあって、そういうところが好きだ。

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    2025年11月22日
  • はい、総務部クリニック課です。 メンテナンスのお知らせ

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    今回も素敵だったよーー!
    やっぱりこんな会社に就職したい!

    メンテナンス大事だね
    ちょっとでも変だなぁと思ったら休憩だいじ。

    主人公が最初はサポートされる側だったのに、だんだんサポートする側に回ってて、それでもちゃんと上の人は主人公を見守ってて。
    ほんとにこんな会社で、人間関係だったら長く働けるのになぁと。

    できるけど、向いてない。
    これ我慢してやりがちだなぁ。
    出来ちゃんうんだよ。でもその後の疲労はえげつない。
    これをしなくてもいいと言ってくれる上司がほしい。

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    2025年11月22日
  • 小説帝銀事件 新装版

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    帝銀事件のノンフィクションです。
    状況証拠と自白のみで死刑判決を受けましたが、冤罪の可能性もある謎だらけの事件です。
    「日本の黒い霧」と併せて読むことをお薦めします。

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    2025年11月22日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    登場人物が皆、魅力的で、躍動感あふれる物語でした。
    600pを超える長編ながら、中だるみすることもなく、ずっと続きが気になるおもしろさ。
    生きる喜びや楽しさを思い出させてくれる、さすが森絵都さん!と感動しました。

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    2025年11月22日
  • Nの逸脱

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    なかなか読み応えのある3篇の作品を収容している作品でした。直木賞候補に挙がったも納得。本書のタイトルは3つのうちの「スタンドプレイ」の内容から付いているのかな内容的にも思いました。一番印象的だったのは「占い師B」、占い師の仕事をしている主人公のお話なのですが、ストーリー展開が想像を超えていて惹き込まれたし、作品のタイトルに関して個人的に2つの見解が浮かびました、合っているか分かりませんが…(^_^;)

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    2025年11月22日
  • 常夏荘物語

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    ネタバレ

    シリーズものとは知らずに読みました。
    しかも最終巻!

    女の生き様を見せていただいた感じですが
    最初から読んでみると
    違う感想が出てきそうで

    とにかく
    ハッピーな終わりで良かった!

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    2025年11月22日
  • 近代秀歌

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    歌を知ることで日常生活をもっと豊かなものにしてほしいという筆者の願いがありありと感じられた。解説文の中でたびたび触れられていて興味深かった話題は、歌の愛誦性と芸術性の間にあるジレンマについてだ。大衆ウケが良い歌ほど批評家からの評価が下がりやすくなる一方で、あまりにも玄人ウケの芸術性が高い歌だと広く認知はされず後世に残りにくい。これは他の芸術ジャンルとも共通する課題であると思った。そうは言いつつ個人的には愛誦性の高い石川啄木や与謝野晶子の歌がやはり好みであり、要はアララギより明星派が好きなのだと思う。

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    2025年11月22日
  • テミスの剣

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    いやークソ重い話なんだけど、おもろかった!
    他の作品で出てくる人物が、チョイ顔出ししており、それもいいスパイスでした。

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    2025年11月22日