ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 日本一長く服役した男

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    無期懲役や仮釈放の実態が知れた。有期受刑者は出所のモチベーションが保てても、無期は保てないし精神に異常をきたすこともあるというのは知らなかった。61年という期間服役して、いきなり娑婆に出ることの躊躇い(仕事が無い、甘いものを自由に食べられる)が伝わってきた。出所者を受け入れる施設の社長(と施設長)が本当に良い人。社会を支えるってこういう形もあるんだと知れた。また終身刑が導入されない理由も勉強になった。確かに被害者が仮釈放無しの実質終身刑を望む気持ちもわかるし、一方で刑務官などは受刑者のモチベーションや更生のために終身刑は望まない(刑務官も対応が難しい)気持ちも理解できた。あくまで刑務所は更生さ

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    2026年07月26日
  • エレガンス

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    戦時中に起こった女性の連続自死事件。
    戦争で命への意識が低い時代、エレガンスを貫く人、写真を撮り続ける警察官、事件を追おうとする刑事。
    ミステリーだけでなく、戦争の歴史も知る事ができた。「吉川線」についても初めて知った。
    なかなか凄い作品でした。

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    2026年07月26日
  • 給水塔から見た虹は

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    次から次に生まれるシャボン玉、そしてひとつのシャボン玉に焦点をあてたきれいな装丁の本です。

    小説は古い団地群に住む二人の中学生、桐乃とベトナム人のヒュウ、そして桐乃の母親の里穂が、それぞれの立場から物語を進めていました。

    外国人に対してはルーツが違うことで差別し、日本人同士でも自分と違うことに寛容になれないなかで、孤独と戦っている二人の中学生の悲しさが綴られていました。

    お互いの孤独に気づき、この団地を出ていきたいと願う気持ちが同じだった桐乃とヒュウが夏休みに経験したことは、優しさと現実でした。

    ルーツが違う人達のなかで幸せを感じると同時に、初めて言葉がわからない集団の中で生きていく大

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    2026年07月26日
  • アパートたまゆら

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    愛しいあなたなら、たまゆらより永遠がいい。

    お互いが大事で大事でしょうがなくて、だからこそすれ違ったりもするけれど、そんな2人ならまた傍に戻ってくるのでしょう。
    幸せな気持ちになれた恋愛小説で大満足でした。

    あとがきを読んで、作者様もきっと温かい方なんだろうなぁと感じました。

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    2026年07月26日
  • スモールワールズ

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    一穂ミチさん作品は初めてでした。あまりにも良すぎて震え、一穂さんの作品を読み漁ることになりそうです…。

    全部良かったのですが、特に「花うた」と「愛を適量」が好きでした。
    普段あまり小説で泣くことはないのですが、久しぶりに読みながら少し込み上げるものがありました。でも感動とか泣けるとか、そういう簡単でありふれた言葉で片付けるのが勿体ないと思う、そんな読書体験でした。

    時々想像を裏切られたりする感覚が気持ちよく、グイグイ読めました。
    出てくる人達はみんな、人間らしい複雑さや、他人らしい分からなさを持っていて、それがすごく良かったなと思います。心の片隅が救われたようなそんな気持ちになれる小説でし

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    2026年07月26日
  • 水車小屋のネネ【毎日文庫】

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    素晴らしい、もう一度読みたい言葉の数々に感じ入り、滅多にやらない付箋貼りでページが膨れてしまった。
    帯にある「誰かに親切にしなきゃ、人生は長くて退屈なものですよ」しかり。たくさん。

    話のはじまりの1981年に理佐さんが18…ということは私と同い年。私が子供過ぎて比較もできないほど彼女は理性的で肝が座りおおらかだが、確かな当時の空気感があった。

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    2026年07月26日
  • 双頭の悪魔

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    ネタバレ

    直前に黄土館の殺人を読んでいたんだけど、交換殺人のネタがもろかぶり。。
    順番的には黄土館の殺人が双頭の悪魔をモデルにしたんだろうなぁ。
    香水で跡をつけたこと、交換殺人は簡単に連想できたんだけど、3人の犯人はさっぱりわかりませんでした。傘に香水を仕込むのはあらかじめできたろうし、あの犯人でなくても良かったのでは???いまいちネタバレしてからも納得できず。
    でも面白かったです。
    犯罪者は芸術家、探偵は批評家ってセリフも出てきて、これは怪盗キッドのセリフと盛り上がりました。元ネタがよくわからないけど、外国の推理小説のネタなのかな?
    今回はマリアとアリスの絡みがあまりなくて残念でした。2人の恋路を応援

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    2026年07月26日
  • エレファントヘッド

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    大満足ですが
    ミステリー上級者向けですよこれ...

    吐くかと思うくらい情報が多いし、濃い。

    大半の小説って
    状況描写で読み飛ばせるとこありますが
    300p超しっかり読まされました。

    脳もたれです。

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    2026年07月26日
  • ダクダデイラ

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    普段はあまり本を読まない人生でしたが、この本のおかげで「趣味が読書」ではなく活字中毒になる事ができました。
    意味不明で不穏なタイトルと怪しげな装丁、軽い好奇心で読んではみたものの、初めから心地良い嫌悪感と素晴らしい恐怖に心躍る読書体験ができました。

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    2026年07月26日
  • 光のとこにいてね

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    ネタバレ

    百合小説というより二人のかけがえのない運命のお話だと思った。視点が交互に変わって、読みやすい印象。

    ずっと一緒にいて幸せになってほしいって思うけど現実はそう簡単ではなくて、辛かった。途中結珠は藤野と、果遠は水人と結婚して瀬々がいて、現実ってそう上手くはいかないけど、結婚して何なら子供もいるんだって思って悲しかった。でも結珠と果遠がまた会える保証がない中で、藤野や水人のようなとてもいい人がいたならば結婚していても仕方ないなって感じた。

    果遠が結珠からもらったリボンや防犯ブザーを大切に持ってるところがとても愛おしくて、辛かった。

    結珠と果遠、藤野や水人、瀬々、直、チサさん、みんなが光のところ

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    2026年07月26日
  • 不当買収

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    企業の買収を描いた経済小説…
    と思いきや、登場人物達の心情や人間模様がドラマチックに描かれており、サクサク読み進められました。
    銀行や株式の用語や知識的な事も、しっかり説明されており、勉強にもなる1冊でした。

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    2026年07月26日
  • 贖罪

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    たった一つの殺人事件をきっかけに、関わった人たちの人生が少しずつ、そして確実に狂い始める。

    「なぜこの事件は起きたのか」
    「負の連鎖はどこから始まっていたのか」

    その答えは、最後のページまでたどり着いて初めて見えてきます。

    読み進めるほどに胸が苦しくなり、「しんどい」と感じる場面もありましたが、それでもページをめくる手が止まりませんでした。
    タイトルの意味を改めて考えさせられる、読み応えのある一冊です。

    ちなみに「贖罪(しょくざい)」とは、善行を積んだり、償いを行ったりすることで、自らの罪や過失を償うこと。
    この意味を知ると、タイトルの重みがより深く心に響きました。

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    2026年07月26日
  • チリケン

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    初読みの作家さん。
    地図、地形図、地理研というテーマがドストライクなので大甘の★5つ。
    実際のところそこまで地理ってわけでもなく、フィールドワークをキーにした学園モノって印象で、とにかくサクッと読めちゃうやつ。チバケンのチリケン。先生の章が無いのは残念。

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    2026年07月26日
  • 刑事のまなざし

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    刑事▪️夏目さんシリーズ第1弾!

    通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目さんが刑事の道を歩む…

    色々な闇を抱えた人たちを夏目さんが温かく見つめて事件を解いていく

    すごく温かく涙せずにはいられない

    そんな話が7つの物語

    このシリーズ大好きになりました(* 'ᵕ' )☆

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    2026年07月26日
  • 滅びの前のシャングリラ

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    いやー面白かった!
    凪良ゆうさんらしさが良い意味であまりない気がした。シンプルに世界滅亡ものが面白いよ。

    後書きに書いてあったが、世界滅亡ものは滅ぶまでの期間でストーリーが全く変わるらしい。
    1週間しかないものもあれば、8年後のものもある。
    そんな中、本作は1ヶ月という社会が壊れるには十分かつ立て直しもできない期間です

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    2026年07月26日
  • ライオンのおやつ

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    限りある命について改めて考える時間をくれた。
    いつか来る死と向き合うということは怖いことかも知れないけれどだからこそ出会えた大切な人たちと過ごす時間は何にも変えられない幸せかも知れないと思えた。

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    2026年07月26日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    【一言感想】
    自分の中の汚い感情だけが本心や本性ではなく、自分を形成しているモノの一つ

    【感想】
    ネットでたまたまミーム化された"スズキ タゴサク構文"なるものを見てから、今更ながら興味を持ち購入した作品。

    暴れていた酔っ払いを取調室へ連行後に"爆発を霊感で予言"しだす自称"スズキ タゴサク"と警視庁特殊犯罪係との駆け引きを描いた作品で、展開に飽きがなく、"スズキ タゴサク"の得体の知れなさと、何故か惹かれる会話のやり取りが面白かった。

    本作は都内にいくつもの爆弾が仕掛けられるという非常事態において右往左往す

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    2026年07月26日
  • 黒牢城

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    映画を見て本を手に取る。よく本の方が、映画の方がと言うが、これはこの原作があっての映画と感じ、共に良かったと思う。

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    2026年07月26日
  • AX アックス

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    伊坂幸太郎さんの本を読むのはもう何冊目になるかわかりませんが、読むたびにこの人の世界観が好きだなと自分の心が満たされる気持ちになります。
    次は伊坂さんのなんの作品を読もうかなとすでに楽しみです^_^

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    2026年07月26日
  • とんび

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    全てのお父さんとその子どもに読んでもらいたい。

    年齢のせいもあるかもしれませんが…
    フィクションですよ、フィクションだってわかってはいるけど最近5年間のなかで一番泣きました。

    好き嫌いはもちろんあるでしょうが、創作小説とわかってて読んでるならいいじゃない。と。

    子どもを抱きしめ、親と話したくなる。話そうと思える一冊でした。

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    2026年07月26日