音のない理髪店

音のない理髪店

1,881円 (税込)

9pt

音のない世界でも、きっとメッセージは届くから──ろう理容師を祖父に持つ若手作家。その半生を描こうとする姿が胸に迫る傑作小説!

日本の聾学校ではじめてできた理髪科を卒業した第一号であり、自分の店を持った最初の人。そんな祖父を持つ五森つばめは、3年前に恋愛小説系の文学賞を受賞してデビューした。だが、その後自分の目標を見失い、2作目が書けないでいた。そんな折、デビューしたところとは違う出版社の編集者から声を掛けられ、祖父の話を書くことを強く勧められる……。ろうの祖父母と、コーダの父と伯母、そしてコーダの娘の自分、さらには聾学校の先生まで。三代にわたる希望をつなぐ取材が始まった。

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月22日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

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音のない理髪店 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    耳の聞こえない人が、唇を読んだり、言葉を発する事がとても難しい大変な事なんだと改めて知った。差別も、しているつもりはなかったけれど、本当にしていないのか?と考えさせられた。

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    作家の五森つばめが、聴覚障がい者で理容師だった祖父のことを小説にするまでの紆余曲折が書かれていました。

    つばめには聴覚障がい者の祖父母とコーダの父親と伯母がいます。読み進めていくと、聴覚障がい者が自立するために奔走した方達の努力の結果が、音のない理髪店になったことがわかりました。

    それと同時に差

    0
    2025年11月06日

    Posted by ブクログ

    一色さゆりさんのハートウォーミングストーリーですね。
     一色さゆりさんの、今までのアートをテーマにした小説とは、一線を引いて、新たなテーマの小説です。
     ろう者をテーマにした、ルーツ探しの小説です。

     二十三歳の五森つばめは、大学時代に作家デビューして新人賞を受賞したが、それから三年、いくつかのプ

    0
    2025年10月10日

    Posted by ブクログ

    ろう者が職場で辞めちゃった。想像力あったら残酷なことをしてたと気づけたな
    手話は表現力。表情乏しい日本語が辛気臭く感じるほど
    ろう者の祖父の忍耐
    意思をつなぐのに時間かかる。続けていけば今できなくても、別の人がつないでくれるかも 働ける環境づくり。

    0
    2025年09月11日

    Posted by ブクログ

    聞こえない世界と聞こえる世界、本来境界線はないのに、つい分けて考えてしまってた昔。
    この本で知り得たことも、まだまだどこか他人事に思ってしまう自分がいるから、この本に出会えたことに感謝。

    0
    2025年08月08日

    Posted by ブクログ

    書く・繋げる この難しさを感じたのと、聾唖の方が昔はこんなに差別を受けていたんだと知ることが出来て、また自分のためにできる本でした。

    0
    2025年08月03日

    Posted by ブクログ

    何気なく手に取った本だったが、すごい小説だった。聾唖の方のとてつもないご苦労、教育、その後の生活とまさに戦いのようだと思った。どの段階で聾になったかで、教育や表現手段も違う。普通の教育で生きてきた私には気が遠くなる道のりと強く思った。

    阿波踊りの場面も良かった。障害がある人にも自然と手を貸せる人間

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    コーダである父との疎遠を乗り越えて、聾者であった祖父母の人生と周りの人々を描く小説家が主人公の物語。実話をベースに書かれていて、胸を打つ。音のない生活はどれだけ大きな苦労を伴うのか…実感できるはずもないけれど、ありありと描かれていて想像できる。祖母の声におびえた幼い頃の主人公…私も母の知人が聾者で、

    0
    2025年07月16日

    Posted by ブクログ

    なにをどう書くか、なぜ書くのか。
    社会的なテーマを扱う物語を、紡ぐ重責。こちらもヒヤヒヤドキドキしながら、それでもつないでいきたいと、主人公と一緒に追いかけたストーリーでした。

    0
    2025年07月06日

    Posted by ブクログ

    日本の聾学校ではじめてできた理髪科を一期生で卒業し、最初に自分の店を持った正一、作家の祖父の物語。祖父の軌跡をたどった作者の物語ともいえる、ノンフィクション。聾は誰のせいでもない。なのに世間から虐げられてきたその昔。その時代を我を失わずに生きてきた正一とその家族。嗚咽しながら一気に読んだ。

    0
    2025年06月22日

音のない理髪店 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    288ページ
  • 電子版発売日
    2024年10月22日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    2MB

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
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