神の値段

神の値段

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作!

マスコミはおろか関係者すら姿を知らない現代芸術家、川田無名。ある日、唯一無名の正体を知り、世界中で評価される彼の作品を発表してきた画廊経営者の唯子が何者かに殺されてしまう。犯人もわからず、無名の居所も知らない唯子のアシスタントの佐和子は、六億円を超えるとされる無名の傑作を守れるのか――。美術市場の光と影を描く、『このミス』大賞受賞のアート・サスペンスの新機軸。

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    宝島社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    宝島社文庫
  • タイトル
    :
    神の値段
  • タイトルID
    :
    1122245
  • ページ数
    :
    367ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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神の値段 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    面白い。
    特に中盤のアトリエの話が凄く好みでした

    読書初心者の自分でも飽きずに読める本。
    表現が細かくそれでいて分かりやすい、用語の解説も頭にすっと入ってきます
    何より人物像がそれぞれしっかり組まれていて読書初心者特有の「今誰が喋ってるの?」が全くありませんでした

    0
    2026年04月19日

    Posted by ブクログ

    美術・アート業界という、一般にはあまり馴染みのない世界が舞台。世界的に評価の高いアーティストの、何億という高値で取引される作品たち。大きな金額が動けば、そこには必ず人の欲やエゴが絡み、不穏な輩も現れてくるのは世の習い。その「やばい部分」に果敢に足を踏み入れ、テーマとして取り上げた意欲作である。

    もちろんフィクションでアリ、虚実ない交ぜではあろうが、参考とした美術品のオークションや、怪しいアジアの大富豪とのやり取りなど、知らない者にも「ものすごいリアリティ」を感じさせてくれる。

    「人前に姿を現さない」孤高の天才作家と、そのマネジメントを一手に引き受けているやり手美女。その美女のアシスタントを務める若い女性が主人公で、「大きなうねり」に翻弄される様がまたリアル。

    ミステリなので殺人事件が起こるが、その「謎解き」がメインのテーマではない...のではなかろうか。アート業界の表裏を描く「お仕事小説」でもあり、最後の最後で気づかされるが、主人公の「成長譚」でもあるのだ。

    「狐と狸の化かし合い」のような緊迫したストーリーの中で、読者へのちょっとした「プレゼント」のようなエピソードも挟み込まれていて、盛りだくさんであり、かつ抜かりがない(^ ^

    本作がデビュー作らしいが、とてもそうは思えない「手練れ」と見た。他の作品もぜひ読んでみたくなる(^ ^

    0
    2023年04月24日

    Posted by ブクログ

    ラストの急展開には少しついていけなかったけれど、素人ながら美術館やアートが好きなので、すんなり入り込めた。その世界の裏側が知れておもしろかった。

    個人的に好きなマルセル・デュシャンに言及されていて身近に感じた。
    この作品とは直接関係はないけれど、アートの概念を覆したデュシャンの「泉」はぜひ知って欲しい。

    0
    2026年08月28日

    Posted by ブクログ

    現代アート×サスペンス面白かった。さすがこのミス大賞!
    正体も所在も生死すら不明な現代アートの巨匠川田無名
    唯一の窓口であり存在を知るギャラリーオーナーが殺されて…

    現代において画家が知名度や評価を得るにはという業界の構造がわかりやすく描かれている。
    作家から直接買い付けするギャラリーと別場所から仕入れるギャラリーとの違い。買い支える愛好家や投資として扱う資産家
    そして話題性に上がるオークション。

    読んでいるうちにぐいぐい世界観に入り込み、サスペンスとしても楽しめるし、巨匠の作品がどうなるのかという展開にも目が離せない。

    0
    2026年04月13日

    Posted by ブクログ

    作家、東京藝術大学美術学部芸術学科、美術ノウハウ十分、この分野ではすごい作家!
    第14回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作!「神の値段」タイトルがイイですね!
    素晴らしい結末だ、アートギャラリーにも詳しく、ミステリーと芸術のかけ合わさった、芸術を追い求めた、無名と唯子の世界に素人である夫と金持ちのラディの犯罪を暴いた、助手の佐和子の見事な解明は、サスペンスとして、芸術として素晴らしい作品である。
    「佯名」ヨウメイは、本名を隠す、あるいは相手を欺く目的で用いる「偽名(ぎめい)」や「仮名(けみょう・かめい)」を意味する言葉です。

    インクアート・ギャラリー
    唯子のアシスタントサワコ「佐和子さん、画家「川田無名」
    コマーシャル・ギャラリーのオーナーであり私の上司でもある永井唯子と、アトリエを統括するディレクターの土門正男

    永井唯子。作家の影であり、もう一人の川田無名。唯子の夫、佐伯章介という金融機関

    「おおまかに言うと、四つのパートにここの作業は分けられる。わしと土門は墨と筆を、白山は紙を、石黒は墨と硯を専門とし、各パートに集中していた」

    「もし無名先生がもうこの世にいないとしても、誰かがこの状況を引き継がないと」 「第二の永井唯子として」

    「されど死ぬのはいつも他人」 「なんですか、それ」 「え、知らない、この言葉。されど死ぬのはいつも他人」

    「だからあの落札額は、まさに神の値段だったわけだ」  神の値段。

    「だから唯子さんを殺して、ラディさんにすり寄り1959年の作品を売ることを思いつきました。唯子さんが死ねば配偶者である自分がギャラリー経営の相続人になり、1959年の作品をどうするかという決定権も握ることができますからね。

    無名先生は自分に容疑が向けられていると考え、ゆえに自らの身の安全のためにずっと隠れていたんです。それは自らの芸術のコンセプトを守るためでもありました。そうした真相やこれまで自らの芸術を守ってきてくれたアトリエの人たちに対する深い感謝を記した直筆の手紙が、数日前にアトリエにも届いたそうです。そしてギャラリーにはCD-Rと一緒に、ある作品が届きました」

    「落札したのは、無名本人だったのか」

    対抗馬になるであろうラディさんの予算も慎重に計算したうえで、マーケットにおける無名先生の価値が十分に上がり、資金の準備が整い、最もその計画が上手くいくであろう時期を見計らって、作品をギャラリーに運んで来ました」

    無名先生はラディさんを踏み台にして、マーケットの更なる高みを目指したかった」

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    マスコミはおろか関係者すら姿を知らない現代芸術家、川田無名。ある日、唯一無名の正体を知り、世界中で評価される彼の作品を発表してきた画廊経営者の唯子が何者かに殺されてしまう。犯人もわからず、無名の居所も知らない唯子のアシスタントの佐和子は、六億円を超えるとされる無名の傑作を守れるのか――。美術市場の光と影を描く、『このミス』大賞受賞のアート・サスペンスの新機軸。

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    中々面白かったが私がバカなのか、題名と作品のないようがよくわからなかったです。犯人は残った人物でまさか主人公の筈はなく何となく判ります。只最後の部分は犯人探しから違う方向に流れていたので、突然犯人へと流れて多少戸惑いました。

    0
    2024年12月05日

    Posted by ブクログ

    芸術がどうとかそういうのは詳しくないので分かりませんが、本気で芸術に向き合う人と、それを本気で支える人、それぞれの熱意、思いが伝わってきました。
    また、終盤になるにつれ無名の存在が強く感じられ、物語全体の抑揚がとても上手な作品でした。

    0
    2024年05月11日

    Posted by ブクログ

    原田マハさんのアート小説が好きなので、他にもそういった系統の方はいないかなと思っていたところ見つけた著者。
    一色さゆりさんは藝大卒業後、ギャラリーや美術館で勤務しているそう。その著者が書いた現代アートミステリ。

    読みやすく、全く知らない現代アートの裏側をちょっと覗き見することもでき、またミステリとしても楽しめた。
    他の著作も読んでみたい。

    0
    2024年02月06日

    Posted by ブクログ

    結構前なのですがΣ(-᷅_-᷄๑)このミスは好きで読んでますが、これもまた面白かった。絵画をモチーフにした作品は初めてですが専門的な言葉も少なくわかりやすかった。つかめそうで中々つかめない作家がどんな人物なのかものすごく気になったいい作品です!

    0
    2022年12月22日

    Posted by ブクログ

    途中まではちょっと退屈やったけど、後半グイグイ面白くなってきた。
    アートの世界の奥深さを知れた気がした。
    大変な世界なんやなぁ。
    無名先生がめちゃくちゃカッコよくて、もう1回読もうかなぁと思ってしまった。

    0
    2022年07月06日

神の値段 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    :
    宝島社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    宝島社文庫
  • タイトル
    :
    神の値段
  • タイトルID
    :
    1122245
  • ページ数
    :
    367ページ
  • 電子版発売日
    :
    2022年05月25日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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