あらすじ
40歳を過ぎた体重125キロの作家が、ひょんなことから「美容」と「健康」生活に目覚めたら・・・・・・。
肌はもちもちプルンプルン、30キロもやせ(リバウンドも)、そして、最後にはなんと結婚!?
ドラマ化された『クラスメイトの女子、全員好きでした』に続く、やさしくて、おもしろくて、ためになって、ときに泣ける、前代未聞の「おじさん美容エッセイ」全37篇。
“美容の師”として尊敬する女優・タレントMEGUMIさんとの特別対談も収録。
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この連載を執筆するにあたって心がけてきたことはひとつだけ
それは美容と健康のハードルをできるだけ下げたいということでした。
おカネがかかる。
時間がかかる。
~中略~
ヨーグルトを自分で作ってみてください。
納豆は四百回こねてみてください。
怖くても胃カメラ検査を受けてみてください。
トルソーウォーキングをやってみてください。
自分の好きな服じゃなくて誰かに勧められた服を着てみてください。
そのときあなたに何が起こるかなんて答えは誰にもわからないんです。
~中略~
私は美容と生活をこれからも続けます。
あなたは何を続けますか。
という文章、急に問いかけられて「ドキッ」とさせられた。
自分は何を続けるんだろう。
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おじさん美容の記録の1冊。読んでいたら、はっ、としました。著者の変化に嫉妬していたからです。
「消えない不安に化粧水を染み込ませ、私はこれからも前を向いて生きていく。」
MEGUMIさん「美容や運動って、モヤモヤとか将来の不安のようなネガティブなマインドを一緒でも取り除いてくれます。その一緒の積み重ねによって自信や自己肯定感のようなものが作られていくと思うんです」
緑のルルルンシートマスクを買いました!運動しよ!
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そう、私は久しぶりに自分に期待している。
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ゲラゲラ笑いながら、ほろりとしながら一気読み。
令和の電車男かな。ぜひ映像化してほしいなぁ、バキ童さんあたりで。笑
些細なことに大袈裟に一喜一憂しているおじさんの姿が愛おしい。パンダの涙と眉毛カットのエピソードが好き。私も養命酒買ってみようっと!
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40過ぎの太っちょおじさんが美容に目覚め、様々な事に挑戦して生活を改善していくエッセイ
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40歳を過ぎた体重125キロの作家が、ひょんなことから「美容」と「健康」生活に目覚めたら……。
肌はもちもちプルンプルン、30キロもやせ(リバウンドも)、そして、最後にはなんと結婚!?
ドラマ化された『クラスメイトの女子、全員好きでした』に続く、やさしくて、おもしろくて、ためになって、ときに泣ける、前代未聞の「おじさん美容エッセイ」全38篇。
“美容の師”として尊敬する俳優・タレントMEGUMIさんとの特別対談も収録。
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作家 爪切男(つめ きりお)
公園で佇んでいたら、子供たちから「太っちょゴブリン」と呼ばれている事を知る
我を顧みれば、肌はボロボロで顔色も悪く、そんな渾名を付けられる事も納得の健康状態
そこで一念発起し、まずは深夜にドンキに行って、買った化粧水を付ける事から始める
翌朝の顔は今まで何もしていなかったからなのか、見違えるような肌触り
この事をきっかけに、様々な事にチャレンジしていくようになる
西村賢太、中島らも といった無頼派の作家に憧れ
自分自身のケアを怠っていた著者
よりによってその二人とは……
今作中で祖父や父の飲酒についてやらかしがある家系である事も書かれてあって
中島らものようにアルコール依存症にならなくてよかったなと思う
でも、こんな生活を始める前にもそんなに酒を飲んでいたようにも思えないけどね
ビジュアル的には西村賢太の方が近いように見受けられる
ただ、作風を鑑みるに、内面はそこまでのクズではないのではなかろうか?
風俗にも行っていたようだけど、彼女も大事にしてるし、お金の使い方も大量に買い物する描写もあるけど、それは商品比較のためだし、そんなに無頼派という印象はない
まぁ、生活を改善しているエッセイなので、それ以前がどうだったかはわからないのだけれど
ただ、裸でないと文章が書けないという癖(?)には変態ちっくな者を感じる
そんな状態で大丈夫か?w
ちょっと違和感を覚えたところ
彼女さんの足裏がキレイと言ってたけど、バレエをやってる、やってた人程、足に負担がかかっててボロボロなイメージがある
特に爪先や爪が変形するくらいなんじゃ?と思うけど、どうなんですかね
人による?
そもそも、この彼女の存在が一番大きい
歴代の彼女は「変わらなくていい、そのままでいい」って言ってくれていたようで
まぁ、彼女がいた事がある時点で恋愛最底辺の存在ではないのだけれど、出来過ぎてるなぁ
最終的には
「私と別れるようなことがあっても、自分を大切にする習慣をあなたに付けさせるのが私の役目だと思ってる。私に愛されていた証拠をその体に残してあげたい」
と言われている
序盤でもそんな言及はあるけどね
こんな彼女、どうやったらできるんだ?
森にでも生えてるのか?
もしかして、太っちょゴブリン、攫ってきた?
「オデ、コ、コワクナイ」とか?
巻末に彼女からの文章も掲載されている
どうやら彼女さん(後に奥さん)も太っているようだ
もしかしてメスゴブリンなのか?w
でも、アドバイスも的確だし、自身も美容を疎かにしていないし
とても、いい人なのだろうなぁというのはよくわかる
そんな奥さんがいるんだったら、健康にも気をつけられるでしょうね
「美容は自分のため、健康は大切な人のため」と言っている
私の場合は、「健康は自分のため、美容は他人に迷惑をかけない程度にそこそこでいい」と想ってしまう
読んでいて、自分との共通点も多いなぁと感じるところもあれば、そこまではやりたくないなぁと思うところもあれば
化粧水:全く同じ化粧水を使ってる
結婚してた時は、妻が使ってるエバメールのジェルクリームをお風呂上がりにつけてたけど、今はドラッグストアで安く買えるのでイソフラボン化粧水一択
私は朝シャワー派で、夜は化粧水を付けずに寝てる
ただ、ハンドクリーム代わりに職場にも置いていて、乾燥していると思ったときや水仕事をした後なんかに少し手に付けてる
洗顔:泡立てのカップを使ってる
でも、洗い方はふんわり押し付ける感じではなく、結構擦ってしまっている
ルイボスティー:飲みたくない程に嫌いではないけど、味が好みではない
職場では紅茶か烏龍茶をがぶ飲みしてるのと、家では麦茶をがぶ飲みしてる
シートマスク:使った事ないけど、一回くらい試してもてもいいかも
養命酒:興味がないので飲もうとは思わない
いびき対策アプリ:自分も使った事あるけど、多少のいびきはあるもののそれほどではない と想っている……
洗濯・匂い対策:ベッドのシーツを洗う頻度は月一とかそれ以上長い間替えない事もある
良くないとは思いつつ、干すのが面倒くさく思えて手が伸びない
普通の洗濯にしても乾燥までするのと干すのと分けて洗うくらい
漂白剤と柔軟剤も使っているけど、自分の匂いってわからないからねー
これは指摘してくれる人がいないと何とも言えない
白湯:そんなにのんびりする時間はとってないかな
かかとケア:今は特になにもしてない
以前は気になったら100均のやすりでたまに削ってた
ってか、かかとの角質化は普段の姿勢や歩き方で発生すると聞いたことがある
なので、その辺に気をつけるようにしてから、かかとが堅くなるような事はない
脱毛:指を手の甲を毛抜きで抜くくらい
あと、胸毛も偶に抜くくらい
他の場所は、「男だし気にしなくてもよいのでは?」という前時代的な価値観のままですね
眉毛サロン:以前はまったく手入れしてなかったけど、一度美容室でカットの提案をされてからはケアしている
とはいっても、明らかにはみ出ている部分を剃ったり、眉に櫛を当てて、伸びすぎてる毛を切るくらい
日焼け止め:夏に長時間日光に晒される時は塗るくらい
移動は電車で用事はほぼ屋内という場合は塗らないかな
日傘:持ってはいるけど使ってない
入浴剤:前は使ってたけど、湯船に浸かる習慣がなくなってしまった
ネイルケア:普通に爪切りしてガラスヤスリで仕上げるのみ
マニキュアの「文学を纏う」というブランドで、江國香織の「きらきらひかる」「すみれの花の砂糖づけ」、京極夏彦の「狂骨の夢」「?の碑」あたりは興味あるけど、流石に職場につけていく勇気はない
長期連休のときだけ付けるとかしてみようか?
リップクリーム:冬場に荒れたときだけ付けるのみで、普段はつけない
運動:ほぼしてないなぁ……
通勤の片道十数分の自転車のみ
お灸:やったことない
ヨーグルト:一時期食べてたけど、もうやめた
健康診断:痛風をやってからそれを指摘されるのと、コレステロールがそろそろやばい感じ
チョコザップ:前述の通り運動してないなぁ
納豆:ほぼ食べない
ピロリ菌:今のところ大丈夫
二重まぶた:元々二重まぶた。でも左右差があるのでバランスが悪い。それにしても、世間の人ってそんなに他人のまぶたが一重か二重かを気にしてるのか?
炭酸水:よく飲む
お酒に入れる瓶入りのライムやレモンやグレープフルーツの濃縮液を割ったり、MONANシロップも複数揃えてる感じ
トルソーウォーキング:そんなに姿勢は悪くない
とある時期から普段の姿勢を意識するようになって、仕事中も背もたれに背を付けはするが預けはしない
歩くときもかかと着地で膝を延ばす歩き方を気をつけてる
以前誰かに言われたけど、雪国出身の人は歩き方が違うと
多分、雪道を歩く時は、後ろ足で蹴って推進力を得ると滑るので、垂直に足を下ろして体重移動で歩くので、膝を曲げた歩き方になりがちだからではと思ってる
あと、腕の振り方も、前に出すのではなく後ろに引くのを意識するというのは正にそう
足の運びも線の上を歩いているように足を置いていけば良い
リバウンド、ダイエット:私も「もうちょっとで0.1t」という段階で危機感を覚え、主に食事について色々と気をつけるようになって25kgくらい痩せたけど、今は5kgくらい戻った
それからまた気をつけるようになったものの、今度はなかなか減らないという状態
ここから10kgくらい痩せれば標準体重なんですけどねー
おしゃれバーバー:髪は「いい加減に切らなきゃなー」と思うくらいになったら行きつけの美容院を予約する感じ
ちゃんと身だしなみに気をつけるなら、髪は小まめに切った方がいいのでしょうけどね……
肌年齢診断:行かなくてもいいかな
フェイススチーマー:そこまでしなくてもいいかな
自分も同じくやってみようと思える項目もあれば、ここまでしなくてもいいかなと思えるものもあれば、ですねぇ
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「出来ないことが増えてからの方が人生は楽しい」
出来ないが恥ずかしかった時があったが頼ったり甘えたり。できないことがあるって出来る楽しみが増えることだと思う。小さなできたを見つけられて自分を大切にする事を忘れないようにしたい
Posted by ブクログ
2025.09.02
おもしろかったー!
初めて爪切男さんの本を読んだ
レインボー池田さんがYouTubeで本を紹介されてて
養命酒のくだりがどうしても気になって
購入しました
結論、おもしろかった!
読んでる間に、爪切男さんの他の本を買うくらい
とてもハマりました。
ことばで遊んでいるのが楽しくて
声に出して笑いました
奥様も普段から文章書かれている方なのでしょうか?
とても読みやすいし、なんなら面白くて好きでした
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オジサンが美容に目覚める話なのに、女子でも共感ポイントたくさんで面白い。オジサンだからというか、まっさらなら状態だから、一つ一つに感動があって、ある程度までは効果も爆上な感じが伝わってくる。
性別も年齢も関係なく、美容って大事だな。美容って自分と向き合うことなんだな。
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近所の子供に「太っちょゴブリン」と揶揄された、中年の太ったおじさんが、美容沼にハマっていく本ということで、楽しみに手に取ったのだが、、、
惚気かよ!って感じで、ちょっと食傷気味だった。
タイトルになっている深夜3時に化粧水を買いに行ったエピソードは、彼女と出会う前の出来事のようだが、以降のエピソードは、ほとんどが彼女の助言によるもののようで、大変勝手ながら少しガッカリしてしまった。男性が、パートナー女性の助けを借りずに、自発的にセルフケアの重要性に気づいて、心身ともに健康になるというのは、今の世の中だとやはり難しいことなのだろうか。セルフネグレクト気味に陥り、思考をミソジニーに支配された中年男性諸氏が、この本を読むことでセルフケアに目覚めてくれたら良いなと思っていたが、残念ながらそういった効用はなさそうだ。
と、さんざん貶してしまったが、この本は、すごく大事なことが書いてある素敵な本だ。この本で紹介されていた、「これなら俺でもできるなってことだけ続けることが格好良いんだよ。なんでもかんで もやろうって無理をするのは実は一番格好悪いんだよ」という甲本ヒロトの言葉には痺れまくったし、著者に美容を教え込んだ彼女さんの「私と別れるようなことがあっても、自分を大切にする習慣をあなたに付けさせるのが私の役目だと思ってる。私に愛されていた証拠をその体に残してあげたい」という言葉にも大いに泣いた。「誰かが怒っているときは心の中では泣いてると思いなさい。そうすれば、素直に相手の言うことを聞けるから」という言葉も含蓄が深い。この彼女(メスゴブリン)は何者なんだろうか?
美容と健康に目覚めたことの一番の収穫を、「自分自身を過信しない」「他人の意見を素直に受け入れる」といった意識改革と語る著者の爪の垢を、世のミソジニー野郎どもに煎じて飲ませたい。
美容はモテるための努力ではなく、自分をご機嫌にするための文字通りセルフケアだ。誰かにケアしてもらわずとも、自分で自分をケアできる事は生き物としての強みだ。「美容は自分のため、健康は大切な人のため」と著者は言うが、私もその通りだと思う。そして美容に気をつけている女性は多いが、男性は無頓着な人が多いため、ちょっと気をつけるだけでまわりに差をつける事ができ、著者のように素晴らしいパートナーを得る事だってできる。X(旧Twitter)に棲息するミソジニー男性は、バカのひとつ覚えのように「女は得してる」「女はラクだ」と言うが、男のほうがよっぽど人生ヌルゲーじゃねぇかと思う。
「男ども、美容に目覚めよ。」
Posted by ブクログ
こんな素敵なラブレターを読めるなんて…
厳しくも優しい想いを、まずは受け入れ実行してみる。ということは存外難しいという事実を知っている身としては、このお二人が眩しすぎるし可愛すぎる。結果、爪さんが見た目も可愛くなるだなんて最高の着地点。末長くお幸せに
Posted by ブクログ
40代のおじさん、爪切男さんが美容と健康にと奮闘する日常エッセイ。
化粧水から始まり、顔パック、二重まぶた、スチーマーなど、新しい挑戦や変化を爪切男さんが楽しんでいる様に、読んでいるこちらも楽しくなる一冊。
自分の変化を一緒に喜び、パートナーの協力に感謝し、時には厳しいパートナーの言葉から素直に学ぶ。
そんな二人のやりとりにも、じんわり温かい気持ちになった。
「美容」と言われると構えてしまうけれど、「自分を癒すアイテム」「生活を楽しむイベント」としてできる事をやってみようかな、という前向きな気持ちになった。
Posted by ブクログ
美容エッセイ。私も経験ありますが身体や肌の変化を実感するのは楽しい。美容って突き詰めると「健康」と「相手に対する配慮」だと思ってる。
だがしかし、あの爪切男が結婚だの幸せだの美容だの。せめて作風に悪影響を及ぼさぬよう願うばかりである。
Posted by ブクログ
著者がラジオのゲスト出演で知った一冊
四十過ぎの太ったおっさんが、一本の化粧水から人生変わりましたというフレーズから興味を持って購入
文章が素直で読みやすい
おじさんが美容と健康に目覚めると、こうなるのかと新たな発見!
肌が変わると気持ちも変わって、気持ちが変わると性格も変わって、人生の好循環が生まれるのだなと思った
しかし女性の立場では、そんなことずっとやって来たんだよという思いもある
若い頃は男の子にモテたいとかいう下心から頑張って来たけど、おばさんになると頑張ることに疲れてくる
しかし、とりあえず化粧水とシートマスクだけやってみようかなという気持ちが動いた
Posted by ブクログ
漫画「僕はメイクしてみることにした」が好きな私。
本作もほっこり。
また、最近自堕落な私も、少しやる気が出てきた。
初めての事に挑戦する時の、心情の例えが絶妙で面白い。
チョコザップの章では、先に行かれてしまったー!と運動嫌いの私は寂しくもあり。
ルイボスティーも最近飲んでいないけど、久しぶりに試してみようかな。