ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 海賊とよばれた男(下)

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    とにかく鐡造の人間力が存分に散りばめられている熱い作品。出光佐三の一生涯を第三者視点で覗いているかのようなリアルさと躍動感が読んでいてすごく面白かった。出光美術館にも行ってみたいなあ
    上巻では鐡造が戦後すぐ倒産の危機に陥っているにもかかわらず、店員こそが宝だと一人もクビにしなかったことや、丁稚から始まった鐡造が国岡商会を立てるまでを書いている。下巻では石油をめぐってさまざまな情勢の中鐡造が日本のために良くなる選択肢をとることに奔走している姿を読むことができた。
    イランに日章丸が到着した時の歓喜ぶりやアメリカとイラン情勢などが少し明確になり勉強にもなった。

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    2026年07月26日
  • 朝星夜星(上)

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    長崎の丸山遊郭で女中として働くゆきがオランダ領事の専属料理人であった丈吉が長崎で洋食屋自由亭を開業し、2人力を合わせながら幕末、明治、大正の世を乗り切っていく物語。上巻では2人の出会いから長崎での開業、舞台を大阪に移し、自由亭も洋食屋レストランからレストラン兼ホテルへと進化して行く。

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    2026年07月26日
  • ルーズヴェルト・ゲーム

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    会社と社会人野球部の2つのストーリーが巧みに組み合わさっていて、野球の試合のようにはらはらする展開だった。
    野球に全く興味のなかった細川社長が、試合を夢中で応援する場面がよかった!人が持つ熱量、体温を感じた。

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    2026年07月26日
  • 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび

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    今作も良かった‥!
    親子関係についてのエピソードが多かったんだけど、子育てに悩む今の自分の心にどれも刺さりまくって‥泣きながら読んだ。
    たとえ家族であっても、すべてを分かり合えるというわけではなく、深く思い合っているからこそ、うまくいかないこともある。
    「親子は一番近くにいる他人」っていうシャールさんの言葉に頷きすぎて首もげそうになった。
    あと、全然関係ないけど、ジャダさんと柳田のケンカが好き。笑
    続きが気になる〜!このシリーズは全部読むぞ!

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    2026年07月26日
  • 老人と海

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    短い話だけどしっかり詰まってた。
    魚とやたら格闘してやっと釣れたかと思えば鮫に食い荒らされてしまう虚しさ。でもサンティアーゴの周りの人間が想像以上に暖かくて理解があってまだまだ老人のこれからを感じられる最後だった。

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    2026年07月26日
  • 冬期限定ボンボンショコラ事件

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    2024年。このミス2025 2位。リアルタイムでシリーズ読んでたら、すごいお待ちかねだね。再読。
    ちなみに小鳩くん、小佐内さんのイラストも好き。
    って二人が住んでるのは岐阜? 岐阜大好きだよ!!朝のラッシュえげつないけど。旅行者は朝は避けるべきだね。そして、避けられなければ快速に乗るべし!(違う話)
    ちょうど金田一耕助が探偵業に嫌気がさしてた頃の小説を読んだばかりなので、なんか納得してしまった。探偵は人の秘密を暴く。それを良しとしない人もいる。金田一さんはそれがイヤになってしまったのだね。(違う話)
    このシリーズ、これで終わっちゃうのかな。今後も気になるけれど・・番外編でもいいけど・・
    かわ

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    2026年07月26日
  • ポム・プリゾニエール

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    ネタバレ

    作者さんが好きで、ずっと読んでみたいと思って、手に取りました。

    元曲の世界観だけを小説にもってきたかんじがとってもよかったです!
    最後のナイトルールは泣いてしまいました。
    PVをよく見返しました。
    とってもよかったです!!!

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    2026年07月26日
  • 学歴狂の詩

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    めちゃ面白エッセイ。笑えて、考えさせられて、また笑えて。登場人物自体かなり逸材揃いだが、著者の方の文章が淡々と描きながらも情緒的であり、読みやすいのに読み応えがある。面白くて一気に読み切ってしまった。垣間見た事のない高学歴な世界の歪な部分を覗き見させてもらえた。
    自分も大学受験はかなり一生懸命勉強したが第一志望は落ちて第二志望校に通った。それでも結果として楽しく生きていけたのでこの学歴や受験を拗らせる恐ろしさには気づかなかった。高学歴故に、若さ故に、コストをかけまくった故に、オールインベットしちゃったが故に、狂わざるを得なくなった部分もあると思う。
    令和の虎の好きな回に佐伯提督なる志望レベルを

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    2026年07月26日
  • キネマの神様

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     特に期待していなかったが、とても良かった。ご都合主義かもしれないが今作は納得の展開。登場人物を心から愛し、応援させるほどの筆力で描写されれば、あり得ない展開でもむしろ歓迎される。ラストは涙無しには読めない。一時期映画にハマっていた時期のことを思い出させてくれた。誰もが一度は味わったことがある映画館でのワクワク感や手に汗握る体験が蘇る。お父さんとローズ・バッドの映画批評は、話の展開そっちのけで全作品分読んでみたい。ただ映画版は大幅に改変されているようなので、観るのはやめておこう。

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    2026年07月26日
  • イクサガミ 神

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    4巻ものの最終巻やっと読み終わった。面白かった。歴史版バトロワみたいな感じだけど、彩八のとこと響神のとこは泣けて来たね。歴史わからんけど少し興味出てきた。それぞれにちゃんとストーリーがあるのもいい。天明刀弥は救われないけど...

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    2026年07月26日
  • 巴里マカロンの謎

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    2020年。再読。
    初読はコロナ時に予約→コロナで出社可能となった後だけれど。思えばコロナがこのシリーズに出会ったきっかけかな?
    そして小鳩くんたちがくらす町は岐阜がモデルだったよう。名古屋まで快速で20分。今回は名古屋を行ったり来たり。小佐内さんはたくさんのマカロンを見てふにゃふにゃになったり。スイーツ三昧短編。

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    2026年07月26日
  • 心の中で犬を抱きあげたあの日、自分に優しくなれた気がした

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    フクダウニーさんの柔らかな言葉と、ユニークな言葉選びが素敵で読んでて笑ったり泣いたり忙しいエッセイ集でした。
    フクダウニーさんの言葉は、私にとってオムレツのような存在です。あたたかくて、ふわふわとろとろで、優しくて美味しいオムレツ。心の萎んだところも傷ついたところも、全部包んで食べれてしまう。
    フクダウニーさんがくれた言葉は、私にとってもお守りになってくれます。

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    2026年07月26日
  • レーエンデ国物語 喝采か沈黙か

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    ネタバレ

    リーアンとアーロウの絆がただただ尊い。

    不器用で捻くれていて、虚勢を張って本音を...自分の弱いところを隠し続けてきたリーアンの一言

    「行間を読めよ。言わせんじゃねぇよ。お前がいない世界を救って何になるって話だよ」

    この一言の重みと、それを聞いて啼泣するアーロウの長年積もり積もった思いがたまらなく胸を締め付ける。

    過去の断片がここに繋がってくるんだという感嘆。
    月と太陽はただひたすらに苦しかった。
    希望が見えた矢先の絶望に打ちひしがれた。
    今作でそれを見事に引き継いでくれた2人の物語は最高に胸が高鳴った。
    今作も最後の最後で理不尽な絶望を突きつけられたけれど...

    光の見えない暗闇。

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    2026年07月26日
  • NO.6〔ナンバーシックス〕 #6

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    ネタバレ

    読み進めて後半、ネズミの生い立ちが分かってから
    何故だか紫苑と同じく涙が出てしまった。
    ネズミって一体何者だ?という謎が少し解け老という人物が火藍とも繋がりがあって、イヌカシと莉莉の義父がまさか月薬だったなんて…繋がってきた。

    繋がってきて楽しい気持ちもあるけれど
    読んでいて後半とても怖かった。

    この本を読んでいく度に今の日本とも繋がるじゃないけど政治的な事も含めて考えてしまう自分がいます。

    次巻では沙布を助けられるかな??
    老の言う通りたくさんの死者が出てしまうのかな…。
    イヌカシや力河、月薬、ネズミ、紫苑、生きるよね?
    大丈夫だよね?

    このまま次もう読み始めます( ; ; )

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    2026年07月26日
  • ジェイムズ

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    倫理学の論文で「ハックルベリー・フィン」問題を知り、ついでにこの本を知り、読書会で提案して課題本にしてもらった。

    『ハックルベリー・フィン』を読んでから読んだ方がいいとのアドバイスをもらったので、オリジナルを読むが、全く面白くなくて辛い。流し読みし終わった後、この本を手に取ったら、めちゃくちゃ面白くて1日で読めてしまった。

    これ読むと、「ハックルベリー・フィン」問題がめちゃしょうもなく思える。

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    2026年07月26日
  • くもをさがす

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    前々から読もうと思うきっかけは何度もあったのに、何となく、ガンのエッセイだからと敬遠してしまっていた本。
    でも違った。
    与えられたこの生を自分のものとして生きる、その修行の書のようだった。

    自分にはいつも選択肢があること、
    そして自分で決定できること、
    自分の周りの人達に頼ってよいこと、
    反対に自分も頼られる存在になれること、
    自分の生、他者の生を尊重すること

    愛を持ちかっこよく生きているように見える人は、こういう修行を地道に積んでいるんだろう、
    自分の生の選択を手放したりせずに、人任せにしてしまいたくなることも自分で決断しているんだろう、
    私もそうありたいな

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    2026年07月26日
  • 暗い夜、星を数えて―3・11被災鉄道からの脱出―(新潮文庫)

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    衝撃を受けた。東日本大震災の時はまだぼけっとしてたので起きたときのことは知ってても空気感までは知らなかった。原発の事故があったから窓も開けられないし、野菜も食べるのに躊躇するし、車で県外に行けば汚染車と落書きされるというのも知らなかった。放射線物質が漏れたかもしれないというのは怖かっただろうし、パニックになるかもしれないから情報が統制されたのも驚き。日本中がパニックになる中で差別とか偏見もあったのも、仕方ないけど残酷だと思った。でも福島の人たちが暖かくて、旅行中に被災した筆者を色んな人が手を差し伸べていて、自分たちのことでいっぱいいっぱいのはずなのに優しいなと思った。この震災で沢山の人が亡くな

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    2026年07月26日
  • 防災アプリ 特務機関NERV

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    NERV使っていますがこんなストーリーがあったとは。エヴァンゲリオンに詳しくないのでそこから取っていたこともわからなかった。東日本大地震で叔母さんを亡くしたことがきっかけで、「逃げて」が届くようにしたかったという理由も知らなかっし、色覚異常にも対応した色使いなことや、外国語対応していることなど想像以上に多くの人に伝える努力がされているとも思った。IT関係のことはよくわからないが、それでも皆情熱を持って取り組んでいるんだと感じた。かなりの費用投じてそうだが、アプリに広告も無く、有料会員限定サービスのようなものも作っていないというのはすごいな。これからも利用していくが、NERVも述べていたように一

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    2026年07月26日
  • 盲目的な恋と友情(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前半は、美しい容姿を持つ女性が恋に溺れていく物語。
    後半は、容姿にコンプレックスを抱く女性が、友情に執着し続ける物語。
    物語の随所に漂う「違和感」の正体は、人生経験の儚さゆえの恥部を鎧で覆い隠し、それを正当化するように自分自身に言い聞かせる未熟さだった。
    そしてそこには、自分自身にも当てはまるような「違和感」があった。
    自分の恥部を曝け出すことから生まれるものもあるのかも。

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    2026年07月26日
  • 日本一長く服役した男

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    無期懲役や仮釈放の実態が知れた。有期受刑者は出所のモチベーションが保てても、無期は保てないし精神に異常をきたすこともあるというのは知らなかった。61年という期間服役して、いきなり娑婆に出ることの躊躇い(仕事が無い、甘いものを自由に食べられる)が伝わってきた。出所者を受け入れる施設の社長(と施設長)が本当に良い人。社会を支えるってこういう形もあるんだと知れた。また終身刑が導入されない理由も勉強になった。確かに被害者が仮釈放無しの実質終身刑を望む気持ちもわかるし、一方で刑務官などは受刑者のモチベーションや更生のために終身刑は望まない(刑務官も対応が難しい)気持ちも理解できた。あくまで刑務所は更生さ

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    2026年07月26日