小説・文芸の高評価レビュー
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一瞬の風になれ 第二部 -ヨウイ-を読み終えたあと、胸の奥に静かな余韻が残った。
この物語で強く心を打たれたのは、「引退」という現実の重さだ。
走ることが当たり前だった日々が、ある瞬間から“過去”になる。その決断の裏にある葛藤や悔しさを思うと、思わず涙が溢れた。 競技の終わりは、ただの区切りではなく、生き方そのものと向き合う時間なのだと感じた。
さらに「怪我」や「事故」という避けられない出来事。
どれほど努力を重ねても、一瞬で道が閉ざされることがある。その理不尽さは残酷で、それでも時間は止まらない。だからこそ、仲間の存在が際立つ。
印象的だったのは、
会話はなくても良い、ただ寄り添う。
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読みすすめている最中にエプスタインやマンガワンのことがあり、しんどくて読むのを中断していた。
性暴力被害者のにのみやさんと性暴力の加害者の人たちの手紙のやりとりを収録しつつ、被害者は被害を受けたあと、どんな生活を送るのか、なぜ加害者は加害をしたのか。
様々なアディクション臨床に携わる斎藤章住氏が記録し、探っていく。
加害者が他者をモノ化して加害するのは、性欲ではない、支配欲だけでもなく、承認欲求が関わっているのではないか、また承認欲求がゆがんでしまうのは社会から(親や身近な人たちから)男という役割を押しつけられ、押し込められるからではないか。
女性から拒絶(受け入れてもらえず、承認されない)さ -
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毎月新刊買おうかな〜と思って
手に取ってみた1冊
共感という言葉が失礼に感じるほど
人間の感情とか 匂いが 全部伝わってきた
好きとか愛を見定めて
綺麗に受け取ったり託したりするのは
親の影響が大きく作用すると思っていて
幼い頃から無条件に愛されることや
無条件に愛していいことを教えてくれないと
相手を好きになった理由とか
損得勘定で物事を考えちゃうのかな
柏木さんも、素敵な男性で
一言一言が小説のようで(小説なんだけど)
彼が話すと違う世界に来たみたいに美しい
だけど絶対に近づくことはできなくて
近づいたら壊れてしまいそうで
何も触れたくなくなる、余裕があるからかな
紗良の見 -
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ネタバレ罪はどのように購うか、被害者と加害者の処遇については両者に深い溝があるのは当然だが、人の命の尊厳はどの方向からどのように見ればいいのだろう。医師の目でかかれた作品。
平成7年度 山本周五郎賞受賞作
犯罪を犯した人は、その状況によっては精神鑑定を受ける。最近はどのケースが異常で、またそうでないか、外部のものはわからないことも多いが。
この本は、精神の異常で罪を犯した人たちが入院治療のために入っている精神病院が舞台である。
開放病棟は届けを出せば外出もできる、治療によって平静を保つことができるようになった人たちがいる。閉鎖病棟は症状が重く、暴力的で外に出られない人たちが入っている。
昼だけ開く -
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ネタバレ泣きながら読んでた。
泣いて、堪えて、読んですぐ泣いて。
悲しくて泣いたけど感謝しながらも泣いた。
双葉ちゃん、ありがとう。
双葉ちゃんを助けてくれた人達にも感謝してもしきれない。
京八流と朧流、幻刀斎の因縁。
幻刀斎の凄まじい執念。それは事の発端である八坂刀斎が居なくとも京八流がある限り終わらない復讐。
たまったもんじゃない。
当代の託された奥義が幻刀斎を上回ったのは嬉しいが幻刀斎を過去を思うとやるせない気持ち。
橡さん、椒さん、杜さん。
この人たちにも大分助けられましたね。
最後の、最強の忍び。
ただではやられない。
進次郎さんが居たから出来た事。
カムイコチャさん、ギルバート -
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八木さんのファンになってしまった。
短文で明解にお金とのつき合い方や、暮らし方、考え方を語っている。お金のリテラシーが低い私でも、例えが分かりやすく腹落ちした。
自分の軸がしっかりあるから、側から見たら節約と思われるようなことも、節約とは感じずに日々の暮らしを倹約して楽しむことができているように思う。芸能界という競争の激しい世界にいたらなかなか難しいことだと思うのだけど、しっかり自分軸をもっている。八木さんの考え方好きだなぁ。見習いたい。
「知識をバイキングのように楽しみましょう」という言葉にぐっときた。刺激を受けたついでに、私もお金の勉強してみようかなぁ。
八木さんの東京の部屋にいると -
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ネタバレすっっっごい良かった!!!今年1かなって、まだ今年始まったばっかりなのに、そう思えるくらい良かった!!ずっと気になってたのに読まなかったことを後悔した!!
初めは、変な名前ばっかりだし、登場人物多いしでやや読みづらいなぁと思いながら、どんな落ちになるんだこれ、と予想できずにいたのに、途中から、読む手が止まらない、止まらない!まぁ、正直言えば犯人予想はついたよ…でも、途中から泣くかと思ったし!外だから耐えたけど、家なら泣いてたよ!?この表紙とタイトルで?って思うじゃん?あたしも想像してなかったよ!もう、とりあえず読んで欲しい!!好きじゃなかったら申し訳ないけど、私は読めて本当に良かったです!
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Posted by ブクログ
ネタバレ場面展開は少なく一場面での情報量が多いはずなのに、すっと入ってくる上手さに驚きました。
また、2つの世界の異なる点が徐々に明らかになることで、リョウの考えやこれまでの行動が否定され、自分が唯一本物だと思っていたノゾミへの気持ちも自己愛だったことに衝撃を受けました。
一方で、リョウの世界の方が好転的になっている側面もあったかもしれないけど、最後のメールによってその僅かな可能性すらも否定されたような気持ちになりました。
今のリョウにどんな言葉をかけても、兄のような薄っぺらいものにしかならないと思うけど、遊歩道の道を歩んで欲しいなと思いました。
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Posted by ブクログ
先入観で知ってるつもりになって「読まず嫌い」してはいけない本の最たるものかもしれない。
フランケンシュタイン博士が生み出した怪物(そう、フランケンシュタインは怪物の名ではなく博士の名なのだ)、私の中でそのイメージはあまりにも映画に毒されてしまっていた。頭に釘の刺さったロボットじみた大男、「13日の金曜日」のジェイソンみたいなモンスターだとばかり思っていたのだ。
ところが原作の怪物は、死体をつぎはぎした醜い大男には違いないものの、なんと独学で言語を学び、英詩を解し、情緒豊かで深い洞察力を持ち、それゆえに自身の呪われた境遇に深い苦悩を抱く、とんでもなく人間的な魂の持ち主だった。確かに途中から人
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