ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 審議官―隠蔽捜査9.5―(新潮文庫)

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    本編は短い間に読みすぎて少しマンネリ気味だったが、スピンオフの面白さは健在だった。
    やっぱり竜崎の事が好きだと再認識した。

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    2025年11月22日
  • 夜明けのすべて

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    ネタバレ

    私は病名がないが、5年前から原因不明の体調不良に悩まされているため、共感できる部分が多かった。

    この体調じゃなければ、と、何度考えたか。

    結末が2人とも完治するわけではないが病気はあるものの、良い方向へ向かっているのがわかる。いつ治るか分からない体をもっている者として、ふたりの姿に勇気をもらえた。

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    2025年11月22日
  • かたばみ

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    鈴木保奈美さん曰く「読む朝ドラ」
    戦中戦後の日本。市井の人々を描く。

    元槍投げ選手でガタイの良い母、悌子。
    ちょっと頼りないけど
    優しい父、権蔵。
    真っ直ぐに育った清太。

    この三人を取り巻く人々が、
    また個性的で優しい。

    親なら誰でも
    悩みながら、正解のない子育てをしていく。育て方に100%の自信なんてないけど、
    子を思う気持ちさえあれば、
    きっと愛情として届くはず。

    我が子にも届いていたら良いな。
    かたばみ、変なタイトルだと思ったけど、
    読後には
    「最高のタイトルじゃん!」って思った。

    登場人物のみんなが
    相手を思い遣り、
    前向きに生きている。
    それを木内昇さんが
    上手く描いてくれ

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    2025年11月22日
  • いけない

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    ミステリー好きに薦めたい、よく出来た繋がりのある短編集。
    道尾秀介は天才だと思った(解説ブログ読むまで気付かなかった所も多いけど苦笑)。

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    2025年11月22日
  • 存在のすべてを

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    背景や描写の説明が冗長なことも含めて「写実」的であり、「存在のすべてを」実感させ、また喪失させていく。
    ミステリーというよりもヒューマンドラマなお話。トリックやドンデン返しを期待する方にはオススメできない。内容としては素晴らしく確かに映画化向き。2027年に西島さん演じるモンデンが楽しみ。

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    2025年11月22日
  • 白い巨塔(一)

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    ドラマがかなり面白かった。放送当時、オーストラリア人の友達に「白い巨頭って、どんなドラマなの?それを観たいからって友達が帰ってん

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    2025年11月22日
  • HACK

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    面白い!著者の過去作『マネーロンダリング』『タックスヘイブン』が令和版にバージョンアップ。時代は幾度となく移り変わり、今やマネロンの最先端は暗号資産に。その手法の描写のリアリティを徹底追求した時点で大半の読者が振り落とされそうなのに、さらにプロットが現実世界を取り込みながら(刊行までのスピード感も凄まじい)二重三重に練られているのだから読むのには相応の集中力を要する。まさに読書の醍醐味。IT小説であり金融小説でありスパイ小説でもある。著者が蓄えてきたパワーが存分に発揮された傑作。

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    2025年11月22日
  • 夜明けのはざま

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    人生のヒリヒリする日常が、葬儀会社の芥子実庵を中心に綴られています。

    嫌な人物や出来事を書くのがうまくて、人生って、生きるのって辛いなあ、それを読むのも辛いなあと思いました。

    嫌なヤツが最後にしっぺ返しに合うわけでもないし、起きてしまった辛い出来事は消えるわけでもない、そこからどう立ち上がったり立ち上がれなかったりするのか、すごくリアルでした。

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    2025年11月22日
  • 新釈遠野物語

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    遠野旅行をした折、土産店で本書を購入。安野光雅のカバー画もよい。

    旅を終えてからも遠野の箱庭的魅力をじんわり味わえる、いい物語。「新釈」というのは言い得て妙で、遠野物語を下敷きにしつつもまっさらの物語世界を構築していて夢中で読んでしまった。

    際どいお話ばかりなので(1話目がいきなり下ネタオチで、こりゃあすごいなと思ったら回を重ねるごとにそのすごみが増して、二重に驚いてしまった)、お子様にはあまり勧められないが、遠野で語り継がれていた民話も本来はこれくらい生々しいものだったのだろう。エリート官僚・柳田國男の味付けで文学性が増し、今は子ども向け絵本も出ているくらいだが。

    遠野物語の中では私は

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    2025年11月22日
  • 六人の嘘つきな大学生

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    自分が就活生時代に感じていたことを面白く分かりやすく表してくれていて感動した。もはやどんでん返しなのかもわからないほど読み手の気持ちは何回も変わる。面白い。他人のことは評価しきれるはずがない。悪いことをしたことがあったっていい。裏が見えたっていい。結局は好み。本能的な好き嫌い。趣味。

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    2025年11月22日
  • その霊、幻覚です。 視える臨床心理士・泉宮一華の噓6

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    翠の協力者、正太郎がついに登場です。
    一華に向ける敵意が今後どう変わっていくか気になります。翠と一華は話が進むたびに、信頼し合っている姿が増えて来てこの2人の関係も楽しみです。

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    2025年11月22日
  • 花まんま

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    ネタバレ

    時が止まったままの父親の時間が、流れ出して欲しい。そのために、生まれ変わってきたのでしょう。思いが残るのは、執着。執着が世界をバグらせる。強い悲しみがあっても、日々の暮らしを充実させなければ、死んだ人が死にきれない。人に心配させるようなことはしてはいけない。
    花まんま食べて、あの父親が、ごはん食べれるようになった、ということであって欲しい。

    ともあれ、切なくて、号泣した。

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    2025年11月22日
  • A DAY IN YOUR LIFE

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    これは忘れられない本になった!
    私は松田史さんの話が印象が強かった。若い時のある日、家を出かけてから行くとこ行くとこばったり会う壮年、優しそうな人。駅で映画館で、そして友人と行ったイタリアンのお店でまで、あまりの奇遇に最後は席が足りず相席して3人でご飯を食べるという展開。そして、その5年後、結婚を考えた男性の父がなんとその壮年!驚きだった‼️あとで聞いた話はその日は亡き義母の命日で壮年は思い出の場所を一人で巡っていたと。「母さんが二人の縁をつないでくれてのかもしれないなぁ…とは思ったんだが、てもそうとは言い切れないしなぁ」

    こういうことあるんだ、いい話だなと思って、その日大学生の息子が学園祭

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    2025年11月22日
  • ファーストラヴ

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    ネタバレ

    展開にページを捲る手が止められずいっきに読んでしまった。
    終盤の裁判にて事件の真相が明らかになり晴れてすっきりした気持ちになったかと思いきや、最初から環菜が殺人に至った元凶のような印象で描かれていた環菜の母親の腕に傷を見つけたところで、最後の最後にさらなる深みと痛みが残された。

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    2025年11月22日
  • 口外禁止

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    読み始めは自己啓発本なのかな?
    と思い読み進めた。
    凄く良い事も書かれてるが、これが最後まで続くと飽きるかな・・?
    私もプロデュースして欲しいなぁ〜と思いながら読んだが

    途中からハラハラしたり、どうなるなか・etc
    読みやすく楽しませてもらえた。
    面白かった。

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    2025年11月22日
  • 女のいない男たち

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    (ドライブ・マイ・カー感想)
    村上春樹の小説ってどうしてこんなに感想を書くのが難しいのだろうか。セックスについて語る事もままあるし、浮気(?)のようなテーマを扱う事も多い。しかしとても上品でメロドラマのような下品な感じは無い。いつも思うのだがこの人は文章から作者がどんな人物なのか掴めない。いや掴めない人物だということが感じ取れる。何事もしっかり受け止めてから過去に流しているというか、落ち着き払っていて達観しているのかと思えば弱い人間を描く事も出来るのが不思議というか。雲を掴むような、霞を食らっているような文章で酷い言い方をすれば印象に残らない、のだが言外の余韻のようなものが心地よくて結局読んで

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    2025年11月22日
  • 女のいない男たち

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    最後の編「女のいない男たち」は、誰しもに読書を楽しいと思わせてくれるような、痛烈な村上春樹節が散りばめられていた。読んでいて気持ちいい文章。

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    2025年11月22日
  • イクサガミ 人

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    とうとう東京に着いた。
    戦闘シーンは人間離れして、ゲームの「ストリートファイター」を思い出してしまった。
    そんなゲームがあればなぁー

    木偏の者が参加者の肩を持つような人間味も表現されて面白かった。
    ただ、愁ニ郎と甚六とのやり取りには泣けた!
    これまで読んできて初めて泣いた!
    「神」も楽しみだ

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    2025年11月22日
  • りかさん

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    子どもの頃大好きで何度も読んだ作品。梨木先生の作品集に出会い、急激にりかさんを思い出し購入。大人になっても不思議な世界観に引き込まれる変わらない魅力的な話だった。アビゲイルの話で大号泣。ずっと心に止めておきたい一冊。

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    2025年11月22日
  • 運転者 未来を変える過去からの使者

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    因果応報、自分のしたことは回り回って必ずまた自分に帰ってくる。 常に上機嫌でいる人のみが運をつかめるということ、運というのは後払い。そのポイントカードをためていこうと思う。
    しかし邪な心で、これだけいいことをしたのだからそろそろ運のいいことがあるだろうという気持ちではたまらないのだろうなとも思う。

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    2025年11月22日