ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 櫓太鼓がきこえる

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    どんな事であれ、表舞台があればその裏もある。

    何の気なしに見ている光景は表であり、見ようとしないと裏は目に入らない。

    幕内だけが大相撲ではなく、セリーグ•パリーグの一軍選手だけがプロ野球選手ではない。

    裏で働く人々にフォーカスした仕事小説として、本作は私の記憶に残り、読み返す事もあるだろう。

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    2026年08月17日
  • 探偵小石は恋しない

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    ただの不倫調査による恋愛のゴタゴタ的な話かと思っていたら、終盤からの怒涛の展開に唖然としました。伏線もしっかり回収されており、再読必至の素晴らしい作品でした。個人的に色々な本の話が出るところも好きでした

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    2026年08月17日
  • 冷ややかな悪魔

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    体脂肪が高いために世界を飛び回っていた商社勤務の女性がダイエットに頑張るストーリー…と思っていたら、、まったく違ったんですけどーー!(イイ意味で)
    面白かったです♡

    フェミニズムをメッセージにパンチが強い作品でございました

    フェミニズムは別として、主人公のユカリの考え方は嫌いじゃないなぁ〜、ワタシ。

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    2026年08月17日
  • 相談するってむずかしい

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    オープンダイアローグに興味があり、読んでみた。具体的な方法論の本ではなく、青山さんとてんてんさんそれぞれの、それまでの生い立ちや困り感から場を立ち上げるまでの経緯や、やってみての感想が主で読みやすかった。
    主催者が下手でも、誰かが助けてくれる、まずは場を作ってみたらいい、というのは、私も読書会を自分で立ち上げてみて感じたことで、共感した。次は具体的な方法論の本も読んで理解を深めていきたい。

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    2026年08月17日
  • この闇と光

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    ネタバレ

    4.9
    どんでん返しばっかり読んでるけど今のとこ3本の指には入るびっくりくらい
    ちゃんとえぇって声出た
    前半と後半の対比が闇と光になってるのも綺麗だし
    ダフネとフネさんとか
    とっても面白かった

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    2026年08月17日
  • 塩狩峠

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    1909年(明治42年)、北海道にある塩狩峠で、若い鉄道職員(長野政雄)が自らの命を犠牲にして多数の乗客の命を救ったという鉄道事故があり、その実話をもとに文学的に脚色して、彼の生涯を描いた小説です。

    主人公の永野信夫は、明治時代の東京で育ち、父と妹と祖母の4人で暮らしていました。

    母親は自分が生まれた2時間後に亡くなったと祖母から聞かされていて、祖母からは士族の子どもとして厳しく育てられてきましたが、その祖母が亡くなった後、実は母親がキリスト教を信仰していたことで(父親はそのことを知っていた上で結婚した)、結婚後にそれを知った祖母曰く、
    「日本古来の神仏があるのに、なにも毛糖の拝む神を拝む

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    2026年08月17日
  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    1909年(明治42年)、北海道にある塩狩峠で、若い鉄道職員(長野政雄)が自らの命を犠牲にして多数の乗客の命を救ったという鉄道事故があり、その実話をもとに文学的に脚色して、彼の生涯を描いた小説です。

    主人公の永野信夫は、明治時代の東京で育ち、父と妹と祖母の4人で暮らしていました。

    母親は自分が生まれた2時間後に亡くなったと祖母から聞かされていて、祖母からは士族の子どもとして厳しく育てられてきましたが、その祖母が亡くなった後、実は母親がキリスト教を信仰していたことで(父親はそのことを知っていた上で結婚した)、結婚後にそれを知った祖母曰く、
    「日本古来の神仏があるのに、なにも毛糖の拝む神を拝む

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    2026年08月17日
  • ようこそ地球さん

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    ネタバレ

    ラストの殉教がとても良かったので★5!

    証人は、テレビへの皮肉。
    「私は大衆というものが、税金を払うためにのみ存在していることを、はじめて知った。」

    天使考は営業マンによる取り合いへの皮肉。

    西部に生きる男は実は俺は、いや俺も実は、の繰り返しが面白い。


    デラックスな拳銃
    →万能道具

    →狐の嫁入りは恐竜の小便
    弱点
    →人間
    宇宙通信
    →紙は同種
    桃源郷
    →偽装
    証人
    →ただ観てるだけ
    患者
    →催眠の女の正体
    たのしみ
    →お祭りの元
    天使考
    →客の取り合い
    不満
    →ボタンを押すサル
    神々の作法
    →歓迎方法
    すばらしい天体
    →自然動物園の衛生
    セキストラ
    →インカ
    宇宙からの客
    →患者

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    2026年08月17日
  • 博士の愛した数式

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    小川洋子さんという小説家は、「妊娠カレンダー」という作品で芥川賞を受賞され、純文学の作家と認識していたのですが、この作品ではタイトルに「数式」という言葉があって、数学と純文学というある意味対極的なものが、どう融合するのだろうと思いながら読みました。

    確かに、登場人物は限られており、物語の舞台は主に博士が住む家の書斎や居間ばかりで、ストーリーが次々と展開するわけではなく、限られた登場人物の心理描写に焦点が当てられている、という点では、確かに純文学でした。

    ちなみに、ある本に書いてあったのですが、数学者は数に対する特別な思いや愛着をみんな持っていて、「素数」が好きな人って多いそうです。また、こ

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    2026年08月17日
  • ババヤガの夜

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    ネタバレ

    当初フラットな内容で感想を記していましたが、やはり秀逸な作品だなと再度読み直して実感しましたので、ネタバレ有りで書き直して再掲しました。

    ヤクザものの世界観にアクション、バイオレンス、そしてミステリ要素と、フリースタイルな作品。

    まず最初の感想として、見事にやられました。

    あの一文を読んだ時に衝撃を受け、今の場面が一体どんな状況だったのか理解出来なくなり、それを理解して全てが繋がった瞬間に「やられた」と漏らすほどに。
    作中の表現に例えるならば、まさに一発KOモノの叙述トリックでした。

    確かに序盤から、不思議な表現だなと思ったところがありました。
    ボディガードとなった依子が、尚子を車で大

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    2026年08月17日
  • アフター・ユー

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    ネタバレ

    読後の余韻がしばらく、、、
    とても感情移入した。主人公のように、ある日急に大事な人がいなくなる、名前を呼んでもらえなくなる、触れれなくなると想像するととても辛かった
    消える前後、何が起きたかが分かったとしても、行動がわかっても、残された者の寂しさや悲しさは消えることも減ることもない
    でもこれからも時間は進み続けるし生きていく
    何があったのか知らなければずっと彼女は心の中で生きていたけど、知ったことでより彼女のことを知れたし、死を受け入れられた。全てを明らかにしたのが良かったのか悪かったのかは分からない、、、、

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    2026年08月17日
  • 星の王子さま

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    クリスマスが好きでした。
    サンタさんからプレゼントが貰えるからではなく、それも理由の一つかもしれませんが、「クリスマス」というだけでどうしようもなくワクワクしてしまうからです。
    同じような理由で、祖母の家も大好きでした。そこで時々会える従姉妹と一緒にするゲームも。
    僕はプレゼントやゲーム自体を一番に楽しんでいるわけではありませんでした。サンタさんという不思議な存在、または祖母の家に漂う安心感、従姉妹への頼もしさ、僕はこれらのささやかですが特別な感覚を味わい、大切にしていたのです。

    しかし僕は、知らぬ間に、それらを少しずつ手放しています。ただ、それは避けられるものではなく、時には必要でもありま

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    2026年08月17日
  • ブツゾー・キッド

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    オタクと思春期との戦いがよかった。また祖父が原因でオタクになったのであるが、最大の理解者で読んでいて面白かった。側から見たら変な人であるが、わかってくれる人はいるし続けてきて今のみうらじゅんがあるんだな。

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    2026年08月17日
  • ライオンのおやつ

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    若くしてガンに侵され余命を告げられた主人公の女性・海野 雫(33歳)が、瀬戸内の島のホスピスで残りの日々を過ごすことを決め、死に向き合いながらも、今生きている瞬間の大切さを感じつつ、優しい人たちに見守られながら穏やかにろうそくの火を燃やし尽くす、という感動的な物語でした。

    この「ろうそくの火を燃やし尽くす」という表現は、小説の中に綴られた一節で、「人生というのは、つくづく、一本のろうそくに似ていると思います。ろうそく自身は自分で火をつけられないし、自ら火を消すこともできません。一度火が灯ったら、自然の流れに逆らわず、燃え尽きて消えるのを待つしかないんです。」という、ある登場人物の言葉を使わせ

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    2026年08月17日
  • ファーストラヴ

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    以前ナラタージュを読んだことがあり、題名から恋愛と推測していました。
    読み進める度に、これが環奈にとってのファーストラヴなのかな?と思う度違くて、なかなか救われない環奈に幸せになって欲しいと何回思ったか。
    題名のファーストラヴは一体誰にとってのどんな意味だったのかまだわかっていません、、。
    しかし、自分の気持ちに向き合うことで新しい視点が生まれることやなんとも言えない感情の動きを描くのがすごく丁寧な作品でした。

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    2026年08月17日
  • 有罪、とAIは告げた

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    ネタバレ

    取り急ぎ。
    解説にあった「AIにできなくて、人間にできる仕事は『責任を取ること』なのだろう」というフレーズに背筋が伸びた。
    初めてこの作者の本を読んだが、言葉選びや結末がどうなるのか全く読めない書きっぷりなど、かなり好き。
    ほかの作品も読みたくなった。

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    2026年08月17日
  • 空、はてしない青 下

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    ネタバレ

    ちょっと昔、「インドに行って自分探しをしてくる」みたいな言説が流行った時期があって
    それに対して「いやいや、インドで見つかる自分ってなんだよ(笑)」というカウンターまでがひとまとめだったのだけど。
    よくよく考えてみると、インドという何もかも今までの常識が通じない場所に自分がどう対応するか……の部分がいわゆる「自分探し」なのだなぁ、という考えがふと思い起こされた。

    この旅は、同情されたくないというエミルの逃避的な行動から始まっている。
    旅の中では予測できないこと、自分からは出てこなかった発想、見ようと思わなかった景色、そんな様々な出来事が起きていく。
    エミルもジョアンヌも人生に傷を抱えていたけ

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    2026年08月17日
  • 運命の恋をかなえるスタンダール

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    最後に感動しました。
    ガネーシャとスタンダールが重なるなぁと思って読み進めていましたが、途中からどんどん展開していって、一気読みでした。
    聡子が自分磨きを頑張る姿に私も頑張ろうと思えました☺︎

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    2026年08月17日
  • 後宮の烏2

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    『後宮の烏』2
    当たり前のことを書くようだが、素直に①から読むことがお勧めとなるのだろう。

    主人公は勿論のこと、脇を固める主要な登場人物の為人(背景など含めた)。そして物語の進行と共に生じるそれぞれが互いに抱く“関わり”への機微―絶妙に描かれる距離感や心情の変化など。今後の展開における基盤/基軸となる重要な要素が、①〜②を通して緻密に組み込まれていく。

    因みにTVアニメでの放映はこの2巻までで終了している(この先についての予定はない)。それはすなわち物語として、ひと区切り(この先に噺が続くとしても)付くということを意味してもいる。

    (※2巻までの主だった感想は1巻の方に纏めて記す)

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    2026年08月17日
  • 木曜日の子ども

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    7年前、旭ヶ丘中学校2年1組で起きた無差別毒殺事件。犯人の上田が少年院を出たという噂が流れ、地域は俄にざわめき出す。
    同じ頃、結婚によって14歳の晴彦の父親になった主人公清水は、晴彦の完璧すぎる笑顔や態度に馴染めずにいた。
    晴彦は上田に似ている...清水がそんな噂を調べているうちに、旭ヶ丘をまた事件が襲う。

    世の中に絶望し、世界を終わらせたいと願う子どもたちの危うさに、背筋が冷えるほどの不気味さを感じた。
    ラストが気になって一気読み。途中でやめられないおもしろい物語でした。

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    2026年08月17日