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珈琲店を開きたい。それがヴィヴの夢だった。苦楽を共にしてきた傭兵仲間に別れを告げ、最後の冒険の戦利品である幸運の輪を引き寄せるというスカルヴァートの石を持って、いちから店作りに着手する。廃屋同然の厩を買い取り、気むずかし屋だが腕は確かな船大工を雇って改装。見慣れない飲み物に最初は閑古鳥が鳴いていた店も、募集広告を見てやってきた店員が描いたセンス抜群の看板や、隠れた天才パン職人のつくるうっとりするようなパンや菓子のおかげで、次第に繁盛しはじめるが……。ネビュラ賞最終候補の心温まるコージーファンタジイ。
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Posted by ブクログ
あなたは、珈琲はお好きだろうか?
お気に入りのカフェは?
あったとして、そのカフェの店主がオークで、もと傭兵。さらに、闊達で聡明な女性だったら?
このお話は、そんなカフェのおはなし。
店主の名はヴィヴ。腕が立って、格好良くて。
闊達で、優しい。シャイで、ね。
珈琲、私たちの世界でもおいしいけれど。
ヴィヴの世界では、まだ珍しいようで。
カフェラテは、受け入れられるのか?
正直に言うと、久しぶりの翻訳もの。久しぶりの創元。
ついでに言うと、久しぶりに夢中になって読んだ本。
洋物のファンタジー、私はあまり得意でなかったのだけど、これは……。
この本を珈琲の香りに包まれて読むために、わざわざスタバ行ってカフェミスト飲みながら読んだ。
うっかりソーセージパイなんて食べて、後悔したり。
だってね、ヴィヴの店には、シナモンロールが似合うと思って読んでいたら……。
いや。
夢中になりすぎて、一時間過ぎても居座りそうになったのは、ここだけの話。
ヴィヴがどう自分の店を軌道に乗せていくのか。
どんな人達と知り合うのか。
じっくり読んで頂きたい。
読み終わった頃には、すっかり私たちも常連になっている、と思うので。
ああ、本当に楽しかった。
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