あらすじ
社会人二年目、生真面目な二葉は突然のノー残業デーを持て余し、手芸喫茶『自由時間』を訪れる。
亡き父が遺した編み針を持ってきたものの、初心者の二葉は作る物も決められない。
まごつく二葉の前に現れたのは同僚のユウだった。
整った容貌で人気を集めるユウは、会社では秘密にしているが熱心な編み物好き。
くだけた関西弁で話す素のユウの手ほどきで二葉は編み物を始める。
ただ没頭する静かな時間やユウの飾らない言葉に、こわばった心は少しずつ癒え、目を背けてきた父の記憶や自分自身と向き合う勇気をもらって――。
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Posted by ブクログ
癒されました!
心がぽかぽかする、雪解けの春みたいな小説でした。
手芸喫茶『自由時間』、素敵なコンセプトのお店ですね。
こんな喫茶店が近くにあったら、私も通いたくなっちゃうなぁ。
店主のサチさんも、お客のみなさんも、とても仲のいいご様子が伝わってきます。
でも、自由に過ごしたいときは思い思いに、自分の作業に没頭する。
そんなちょうどいい距離感が魅力的です。
そしてなんといっても、
二葉ちゃんとユウさんのおふたりが微笑ましすぎる〜!!
内気な二葉ちゃんにはとっても共感しました。
でも彼女には、いざという時はしっかり行動できる芯の強さも感じられます。
見習いたいなあ…。
ユウさんも、魅力的すぎるキャラクターです!
マイペースな自由人で、言いたいことは率直に伝える。
でも、思いやりも強くって、手芸が得意で…
こんな素敵なお兄さんがいたらなあ。妹さんがうらやましい!
そんなおふたりの距離感も、甘々になりすぎず、
かといってぎくしゃくするわけでもなくって。
とっても微笑ましくって、読みながら口角上がっちゃいました!
それに、ユウさんの言葉には励まされるものも多かったです。
”ひとりの時間も、みんなといる時間も楽しい”
”やりたい時にやればいい”
”編み物は何度でもやり直せる”
シンプルなようでいてとても深い言葉たちです。
巻末には、作中に出てくるコースターの編み図もついてきます。
私も少しだけ手芸を楽しむ身なので、嬉しかったです(*ˊᵕˋ*)
Posted by ブクログ
作中の「作りたいときに作りたいものを作る。これがいっちばん幸せなこと」という言葉に胸打たれました。編み物に限らず手芸やるにあたって、基本的なことであるけど奥深い言葉だと思いました。
Posted by ブクログ
父の趣味を否定したまま父と死に別れたし、叔母に育ててもらったのに一人が好きなことを受け入れられず、何とも生きづらい状態の二葉。
元彼からの執拗なアプローチに、同僚からの嫌がらせ、会社内でも生きづらい。
そんな彼女が、父の趣味だった手芸、特に編み物を通して、本当の自分を受け入れていく物語。
二葉がちょっとしたことですぐにブレーキをかけてしまうので、その点は好き嫌いが割れそうなキャラではあったが、「自由時間」のメンバーがどの方も魅力的で、緩和してくれていた気がする。
個人的には明るいアッキーさんが大好き。
お友達に欲しい。
ただ意外に二葉、たくましい部分も。
私生活の件はさておき、会社でのトラブルに関しては、いつものことと割り切ってスルー。
未練たらたらな元彼についても、その彼に好意があるゆえに二葉にあたりが強い同僚女性もスルーという。
特に同僚女性に関しては、恋愛沙汰に鈍いこともあって、彼女のマウントが全く二葉に効いておらず、むしろ哀れを覚えるほど。
同じ土俵に立ってないのよ……本当に哀れだ同僚。
元彼も勘違い甚だしく、二葉を怖がらせた挙句に、ユウに持ち逃げされるという。
心の底からざまあ。
ユウが面白いくらい二葉に転がっていく様も面白かったが、前述通り、二葉が恋愛に鈍いために、彼までスルーされているのも、ちょっと哀れではあった。
いつか報われるといいね、というか気付かれるといいね。
Posted by ブクログ
亡くなったお父さんの想いを編み物を通して知っていく姿に感動です。
感動の合間に出てくる、美味しい喫茶店料理も魅力的です。
『自由喫茶』のような喫茶店が近所にほしいです!!
ユウさんの言葉のギャップ萌えがやばいです!!
標準語で敬語、素は関西弁……
王道のギャップ萌え!!!!
ユウさんが作るあみぐるみ王国をぜひ見てみたいです!!!
王国の国民たちをみたいです!!!!!!!
あみぐるみ王国に花畑ができるのは、絶対にきれいです!
二葉さんの作る桜ともぜひコラボを!!
2人の恋模様も気になります!
二葉さんが亡きお父さんから引き継いだ、レース編みのヴェール……ぜひ!!!
橘先輩や田端さんがいるから、ユウさんと二葉さん良さが伝わってきます!!