小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
早くも今年読んだ中でナンバーワンかもしれない傑作。
海を見下ろす住宅地に建つ、築21年の三階建て一軒家を購入した美保理と譲。
一階を美容室に改装したその家で、夫婦の新しい日々が始まるはずだった。
だが開店二日前、近隣住民から
ここが「不幸の家」と呼ばれていると聞いてしまう。
「不幸の家」に居場所を求めた五つの家族の物語。
美保理たち夫婦の話を起点に、
順々にその前に住んでいた家族たちの話になる連作短編集。
不幸の家と呼ばれる不吉な事象も、
次の(その前に住んでいた)家族の物語に進むと
その謎が明らかになる仕組みになっており、
新たな発見と点が線になっていくサマが心地よかった。
最後の『しあ -
Posted by ブクログ
/_/ 感想 _/_/_/_/_/_/
お話が全体的に前向きな感じで、ぐいぐい引き寄せられる感じがあって、面白かったです。
終わり方も、いいことがフワフワしてる中で終わり、次に続く感じがいっぱいで、いいん感じでした。
ずっと、幼い子の行動に興味を持っているんですが、つい先日も小学生の子どもが道の端っこの出っ張っている部分だけを歩いて進んでいくのを見ていて、面白いな〜と思ってました。楽しいことを無意識にやるのがいいですよね。
物語の中にも、蘭くんという小1の子がでてきますが、
「じぶんがそうだとおもいこんでいたことが、じつはそうじゃないところが、おもしろくてたまらない -
Posted by ブクログ
ジェリー・バートンは飛行機事故により田舎町への療養を勧められ、妹のジョアナと共にリムストックにやってきた。よい空気と静かな生活、何もしないこと。この町はそんな生活にうってつけだろう。
だがジェリーとジョアナはすぐに騒動に巻き込まれてしまった。家を決めてから数日後に匿名の手紙が届き「二人は兄妹ではなくて愛人関係」とほのめかされていたのだ。(もちろんこれは事実無痕、二人は健全な兄妹です!)
どうやらリムストックでは、しばらく前から町の人々にこのような手紙が届いているという。誰と誰が不義の関係にある、◯夫人の子供の父親は夫ではない…、でっち上げでえげつのない内容ばかり。
リムストックの人々はひどいい -
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初めて川上さんの本を読んだのが2年前の「黄色い家」よく覚えている、読んでて涙が出たから。川上さんの綴る言葉は、なんか温かくて、寄り添ってくれて、感情を揺さぶる。今回は自分の出産も相まって大号泣。
このエッセイにすごい好きな場面がある。「朝。抱っこしたままでわたしの背中のほうにあるカーテンをあけて、空を見せてやる。オニの顔がぱあっと明るくなって、笑顔になって、目がどこまでも大きくなって、つやつやと濡れて、光っている。じっとみつめると、小さな目に空が映っている。わたしはそれを1秒だって見逃すまいと、まばたきもせずにみつめつづける。」本当に綺麗な描写。私も赤ちゃんの目を見つめて、そこに天井のライトが -
Posted by ブクログ
ネタバレ短編集。
中でも『スイス時計の謎』が一番好き。クイーンの『ローマ帽子の謎』を彷彿させる謎とロジック。
被害者の時計、盗まれてた。
現場にガラス片。時計の文字盤?
同じ時計をはめるサークル仲間たち。
被害者の時計は割れてない。被害者の時計が割れていた場合は犯人が持ち去る理由ない。
サークル仲間は夜に会う予定だった。その時、時計をはめてないとあやしまれるので犯人は被害者の時計を持ち去った。
質屋に一度売ったが他のサークル仲間から買い取った人。
1人裏にイニシャル掘った。
反対した人。
他の人がイニシャルを裏面に掘ったかは不明。被害者がイニシャルを掘ったかも不明。
ロジックだけで
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