小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ突然解散・行方不明になったアイドルグループ。
最後のライブで流血騒ぎ、『人殺し』発言…
ファンの1人に依頼された作家が、編集者と共にグループの過去と現在に迫っていくストーリー。
1章ずつ、いや章と言えるかもわからないぐらい、細かく割られているので、
常に子どもから声をかけられて読書に集中できなかったり、
読書からしばらく離れていて活字のリハビリを目的としている人には、
とっても向いている構成になっています。
文字だけでなく、スマホのメッセージ画面や写真なども随所に挟み込まれているので、サクサクと読める。
途中まで、いや最後の章の直前までは、サクラをまるで聖女のような美しい存在だと思っていた -
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私が初めて読んだ原田ひ香さんの作品。
数年前に読んで以来、何度も読み返しています。
帯にある垣谷美雨さんの「この本は死ぬまで本棚の片隅に置いておき、自分を見失うたびに再び手に取る。そういった価値のある本です」というコメントのとおり、この本を読むことで、お金に対する自分の姿勢を省みる機会になり、しかもそのときの自分の状況次第で気づきや学びがあります。
下手な家計セミナーより、よほど学びがあります。
かくいう私自身、若い頃はとてもお金にルーズで、残高不足で引き落としができずに振込票が送られてくることも一度や二度ではありませんでした。
子供が生まれてからはそこまでではないにせよ、変わらずお金の管 -
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金 かね カネ … 世の中カネが全て
NO money NO life 事実か真実か現実か
お金について考えざるおえない物語
養老孟司先生がどこかの本で「誰にでもお金は稼げる。問題なのは使い方で、お金の使い方には教養がいる、どうしよもない成金がいるのはそれが原因」と言っていたのを思い出した作品だった
川上末映子の持つポエジーはかなり抑えられており、ポエジーは色に託されているように感じた
黄色に様々な意味が込められ、様々な場面で効果的に使われていた
自分自身は黄色にはポジティブなイメージを持っていたのだが(元気、喜び、歓声、ひまわり、エネルギー、太陽など)この作品を読むと、黄色の持つ魔 -
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はじめは少し話のテンポが自分に合わず、ザクザクと話は進むのにダラダラとまどろっこしい感じがしたが、塾が段々と成り上がっていくにつれて俄然面白くなってきて、最後はこの3〜4世代続く一大叙情詩に読み終わった後、感嘆の声を上げずにはいられなかった。
こんなに登場人物が出てくるのに、1人1人のキャラクターが際立っていて、一度も確認することなく読み切れたのは久しぶりだった。
また津田沼塾戦争は、まさに自分が第2ベビーブームドンピシャ世代で、この話に出てくる塾の成り立ちは、自分の地元だったせいもあり、あぁこれは市進かな、栄光ゼミナールかな、俺は研数学館だったなとか、勝手に当てはめて興味深く読むこともでき -
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医者である久坂部 羊だから書ける小説でした。
心臓移植などの臓器移植をコーディネートする女性の心の葛藤を中心に展開。
思いもしない突然の脳死状態に翻弄する家族。
その一方、心臓移植を心待ちにする患者。
また、日本の心臓移植の現状、生い立ちなども盛り込まれている。
そして、心臓移植の最前線で頑張る医師。
心臓移植にまつわる全ての関係者の心の揺れがうまく纏められていました。
医者にしてもコーディネーターにしてもよかれとおもってしたことが、思わぬ展開になってしまう。
おこってしまったことの回復に取り組む関係者。
最後、思わぬ展開で、将来に向かって展望がもてる方向で小説は終わりましたが、色々考えさせら -
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日本SF作家クラブが編んだホラーSF短編集。収録されている作品数は20編。
まえがきや解説が非常に分かりやすく、今まで読んだことの無い作家さんがこの本には沢山いらっしゃったのですが、この本を読むだけでその方達の書いた短編が読めるだけでなく、簡単な来歴や代表作の名前なども知れて、SFホラーの入門編としても良質な一冊だと思いました。
まえがきや解説を執筆した井上雅彦は2024年10月から日本SF作家クラブの第二十二代に就任した作家で、長年「異形コレクション」というホラーアンソロジーを監修されているとのこと。私は恥ずかしながら「異形コレクション」の存在自体を知らなかったのですが、ホラー好きの人た -
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ネタバレ切ない、苦しい、醜い、儚い、それなのに終始一貫して物語に美しさまで感じてしまう。1冊の物語でここまで彩り豊かな感情が芽生えるのは『わたしの知る花』しかないのでは?と思うくらい、大好きな1冊。久しぶりに読みたくなって約1年ぶりに読んだ!
杏珠と出会ったばかりの平さんが、奏斗との仲に断絶の危機に立たされている杏珠にかける平さんの言葉ひとつひとつがどれも凄く沁みた。。どれも平さん自身が己の人生で経験してきた後悔から出た言葉であって、平さん自身に言い聞かせていたのかもしれないなあなんて考えたり。あまりにも壮絶な過去の出来事の数々に、自分だったら息をして生きることすら放棄してしまいそうなほど…。
エピロ -
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物語全体がほの暗く、ミステリアスな雰囲気を醸し出しているように感じたのは、『香り』がテーマだったからだろうか?
まだまだ月に何十冊も小説を読めているわけではないけれど、香りと匂いを扱った小説ってありそうで今まで出会ったことがなくて、凄く新鮮だった!天才的な嗅覚を持つ朔が抱える深い孤独、匂いだけでその人の状況や体調の変化が分かってしまうとは…。朔が抱える苦悩がどれだけ壮絶なものか。生理まで分かっちゃうなんてちょっとびっくり。笑 でも朔の持つ淡々とした不思議なオーラには惹かれるのはわかるかも!
物語序盤は新城の言動の荒さやがさつな感じに一香と同じで私も嫌悪感を抱いたけど、話が進むにつれて意外とムー -
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ネタバレすごく好きな世界観でした!!
やっぱりファンタジー好きだな〜。
現実とは違う世界に連れていってくれる。
トリスタンの銀呪病が治って、ユリアと結婚して一緒に暮らせる未来がくるといいな〜と願いながら読みました。
が、全然そんな理想郷的な未来は来るはずもなく。
トリスタンの最期が幸せそうでそれが救いでした。
ユリアは他の人と結婚したのか〜…でもきっとトリスタンのことはずっと好きなんだろうな…そうであってほしいな。だけど旦那に申し訳ないな…複雑。
エールデの名前がレーエンデの国名と似てるなと思いました。
エールデのその後がどうなったのかとってもきになります。幸せであって欲しい。
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