【感想・ネタバレ】レーエンデ国物語のレビュー

あらすじ

毛布にくるまって読みふけった
あの頃のあなたへ――

家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出た。
こんなファンタジーを待っていた!

ーーー

異なる世界、西ディコンセ大陸の聖イジョルニ帝国。
母を失った領主の娘・ユリアは、結婚と淑やかさのみを求める親族から逃げ出すように冒険の旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタン。
空を舞う泡虫、琥珀色に天へ伸びる古代樹、湖に建つ孤島城。ユリアはレーエンデに魅了され、森の民と暮らし始める。はじめての友達をつくり、はじめて仕事をし、はじめての恋を経て、親族の駒でしかなかった少女は、やがて帰るべき場所を得た。
時を同じくして、建国の始祖の予言書が争乱を引き起こす。レーエンデを守るため、ユリアは帝国の存立を揺るがす戦いの渦中へと足を踏み入れる。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

 これぞ、ファンタジー!!というような、壮大な物語でした。
 表紙から何からこの物語の世界観に引きずり込まれるかのような没入感を味わいました。
 美しく勇敢なこの物語に、強く心を打たれます。

 早く次の第2巻を読みたいと思いました。

 「レーエンデ国物語」の公式ホームページもとても綺麗なので見てみるといいですよ。

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2025年09月15日

Posted by ブクログ

綺麗な表紙に惹き寄せられて手に取った一冊。

レーエンデという、神に見放された土地と評される地を巡る物語の第一幕。満月の晩に、レーエンデにのみ現れる銀の霧は、銀呪病という病のもと。そして発症すれば、長い年月をかけて100%死に至らしめる。
死病の恐ろしい発生源のはずなのに、その光景はとても美しい。木々の雫は結晶化して銀の粒に。安全な家の窓の外では幻魚の群れが泳ぐ。きっと目の前でそんな光景が広がれば、わたしは恐ろしさも忘れて、魅了されると思う。

勿論光景の美しさだけでなく、聖典と反対のことを唱えるウル族の伝承なども、この物語のポイント。
いつも前向きなヘクトルは、武勇だけでなく、その思考こそが英雄たる所以だとも思う。

1
2025年08月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

この物語を読んでる時は本物の冒険みたいでした。始まりはのんびりと過ごしたのに最後のチャプターにたどり着いながらどんどん面白くなりました。次の本を読んで楽しみですけどトリスタンなしで進んでるのが悲しいです。

1つの好きじゃないことをあげるとすれば、多分最後のチャプターの終わりにあります。理由が分かりますが、ユリアとヘクトルが逃げられたことはよかったですけどトリスタンとそんなに早く別れたことがびっくりしました。ヘクトルの友達と戦いたいという気持ちが分かりますがユリアはちょっと諦めるのが早すぎたと思いました。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

絶望の中でも、生きて前に進む勇気をくれる物語。
いつの時代にも、ファンタジーは必要だなって思う。
物語の中でも現実の世界でも、歴史に名前を残せるのは、たった一握り。でも、実際にこの世界を動かしてるのは、名を残すことのない多くの"英雄"達であり、それは貴方であり私なのだと思う。

日々に少し疲れたなら、秋の夜長に貴方も是非レーエンデへ…。
でも、満月にはご用心。

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2025年11月13日

Posted by ブクログ

これは星5つ以外は付けられないだろうな。
愛の物語、壮大な冒険物語。
美しいレーエンデの情景が浮かんでくるかのようだった。
恋人よりも強い「同志」という絆で結ばれたユリアとトリスタンの激しく壮絶な物語を、もっと長く見ていたかった。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初から最後まで面白かった。
これまで何度かオーディオブックでファンタジー小説を聴いてみたが、いつも途中で挫折していた。
だが本作は、かなり長く物事があまり進展しないところもあったにもかかわらず、不思議と最後まで飽きることなく聴くことができた。
世界設定や登場人物が魅力的でリアリティを感じることができたからかもしれない。

ビクトル・シュライヴァや法王アルゴ三世といった権力者は、名前は頻繁に出てくるものの直接登場はせず、背景のように描かれる。
そのような権力者たちの思惑や銀呪病の呪いが渦巻くレーエンデで、必死に前を向いて生きるユリア、ヘクトル、トリスタンの姿には心を打たれる。
トリスタンの最期のシーンは感動的だった。
彼が敵ながらあっぱれと認めた帝国兵オプタスが、彼の最期を敬意をもって書き残したというのはいい話だ。

終章では登場人物のその後が後世の視点で歴史として断片的に語られる。
困難や叶わぬ願いもあったようで切ない。
リリスとホルトが困難な時代を幸せに生きたことを願わずにはいられない。
ユリアは本当にレーエンデ再訪を果たせなかったのだろうか。
神の子エールデはどうなったのだろうか。
そもそも、 銀呪病や幻の海とは一体何なのか。
これらの謎は続巻で明かされるのだろうか。
続巻も長そうだが読み(聴き)たくなった。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

読後、しばらくトリスタンに囚われた。
幻想的な風景だけでなく、場面の一つ一つが目に浮かぶようなロマンティックな描写だった。だからこそセリフの現代っぽさがちぐはぐな印象だったけれど、読むうちに慣れた。トリスタン……かっこいいよ……間違いなく君はヒーローだ……

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2025年08月28日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ面白い!王道ファンタジー
様々な困難はありますが、考え抜かれた展開に、いい意味で裏切られます。この世界に浸かっていたい。

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2025年08月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

私が、ファンタジー小説が好きになったきっかけとなった作品です。

2024年本屋大賞ノミネートとのことで、表紙に惹かれて購入した作品でした。

読み始めると、レーエンデの世界観に魅了されました。

作品としては、かなり分厚いものの読み始めると止まらない。
時間のある日に読むことをおすすめします!

トリスタンがいい男すぎる。
これは、読者も惚れてしまうよな。
(これは、ただのファンタジー小説ではない。究極のラブストーリーでもあると感じた。)

しかし、こんな終わり方あるのかと思い、驚き、涙が溢れて止まらなくなった。
この登場人物たちの物語はもう読めないのかと思うと、喪失感でいっぱいになった。

これから革命がどう進むのかか…。
レーエンデが今後どうなっていくのか…。
続きがかなり気になってしまった。
とても、面白いシリーズが始まった。
続編も再読していきたい。

この作品は、私の宝物になった作品です!
大人も楽しめるファンタジー作品です。
ぜひ、おすすめの1冊です!

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2025年08月03日

Hgn

購入済み

魅力的なファンタジー

ネタバレになってしまうので、深くは言わない。
ただ、圧倒的な世界観の構築に唸らされる。
全てが完結してから、一気に読破しようと思う。読んで損はない作品のひとつ。

#切ない #感動する

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2024年09月18日

物語に引き込まれる

最初は丁寧に物語を説明してくれたり、たくさんの人の優しさに触れて面白い!となるけど、途中からは雰囲気が変わって緊張の連続だった。
終わり方にはしばらく読み返してしまうくらいすごく綺麗な終わり方でした。

#切ない #感動する #エモい

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2024年07月25日

ネタバレ

恐ろしきレーエンデ国物語

ちょっっっっとまって!!!!!!!

2回目読了後に気づいてしまった。

冒頭に現れて、ユリアの目の前でキスをするように弾けた泡虫、これきっとトリスタンだったのではだったのではと………!!!!

最後はキスをも叶わなかった2人、トリスタンはキスぐらいしておけば…と最期の最期に後悔をしていたけど、命果てててレーエンデの地に還ったトリスタンは時を超え、泡虫となってユリアの元に行けたんだなと、涙を流してしまった。

でもやっぱり、リリス達はあの後どうなってしまったのかとか、ユリアが国に帰った後どう過ごしていたのかとか、想像だけでは補えない箇所がありすぎて…どうか…どうか1巻では描かれなかったヘクトル、ユリア、ウル族のみんなのその後を書いて欲しい………と思ってしまった。終章に淡々と綴られた文字があまりにも心苦しすぎる。

レーエンデで命果てたものは、レーエンデに還るけど、シュライヴァで死んでしまったユリアやヘクトルは死んでも尚レーエンデの地に還れなかったのかな…。 うわ〜〜なかなかにしんどいぞこれは。
軽い気持ちで踏み込むべきではなかった。
恐ろしきレーエンデ国物語

#泣ける #切ない #感動する

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2023年09月10日

Posted by ブクログ

 人物名が多く出てくるファンタジーものは、自分が名前を覚えることが苦手な為少し読むのを躊躇ったが、ずっと積み本として置いておくのも…と思い読み始めた。

 文章は読みやすく、しかし決して軽すぎずサラサラと読める。登場人物、地名は私が覚えられない為確認しながらだが(特に様々な豪放磊落系おじさま達)、なかなか色んな毛色の人がいて途中から確認もいらなくなる。

 終章で、その後がサラリと説明されるだけなのが寂しいが、実在の国の歴史を少し垣間見ているような感じがするので、それはそれでいいのかなと…。やっぱり個人的にはもっと読みたい、読まして。

 そして一番印象に残っている人物がトリスタン。これは読んだ人みんながそうだと思う。人生を自分で選んで自由に生きるということをユリアや読者に教えてくれる。そしてそれはきっとこれからの革命にも繋がってくれるはず。

 もっと読みたい、はやく読みたいそう思える物語だった。

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2025年09月14日

購入済み

夢中になって読みました

この物語はレーエンデの苦難の始まりの物語なのですね。

続きが楽しみです。

トリスタンは本当に切なかったしユリアも!

#泣ける

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2023年07月05日

Posted by ブクログ

読後の余韻がすごい。

冒頭。主人公らが呪われた、しかし美しいレーエンデ国に向かうところから始まり、知らない土地を知っていく。その作り込まれた世界観に引き込まれた。この先どうなるのだろうと主人公と一緒に冒険をしている感覚になった。

そこから徐々に物語は展開していき、最後まで走り切る。
とにかく余韻が残る。
歴史の1ページを見る様な厚みのある最後。

ここまで説得力のある、かつ魅力的な世界観を作り上げた筆者がすごい。
ハリーポッターやナルニア国物語に近い印象を受けた。
☆4.0

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2025年11月30日

Posted by ブクログ

少し前に話題になっていた本書。またも流行から一足遅れて手に取った私。日本人作家が書いた、洋物風の王道ファンタジー小説で、すでに何冊も続編が出版されている。コテコテのファンタジーはちょっと苦手なんだけどと読み始めたが、気がつくと没頭していた。翻訳物ではないからか、とても読みやすい。ファンタジーは、世界観に没頭できさえすれば、読書はスイスイ進む。

時は…いつなのかわからないが昔話風。姫ではないがある州の長の一族の娘が主人公。父は最強の騎士団を率いる英雄だ。望まぬ結婚を回避するために父について秘境の地レーエンデにやってくる。そこで出会うツンデレの青年。弓の腕がめっぽう高いがある秘密を抱えている。古代樹に住むその地域の民族は、まるでエルフのようだ。

この3人を中心に話が進む。このレーエンデの地に蔓延る病の話。伝わる古い言い伝え。満月の夜に生まれし娘の役目。州長のバカ息子の暴走に翻弄される軍。などなど。魔法こそ出てこないが、ファンタジーの世界にどっぷり浸れること間違いなし。

途中からはライトノベルのようなロマンチックな展開もある。愛と勇気の物語でもある。これは10代の少年少女に刺さるジュブナイル小説なのではないか(もちろんかつて10代だった読書好きにも楽しめる)。

この話はこの1冊で完結している。しかしレーエンデ国の物語は続くのだろう。2巻目以降も読んでみようと思う。この国の歴史を見届けたい。

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2025年11月24日

Posted by ブクログ

世界観が作り込まれていて、読み手も本の中に入り込めた。一気読みしてしまった。あまり言うとネタバレになっちゃうから言えないけど、異世界の世界観が好きな方は読んでみてほしい。

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2025年10月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ファンタジーの世界を堪能できて幸せ。実際には存在しない食べ物や動物、不思議な現象がたくさん出てきてイメージを膨らませながらわくわくして読むことができた。別世界の話ではあるけれど、覇権争いや領土拡大など現実にもあり得る話でもあって、歴史小説を読んでいる気分にもなった。二作目を読んでもユリアやトリスタンと会えないと思うと寂しい。ユリアがレーエンデに帰れたら良かったのにな、死後の世界の描写はなかった気がする?のでこの世界ではどうなるのかわからないけれど、ユリアとトリスタンがまた会えるように願う。ヘクトルはやっぱり銀呪病に罹ったんだろうか。トリスタンの「振り返るな。立ち止まるな。前だけを見て走り抜け。生きていれば奪還の機会は必ず来る」という言葉がユリアを奮い立たせたんじゃないだろうか、ユリアが亡くなったとしてもその志は受け継がれていくはずだから、いつかレーエンデを取り戻せますように。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ちょっとボリューム多めだから後回しになっていたけど早く読めばよかった。ほんとに読んでよかった。
この方のファンタジーは設定や背景が細かくて、わたしが知らないだけで世界のどこかにはこんな所があるんじゃないかと思わせてくれる。美しい森も食べたことない食事もすっと頭に入ってくるから不思議。
トリスタンとユリアの関係に悶々したり、途中涙が出たり、イラッとしたり感情が忙しく動く。
何かの拍子にトリスタンの病が治り二人は永遠に幸せに暮らしました。めでたしめでたしで終わって欲しかったけど最後の章を見るとそんな風にはいかないみたいで悲しい。
早速次を読もう。

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2025年09月17日

Posted by ブクログ

面白かったです!長編ファンタジーならではの読み応えがありました。表紙の、鏡の中に映るレーエンデの世界も綺麗で魅力的です。

ユリアとトリスタンの関係性がもどかしくて、切なくて、、、。ラストも驚きましたが、うまくまとめられていて、続きが読みたくなりました。

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2025年09月14日

Posted by ブクログ

話の方向性が分からない間は雑念が多くて集中出来なかったけど、方向性が分かってからはすごく引き込まれた。
レーエンデの行く末を見届ける!

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2025年09月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

革命の話をしよう

何物にも縛られることなく自由に生きること
自分が正しいと思う道を進むこと
悔いのない人生を生き抜き満足して死ぬこと

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読むペースがわりと遅い方&久しぶりの長編小説なので、これ読み切れるのか…?とページ数を確認するたびに不安になっていましたが、終盤になるにつれがっつりのめり込むように読みふけっていました。

最初はつかみどころのなかったトリスタンにこんなに感情移入してしまうとは!
死線をくぐり抜けすぎてだいぶと引くレベルですが。
弓兵っていいよね。戦う男たちの信頼関係っていいよね。

花と雨のダブルミーニングに素敵だな……としんみりしていた後の終章でのその後のギュッとしたまとめにちょっと興ざめ、というかスッと冷静になってしまいました。そういうタイプの連作シリーズだと言われればそうなのですが。余韻にひたったまま読み終えたかった。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

壮大なファンタジーは踏ん切りが中々つかなかったが、読み始めると一気に世界観に没入できた。聞き慣れない固有名詞が続くが、意外と馴染みがよく苦労しなかった。風景描写が丁寧で、脳内で見たことのない美しい風景を想像しながら読め、ファンタジーの醍醐味を楽しんだ。ただ、展開はベタである程度予想できてしまうのが残念だった。終章で唐突に歴史語りが始まり困惑した。一気読みするには気疲れするが、続く物語も読みたいと思う。

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

世界観は壮大で、物語は美しく悲嘆で、泣ける。が、それだけの物語という印象。登場人物が美しすぎる。美しい側面だけを映し取ったにしても、芝居がかっている。

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2025年08月27日

Posted by ブクログ

Lord Of The Rings以来のファンタジー小説を読みました。 久しぶりに触れると面白い。加えて描写がとても上手くて情景が目に浮かぶ。人物のイラストがとても素敵で、読んでいる間、ずっとそのイラストのキャラが脳内で生き生きと動いていました(笑)

満月に生まれし選ばれた乙女が、英雄の父と呪われていると言われる地方での護衛兼案内役の弓の名手の青年と過ごすうちに自分が何をすべきか生まれてきた意味を考える深い話でもありました。続きがあるみたいなのですが、時を経て登場人物は変わるみたいで、今回のキャラに嵌った身としては読むかどうか思案中。

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2025年08月19日

Posted by ブクログ

あまりファンタジーは読まないが、
この本は読めてよかった。世界観に引き込まれた。最後あたりが特に苦しい展開が多くて読んでいてつらく感じたが、感情移入するほど夢中になれる本である。

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2025年08月15日

Posted by ブクログ

レーエンデの物語の始まり。物語の基盤となる世界観が一巻で説明される。古代樹の森が魅力的。登場人物がカッコいい。

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2025年08月01日

Posted by ブクログ

壮大な世界観のファンタジー。序章ということもあってか、最後の章の終盤まで終わり方が見えなかった。ページを捲る手が止められなくて一気読み。

幻の海、銀呪に呪われた銀色の動物達、泡虫。恐ろしくも美しい森と、人々の心理描写に引き込まれます。ただ、レーエンデとシュライヴァを結ぶ交易路を作るというシュライヴァの英雄・ヘクトルの夢は成されることもなく、ユリアが御子を授かった意味も見えず。
彼女が御子を産んだことでレーエンデは帝国に長年支配され差別に苦しむことになるにも関わらず、ユリアがレーエンデの聖母と呼ばれ愛され続けた所以も、現状分からなかった。少なくとも迷信深いウル族にはかなり恨まれてそうだけど…
視力が無くなり志半ばで生涯を終えたヘクトルもだけれど、とにかくひたすらにトリスタンが報われず辛くて損な役回りで、それでもひたむきで強い想いに生きる彼の最期に思わず溜息。

終章での急な情報量には戸惑いました。

終章と次巻予告から察するに、次は全く別の時代の話になるのかな。エールデは神の子か、悪魔の子か。託された月光石のお守り、エルウィン。道を断たれた竜の首。
話がどう繋がるのか、楽しみです。

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2025年11月24日

購入済み

始まりの物語

全然読んでも物語が終わった感じがしない。長い長い国の歴史の序章を読んだよう。これかどうなるのか、この地にどんな人が生き、物語を紡いでいくのかを知りたくて仕方ない。伏線しかない。

#アツい #感動する #深い

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2024年04月18日

購入済み

壮大なファンタジーではない

まず、この小説を手放しで絶賛している人は、普段あまり小説を読まないか、ライトノベルを好んで読む層かと思います。
それが悪いとは言いませんが、ファンタジーとして見た場合、舞台は狭い、登場人物は少ない、さりとて人物の掘り下げもそれほどない(むしろ浅い)、で壮大なファンタジーを期待していると肩透かしを食らいます。

とは言え、感動要素がないわけじゃないし、1巻はただの序章にしか見えないので、次巻以降も追っかけようかと思います。
ただ定価には見合わないかな、セールもしくは文庫化されて1,000円以下なら。

#感動する #エモい

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2024年07月17日

Posted by ブクログ

世界観は素敵だが、登場人物の会話が二次創作のよう。
久々にファンタジーで没入しようと期待しすぎたが故に評価が低くなってしまった。

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2025年10月14日

Posted by ブクログ

レビュー件数、評価ともに高く、重厚な装丁。かなり本格的なファンタジーかと思い手に取ったのだけれど、思いのほか薄かったかな。
でも、おかげで最近どういう作家さんが評価されているのか分かってきた。

この作品はいわゆる歴史伝記モノ的雰囲気のファンタジーなのだろうけど、それにしては歴史のダイナミクスに乏しい、冒険活劇としてはキャラクターも筋もおとなしい。
そこら辺で、守り人シリーズをはじめとした上橋菜穂子さんの作品や十二国記あたりに及ばないかなと。

文体的には冷めた語り口が主体ではあるけれど、本来は韻文が好きで美しい物語が好きな作家さんなのかなと感じた。
トリスタンに関する描写にそのような印象が強い。


この作品を面白いと感じた若い人たちには、ぜひ田中芳樹さんのアルスラーン戦記を読んでもらいたい。表紙は天野喜孝さんのやつで。
もう、古い作品で手に入りにくいのかもしれないけれど。
設定の壮大さ、キャラクターの多彩さ、物語のダイナミクス、あらゆる点でこの作品の5倍くらい楽しめると思う。

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2025年10月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

王道ファンタジーは久々。なんなら小説も久々。
精霊の守り人シリーズが好きで、昔はよく読んでいた。あの頃と比べて没入してまでは読めなくなったけど、ヒロインの真っ直ぐさ、若さ、終章に訪れる突然の別れ。こんなんでええんか…と思わずにはいられない。大河ドラマの冒頭のようで続きは気になる。

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2025年09月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「神殺しの救世主」があまりにも微妙だったので、ドキドキしながら開いたレーエンデ。
想像していたよりもずっと楽しめた。
「神殺し〜」でハードルがかなり低くなってたせいもあるけど、ちゃんと一つの物語として成り立ってた。

とはいえ、世界観の作り込みが甘い部分があったり、会話が上滑りしてたり、思い込みで突っ走る登場人物に違和感を覚えたり、どっぷり浸って夢中になって読めるほどではなかったなー
一番引っかかったのは、ベクトルがトリスタンだけに頼りきりだったこと。
完全プライベートを装ってユリアを連れて旧友を通してトリスタンに案内役を依頼する。
最初の部分は分かる。
でも途中から交易路を作る公共事業を指揮いているわけだよね?
現地で人材を集めるのも分かる。
で、ベクトルの部下は?
一切描写なし。
騎士団の団長で英雄という設定であるならば、信頼できる部下の一人や二人絡ませるべきだったのでは?
納得できずモヤモヤ。

トリスタンとユリアが安易に触れ合わないところは良かった。
その上での最後の最後に出たトリスタンの気持ち。
ハッピーエンドではないけど、心がぎゅっとなる良いラストだった。
赤子のこととか、謎はまだまだ山積みなので今後が楽しみ。

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2025年08月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

悲恋物語
幸せな日常はそれなりにあったんだろうけど、激動のシーンの描写がやっぱ多いのでユリアとトリスタン、離れ離れの期間長くね?って切ない
いい人だったプリムラが伝承に洗脳というか信じ切っていて、プリムラサイドからしたら我が子や村を守る為の行為だったんだろうけどうぎゃー

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2025年08月02日

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