あらすじ
毛布にくるまって読みふけった
あの頃のあなたへ――
こんなファンタジーを待っていた!
待望の第三弾が早くも登場
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
リーアンとアーロウの絆がただただ尊い。
不器用で捻くれていて、虚勢を張って本音を...自分の弱いところを隠し続けてきたリーアンの一言
「行間を読めよ。言わせんじゃねぇよ。お前がいない世界を救って何になるって話だよ」
この一言の重みと、それを聞いて啼泣するアーロウの長年積もり積もった思いがたまらなく胸を締め付ける。
過去の断片がここに繋がってくるんだという感嘆。
月と太陽はただひたすらに苦しかった。
希望が見えた矢先の絶望に打ちひしがれた。
今作でそれを見事に引き継いでくれた2人の物語は最高に胸が高鳴った。
今作も最後の最後で理不尽な絶望を突きつけられたけれど...
光の見えない暗闇。
でももうどっぷり浸かってしまっている。
どうか最後には救いを...と願わずにはいられない。
Posted by ブクログ
芸術に貴賤はない。だから歌う
シリーズ3作目は、テッサ・ダールの革命からさらに進んだ時代。
戯曲執筆を任された、兄・リーアンが選んだ題材、テッサ・ダールの物語。
テッサの真実を知るために、弟・アーロウと一緒に旅に出る。
テッサ・ダールの勇姿が禁忌とされてしまった世界の中で、彼ら双子が目にするもの。
長い長い歴史の中で差別に苦しむ人々。いくら文明が進んでインフラが整えられていたりしても
レーエンデ国という歴史を踏んでいきながら感じる「人種差別」。
現代でも報道が流れるたびに改めて「世界平和とはどの人種も関係なく手を取りあう」ことが難しいのだろうかと疑問に思ってくる。
「芸術に貴賤はない」
リーアンのクリエイターとして掲げる矜持が伺える言葉が、この世界を堪能した中で一番刺さった。
人間心の中にある琴線に触れるときがある。その時に何を思い考え感情が動くのか。人間そのものの行動に繋がっていく。人種・貧富の差関係なく心に響くものがあってこそ、人一人平等に輝きを持つ…意味合いなんだと個人的に思った。
シリーズ3作読んで来た中で、2作目と3作目は面白かった。次作は4作目の『夜明け前』。
誰が新たな歴史を刻み世界を変えていこうとするのか。自由をもぎ取って欲しいと願います。
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ファンタジーの連作、第3作目。
祖国の英雄の物語を作るために生きた、双子の兄弟。歴史に翻弄されながら、懸命に生きるその絆が、胸を打つ。
個人的に、3作中で一番好き。次が楽しみ。
Posted by ブクログ
序章
開幕
第一章 歪んだ鏡像
第一幕
第二章 ミケーレ・シュティーレの依頼
第二幕
第三章 テッサを探して
第三幕
第四章 赤い頭(テスタロッサ)
第四幕
第五章 知られざる者
第五幕
第六章 憐憫と懊悩
第六幕
第七章 天才と凡人
第七幕
第八章 喝采か沈黙か
閉幕
終章
──────────
今作も早速地図を見ると、古代樹の森が焼けて穀倉地帯になっているの切ない
『月と太陽』から約百年後。
鉄道ができている、この鉄道は外地と繋がっている、、、、ルーチェ、、、
二作目と三作目の繋がってる感が大きいなって
三作目『喝采か沈黙か』が、二作目『月の太陽』の存在を(なんなら一作目のことも)バチバチに推し上げている
”芸術に貴賤はない。貧富の差も民族の壁も飛び越えて、誰の心にも等しく響く。”
「革命の話をしよう」
アーロウ・ランベールとリーアン・ランベールがここまで辿り着くまでのRPG物語。
それと同時に、歪んだ愛情を映し合う二人の物語。
回想シーン、幕内のことも、あと古代樹の記憶のとこもAudibleは撮り直しではなく本当に前作から音源持ってきてる気がする、、最高でした
マレナ、、、君だけは知っているんだよね、、
Posted by ブクログ
2作目から100年後。
蒸気機関車が走り、芸術が花開き、近代化が進んだレーエンデ。
かつての英雄テッサの存在は忘れ去られ、レーエンデ人と呼ばれるようになったレーエンデに住む人々は帝国の支配を受け入れ、不自由な現実に順応しつつあった。
そんな世界で、テッサの革命を脚本として舞台にし、力ではなく芸術で世界を変えようとした双子の物語。
天才劇作家の兄と、凡庸な舞台俳優の弟。
才能の差から拗れているように見える関係は、実は愛情と呼ぶには複雑なくらい、深い愛情で結ばれていた。
不器用ながらも、その想いがちゃんと伝わり合っていたことに胸を打たれた。
作中ではたびたびテッサの話が語られ、2作目の記憶に浸りながら楽しめた。
1作目のユリアとトリスタンも少しだけ登場してくれて、1作目が大好きな身としては嬉しい。
ラストは、双子ならではの終わり方。
切なく、どこか儚い。
残された方も、残して逝った方もどんな気持ちだったんだろう
なかなか明るい未来が見えてこないですね〜
Posted by ブクログ
文化は人の心を動かす。感動が希望の種となり未来に花を咲かせる。明るい未来に情熱を注いだ傑作は永遠に語り継がれるものもなる。
人生を賭けて自由のために戦った戯曲作家の誇りを感じました。シェークスピアも感動で世界を動かそうとした人物だったのかもしれませんね?
Posted by ブクログ
今回の舞台は前作から100年以上経ったレーエンデ人の双子アーロウと天才劇作家リーアンのお話。
アーロウは幼い頃に母に捨てられ、その後、生まれた時から一緒だったリーアンにも捨てられ別々に暮らし始める。
リーアンが昔の英雄テッサをモチーフに戯曲を書こうと決め二人で旅に出るあたりから、一気に面白さが増加しています。リーアンの魅力もどんどん増していきます。最後の結末は悲し過ぎますが兄弟は最高でした。
英雄テッサも第二作の主役、まだ記憶にあったのでこちらもとても嬉しいです。
今回の革命は剣ではないというのも好感が持てます。
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「愛してなければ、ここには来ない」
・レーエンデの民達には、ただ真っ直ぐに幸せになってほしいのに。
・双子って兄弟とはまた違う絆で結ばれていて、すごく好きだな。
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前作の主人公テッサ達がレーエンデのために命をかけて戦ってから、124年後。
今回は双子のリーアンとアーロウの物語。
テッサ達の事実を戯曲していく過程が描かれています。物語の合間にテッサの物語(戯曲)があり、読み応えがありました。
同じ時に生まれた双子なのに、それぞれが持って生まれたものが違うことですれ違う2人。でもお互いを大切に想う気持ちは消えてはいなくて。
家族だからこそ良いことも嫌なこともいっぱいあるよなーと思いました。
作中の戯曲のタイトル『月と太陽』は前作のタイトルであり、ここでも繋がっているのか…!と感動しました。確かにリーアンとアーロウも月と太陽みたいな関係ですよね。
付属のスペシャルストーリーも良かったです。ユリアとトリスタン、テッサとルーチェも大好きです。
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前作も良かったけど、歴史の繋がりを強く感じる今作は、なお良かった。
一行目の「革命の話をしよう」の文字を見るたび、ウキウキが止まらない。次の作品も楽しみ。
Posted by ブクログ
レーエンデ国シリーズ。第3部。読み進める度に評価が上がって来た。リーアンとアーロウ、双子の兄弟が共に目指し、運命を別つ。
レーエンデはテッサの思いが実を結ぶことなく沈黙の時代を迎えていた。自分の生活を守ることで精一杯で、革命の声も聞こえないものとしていた。
レーエンデが本物の自由を得るためには皆で立ち上がらなければならないのに。
ファンタジーであるが、物語が訴えるものは、まさに今の社会に通じていると感じた。
自分が平和に過ごせればそれでいいと思っていないか?見てみぬふりをしていないか?助けを求めている人がいるよね?
読んでいるうちに自分の無力さと臆病さ、行動力のなさに自己嫌悪になってきた。
Posted by ブクログ
毎回違う時代、登場人物へと移り変わって進んでいくこのシリーズ改めてものすごく面白いし好き。
リーアンをいまいち掴みきれていないアーロウの心情や思考を読んでいく時はもどかしさを感じた。そこもすごくよかった!
Posted by ブクログ
一、二巻の大冒険とは違って、徹底して双子の物語だった。三人称だけど、実質ずっとアーロウ視点。おかげでアーロウへの感情移入がすごい。稀代の天才たる兄への愛憎が、見苦しくて美しくて大変よかった。あの結末も、予期していたとはいえ、納得と満足感があった。これまでみたいにレーエンデという幻想的な世界をもっと冒険してほしい、難題に立ち向かう展開がほしい、そんな気持ちもわいたけれど、この作品だけちょっと例外な立ち位置なんじゃないかとも思った。壮大な物語の小休憩に、二時間ほどの演劇を観たような、よい読書時間でした。
Posted by ブクログ
レーエンデの時代がさらに進み、前巻に出てきたテッサが忘れられかけている時期の話。劇作家リーアンと男娼かつ演出家のアーロウという双子の兄弟の複雑な関係を描きつつ、ふたりがレーエンデの歴史を追い、禁忌になっているテッサを主人公とした劇を作り出す過程が描かれる。
主人公が毎回変わりながら、一つの地域の歴史を追うという形でシリーズ化しているファンタジーはめずらしく、着眼点が面白い。
二巻に続き、三巻も、貧困に伴い身体を売る人々にも焦点が当たっている。どちらも、その人々の心の強さが描かれているが、今回は、主人公も男娼であり、自分は穢れているという嫌悪感との葛藤も描かれているのが印象的だった。
双子の関係も複雑で、相手を傷つけ、自分も傷つけられた過去を抱えつつも、心の底では相手への愛情を抱いているが、その愛ゆえに最後は衝撃的な結末となっていた。
神の子がどのような存在なのか、銀呪とは一体なんなのか、まだ明かされていないので、今後伏線回収されることに期待。
Posted by ブクログ
落ちはまあ、想像通りではあったのだけど、面白かった。
双子の愛憎、地獄の世界の人情。
そして、革命にはやはり歌がつきものやな。
どんどん進んでいく叙事詩を読んでいる
Posted by ブクログ
第2作の「月と太陽」が大好きだから、月と太陽で出てきたキャラクターの子孫達が登場したのが嬉しかった!
リーアンが亡くなってから、レーエンデ内での凱旋公演を行うまでの物語がすごく気になる
読めたら絶対面白いだろうなぁ
Posted by ブクログ
双子の劇作家と俳優が忘れ去られた『月と太陽』の物語を追う。これはもれなく順番通りに読んだ方がいい。『喝采か沈黙か』で次へのモチベが上がりました。『月と太陽』がこう活きてくる。前作で法皇帝エドアルドが戦争を終わらせたため、今作では文化が発展したが、レーエンデ人差別が色濃く残る。飼い慣らされることに慣れてしまっているというメッセージについて、現実にも当てはまると思う。政治に目を光らせなければ!!次『夜明け前』も読みます。ミラベル夫人が今作のMVPです!!
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レーエンデ国の革命の歴史第3巻。だんだん、巻頭にある地図を丹念に見るのが楽しみになってきた。地図って面白いんだな。土地の使われ方の変遷には、歴史が反映されている。古地図好きってこういう楽しみ方をしてるのか。
さて、3巻目は、前巻よりもさらに100年以上時代が進んでいる。レーエンデの民族は、すっかり下級市民として生きることが定着している。利用できる施設、就ける仕事、住む場所がはっきりと上級市民イジョルニ人とは別れている。レーエンデの民には法も公平ではない。アパルトヘイトか。
本巻の主役は、そんな下級市民のレーエンデの双子、天才脚本家とその作品を上演する演出家兼俳優のふたり。歴史は勝者の物語、2巻目で主役だったテッサ・ダールの抵抗の話は悲しいかな語り継がれておらず、歴史は改ざんされ、忘れ去られていた。そんな歴史の隙間に落っこち消えかけたレーエンデの英雄とその矜持の話を見つけ出し、掘り返し、舞台作品にしてこの世に放つ形で抵抗しようとする二人の話。
そう、3巻目の革命は、ペンによるものだ。力による革命を果たそうとした2巻目の主役テッサ・ダール、その姉は、自由を勝ち取るには知識や教育が必要だと話していた。そのとおり、100年たち、知識が力になりペンと文化で戦う時代がやってきたというわけだ。
本作は、忘れられたテッサ・ダールの伝説を巡る謎解きのような側面もあり、楽しい。読者はもちろんテッサの話はよく知っていながら、本作の主人公たちがそれを見つけ出し理解しようとする過程を物語の外から見届けるという構造になっている。
革命にはいつの時代も悲しい被害者がいて、革新は名も無き者の上に立つ。本書もまた切ないエンディングだが、レーエンデは少しずつ自由への道を歩み始めただろうか。次巻で見届けよう。
Posted by ブクログ
レーエンデ国の歴史をたどる物語の第3作。
これまでの2作とは異なり、今回は戯曲の制作が大きな柱となっている。
一見とっつきにくそうだが、これまでの歴史を知っている読者だからこそ、この創作の過程に深く入り込める。
レーエンデの歴史、そしてこの先の建国に向けて大切にすべき矜持が描かれた本作。
真実を伝えることの先にあるものは何か。
それこそが、これから迎えるレーエンデ国の未来を形づくっていくことを感じた。
シリーズを追ってきた人なら、間違いなく楽しめると思う。
そして、副題の「喝采か沈黙か」。終盤でその意味が明かされ、思わずうなずく納得のタイトルだった。
Posted by ブクログ
シリーズ第3弾
今回は『戦争』『武器』はなく『戯曲』。
瓜二つの双子の兄弟
1人は天才と言われる脚本家
1人は凡人と言われるが周りに愛されている役者
最初、お互いの嫉妬から言い合いが絶えない感じだったけど、でも最後はお互いのことをずっと愛し思っていた。
人種差別、不条理のことだらけで人の命を軽く見る。
人の命をなんだと思ってるんだと途中で思いながら読んでました。
途中から心が締め付けられたけど、読めてよかった
Posted by ブクログ
そして演劇!?
前作のガッツリ闘争の革命から一転、
今度は演劇、心の革命とは。
期待よりも不安が過ぎったが、
杞憂に終わるくらいには良かった。
次はどうくるのか楽しみ。
Posted by ブクログ
レーエンデ第三弾。
とりあえず、いきなり鉄道が出てきてびっくり。
そりゃ産業も発展してるだろうけど、今までそういった描写がなかったから面食らった。
ユリアの時代からテッサの時代ってそんなにイメージ変わらなかったよね?
レーエンデはずっとそのままいく世界観だと思ってた。
さて。
今作は武力による革命ではなく、天才劇作家リーアンが戯曲によって世界をひっくり返そうとする話。
題材はテッサ。
テッサについては徹底的に秘匿され、一部の支持者以外には名前も知られていない状態。
テッサがどんな人物でどんな人生を歩んだか、追い求め戯曲は完成する。
が、やっぱりそう簡単に世界は変わらず。
前作で教育の大切さ、みたいな話があったと思うけど、そこに繋がるのかな。
「喝采か沈黙か」というサブタイトル、めちゃくちゃ良い。
Posted by ブクログ
百年戦争が終わり、闘うことから少し距離ができた時代。しかし、人種による階級差、差別はむしろ積み重なった年月分酷くなった。闘うことが遠い分反抗する想像もできない、レーエンデ人は家畜化された。
レーエンデにも鉄道が通り、もはや閉ざされた地ではなくなり、文化芸術が花ひらく。しかし光が強ければ影も濃いというのか
剣をペンに持ち替え革命の戯曲を描き、レーエンデ人を鼓舞する今作。当然自由に思想を開陳することはできない時代、命の危険を覚悟した行動だ。
しかしただそれだけのストーリーなら読む者の想像の範疇に収まるだろう。
自分の分身、才能と凡庸、嫉妬と愛情、人間らしい要素が物語に加わり次第に引き込まれていく。
生きながら幻魚に喰われることを想像し震えていたリーアン。いざ死のうとしても恐怖で引き金が引けなかったリーアン。
レーニエ湖で彼はどれだけの恐怖と闘っただろうか。どんな思いで歌っていたんだろうか。『レーエンデに自由を』は彼を支えただろうか。
読み終わった後、ページを戻り
"会いたいよ、兄弟。
一目でいい。
お前に会いたい"
の部分でやはり涙が込み上げる。
Posted by ブクログ
レーエンデ国物語3作目。
双子の兄弟リーアンとアーロウが、世界を変える戯曲を作るため隠された英雄の足跡を巡る旅に出る。
2作目が大きく関わってくる話なので続けて読めてよかった。これから読もうという方は続けて読むことをお勧めします。
2人が旅の道中で出会う人々が2作目の登場人物と大きく関わりがあって胸が高なった。
また段々と隠された英雄の真実が分かってくるところも胸が熱くなった。
希死念慮が強かったアーロウが前を向いて生きようとする様にも心を打たれた。
今作もまた最後が切ない。
けど、今までと違って最後に希望の光が見えた。
もうすぐ4作目が出るので楽しみに待とう。
すっかり沼ってる。笑
Posted by ブクログ
前作に比べてさくさく読めるけれど、辛いのは相変わらず
ストーリーの中盤で、色んな事が上手く行き出して、良かったー!とは思いつつ
でも、絶対このままじゃ終わらないよね、絶対何か良くない事が起こるよねーと思いつつ読み進める
昨今、チート主人公故に、何も心配せずに読める作品が多い中で、この出るぞ出るぞ、いつか出るぞと言うお化け屋敷みたいなハラハラ感は、ずっとはキツイけどたまになら・・・
Posted by ブクログ
面白い。
が、辛い。
辛いというか、やるせ無い。
昨今流行りのチート無双オレツェェを至上とする人はまず耐えられないかもしれない。
しかも次巻の副題は「夜明け前」
闇が1番濃い時間帯ということは、必定更に救いがない展開になるのか…?
そして最終巻は未だ発売されていない…。
最終巻まで買い溜めてから一気に読んだ方が良かったのか?先走ったかな…。
多崎礼氏だからスッキリ終わらせてくれると信じてるが、ここまで救いがない展開は初めてかもしれない。 溜めが長いだけと信じてますから!!
大体100年位ずつ時代を経ているので、地図でも開発が進んでるのが見えるが、見切れてるのが残念。大きい地図を希望します。
1巻、2巻で出てきた人物達の子孫が出てくるので、覚えているうちに一気に読むしかない。
それにしても人物イラストは美男なのに、人間性がクソなのがハラたつ。
Posted by ブクログ
今回は武器ではなく、ペンで世界を変えようとする話。
鉄道ができたり、ウル族の森がなくなっていたりと100年程で国が急速に変わっていました。
テッサの記憶がほとんど失われていりことが悔しかったです。でも語り継いでくれている人もいたことが救いでした。
Posted by ブクログ
「こんなファンタジーが読みたい」を最高のレベルで叶えてくれる。
風景描写は繊細で、世界設定も詳細で、けどちゃんと人物たちのやりとりに温度があるのが素敵。リーアンとアーロウが照れ合ってるあのシーンなんて、おかしくってくすくす笑いながら読んでた。
それからやっぱり、メインに歴史としてでてきたテッサたちだけじゃなく、白昼夢のような形でユリアとトリスタンが出てきた瞬間の、あの鳥肌ったらない。うわーっこれこれこれ!!!って内心昂りまくっちゃった。ファンタジーな世界観、シリーズものの醍醐味をめちゃめちゃに噛み締めちゃった。
展開は「う、うわ、、まさか…まさかそれって……!!」な激動の展開に興奮した(し、お陰で興奮しすぎて夜寝付けなかったりもした)けど、それでも何となく…駆け足というか…都合のいい展開が続く印象はあったかも。
膨大な登場人物の中でとりわけ目立つ、ミケーレやミラベルが、悪い意味で裏表なさすぎてちょっとだけ拍子抜けしたとこもある。どちらもアーロウたちの認識を裏切るって形ではあったけど、そうする役割にしては深堀されずに流れてったなぁ…って。
そういう意味でも、終盤は特に展開がはやすぎるように感じたな……俺でなきゃ見逃しちゃうね…
あっ。あと読後実は一番胸に刺さってるの、犠牲法で幻魚に喰われる最期を迎えたリーアンだった。
あんなに死ぬのが怖いって自暴自棄になって、ミケーレを殺しちゃって八方塞がりな現状前にしても拳銃を引くことができなくて。そんな彼が捕まり、船に載せられ、それでもずっと歌ってた。その姿を想像しただけで、その姿を伝え聞いたアーロウを考えるだけで、途方もなく胸が苦しくなる。
てか、待って?才能はあるけど、誰かに愛され慈しまれることには恵まれず、挙句人の悪意と死の恐怖に絡め取られ、逃げ出したくてもアーロウやマレナたちっていう大切な存在を守るために逃げられなかった、リーアン………。なんて業の深い人生遅らせるんだ多崎礼……。しばらく三日三晩リーアンの人生を思い出して悶え苦しみそう。アーロウだけじゃなくお前も幸せになれ~~くそ~~~幸せになれよ~~~~うわぁ~~~;;
次巻気になって、ちょこっとだけ他の人の感想見たら、「夜明け前が一番暗い」って言われててしょげちゃった。そっか……展開は明るくなさそうね……。
ユリアは真に報われる結果には至らず、テッサは壮絶な最期を迎えさせられ、リーアンの人生はくたびれたおっさん(※神様らしい)の掌の上だった。アーロウでようやく手応えは感じられたのに、それが芽吹くのは100年後だそうだ。そんでその100年後にも報われる日はまだ訪れない…ぽい。
早く革命に命を賭した彼らが報われて欲しいと思うけど、このシリーズが終わってしまうのはさみしいんよなぁ。とりあえず次巻も読もう…。