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Posted by ブクログ
芸術に貴賤はない。だから歌う
シリーズ3作目は、テッサ・ダールの革命からさらに進んだ時代。
戯曲執筆を任された、兄・リーアンが選んだ題材、テッサ・ダールの物語。
テッサの真実を知るために、弟・アーロウと一緒に旅に出る。
テッサ・ダールの勇姿が禁忌とされてしまった世界の中で、彼ら双子が目にするもの。
長い長い歴史の中で差別に苦しむ人々。いくら文明が進んでインフラが整えられていたりしても
レーエンデ国という歴史を踏んでいきながら感じる「人種差別」。
現代でも報道が流れるたびに改めて「世界平和とはどの人種も関係なく手を取りあう」ことが難しいのだろうかと疑問に思ってくる。
「芸術に貴賤はない」
リーアンのクリエイターとして掲げる矜持が伺える言葉が、この世界を堪能した中で一番刺さった。
人間心の中にある琴線に触れるときがある。その時に何を思い考え感情が動くのか。人間そのものの行動に繋がっていく。人種・貧富の差関係なく心に響くものがあってこそ、人一人平等に輝きを持つ…意味合いなんだと個人的に思った。
シリーズ3作読んで来た中で、2作目と3作目は面白かった。次作は4作目の『夜明け前』。
誰が新たな歴史を刻み世界を変えていこうとするのか。自由をもぎ取って欲しいと願います。
Posted by ブクログ
序章
開幕
第一章 歪んだ鏡像
第一幕
第二章 ミケーレ・シュティーレの依頼
第二幕
第三章 テッサを探して
第三幕
第四章 赤い頭(テスタロッサ)
第四幕
第五章 知られざる者
第五幕
第六章 憐憫と懊悩
第六幕
第七章 天才と凡人
第七幕
第八章 喝采か沈黙か
閉幕
終章
──────────
今作も早速地図を見ると、古代樹の森が焼けて穀倉地帯になっているの切ない
『月と太陽』から約百年後。
鉄道ができている、この鉄道は外地と繋がっている、、、、ルーチェ、、、
二作目と三作目の繋がってる感が大きいなって
三作目『喝采か沈黙か』が、二作目『月の太陽』の存在を(なんなら一作目のことも)バチバチに推し上げている
”芸術に貴賤はない。貧富の差も民族の壁も飛び越えて、誰の心にも等しく響く。”
「革命の話をしよう」
アーロウ・ランベールとリーアン・ランベールがここまで辿り着くまでのRPG物語。
それと同時に、歪んだ愛情を映し合う二人の物語。
回想シーン、幕内のことも、あと古代樹の記憶のとこもAudibleは撮り直しではなく本当に前作から音源持ってきてる気がする、、最高でした
マレナ、、、君だけは知っているんだよね、、
Posted by ブクログ
2作目から100年後。
蒸気機関車が走り、芸術が花開き、近代化が進んだレーエンデ。
かつての英雄テッサの存在は忘れ去られ、レーエンデ人と呼ばれるようになったレーエンデに住む人々は帝国の支配を受け入れ、不自由な現実に順応しつつあった。
そんな世界で、テッサの革命を脚本として舞台にし、力ではなく芸術で世界を変えようとした双子の物語。
天才劇作家の兄と、凡庸な舞台俳優の弟。
才能の差から拗れているように見える関係は、実は愛情と呼ぶには複雑なくらい、深い愛情で結ばれていた。
不器用ながらも、その想いがちゃんと伝わり合っていたことに胸を打たれた。
作中ではたびたびテッサの話が語られ、2作目の記憶に浸りながら楽しめた。
1作目のユリアとトリスタンも少しだけ登場してくれて、1作目が大好きな身としては嬉しい。
ラストは、双子ならではの終わり方。
切なく、どこか儚い。
残された方も、残して逝った方もどんな気持ちだったんだろう
なかなか明るい未来が見えてこないですね〜
Posted by ブクログ
前作の主人公テッサ達がレーエンデのために命をかけて戦ってから、124年後。
今回は双子のリーアンとアーロウの物語。
テッサ達の事実を戯曲していく過程が描かれています。物語の合間にテッサの物語(戯曲)があり、読み応えがありました。
同じ時に生まれた双子なのに、それぞれが持って生まれたものが違うことですれ違う2人。でもお互いを大切に想う気持ちは消えてはいなくて。
家族だからこそ良いことも嫌なこともいっぱいあるよなーと思いました。
作中の戯曲のタイトル『月と太陽』は前作のタイトルであり、ここでも繋がっているのか…!と感動しました。確かにリーアンとアーロウも月と太陽みたいな関係ですよね。
付属のスペシャルストーリーも良かったです。ユリアとトリスタン、テッサとルーチェも大好きです。
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