煌夜祭

煌夜祭

1,870円 (税込)

9pt

魔物の姫に会ったあの時、人生のすべてをかけて、彼らを救うと心に決めた――
ここは生物も住めぬ死の海に浮かぶ十八諸島。〈語り部〉たちが島々を巡り集めた物語を語り継ぐため、年に一度、冬至の晩に煌夜祭が開かれる。今年もまた人を喰らう恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語の幕が上がる。
『レーエンデ国物語』で話題沸騰の著者の原点となるデビュー作に、外伝「遍歴(ピルグリム)」「夜半を過ぎて 煌夜祭前夜」を加えた決定版。

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煌夜祭 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    一気に読み終えた。これがデビュー作なんてすごい、震える。壮大なダークファンタジー。同じ世界線にいる人たちの短編集かと思ったら、全部が繋がっていて感動した。もう一度読み返したい…。
    語り部と、冬至の日に人を食べてしまう魔物。何のために存在しているのか。魔物は悪なのか。

    0
    2025年10月29日

    Posted by ブクログ

    レーエンデ国の世界観に魅了されて、その原点とも言われる作品と聞けば読まない訳にはいかないでしょう。

    美しいのに、
    ただそれだけでなく残酷さがあるのに、
    冷たくはない。
    短編が繋がっていく精緻なストーリーは、人物を困惑させられましたが、何度も読み返したくなる作りでした。

    0
    2025年09月28日

    Posted by ブクログ

    圧倒的な世界観、精緻で語られる物語は、あまりに切なく美しい運命。物語が進むにつれて、煌々と闇を照らす炎が自分の胸にも灯ったのがわかった。それほどまでに心を掴んで離さない、一行たりとも見逃せない名作に、私は出逢ったことがあっただろうか。まだ胸中で炎は燃えている。

    0
    2025年08月02日

    Posted by ブクログ

    冬至の日、煌夜祭で語り部が話す物語。人が、あるいは魔物が、生きてきた記憶を語り継ぐために。長い夜の暗さ冷たさ、一点熱く燃え盛る炎。そのコントラストに恐れ慄き、震える時間だった。でも本を閉じるとほんの少しあたたかな気持ちが湧き出す、不思議。

    0
    2024年12月15日

    Posted by ブクログ

    評判通り良かった!!
    小学生ぶりにファンタジー読んだけど、やっぱりいいですね!?カタカナ(カタカナ覚えるの苦手)多かったけど、ファンタジーだと覚えられるの何でなんですかね?w
    ただ、登場人物が多いのと、これがこの人で、あれがこの人になって…みたいなのがたくさんあって、理解するのにメモしながら、前のペ

    0
    2024年10月10日

    Posted by ブクログ

    魔物や語り部の存在意義。
    「この人は…どこで出てきた誰だっけ?」というところもあったが、最後には納得感を得られた。

    0
    2024年08月22日

    Posted by ブクログ

    最後には、「まじか…」と自然に声が出ていた。
    ファンタジーは大好き、でもカタカナの名前覚えられるかな…と思いながら読んだがそんなこと感じることなく惹き込まれる作品。最高の一冊。
    最初は短編でそれぞれの物語なのかなと思ったが矢先、それぞれの物語が絡み合い、最後には一つにつながる。何度も驚き、感嘆し、良

    0
    2024年05月12日

    Posted by ブクログ

    表紙買いした初ファンタジーだったが、内容も素晴らしかった。
    まるで自分が魔物なのではないかと思うくらい夢中になってしまった。
    記憶力に自信の無い方は相関図などを書きながら読むのがおすすめ。
    あとこれ2006年の作品なんですね…私とほぼ同い年でびっくりです

    0
    2024年04月08日

    Posted by ブクログ

    多崎さんのデビュー作品。
    恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語。

    こんなファンタジーは初めて!
    全体を通してもの悲しい雰囲気が漂っています。
    己の無力さに対する苦悩・後悔、人間の暗い部分について描きながらも決して暗くなく、希望と決意を感じてスラスラ読める。
    あっという間に世界観に引き込まれ、ペー

    0
    2024年03月31日

    Posted by ブクログ

    レーエンデ最終巻待ちで本の姫に続き、読みました!
    1周目では理解ができず、メモを取りながら2週目しましたが、すべてが繋がった。すごい、
    最後はもうなんと言葉にしていいのやら、、
    儚すぎる
    今回も多崎さんの世界にひたひたです♡

    0
    2025年11月21日

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