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Posted by ブクログ 2024年03月31日
多崎さんのデビュー作品。
恐ろしくも美しい魔物と人との誓いの物語。
こんなファンタジーは初めて!
全体を通してもの悲しい雰囲気が漂っています。
己の無力さに対する苦悩・後悔、人間の暗い部分について描きながらも決して暗くなく、希望と決意を感じてスラスラ読める。
あっという間に世界観に引き込まれ、ペー...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月06日
初めは表紙の雰囲気に惹かれて購入したのだけど、購入して良かった!
序章から物語に引き込まれ世界観に惹かれました。
「すべてのことには意味がある」で物語の環が繋がって感動。
「夜半を過ぎて」である1人の人物は誰の事?と考え最終話の「遍歴」でそれも判明、またここでも環が出来上がり余韻に浸って心地よかった...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月04日
レーエンデ国物語でも思ったけれど、作者の物語の入り方、語りの始め方がすごく好きだ。これから始まる物語の世界にワクワクする。そしてこの作品、語り手の話を聞くスタイルなので、その語り始めがいっぱい出てくる。最高だ。
語り手の語る短い物語の間に、語り手同士の会話があるので、忙しくてもちょこちょこ読めそう...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月17日
語り部と呼ばれる人たちが、冬至の日に語る物語。
読み進めていくうちに、一つひとつのパーツがはまって、気がついたら、大きな物語の中に居ました。
多崎先生のデビュー作。Xで毎年冬至の日に行われているイベントも覗いていますが、先生の作風の原点は、ここにあるのだと感じます。
レーエンデは、ページ数が多く...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月01日
数年前に文庫本を読んでいて、最近書き下ろしを含んだ完全版が出版されました。
とっても好きな作品なのでめちゃくちゃ嬉しい!
魔物が出てくるファンタジー連作短編小説ですが、読みやすいし、短編同士の繋がりを考察するのがすごく楽しいです!
魔法などのファンタジーな感じはそんなにないので、ファンタジー読んだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月03日
この作品を一言で表現するとしたら、美しい、だと思う。レーエンデ国物語が話題になっているからまとめて3巻買いに行ったつもりが別の場所に置いてあったこの作品の表紙に惹かれて手に取ったら奇しくも同じ作家さんで、しかもデビュー作だったという巡り合わせで、先にこちらを読んだ。短編物は結構苦手だからはじめは短編...続きを読む
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