血と霧 1

血と霧 1

902円 (税込)

4pt

血の価値を決める三属性――明度(バリュー)、彩度(クロマ)、色相(ヒュー)――による階級制度に支配された巻き貝状の都市国家ライコス。その最下層にある唯一の酒場『霧笛(むてき)』で血液専門の探索業を営むロイスのもとに、少年ルークの捜索依頼が持ち込まれた。だが両親だと偽る男女は、事件の核心部分を語ろうとしない。価値ある血を持つと思われる少年に自らの過去の因縁を重ねたロイスは調査を始めるが、それは国家を揺るがす陰謀の序章に過ぎなかった。

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血と霧 のシリーズ作品

1~2巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~2件目 / 2件
  • 血と霧 1
    902円 (税込)
    血の価値を決める三属性――明度(バリュー)、彩度(クロマ)、色相(ヒュー)――による階級制度に支配された巻き貝状の都市国家ライコス。その最下層にある唯一の酒場『霧笛(むてき)』で血液専門の探索業を営むロイスのもとに、少年ルークの捜索依頼が持ち込まれた。だが両親だと偽る男女は、事件の核心部分を語ろうとしない。価値ある血を持つと思われる少年に自らの過去の因縁を重ねたロイスは調査を始めるが、それは国家を揺るがす陰謀の序章に過ぎなかった。
  • 血と霧 2 無名の英雄
    902円 (税込)
    ロイスが救った少年ルークはオルタナ王家の王子だった。彼に、4年前に行方不明になった娘ミリアムの面影を見るロイス。一方ルークもまた血の分析官になるという夢を抱きはじめる。そうして穏やかな日々を取り戻したふたりだったが、女王シルヴィアと反勢力の対立に巻き込まれたことで状況は一変する。ロイスとルークの過去に秘められた、残酷な真実とは? 血に支配された国で葛藤する者たちを描く、贖罪と祈りの完結篇。

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血と霧 1 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    世界観設定は多少複雑だがイメージしやすく、説明ではなく読み進める過程で察することが出来る。
    登場人物が皆訳ありというか、腹に一物抱えたタイプだが、想定より早く"人間らしさ"が感じられてそれぞれ皆好ましい。世界観に対してむしろ主要人物いい人過ぎないか?ってくらい笑

    0
    2024年06月02日

    Posted by ブクログ

    血液の性質で階級が決まる社会を舞台にした物語。

    ううむ、いつもながら独創的な世界設定。
    表紙の、中田春彌氏の美麗なイラストで手に取った人も、後悔ナシ。

    詳しいレビューは2で。

    0
    2016年11月10日

    Posted by ブクログ

    バリューや何やとちょっと慣れるまで時間かかりましたが面白い。血によって生活もかわるヒエラルキー社会、曰くありげな主人公に雇い主(?)、最初は繋がってなかったものが、徐々に輪郭と背景をもつようになっていくと更に面白くなっていく。一筋縄ではいかないキャラクターの一人ひとりが多彩な魅力。

    0
    2016年08月31日

    Posted by ブクログ

    スチームパンクでハードボイルドで男やもめが凸凹バディ組んだりわがまま王子様と疑似家族したりする、好きなもの全部盛りのような多崎礼の新作。
    おまけに性別不明の家主とか美味しすぎる。
    「血」が価値をもつ世界観、巻き貝(スネイル)という都市国家の形態といい、独自の世界がまたとてもいい。
    どこをとってもわく

    0
    2016年06月18日

    Posted by ブクログ

    作者の多崎礼さんはレーエンデ国物語で知っていたけど
    この作品は完全に表紙と帯に惹かれて購入

    思っていたよりも数倍面白かった
    登場人物たちも癖があって面白い
    世界観もかなり好み

    主人公のロイスの印象がページをめくるたびに変わっていく
    心の傷や背負っているもの今現在思っていること
    自分に正直になれな

    0
    2025年09月29日

    Posted by ブクログ

    多崎ワールドの広さ、深さ、細さにただただ驚く。世界観が読み進めていくうちにすっと入ってくる感じはいったいどこに秘密があるんだろうか。情景が常に頭に浮かびながら読めるファンタジー。細かい設定もいつの間にか理解できてる構成もすごい。血で支配された人々の切なくも希望が見えるお話。早く続きが読みたい。

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    この作者の他の作品と毛色は違うが、いい意味で期待を裏切られました。
    面白かったです。
    ヴァンパイア、ってわけでもないんだよなぁ。世界観がユニークでした。

    2024.9.18
    145

    0
    2024年09月18日

    Posted by ブクログ

    Twitterでおすすめされて読んだ。初読みの作家さん。血の明度、彩度、色相という独自の設定はつかむまでは??状態だが理解するととても魅力的。この壮大な物語は本当に2巻で終わるのでしょうか?ミリアムは見つかるのでしょうか?

    0
    2023年02月07日

    Posted by ブクログ

    「血」の持つ価値で人生が決まってしまう世界。主人公は探索人。そこへ人探しの依頼が来るが裏がありそうな気配。王子が拐われたらしい。
    ファンタジーな設定のハードボイルド。少し精霊の守り人と被るが、雰囲気はもっとダークな感じ。まだ1巻なので人物紹介だがキャラクター、世界観は面白そうなので次を読んでみたい。

    0
    2016年12月12日

    Posted by ブクログ

    学校 ★★☆  大人 ★☆☆

    この世界の人の価値は血の持つ能力で決まる。
    血でランク分けされ人々は上層・中層・下層、そしてランク分けすらされない能力を持たない廃血の住む廃棄地区がある。

    都市国家ライコスの下層で血液専門の探索者をしているロイスは、過去に自身の持つ血の能力ゆえ妻子とともに上層に住ん

    0
    2024年11月25日

血と霧 1 の詳細情報

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