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どこまでも続く巨大な砂漠の果て、そこには古今東西の知識のすべてが収められ、至りし者が神に等しい力を手に入れる図書館があるという――長い旅路の末、たどり着いた旅人がひとり。鎖に縛められたその扉を開かんとする彼に守人は謎をかける。鎖は十本、謎も十問。旅人は万智の殿堂へたどり着けるのか!? 知の冒険へ誘う傑作長篇!
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Posted by ブクログ
「煌夜祭」に続いて読みました。 こちらも短編集になっていますが、物語の本筋に辿り着くお話が10話。 時代も国(?)もバラバラのお話。 多崎さんの作品は、綺麗な書きぶりだなぁと感じます。そして、とても読みやすい。 レーエンデ国物語も早く読もうと思いました。
こんなに美しい短編集を読んだのはいつ以来だろう。 短編集といえば、1冊の中に複数の物語があり、その中の1話か2話素晴らしい話があればそれで満足、というのが私の中での相場だが、この本はどの物語ひとつを取っても文字から目を離すのも躊躇われるほど素晴らしく作者の奥深い知性を感じられる物語だった。
多崎さんの長編ファンタジーに挑む前に、気になっていたこちらを。 十の短編はひとつひとつ味と深みがあり、登場人物たちの続きを知りたくなる…。のが良さである一方、せっかく入り込んだ世界がもう終わりか…と惜しくなり、ブツ切れ感があるとも言える。(私が短編集少し苦手な理由。) 短編同士のリンクや、7、8な...続きを読むど雰囲気がガラッと変わる話は面白く興奮できた。 物語の着地は盛大ではないし、後に残るかと言われると少し弱い。かといってどう締めれば良かったのかも浮かばない……難しい挑戦だったと思う。総じて楽しんで読めた。 もう少し正体の伏線やイジリがあると良かったのかな?煌夜祭の収束感を求めるのは期待しすぎだったかも。
とてもおもしろかったです!読む前は壮大なテーマだなあと感じていて、読後にそのテーマが完全に消化されているわけではないと感じつつも、ファンタジーやSFの短編がひとつのテーマに向かって進んでいくのは純粋におもしろかったです。
13:あーめちゃくちゃ面白かった……。趣味嗜好がどこからかだだ漏れてるのでは?ってくらいツボでした。 これから書きたいモチーフがいくつか登場してンンッてなりつつも、幸せな気持ちで本を閉じることができました。知識は、情報は、人を幸福に導くだろうか。
ファンタジー小説として読みやすくて面白かった。多崎さんの話は、比較的分かりやすい設定のため、ストーリーに一気に入り込める良さがある。次は別の作品も読んでみたい。
海外翻訳SFFを読んでいる時のような、今まで自分の中に蓄積してきた読書経験の海にない新鮮さを感じるような不思議で素敵な作中作短編集でした
10話あるが、それぞれの元となる話が何となくわかってしまったので、今までの作品の様にぐいぐい引き込まれる、という感じではなかった。 もう少し、各話の登場人物の間に繋がりがあるかと思ったが、そんなになかったので、最後に綺麗にまとめる作者の手腕が見たかった自分はちょっと消化不良の感じです。 ですが、...続きを読む作者の言っていた各話のキリは良かったので、読みやすかったと思います。
面白かったんだけどなー。 設問の一つ一つの答えの物語がとても良かったのだけど、ラストがイマイチ理解できなくて星は三つ。
多崎氏のお話らしさが出てるよね。蟲が気持ち悪いよー(-_-;)。王様食い殺した蟲の話がなんとも。泥棒と子供の話は良かったな。それぞれの短編は面白かったんだけど最後のたどり着いたところがちょっと不満足かなぁ。結局なんだったのかがよくわからん。
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多崎礼
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