ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 涅槃 下

    Posted by ブクログ

    直家の変わらない部分と変わっていく部分、それぞれを見ながら時代の流れを感じた。
    生と死が隣る合わせで、日々緊張感を持って生きていた戦国時代で、生き残る道をひらすら考えて動く。今では考えられない心情です。私たちが日頃気にするようなことは、おそらくこの頃の人にとっては、とても細やかで、もしかしたら、そんな悩みや概念は存在すらしていなかったのではないか、と思うと少し勇気が出ます。
    この本では、宇喜田直家が主人公ですが、当然ながら、登場する武将それぞれに直家のような人生があり、考えがあると思うと、もっと知りたいと思います。
    最後のお福の言葉の通りで、私たちが知りうる歴史はある一面だと感じました。

    0
    2026年05月09日
  • 先祖探偵

    Posted by ブクログ

    戸籍を遡ってみたい。そう思ったことのある人は少なくないだろう。
    しかしこの探偵、先祖をたどるだけではない。
    ある時は戸籍の偽装を食い止め、ある時は霊に取り憑かれた少年を救う。
    裏に隠された依頼人の真の問題を解決しなががら、それまで不明だった自らの出自に近づいていく。

    我が子を棄てた母の真実とは?普段は控えめな風子の感情が溢れて…これは完全に不意打ち!

    ちょいちょい出てくる食事の描写がどれもすごーく美味しそう。

    だいぶ好きな作品です。

    0
    2026年05月09日
  • シャルロットの憂鬱

    Posted by ブクログ

    日常にありそうなことを題材にしたミステリーでした。
    シャルロットにほっこりしながらサクサク読めました!
    次のシリーズ読むのもたのしみ!!

    0
    2026年05月09日
  • うぽっぽ同心終活指南(四) 七つ屋殺し

    Posted by ブクログ

    だんだら
    ベロ藍侍
    七つ屋殺し

    の3遍です。

    七つ屋殺し ではじめて静が死んだ理由が出てきました。帰ってきてから 流行り病で亡くなったんですね。やっと納得!
    勘兵衛さん いくら薊の隠居に言われたって
    試し切りにされる役にならなくたって いいのに!
    試し切りにしようとしていた悪い奴らは 捕まったり
    死んだりして はあーよかった!
    と思ったら 前に助けた男に腹を刺されるなんてねえ!刺した男は 白膠木の葉を何枚も 傷口に貼っておいた。血止めの効果があるらしい。
    恩人を刺しちゃった!
    ということらしい。
    駆けつけた金瘡医が すぐ縫ってくれたのが幸いした。やれやれ!
    ほんと やれやれのお話しです。

    0
    2026年05月09日
  • 夜明けのハントレス

    Posted by ブクログ

    北海道を舞台に女性ハンターの成長物語。狩猟の事が分かるし生きている事に対しての様々な考え方意見も有る。

    0
    2026年05月09日
  • そして、バトンは渡された

    Posted by ブクログ

    自分以上に大事にしたい人ができるということがどれほど人を強くし、生きる力をくれるものなのか。嫌味なく自然と教えてくれる作品だった。

    森宮さんと早瀬君、似てるわー。「僕にとって、お父さんと呼ぶ筋合いがあるのは、お父さんだけです」って。意味不明だけど、森宮さんもまんま言いそう笑。早瀬君との結婚を反対してた森宮さんが、実はこっそり早瀬君の親御さんに手紙出してたエピソードも泣ける。森宮さん節丸出しのおかしな手紙だけど素敵。優子ちゃんへの深い愛情がこもった手紙だからこそ、早瀬君のお母さんの心を動かしたんだろう。ちゃんと伝わってるのがうれしい。

    向井先生が何気にいいアクセント。本当に生徒をよく見てる。

    0
    2026年05月09日
  • 小説

    Posted by ブクログ

    親からの称賛のために読書をはじめた内海集司。本を楽しめるようになっても、どこかで不安や葛藤や、それを上書きするような没頭がある感じがして、ずっと切なかった。

    後半は、夢中になって読んだ。
    小説とは何たるかを、この小説から受け取った気がする。
    こんなふうに感想を書くのも野暮かもしれないけど、書きたいから書くことにする。本当に本当に読んでよかった。

    あと、神秘的なシーンでも、主人公は主人公の言葉を保っている感じが、ちょっとリアルというか現実感があって、このバランスも好きだなと。

    0
    2026年05月09日
  • 黒い雨

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公の閑間重松(しずましげまつ)が原爆投下の数年後に、同居する姪の矢須子の縁談をきっかけに、矢須子が被爆していないことを証明するため8月6日から15日までの自身の「被爆日記」を清書するという形で描かれる。
    井伏さん自身は被曝を体験していないそうだけど、作品のために被爆者への取材や実在する被爆者の日記や病院がカルテなどをかなり読み込んだんだろうなと思った。
    爆発の瞬間や人や風景の様子もかなり生々しく描写されていて、改めて原爆の凄惨さを感じるとと共に胸がとても痛んだ。
    その後の淡々と描写される事後の日常、、ただその中にもユーモアがあるなと思う部分もあった。
    唯一の被爆国である日本だからこそ強く平

    0
    2026年05月09日
  • 崖の下の魔法使い

    Posted by ブクログ

    良かった
    物語も、出てくる美味しそうな食べ物も、6年生の登場人物たちの心の動きも。

    子どもたちにも、読んでほしいなあ

    0
    2026年05月09日
  • 虎を追う

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった。
    ただ、なんでい警察官関係者を黒幕のひとりにする話が多いんだろう。
    ここで一気につまらなくなる。
    たしかに警察の人だと証拠品を片付けたり、捜査内容が筒抜けになったりするけどさ。
    読者が「えっ?犯人のひとりなの?」ってただ驚かすために警察官を悪者にするのは本当にやめて欲しい。

    真犯人が自己顕示欲が強いばかりに
    逮捕されたけど
    もっと利口に動けば捕まることなかったのにな。
    しかし犯人って(小説だけでなく)他責転換な人間ばかりやな。

    0
    2026年05月09日
  • 地雷グリコ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    子どもの頃遊んだ「だるまさんがころんだ」や「グリコ」などの遊びが、特殊ルールや心理戦によってここまで複雑な遊びになるとは!!
    どうしたらこんなの思いつくんだ、って読みながら何度も思った。

    最終話はハラハラ感が今までの話と違いすぎて心苦しくなったけど、結末もとてもよかったな〜!
    とにかくゲームの結末が気になりすぎて、寝る前に読み始めた時は読む手が止まらなくて困ったくらい、読んでて楽しい作品でした!

    0
    2026年05月09日
  • 赤い蠟燭と人魚(乙女の本棚)

    Posted by ブクログ

    小川未明氏の作品は乙女の本棚だけでしか読んだ事ないけどこの作品は児童書で読んだ事もありやはり好きな作品だった。
    眼鏡の話以外にも読んでみたいと思いながらも読めないでいる。

    0
    2026年05月09日
  • 通り魔

    Posted by ブクログ

    暗がりで女性からバッグを奪い、顔を殴って「クリフォードはお礼をもうします、マダム」と慇懃にお辞儀して立ち去る通り魔を追う87分署の刑事たち。
    一方パトロール警官のクリングは知人から相談を受けるが……
    シリーズ2作目

    前作「警官嫌い」で人違いで撃たれたパトロール警官、クリングが主役。前作の主役キャレラは新婚旅行中!(おめでとう〜っ!!)
    87分署の刑事側として小柄で優しいウィリスと大柄で強面なハヴィランド、粘り強いマイヤーなどが登場。
    あと、アイリーン!ウィリスとアイリーンの絡み、好きだなぁ。

    事件そのものは早めに犯人解っちゃうんだけど、このシリーズは私的には87分署のメンバーの掛け合いとか

    0
    2026年05月09日
  • 白い巨塔(五)

    Posted by ブクログ

    本小説は筆者が入院した経緯本小説の執筆にあたったらしい。最初は3巻までで1度完結していたが、社会的反響を受けて4巻5巻の続編が作製されたことを知った。私の中では3巻までで良かったと思う。4巻以降については善人であると思い込んでいる人が社会的弱者に寄り添っている描写が多々見受けられたが、その描写に私が納得できないからである。
    関口の厚かましさが本当に腹がたった
    筆者が入院した経緯から教授選からここまで話を膨らませる筆者の才能に敬服する。

    0
    2026年05月09日
  • 空、はてしない青 上

    Posted by ブクログ

    少し自分と重ねた。
    稀な病気や余命宣告された時に強く生きられるだろうか。ただ、エミルと同じように臨床試験に付き合う生き方はしたくないと思うと思う。

    ジョアンヌはとても素敵な女性で、本文に出てきたように全てが詩的。決して目に見えている上部だけに目を向けるのではなく、見せない部分に隠れた優しさや人間性も大事にしていたい。願うなら現実世界で会ってみたい女性だと思った。

    沈黙を言葉で埋めようとせずに、楽しむことができる。本当の意味でそれが実践できているかは分からないから、今後はもっと深く味わいたいと思う。

    今のところ美しい景色、コミュニケーション、表現。心が洗われるような物語。文句なしの高評価!

    0
    2026年05月09日
  • 明日の記憶

    Posted by ブクログ

    若年性アルツハイマー病患者のお話
    終始抜けがなく、私にとって完璧な小説はこれのことだなと思った。
    どう頑張ってもハッピーエンドにならない内容で、毎日寝る前に100ページほど読むという読み方だったが、読後は必ず自分はアルツハイマーでは無いかの記憶の確認をしたものだ。もちろん夢にまでうなされることもあった。
    構成的にはとても読みやすく、家族との生活、会社での生活、佐伯の趣味である陶芸の生活、といった3種類の生活に順番に繰り返し焦点が当てられるといった流れ。また、時折佐伯が書く日記の内容も書かれている。
    その日記の中で、中核症状である「失書」と「保続」は段々悪化していく様子は、子供が大人になるにつれ

    0
    2026年05月09日
  • 空、はてしない青 上

    Posted by ブクログ

    若年性アルツハイマーにより余命2年を宣告された主役のエミル。家族から延命治療のため入院を進められ、ネットでパートナーを探してキャンピングカーで旅に出る。
    応募してきた女性ジョアンヌは過去を隠し風変わりだが黙々と付いてくる。
    フランスの山岳地帯を巡るうちに二人の心は通い始める。初恋のようなぎこちない。
    エミルの家族の元に絶対に戻さないでを叶えるために二人は婚姻を決断する。
    ここから先、エミルの病状は悪化の一途を辿る。

    0
    2026年05月09日
  • 箱庭の巡礼者たち

    Posted by ブクログ

    今まで読んだ本の中でベスト。と言ってもいいほど面白かった。全てが緩やかにつながっている世界で、今私達がすごす世界も結局箱庭の中なのだなぁ。と考えて人生観が広がった。
    この世界は幽霊のようなもの。という言葉は世の中の真理である。と思った。

    0
    2026年05月09日
  • 空、はてしない青 下

    Posted by ブクログ

    エミルは子供返りしながら山で最期を迎える。ジュリアンヌの下した判断は、彼の両親に看取ってもらうこと。
    優しさと思いやり示唆に富んだ内容に感動

    0
    2026年05月09日
  • 風を飼う方法

    Posted by ブクログ

    久しぶりに本読んだ♩
    表し方が当たってるのかほまにわかんないんだけど、日常のなかに現実とか絶望があって、何よりオチがないのがリアルだし読んでてすごく心地よかった。
    ドラマを見ているような...ぬるくて穏やかな風のような...この感じを表すにはマジ語彙力が足りなすぎるんだけど、今の自分にすごく合ってるかも
    昔は推理小説とかファンタジーっぽいものとか明るくて正義で読んでてエネルギー爆溜まりみたいな本をよく読んでいたのに、大人になったってことなのかしら???

    0
    2026年05月09日