ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • きみの友だち

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    小学生の時に先生に勧められた本を再読。本の語り口が優しくて、結末を知っているのも相まってか、読んでいて1ページ目から泣きそうになってしまった。
    「きみ」を中心に語られる物語は、ちょっと不器用で弱い、人間関係を優しく描いていて、あっという間に読み終わった。

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    2026年08月16日
  • フェイク・マッスル

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    日野瑛太郎『フェイク・マッスル』講談社文庫。

    第70回江戸川乱歩賞受賞作。

    今の時代にありそうなことが様々盛り込まれており、非常に面白かった。ストーリーも予想外の展開が幾つも続き、最後には納得のいく結末が待ち受けているのだ。


    人気アイドルの大峰颯太が僅か3ヶ月間のトレーニングで肉体改造に成功し、ボディービル大会で3位に入賞する。そんな大峰にネットではドーピングを指摘する声が持ち上り、ネットは炎上する。しかし、大峰は疑惑を否定し、六本木に自らがカウンセラーとトレーナーを務めるパーソナルジムをオープンする。

    文芸編集者を志しながら『週刊鶏鳴』に配属されて、余り仕事に熱の入っていなかった入

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    2026年08月16日
  • 海を抱いて月に眠る

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    深沢潮さんの「海を抱いて月に眠る」を
    読み終えました。


    李相周は家族に、特に妻には気持ちを
    素直に伝えることがなかなかできず
    妻に誤解や辛い思いをさせてしまったけれど
    目まぐるしく変わる国の情勢や差別のなかで
    愛する祖国と家族を最後まで愛し戦い抜き
    オモニの教えの通りに
    「雄鶏のように、賢く、耐え、
    信頼される強い男」として生きた
    強くて優しい人だった。 


    韓国にあるお墓に相周の骨と
    ポクチュモニを埋め、手を合わせている時に
    李相周の娘 梨愛の心の中で流れる
    「故郷の春」の歌詞を
    読みながら私も思わず胸が熱くなった。

    愛する国で
    自分らしく 誇りを持ち
    愛する人たちと共に
    幸せに生き

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    2026年08月16日
  • わが家は祇園の拝み屋さん2 涙と月と砂糖菓子

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    霊の話とかファンタジーとか
    あまり好きじゃないけど
    なんだか、引き込まれて
    面白かった❣️

    登場人物が
    みんな、魅力的。
    シリーズを続けて読みたい。

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    2026年08月16日
  • 月白

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    まことさん、師匠、ともちん、館なのさん、ゆーきさん、NISMOん55さん等々、そして同時期におびのりさんっ!嬉しい♡


    錚々たるブクトモさん方が良かったとこの本!!
    めっちゃ良かったですっ!!!٩(ˊᗜˋ*)و
    この時期、読んで良かった。



    海老原誠は、交通事故で妻を失い、夏樹という小学生の息子と二人暮らしをしていた。
    父子家庭になり、これまでの仕事を辞めて、自由がきくフリーのジャーナリストになった。

    勤めていた新聞社の出版局からルポタージユの依頼を受けていた。戦後の連続殺人犯、北川フサについてのルポを書いて欲しいと。

    北川フサは戦後の混乱期に5人の男を次々に殺害し、逮捕され死刑判決

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    2026年08月16日
  • 遠巷説百物語

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     盛岡。甲斐源氏の流れを汲む名家・南部氏が治めてきた豊かな土地だ。だが天保の世になった近年、領内には不穏な空気が漂っていた。
     事態を憂えた盛岡藩筆頭家老で遠野鍋倉城主の南部義晋は、腹心の宇夫方祥五郎に自領内の実情を探るよう命じるが……。

     長耳の仲蔵の異能が冴え渡る、シリーズ第6作。第56回吉川英治文学賞受賞作。
               ◇
     暦の上ではまだ春なのに、今日の空はまるで藍玉でもぶちまけたように蒼い。まるで初夏を思わせる陽気に見舞われた遠野の町を、宇夫方祥五郎は眩しげに目を細めながら歩いている。

     ここでは毎月「1」のつく日に市が立つ。交通の要衝でもある遠野保はもともと人通りが

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    2026年08月16日
  • 嘘つきアーニャの真っ赤な真実

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    久々に、こんなに面白いエッセイを読んだ。冷戦時代の〈東側〉の世相がよく分かる一冊。米原さんは重たいテーマをコケティシュな口調で面白おかしく綴っていくのが本当に上手だと思う。

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    2026年08月16日
  • 生殖記

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    これまで読んだ本の中で1番感動した。

    秘密を抱えてる人、特に自分が決めた秘密ではない人。そんな人が救われる言葉で溢れていて美しい。

    見た目は同じ人間だけど、なんだか自分だけが宇宙人なんじゃないかとずっと思ってきた。
    そんな人間が、この世に私以外にもいる。それでも、大丈夫だよとそっと背中をさすってくれる作品。

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    2026年08月16日
  • 文字渦(新潮文庫)

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    ネタバレ

    その作家の作品全て読みたいと思える作家に出会えるチャンスは、偏読傾向のある私にはかなり稀なものになってしまうのですが、今絶賛傾倒している劉慈欣先生の未読作品が残り一冊という絶体絶命の境地に立たされていた中で円城塔先生が救いの手を差し伸べてくれました。
    本作は第39回日本SF大賞を受賞した「文字」に関する短編集です。

    文字について「人間が記録を残したり、何かを伝達するためのツール」以上の印象を持ったことはないし、書道の良し悪しもわからないし、フォントについてもパワポや動画編集でみんながなんとなく使ってて読みやすいものの中から何となく選ぶ程度の美的感覚しか持たなかったけど、読み終わる頃には文字に

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    2026年08月16日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    『宙わたる教室』の続編
    あの東新宿高校定時制の科学部が、メンバーも新たに蘇る!

    今回の科学部もなかなか個性的な面々が揃う。
    消滅していた科学部を立ち上げる所からのスタートはなかなかハードルが高く、一筋縄では行かない。

    そして前作メンバーとの合流や、東新宿高校定時制の抱える問題、顧問の藤竹先生が音信不通になった理由など、様々な要素を抱えながら、メンバーは大会の先にあるアメリカ行きを目指す。

    『宙わたる教室』が類稀な感動作だったので、前作超えは難しいだろうなぁと思いながら読んだが、予想を超えて何度も目頭が熱くなってしまった。

    やっぱり若い力の結集にはパワーが溢れている。
    科学の分野にもSD

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    2026年08月16日
  • ぼくの血となり肉となった五〇〇冊 そして血にも肉にもならなかった一〇〇冊

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    ネタバレ

    巨匠立花隆の読書歴は興味深かった。

    ブチハイエナのメスの話しか頭に残ってないけど、
    知の巨匠である。

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    2026年08月16日
  • 春の星を一緒に

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    涼介が良かったな。
    家族の特別な状況もあるけれども、子どもが親のことをいかに考え、いかに我慢しているかがよく分かる。子どもの未来は親の選択でいかに変わるかということも事実だと思う。第三者の介入もあって、ギリギリのところで方向修正できたのがホントに良かった。

    主人公ナオは、緩和ケア病棟のナース。死を目前にした患者から、「自分の生きている意味は?」と迫られる。前作に続いて、死は負けではないということが、少しずつ私も理解できてきた。実際は一人一人の事情が違うから難しいと思うのだけど。。

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    2026年08月16日
  • イクサガミ 神

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    ネタバレ

    蟲毒決着―
    四蔵、双葉、彩八、響陣、愁二郎、ギルバード、幻刀斎、天明刀弥、カムイコチャ
    9人が蟲毒第一部を勝ち抜き、第二部では東京の各スタート場所から上野寛永寺を目指す。辿り着いた者で十万円を山分けする。
    ここまで勝ち残った強者たちが散っていく。でもその散り際は美しかった。
    彩八から双葉へ双葉から四蔵と愁二郎へと引き継がれる京八流の奥義。昔見つけた饅頭を半分こしたことを思い出しながら。そして四蔵は幻刀斎を打ち破る。しかし四蔵は天明刀弥に敗れる。そこに駆け付けた愁二郎が全ての奥義と想いを引き継ぎ、戦神となる。蟲毒開始時、京八流は同じ釜の飯を食った弟子たちで殺し合う流派だという話から、皆で協力して

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    2026年08月16日
  • 鏡の国(上)

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    タレーランシリーズは全巻読んでいて、作家さん買いした作品。
    主人公たちが下巻でどうなるのか、めちゃくちゃ楽しみです!!

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    2026年08月16日
  • 元彼の遺言状

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    刑事サスペンスと見せかけて、実は会社法サスペンス(そういうジャンルがあるのか分からないが笑)というかなり斬新な切り口のミステリーもの。エリート弁護士作家だからこそ書けるテーマだなと思った。

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    2026年08月16日
  • ザリガニの鳴くところ

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    海外文学デビュー!
    初めての海外文学がこの本でよかったと心から感じた。

    ジェイク(カイア父)も途中まではやり直そうとする気を見せていたのに…憎めないところではある。
    カイアがハニーと言われたところで少し 良かった、ヨシッって思っちゃった笑

    カイアの私はあなたの恋人になったの?のシーンがとにかく好き。14歳でこんな大人びたエロい言葉言えるの?って凄く舞い上がった。

    私だったら湿地で何かを探求して出版とかすることができない。自分の強みを自覚して貫くことが難しいのに湿地で一人の力で成し遂げるカイアの強い心に関心をもった。
    そして、ジョディ(カイア兄)にもう一度再会することができて良かった

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    2026年08月16日
  • 君が手にするはずだった黄金について(新潮文庫)

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    表題作品について、読み終わった後に改めてタイトルを見直すと、なぜ著者がこのタイトルをつけたのかがよく分かると同時に、そのタイトルセンスの良さに脱帽させられる。人間存在の多面性について軽快に切り込んだ、著者らしい短編。

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    2026年08月16日
  • 硝子の塔の殺人

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    硝子館で開かれた催し中、館の主人が殺されたことを皮切りにおこる連続殺人を招かれた多種多様な職業と役割を持った人々が解き明かしていくミステリ

    冒頭から犯人視点で進んでいくと思いきや、犯人のわからない殺人が起こっていき、犯人当て本格ミステリとして面白かった。
    それにとどまらず、名探偵とかいう最初から意味わからない役が明かされていくところはある程度読めていたにせよ驚きがあった。

    登場人物の役回りを意識するような会話がなかなか楽しく読めたし、ラストの探偵と犯人、探偵と相棒の会話劇はハッピーエンド的で読後感もよくかなり好き。

    新本格ミステリの歴史をまとめ、さらなる時代を感じさせる本だった。

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    2026年08月16日
  • 女の国会

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    「なぜ女性の国会議員は少ないのか?」という深遠な社会問題を背景に、自殺した女性国会議員の死を巡る謎解きミステリーが様々な〈キャリアウーマンの視点〉によって展開されていく。新川先生は時事的なテーマをミステリーの枠組みで物語化するのが本当に上手だと思う。

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    2026年08月16日
  • 反ミーム部門は存在しない

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    認識を阻害する特性を持った敵対存在に対して人類がどう立ち向かうかを描いたSF小説。設定がよく練られていて終始楽しめた。

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    2026年08月16日