ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 一瞬の風になれ 第三部 ドン

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    その時々の瑞々しい感情が伝わってきて、とても好きな作品でした。
    ひたむきに陸上に向き合って、仲間と向き合って苦楽を共にする経験、素晴らしいと思いました。

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    2026年09月06日
  • 時計館の殺人〈新装改訂版〉(下)

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    ネタバレ

    やっぱり全員死ぬんかーい!

    上巻で予想したトリック、当たってましたね、ドンピシャリ。

    そんなわけで、答え合わせの気分で読むこととなった下巻な訳ですが伏線をすごく綺麗に回収してくれて、不満に思う点が一切ありませんでした、素晴らしい。

    トリックの内容と犯人までは分かったんですが、あそこまで壮大なオチは読めませんでした。金持ちってすげ〜。お陰様で最後まで面白く読むことができました、ミステリというよりかキャラクターの魅力にやられた感じかな。由季弥と紗世子いいよね、ある意味でしっかり自分を罰したオチでした。

    どうやったらこんなに綺麗にプロットを描けるのか、これが1番のミステリかもしれません。

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    2026年09月06日
  • オーデュボンの祈り

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    不思議な体験だった。
    心地よく、魅力的な登場人物との会話に引き込まれた。

    島の物語の間に差し込まれる城山の残酷さ、
    自分の欲のために行動する曽根川の卑しさに
    嫌悪感を抱くものの、
    島の不思議な雰囲気よりも
    私たちにとっては身近なものだと感じた。
    一方、島にも犯罪や悪意はあり、
    島が夢の空間ではないことも実感させられる。

    どんな現実にも愛に溢れる素敵な人間もいるし、
    悪意に塗れた人間もいる。
    その中で、一度しかない人生を受け入れて
    生きていくしかないんだと思わされた。

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    2026年09月06日
  • 雨の日も、晴れ男

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    ネタバレ

    ▼2026年9月 再読(n回目)
    夢ゾウに続き、大好きな本! ★1つ追加!
    アレックスのユーモア溢れる行動はこちらまで元気になる!

    ・"前向きに生きるということは、周りにいる人を楽しませようとすること"
    つらいときや苦しい時、悲しい時も

    そんなことをできる姿勢は矢印が常に他人に向いていて、とてもかっこいいと思った。

    すぐに真似できるものではないかもしれないけど、
    アレックスを見ると自分は真面目に生きすぎてる節があるからもう少しユーモアを持って「周りの人が笑ってくれるために何かできることあるかな?」と考えてみたい!

    ・また、"無理だと言ったらその時点で無理になるから、どうすればできるかを考える"

    という部分も刺さった

    難しいと思う局面があった時に諦めるのではなく、どうすればできるか考えるというスタンスでいたいと改めて感じた
    ーーー
    ▼1回目
    平凡なサラリーマンが神の悪戯によって次々と不幸な出来事に見合われるストーリー。

    おもしろい。サクッと読める
    誰かを楽しませる姿勢で自分も楽しくなるということは真似していきたい。


    何かが起きたら、
    ・この場で挽回できる方法は無いだろうかと考えた
    ・エビスケープ 
    申し訳ございませんでした!
    と何度も言いながらエビのように後方にジャンプして逃げる
    ・落ち込むどころかその状況をまるで楽しむかのように振る舞った
    ・この出来事をきっかけに新しい何かを生み出すことができるかもしれない
    ・体脂肪率○%、アレックス見参!
    ・せっかくこうしてあなたに出会えたわけなのだから、この出会いを1万ポンドくらい価値あるものにできないだろうか

    ・いつも誰かを楽しませようとした
    前向きに生きるというのは、いつも近くにいる誰かを楽しませ、笑わせ、喜ばせようとする姿勢

    神は人を不幸にすることも幸せにすることもできない。ただ、出来事を起こすだけ

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    2026年09月06日
  • 新版 地球生まれで旅育ち ヤマザキマリ流人生論

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    ルーブル美術館に行かれた際の、世界の広さが地球面積だけのものではなく、時空という縦軸にも深く広がっていると痛感したという一文が印象深い。
    途方もない、けどとてもワクワクする。
    まずはすごく温泉に行きたい。

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    2026年09月06日
  • 本日は、お日柄もよく

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    ネタバレ

    読みやすく、心に残るフレーズが多かった。
    そして大人になったからこそ分かる、あたたかい言葉が多かった。
    2009年頃の民主党政権交代やオバマ大統領の就任などは、この物語から直接的に思い出せる出来事。
    自分はまだ中学生でその意味合いがわからなかったが、先生や親などの近くの大人たちが耳に残るフレーズを口に出してたのは記憶にある。
    この本を読んであの時代のあのフレーズの意味合いってこういうことだったのか、と。

    困難に向かい合ったとき、もうだめだ、と思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出してい
    る。

    この言葉は、泣いた。

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    2026年09月06日
  • かいじゅうスプルはこうやってげんきをとりもどした-かいじゅうとドクターと取り組む3 落ちこみ・劣等感-

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    かいじゅうスプルは絵を描くのが大好き。みんなもスプルの絵が大好きで、欲しい欲しいと言ってくれる。
    ところがある日、みんなは小さな四角い画面に夢中になって、スプルの絵を見なくなった。スプルもまた、小さい画面を取り憑かれたように見るようになり、そのうち心と体に不調をきたすようになった。
    そこへティックルというといさなかいじゅうが現れて、こころの充電の仕方を教えてくれた。

    落ち込みや劣等感を感じた時、自分を取り戻すためにどうすればいいのかを一つ一つ丁寧に、段階を踏んで説明。


    絵本、お話を通じて、自分らしく生きていくためのやり方を教えてくれています。説明くさいと思う面もありますが、これを必要としている子にはきっと助けになる一冊ではないかと思います。
    中学年〜中高生、大人にもおすすめの一冊です。

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    2026年09月06日
  • 愛の領分

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    たぶん一番好きな本なのかもしれない。
    最後の男二人の会話、手紙にはグッと来るものがあって、こういうものの価値というか、状況の陰影といったものから流れてくる意味がようやく分かってきた年代に差し掛かったということか。

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    2026年09月06日
  • 青のナースシューズ

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    安心して読んで泣いちゃうベタな本。男性看護師を題材に取ったのがユニーク。神様のカルテを少し彷彿とさせる。周囲の登場人物のその後も気になるお話でした

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    2026年09月06日
  • わたしを離さないで Never Let Me Go

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    こんな小説を読むのは初めてだ。
    意表をつく状況設定で、読むほどに薄気味悪さが募り想像をこえる世界観に脳の感応も戸惑う。

    よくある学園共同生活の描写から始まる。
    年少の頃から主人公キャシーは好意をもつトミーが皆に無視されたり虐められるのが気になる。
    年長になり友だちのルースがトミーと親しくなり、
    その後結ばれる。
    そこでは絵や工作や詩などの優秀作が選ばれて別の場所に飾られる。
    ・・・・
    ひたひたと小出しの断片的な事象が積み重なる。
    日常のエピソードが全体構成のピースを形作る。

    徐々に彼らの学園生活と別次元の全貌が像を結ぶ。「彼らの人生」が人類生存の手段になることが決められた社会だ。嫌悪に響いた「提供人、介護人、保護官、健康診断、ポッシブル‥」などの用語は移植システムの呼称であり、無機質なセックスが繰り広げられるのも違和感だった。読むうちに、知るほどに、からくりの悍ましさが脳を満たす。

    クローン技術と臓器移植が制度化された架空社会の一面である。生きる限り臓器を提供し続けるクローンの「人生」だ。提供は4回くらいが限度で、あとは役割を終えて消えるだけ。

    滑らかな文章と丁寧で抑制の効いた表現で翻訳も手伝い極限の残酷が淡々と描かれる。
    いつの間にか読者を「架空現実」に誘い、一時も気を逸らさせず、心を捉えて根底から揺さぶる。

    カズオ・イシグロは一作毎に新境地を切り拓くことを心がけているそうだ。繊細な気配りと奥行のある文体で紡ぐ文章はますます磨きがかかる。これを薦めてくれた人に感謝である。他の作品も読むことにする。

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    2026年09月06日
  • 告白

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    おかしいって言われるかもしれないけど、どうしようとても好きだ。暗い、怖いと言われてきて読まなかったことが悔やまれる。これは本当に名作。怖いけど!

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    2026年09月06日
  • アフターブルー

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    特殊遺体の納棺を専門に扱う納棺師たちの話。被害者にスポットを当てる訳ではなく、死そのものは淡々と描いていて、余計な押しつけがましさがないのが良かった。自分の心にダイレクトに語りかけられている感じ。
    自分にとって生きるとは?を静かに問いかけられている気がしました。納棺師それぞれの背景が丁寧に描かれているので、どんな思いで仕事に向き合っているかも伝わってきます。

    無理にお涙頂戴にせず、静かに描かれているのが好きだし、心に響いて気づいたら泣いていました。
    また、この2課のメンバーに会いたいです

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    2026年09月06日
  • 聖母

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    ネタバレ

    秋吉 理香子さんの本は初めて読んだ。テンポよく進む。最後の終わり方、つじつま合わせが嫌いな人もいるだろう、僕はいいと思いました。他にも秋吉さんの本を読んでみたい。
    刑事は阪本と谷崎のコンビもいい。高校2年生田中誠最初は男性だと思ってました。
    <書評より>
    東京都藍出市で、幼稚園児の遺体が発見された。被害者は死後に性的暴行を加えられていた。事件のニュースを見た主婦・保奈美は、大切なひとり娘も狙われるのでは、と恐怖を覚える。警察は懸命に捜査を続けるが、犯人は一向に捕まらない。娘を守るため、母がとった行動とは。ラスト20ページ、世界は一変する。驚愕の長編サスペンス・ミステリー

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    2026年09月06日
  • フェイクドキュメンタリーQ

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    多分ゲオで購入?
    YouTube動画で楽しみにして観ているフェイクドキュメンタリーQさんの本。
    動画のもう少し先や後の話を付け加えてくれていて、より動画の恐ろしさを見せてくれます。当時分からないままで終わっていた風景を載せてくれているから、視野が広まって「もしかしてこれはこういう・・・?」みたいな。
    なのでその後で動画を再び観ると、より鮮明なものが見えてくる。とてもよく出来た1冊、あと表紙。「いや目が合っちゃったやん」って軽く絶望しました( ˇωˇ )

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    2026年09月06日
  • そして誰もいなくなった〔改訳新版〕

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    久々の海外文学。海外文学を読むのが苦手だったけど、有名所は抑えておきたかったので購入。
    結論から言うととても面白かった。最初は大量のカタカナ表記と登場人物を覚えるのに一苦労したが、中盤に入る頃には読む手が止まらない。次は誰が…次は誰が…と一気に読み進めてしまった。
    最後まで読んで、もう一度読み直したいと感じた。
    これを機に、もう少し海外文学に触れてみたい

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    2026年09月06日
  • そして、バトンは渡された

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    ネタバレ

    最後のページを読み終えたとき、なんか幸せだなーと思った。瀬尾さんの作品は2作目!ドキドキハラハラな展開とは違うけど心が温かくなるお話でとても好き。
    親が替わると聞くとだいたい可哀想なお話かなと思うのだけど、全然違った
    それぞれの親がその人なりの愛情を注いでくれる
    後半は自然に涙がこぼれた
    号泣ではなく、ハラハラと
    好きだったシーンは大家さんとのエピソード
    妙におとなびた子どもだなと思っていたけれど川でこっそり泣いてたのを読んで胸がギュッとなった
    家族の愛がバトンを繋いでいったのだな
    優子、幸せになってね!と思わずにはいられない

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    2026年09月06日
  • 錦繍

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    秋の気配が近づき、紅葉もそう遠くない季節だからこその「錦繍」。宮本輝先生の小説を母国語で読める幸せを噛み締めております。別れた男女の往復書簡だけで、人生の機微、うつろう四季の壮大さ、美しさ、儚さがこんなに目に浮かんでくるものか、底知れない筆力。錦心繍口って宮本輝先生のためにある言葉でしょうか。

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    2026年09月06日
  • 葉桜の季節に君を想うということ

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    ネタバレ

    表紙から単なる恋愛小説だと思ったが、実際はそれ以上に入り組んだ内容でついつい読み耽ってしまった。特にワクワクした点は、筆者の巧みな伏線回収。今まで読んだ本の中で、一番綺麗に纏っていて
    清々しい気持ちで本を読み終えた。また麻宮さくらがあの人物だったとは最後まで気づかなかった。私の勘が鈍いだけかもしれないが、読者に勘付かれないように物語を展開していき、綺麗に帰着した本でとてもお気に入りの一冊である。

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    2026年09月06日
  • 星を掬う

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    ネタバレ

    職場の人にオススメされた本。
    読んでみたいリストに入ってたことも忘れてた。

    家族だからって何をしたっていいわけではないけれど、家族だからこそ踏み込みたい時もある。

    夜中のトイレ掃除のシーンでは、
    おじいちゃんの葬式で叔父さんが、少し安心してしまった、と泣きながら話していたのを思い出した。

    介護をする苦労もあるし、逆にされる側の尊厳も考えなければならない。家族だからこそ、見られたくないものがある。その折り合いをどうつけるのか、それぞれに思いがあるからこそ難しいと思った。


    大丈夫。あんたは、できる子だから。

    この言葉は、きっと、精一杯の母の愛情。
    誰かの言うとおりにしなくても、あんたは自分の人生を生きていけるという後押しなのではないだろうか。



    わたしの人生は、わたしのものだ

    「わたし」として自由に暮らすには家族の存在はおもりになってしまう。近くにいたい人、近くにいてほしくない人、誰の気持ちを尊重するか、小さいときは大人が勝手に決めてしまい、大人になるとぶつかり合う。

    さざめきハイツで暮らしていた4人、それぞれの過去やトラウマ、考え方があり、その違いですれ違い、言葉がとめどなく溢れて言い過ぎてしまうこともあるけれど、それを解消するにはやはり会話をするしかなくて。


    最後、私が掬う思い出がキレイなものであるように。
    後悔のないように人と関わりたい。

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    2026年09月06日
  • 海が見える家 逆風

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    自然の中に溶け込むようにして生きている文哉。台風直後、家は大変な状態に。畑にはイノシシが。いくつもの困難を乗り越え生きていく。

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    2026年09月06日