小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
こんな本の読み方があったのか!!
読んだことがあるはずの本が、全然違う話にみえる。
違う話というか、そこにみくのしんさんがみえる。
みくのしんさんの読み方は、風景や人の表情を想像するだけでなく、匂いや風まで感じるような読み方をしている。
みくのしんさんの話が途中途中に挟まることで、その本の中にみくのしんさんがいる錯覚に陥る。
メロスと一緒に走るみくのしんさん。
杜子春を庇うみくのしんさん。
あれ?これってこんな話だったけ?と泣いたり笑ったりしながら読みました。
みくのしんさんの、『弱音を吐いたときにそれを一番近くで聞いているのは自分の耳なんだから、自分にそんな言葉を聞かせるな』という言葉にグ -
Posted by ブクログ
「うつくしい墓」
マティスの暖かい人柄が滲むお話だった。
マティスのお邸に仕えた経験のある一人の修道女が、新聞記者にマティスとの思い出を語っている構成でできている。
芸術を愛し、マティスを敬愛する人達が作り出す世界が美しくて暖かくて、読み終わるのが惜しいお話だった。
明るいマティスの絵画に惹かれて、マティス展に行けたら良いなぁと思ってたんだけど、こんな素敵なお話を読んだらこれはもう行かなくてはいけないという強い意志に変わった。
「エトワール」
エドガー・ドガが踊り子に惹かれて作品を残した理由は、こんな理由だったのかも。
ドガが生前に発表した唯一の彫刻作品、一四歳の小さな踊り子。
発表当時は批 -
Posted by ブクログ
読書録「重力ピエロ」5
著者 伊坂幸太郎
出版 新潮社
p158より引用
“ 世の中には、インターネットを使えば、世界
の大半のことが把握できると信じている者が多いに
違いない。実際、把握できる可能性も高い。ただ、
過信は禁物だ。インターネットで検索して表示
されない人物や物事は、世界中のどこにも存在
していないのだと思いかねず、だとすると、これ
からは、世界から身を隠したいのであればコソコソ
とねぐらを移動させる必要もなくて、検索条件を
すり抜けることだけに腐心すれば良いことになる。”
目次より抜粋引用
“ジョーダンバット
地球の重力とピエロ
二万八千年前
仁リッチ
侵入者”
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Posted by ブクログ
ネタバレ賢治の独特な感性で、岩手の風景が幻想的なイーハトーブに変貌する。ユーモラス(時には辛辣)な童話を通して、自然との向き合い方について考えさせられる。
自然あっての人だ。そのことを忘れてしまい、横暴を振りかざしてしまっては手痛いしっぺ返しを喰らうやもしれぬ⋯
1,どんぐりと山猫
どんぐり裁判の判決を通して、世の中に人の優劣など無いと説く。
2,狼森と笊森、盗森
大きな岩が語る、森の名前の由来。それはまさに、人が森と共生を試み自然に順応しようとしてきた歴史そのものだった。
今でも人は、森の住人たちに粟餅を上げることが出来ているだろうか⋯
3,注文の多い料理店
小学生ぶりに読んだ。怪