小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
まず、作者が年齢も近いっていうのもあるからか読みやすい。あと、中学の同級生などの周囲の人々への皮肉たっぷりの表現が結構面白い。芸人の永野さんが推してただけある。多様性って近年使われる外面だけいい言葉だが、想像しうる範囲内の話であって、理解したつもりでいるだけなのだと、自分自身も思い当たる節が。多様性を受け入れない人も受け入れるのが多様性であって…多様性ってなんなんと考えさせられた。後半の口論してぶつかり合うとこが好き。後は、ニュースとかでは分かりようのない事件の背景の小説好き。この世の正義は法律でそれで成り立ってるけど、それだけが正義じゃないよなってなる話好き。どれだけ自分の都合の良いように世
-
Posted by ブクログ
ネタバレ市民的なものを嫌う隠者が、わざわざ最も市民的で規則に囚われた生活をしているものの提供する家に住む。
狼(本能的と厭世的)とハリー(市民的で俗物的)の2面性の板挟みになり、どちらも身を投じて楽しむことの出来ないハリー。前半では「狂人しか立ち入り禁止!」という自分と通ずる張り紙を見つけて、入る方法を模索するが、ついぞ入れることは無かった。
ある日飲食店に行った帰りに、墓に立ち寄ったら(この辺うろ覚え)狂人しか立ち入り禁止!を掲げていた男が葬式の参列者として参加していた。話しかけてみるが、なんのことか分からないとしらを切られてしまう。その帰りにハリーはオオカミに内心笑われつつ、旧友である教授にで -
Posted by ブクログ
大学に入学するために一人暮らしを始めた椎名、ブータン人と同居をする琴美の2人の視点で描かれる。椎名は現在、琴美は二年前という時間軸で進んでいくため、前半は2人の間に多少の伏線が張られつつも先が見えない状態が続いていく。そして、物語の終盤で一気に前半のモヤモヤが回収されていく。完全に一気読み作品。恥ずかしながら、前回初めて伊坂幸太郎作品に触れて、その時のあまりの読みやすさから早くも2作品目の本作を手に取った。作品としての満足度だけじゃなくて、事件をきっかけに変わっていく登場人物とか、ところどころ散りばめられるブータンの考え方が印象的でとても良かった。
-
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!
乙女ゲームみたいで良い。読む前はモチベがあんまり無かったけど、訳者が代田さんで、プリンセスダイアリーの人じゃん!でやる気出た。読みやすかった。さすが〜〜。
4兄弟からちょっかい出されて、特に次男三男からのハーレム感は好きじゃなかった。読む前のキャラ絵で、本命は三男ジェイムソンだろうと予測していたら、次男グレイソンがしょっぱなから主人公エイブリーの好みっぽい描写がされてて、え?そっち?と驚いた。結局、ジェイムソンとキスしたけど、グレイソンともワンチャン無いよあるよでどっちだよ!のまま。
会話しててウマが合うのはグレイソンだろうな。似すぎると衝突するが。
ジェイムソンはジェイムソ -
Posted by ブクログ
調子よく進んでいた読書を、一気に停止させるほど恐ろしい本である。
生半可な軽い気持ちで取り組み、返り討ちにあった。
学術書並に難しい。専門用語が多い。仏教の予備知識と古い中国地名の予備知識がいる。
こうした様々な障壁を乗り越えながら読み進めた。
覚えておいた方が良い名前を書いておく。
・普照ふしょう
・栄叡ようえい
・戒融かいゆう
・玄朗げんろう
この四人の留学僧が中心に話が進む。
この作者のすごいのが、小説にもかかわらず「登場人物が実際に存在した名前を使っているところ」だ。
ほんの少しの人となりの記述を参考に小説を進めている。もちろん完全なフィクションではあるが、確実にそれの時代を理解し -
Posted by ブクログ
全5話からなる剣持麗子先生と黒丑という若いホストの男が物語の中心になって、次々に人が死んでいく、2人の行くところに遺体あり、というミステリー。途中、橘という警部補もしょっちゅう登場。この物語は第5話でそれまでの伏線が回収され、黒丑のこれからの展開が描かれていく予感をもって終わるのたが、この先はまだ描かれていない。解説にも同様なことが書かれていました。
多忙な剣持先生は不慮の死を遂げた村山弁護士の仕事を引き継いだがためにお金にならない個人案件ばかりに振り回され睡眠不足がずっと続いている。本来なら企業法務の担当でもっとスマートな先生のはずだか、今作はとにかく泥くさく地味な個人案件に真摯に向き合う姿 -
Posted by ブクログ
けんちゃんに無性に会いたくなってきた。
遠く寒い大地に行けば会えるのだろうか。
各章に出てくる登場人物にすべて感情移入しすぎて、読み進むのが止まらず(笑)
よい本に巡りあったなあと、3月のこの時に読めてよかったなあと。おかげでともすれば最初の多田野先生のように「なにも起こらない春」に過ぎ去られて行くところだった。
私も仕事柄、先生であったり、障がい者であったり、それに悩んだりすることに携わる人たちと多岐に絡む人たちが多く出てくるお話。
特別だと、思ってはいけないと思いつつ、つい対応を変えてしまう自身にときどき腹がたつ。
だから、七尾くんへの感情移はすごいもんでしが、最後の最後。鹿野先生の言葉が
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。