小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
読書でこんなにも泣いたのは初めてでした。
読み返すと、そんな想いで話していたのかと、また涙が流れてきます。
人は生を受けてから、出会いと別れを繰り返しながら年を重ねていきます。
大好きだったあの人
一緒に未来を語ったあの人
お別れを言えなかったあの人
心の支えになってくれたあの人
人との縁にはタイミングがあり、二人がどんなに惹かれ合っていても、タイミングが合わなければ運命が別れを選んでしまうこともあります。
あの人と別れたまま時間は流れ、自分は変わっていくのに、あの人はあの時のまま記憶の中で生き続けます。
あの時に戻れないと分かっているのに、記憶を反芻し、「たられば」を思い描いてしま -
Posted by ブクログ
ネタバレ1ページも退屈なページが存在しない。
残虐な暴力シーンと犯罪の限りをつくす良心の呵責というものを全く持ち合わせない冷酷非情な彼らを軸に、ほんの微量の温かみがとても際立つ。
トリックによるどんでん返しなどは一切なく、ストレートな流れの中、全く飽きが来ることなく読み進めずにはいられない。
救いがないと感じる方もいるかもしれないが、私は十分に救いがある結末だと思う。
この作家さんのデビュー作を読んだ時、村上春樹さんの影響を受けていると丸わかりだったが、本作ではその影はほぼ感じないレベルまで昇華させつつ、2箇所程、おそらくオマージュとして残された部分を発見した。
あるいは
まずいコーヒー
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Posted by ブクログ
Audible!!
とにかく丁寧な作りの作品でした。
王道で派手さはないけど、だからこそロジックの積み上げが際立つ。
奇をてらわず、キャラクターと物語構造そのもので読ませるタイプのミステリーで、
聴いていてとても心地良い一冊でした。
事件の展開自体は、なんとなく先が読める部分もある。
でもそれは弱点ではなく、
「どう畳むか」「どう人物をそこに連れていくか」に
作者が自信を持っているからこその構成だと感じました。
そして今作も、ポーとティリーのやり取りが本当に良い!!
出会いの場面からもうたまらない展開で、
最初は噛み合っていない二人が、
少しずつ同じ方向を向いていく過程が丁寧に描かれて -
Posted by ブクログ
ネタバレうーん、私は枝豆とビール。
あ、1つに絞らなきゃダメ?
「好きな食べ物は何ですか?」
誰もが1度はしたりされたりする質問にこんなに真摯に向き合う人がいただろうか?
しかも分析と考察は深く、展開は早い。
ツッコミがとんでもなく面白い。
「あぁ、そうか。寿司というのが1つの料理であって、1つの料理じゃないのか」
「英検や簿記検定を持っているのと同様に、同僚は「カツ丼」を持っていた」
論点はどんどんずらされ、好きな食べ物を探す旅に引き込まれて行く。作者とともに考えながら、いつのまにか「それが好きな自分とは何者なのか」という哲学に発展する。
自分の好きなモノとの向き合い方を学んだ私は、新し