【感想・ネタバレ】お梅は次こそ呪いたいのレビュー

あらすじ

増強された呪術の力で、次こそは現代人たちを呪い殺す……つもりが、またしても幸せにしてしまう!?
笑いと涙と怒濤の伏線回収に翻弄される、シリーズ第2弾!
お梅、ぱわああっぷ!!!! 今度のお梅は、空を飛ぶ!

戦国時代以来の封印が解けて復活し、現代人を呪い殺すつもりが、ブランクが長すぎて間違えて人々を幸せにしてしまった呪いの人形・お梅。
新たに習得した空中浮遊・胴体分離の能力を駆使し、次こそ人間を呪おうと意気込むが……。
お受験家族、二世帯住宅など行く先々の不幸を煽り、現代人を呪い殺せるか。
涙と笑いと呪いの大好評オカルトハートフルコメディ、第2弾!

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Posted by ブクログ

幸福にしてしまうだけじゃないびっくりな話もあったけどやっぱり登場人物たちがみんなそれなりにうまくいくようになっててよかった
「ギャーッ生首!!どうぞどうぞ」が好き

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2025年11月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもろ。ミステリー要素も散りばめられていたり、過去から来たお梅の視点から、現代の歪みをうがったり。ストーカーやら、宗教やら、自殺やら、現代の普通も異常だと浮かび上がらせるのは、秀逸。
序章と最終章で、不倫を描いていて、不倫を批判して飯の種にしてるのに自身も不倫しているものには罰が当たり、個人的な関係として不倫しているものには、バチが当たってなかったり。不倫なんざ個人的なものでと、著者の考えも見えてくる。
その意味では今回、お梅ちゃんは、沖原、水戸、不良兄弟、ストーカー、宗教にハマった人間をきちんと呪っているのでは?
お梅ちゃん、形を変えて、あなたの呪いは、成功してますよ


何なんだ、受験って。もしかして現代人も存在理由がよく分かってないんじゃないのか。実はなくてもいいとかぉっているんじゃないのか。

世の中の残酷な格差をしっかりみるの。  そして将来、その暗部に光を当てられる大人になりなさい。

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2025年11月08日

Posted by ブクログ

呪いの人形・お梅が呪いと笑いと幸せを振りまいてしまう物語。まさかの続編は、なんとお梅がパワーアップしちゃいます! が、パワーアップしても効かないのか瘴気……なんだか切ない。新たな能力を手にしたお梅がまたしても人間を呪いまくるものの、やっぱりそうなっちゃうのか、という安定の安心感で実に楽しく読めました。お梅頑張れ、と言いたくなっちゃうけれど、そうしたら楽しい話にならないか。あ、でもひそかに呪いに成功してる部分もあるよね。グッジョブ!
今回、前作よりもミステリ的な部分もパワーアップしています。伏線回収やある意味トリックな部分にしっかりと騙されてしまいました。まさかそんな真相だったなんて……!
さて、これはさらなる続編もあるのでしょうか。本当にお梅ちゃん、へこたれないでほしいです。うちにおいで、と言いたい気分かも(笑)。

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2025年09月29日

Posted by ブクログ

お梅ちゃん第2弾。お梅ちゃんぱわああっぷして、できることも増え、行動範囲も広がり面白さも倍増(笑)クセになる面白さなので第3弾待ってます。

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2025年06月30日

Posted by ブクログ

500年の眠りから覚めた日本人形のお梅ちゃん。前作同様、いやちょっとぱわぁーあっぷして、現代人を呪い殺そう!とあれやこれやのバタバタ劇。エンタメとして最高のシリーズです。
(ちょっと、うるってしちゃうとこもあったり)

しかも今回も『ぷろろをぐ、ゑぴろをぐ』を含むと7話の連作短編なんですが、毎話登場人物の視点から描く、多人数視点の叙述なもんで、ちょいちょいミスリードされて、飽きさせないストーリーは流石です。

1話目と2話目、直接は繋がらないのですが、
根底に深い問題意識があり、お梅ちゃんがコメディに仕上げていますが、読後感とても良い作品です。
『障害者じゃなくて、障がい者って書きましょう』って教える教師に、苛立ちを覚える思春期の修馬くん。障って字だって、目障りとか耳障りって意味があるだろ!しょうがい者って言葉自体を変えるべきだろ!と怒ります。とても正論。

1日で読める作品ですので是非お読みください。
オススメ作品です!


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2025年06月18日

Posted by ブクログ

続編も、期待通りの面白さで、肩を震わせて笑いながら読んだり、ジワッときたり、読み終わるのが勿体なく感じました。
浮遊したり、首が取れたり…大騒ぎになるシーンを、たまたま電車の中で読んでしまい、笑いを堪えるのに苦しかったです。
呪いを「ぱわああっぷ」したはずが、次々に幸せを導いてしまいました。お梅は可愛いなあと改めて思いました。
それぞれの話に登場した人たちが繋がっていて、心地良く終わりました。幸せな読後感を味わえて、感謝するとともに、また次を心待ちにしています。

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2025年06月08日

Posted by ブクログ

「お梅は呪いたい」の続編も面白かったです!ぱわああっぷしたはずのお梅ちゃんだったけど、やっぱり‥‥でしたねー

それにしても足袋を何度も洗ってもらって良かったね!
まだまだ続きがあるのかなぁ〜

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2025年05月08日

Posted by ブクログ

コミカルでハッピー、とても読みやすかった。

呪えば呪うほど人を幸せにしてしまう呪いの人形。

まだ読んでない人はなんで?って思うかもしれないけど、読めば納得。とにかくお梅が可愛いのなんの。

全ての話が繋がって、結末にも納得。

面白いです、おすすめです。

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2025年04月25日

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ドローンお梅、始動。

そう言わんばかりのコメディホラー。ちっちゃなお梅の大きな野望が、毎度毎度打ち砕かれ、人々を幸せにしてしまう。声帯と表情筋がないから、表向きは無表情なのに、内心はリアクションで冷や汗ばかりのお梅が、めちゃくちゃ可愛かった。

前作同様、各回の登場人物たちが人知れず交差する形で物語は進行していくが、前回と大きく違うのが、呪物仲間が現れること。そいつがお梅をぱわぁあっぷさせるのだが、これがまたしょーもなくて可愛い。

さらなる続編の話もちらほら聞こえるので、楽しみです。

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2025年04月20日

Posted by ブクログ

500年の時を経て復活した呪いの人形お梅。時代のギャップに翻弄され、呪うどころか意に反して持ち主に幸運をもたらしてしまう。呪いの人形としての誇りのためにひたむきに頑張るお梅の奮闘がただただ微笑ましくて相変わらずのホラー感ゼロw
第二弾の本作はどんでん返し的な要素がさらに強化されてより伏線回収が楽しめました。ドキドキ感もぱわああっぷしてます。
ふつうお梅みたいな日本人形が道端に落ちていたら不気味で拾わないと思うけど今ならお迎えしてしまうかも(笑)
できれば本作が映像化なんかされちゃって、ちゃっきゐ並みに有名なお人形さんになってほしいです!

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2025年03月30日

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『お梅は呪いたい』の続編。

前作ほどの衝撃はなかったものの、やっぱりお梅ちゃんが可愛かった〜!
現代のあらゆるものへの観察と考察が素晴らしいお梅ちゃん。
シンガーソングライターを「歌人と琵琶法師を合わせたような職業」と思っていることに爆笑してしまった。
ところどころ笑いが漏れてしまう一方、ミステリーの話の仕掛も面白かった。
二世帯住宅の話は怖かったなー。

そしてエピローグ。
皆幸せになって良かったなーと温かい気持ちになった。

今月続編が出るので、そちらを読むのも楽しみ!

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2025年12月03日

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ネタバレ

お梅の呪いたい話第二弾。
なんか最初は気づかなかったけど、今回いろいろ仕掛けがされてた感じですね。視点がお梅か登場人物の視点で進むので、その人物が当たり前と思っていたり、思い込んでいると描写されないこともあって、後になって気づくこともある。
二話ですでに「あれ?」と思うこともあったり、宗教のお話はそういうこと~って、すごく驚いた。
ただ笑える話ってだけでなく、工夫して読ませてくれるのよかった。エピローグまで含めてうまくまとめてたと思う。
楽しく読ませてもらいました。

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2025年11月22日

Posted by ブクログ

お梅の続編。

前作と同様、呪いたい相手を呪えないお梅の活躍(?)を楽しませてもらったけど、けっこう怖い話もあったなぁ。新興宗教は、怖い怖い。

お梅がターゲットとした人ではないものの、悪い人が成敗されるので、そこは呪いが成功しているのかもよ。けっこう勧善懲悪な感じで(微妙な人もいるけど)、読後感はすっきり。
二世帯住宅と恋患いは、驚きの真相が出てくるけど、全然わからなかったなぁ。ちょっとミステリー交じり。

辞書を引いたり、ボイスレコーダーを使いこなしたり、だんだん現代にも馴染んでくるお梅。捨てられたり壊されたりしそうなのに、なんだかんだサバイブしているお梅。すごい。
でもスマホは、木と紙でできたお梅には使えないのね。

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2025年11月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

お梅は今回は更にパワーアップしてました!
だけど、やっぱり呪うことはできなくて…
悪いことしてる人には裁きが下ることになってたりして…。笑
やっぱり笑わせてくれるお梅なのでした。

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2025年10月10日

Posted by ブクログ

あまりにも(主人公にとっては)負のご都合主義が続く展開に「そうはならんやろ」と突っ込みたくなるが、なぜかお梅ちゃんを応援したくなる

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2025年09月24日

Posted by ブクログ

おすすめ度 ★★★★☆

お梅シリーズ第2段
お梅が可愛らしく思えてくる
第二段もどんでん返しが面白い
お梅は故意に呪うより、自然に生きた方がいい

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2025年09月18日

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能力をアップデートして、いざ!
と言ったものの意気込むのは本人ばかりで、読んでいる私たちはほぼ顛末が見えている。

なのに、これだけ楽しいのは一重にメタ的に時々登場される作者さんの努力の賜物なんでしょう。
あ、あとお梅さんのご苦労もね!(呪わないでね)

このシリーズ、続編あれば必ず読みます!
き!

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2025年09月07日

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せっかくぱわーあっぷしたのに…
それでも現代では呪えないお梅人形。前作より、さらに笑わせてくれます。
え、みいらまで?!お梅がかすみます。

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2025年08月29日

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ネタバレ

呪いの人形お梅が「呪いたいけど呪えない」というストーリーを中心としたコメディ。各章の展開は似ているが、ミステリーの要素もあり、同じ名前の2人がいたり、死体を介護していたり、姉が幼く描写されていたり、そこに裏切りがあり楽しめた。最後の「えぴろおぐ」で全てがつながるのもおもしろい!きっと続編もあるかなー

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2025年08月03日

Posted by ブクログ

シリーズ第2弾のお梅は、首と胴体を離しそれぞれ自由に動け空中に浮遊できるようになりパワーアップ、したのだけどやっぱりどうしても人間を幸福にしてしまう。今回はどの話にも事件などが絡みちょっと不穏な内容が多いけどお梅自体が不穏なのでそこは問題なし。むしろこんなに好条件なのにどうやっても呪い切れず幸福へと導くお梅はもはや本物の幸運の人形なんじゃないかとすら思えてくる。カラスや猫から必死で逃げながら悪態をつき人間を罵倒するお梅がかわいく思えてならない。ゑぴろをぐで人間たちの繋がりやその後が描かれてるのも楽しい。

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2025年07月23日

Posted by ブクログ

今回もお梅ちゃんは可愛かった!!

前作に比べると、どんでん返しが多く、さすが藤崎翔さん!という感じで最後までとても楽しく読めました。

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2025年06月21日

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呪いの日本人形お梅が、呪うつもりで繰り広げる次々の出来事が面白いシリーズ第2弾。事件がらみだったりとなかなか内容もあの手この手と考えられていて楽しく読めた。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

前回に続き、なかなか人を呪えない呪いの人形・お梅の話し
前作同様に空回るお梅の姿がコミカルで好き
やっぱり人を幸せにしちゃいますからね笑

テンポ良く読めて、難しいこと考えず楽しめる作品でした

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2025年05月10日

Posted by ブクログ

戦国時代以来の封印が解け現代に蘇った呪いの人形お梅シリーズ第二弾
ひょんなことでぱわぁあっぷしたお梅、
次こそ人間を呪えるのか?
五百年も眠ってたためのブランクで間違って幸せにしちゃいがちだけど特定の人に呪いは効いてると思う笑
悪い人にはそれなりの罰がくだってる…あれ?それはお梅の呪いとは関係ない?いやいやお梅が放つ瘴気が回り回ってちゃんと人間を成敗してくれてるのか?

小説ならではの仕掛けありで、途中から
思ってた話と違う展開になったりと面白かった。
「二世帯住宅で呪いたい」は最初こそ共感してたのに…?びっくり。。
「恋煩いで呪いたい」は思わずややこしわっと叫んでしまった。なるほどの仕掛けに唸った。。

でもお梅に対して結構人間たち扱いが酷い、雑。
基本キモいだし。。
不憫で守ってあげたくなった。猫やカラスからも。
うちに安住させてあげたいです。。呪われるのは嫌だけど、、頑張って瘴気出してるのかわいいいいとか言ってしまいそう笑

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2025年04月22日

Posted by ブクログ

前作に続き、終始楽しく読めました。最後もなるほどな!おもしろいな!ある意味ハッピーエンドだなと思えました。

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2025年04月06日

Posted by ブクログ

お梅ちゃんがパワーアップして帰ってきた!首と胴体を切り離して空中浮遊し、瘴気の力も倍増させ、さあ今度こそ現代人を呪いまくるぞと…
でもやっぱりみんなを幸せにしてしまう。
「二世帯住宅で呪いたい」と「恋患いで呪いたい」は完全にミスリードされた。このどんでん返しもおもしろかった。
お梅ちゃん、気づいてないと思うけど最後にちょこっとだけあの二人を呪えたよ(笑)

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2025年03月24日

Posted by ブクログ

500年ぶりに現代に解き放たれた呪いの人形お梅。人々を恐怖に陥れようとするも、なぜかみんな幸せになってしまう!新しい呪いの力を手に入れたお梅は今度こそ人間を不幸に出来るのか。
正直、前作の方が勢いと目新しさもあり面白かった。今回は人間の癖が強くてお梅若干引いてない…?
「二世帯住宅」の話は人間の方が怖かった。そういうのもあってある意味ホラー色も強かったのかなと思う。
「なぜだあああ」と苦悩するお梅がカワイイので、次こそ、今度こそ、頑張ってもらいたい。

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2025年06月25日

Posted by ブクログ

今回もすごく頑張ってるのに呪いと反対の効果になってた。自分が呪いの人形であると知らしめたいのに逆に幸運の人形と呼ばれて笑える。楽しいシリーズだ。

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

一作目同様、お梅の呪いが思わぬ作用して結果的に幸せをもたらせてしまう…マイナスが働いてるはずなのに、それがプラスに転じる場面は毎話ともにクセになる楽しみ。
時々、読者に対して直接的なアプローチがあるので、(深さはまちまちだけど)作品の中に入り込む形で読書するタイプの私には、長くなった前髪が時々目にかかるような、「少しじゃまだな」と思ってしまう感覚。
ただし、深く考えず読める娯楽要素が強い作品だと思います。

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2025年05月25日

Posted by ブクログ

ハマった 同じパターンにハマった感覚です。吉本新喜劇的な同じパターンにハマっているのに面白い。恐らく中毒性があるので次も手を伸ばしてしまうと思います。文学というよりはマンガみたいです。

全部ハッピーエンドにする作者の優しさ、読者への配慮、商業的な戦略、世の中の閉塞感、ぐしゃぐしゃっと頭を掻いた私の髪の毛は短髪で眼鏡をかけています。

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2025年12月03日

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