小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレラブコメの皮を被った、お仕事系ヒューマンドラマ。
怒れない私も、怒った私の顔も大嫌い!
これは、彼女が正しく怒れるようになるまでの物語。
※※※以下、ネタバレありの感想※※※
・作品全体を通じて
憧れた相手ではなく自分の弱さや醜さを見せられる相手との関係を心地良く思う、という部分に深く共感した。
香子と宮原で「虚栄心が邪魔をして本音を言い合えない男女」を描きつつ、春木を通して一人の青年の精神的・社会的自立を描いており、単なるラブコメに留まないヒューマンドラマになっている点が良い。
物語が進むにつれ登場人物達が抱える生きづらさが見えてきて、特に宮原の悩みは社会人であれば共感間違いなしの -
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2026/07/23
ふかわりょうさんの2作目。ちょうど発売したばかりの時に書店で見かけたので購入して読みました。
それぞれのエピソードがふかわさんの独特の観点で語られる短編です。ものすごく共感できるものもたくさんあるし、芸能人、芸人といえども考えてることは普通の人と同じなんだなぁと思うこともあれば「これはこの人の独特の観点だよなぁ」と思うものもあり、いろいろな感じ方や考え方に触れられると思います。そして、それが押し付けがましくないところも読みやすさのポイントかなって思います。
今回の2作目では擬人化するエピソードが結構出てきます。もし〜が人の感情を持っていたら、という視点で描かれた話はどこか -
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暑い夏は『雪国』ですよねー。悲しいほど涼しいです!
新潮文庫の100冊に第一回(1976年/昭和51年)から選ばれているだけあって、さすがのおもしろさです。
なぜ川端康成さんなのか?ちょっと長いけど説明させてください。プレミアムカバー欲しさじゃないですよ。
以前わたしが「日本文学案内」として読んだ、東京在住のチェコ人作家で日本文学研究者のアンナ・ツィマさん『シブヤで目覚めて』が選書のきっかけです。
アンナさんは『シブヤで目覚めて』で、新感覚派の作家「川下清丸」を創りだし、彼の短編小説を作中にチェコ語で書きました。
この短編のモチーフのひとつは島崎藤村のスキャンダルです。一方、文章 -
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読書会のため、名前だけは知っている名作を読んだ。やっぱり現在まで残るだけのことはある。面白かった!!
『第一部』
名前はフィリップ・ピリップなんだけど、ピップということになった。幼く死んだ五人の兄がいたらしく、両親が死んで20歳年上の姉の「手で」育てられた。と言っても姉は支配するのが好きでいばり屋でピップはろくな者にならない駄目人間扱いしてきたけど。
姉の夫のジョー・ガージェリーは鍛冶屋で善人。お母さんがお父さんに酷い目に合わされたから、自分の家庭では反対が良いんだって。だから妻に支配されているこの家庭を他からのように思っている。
ヒップが7歳の時、怪しい男に捕まった。「家から食べ物とヤスリ -
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『OUR HOUSE』
『TEACH YOUR CHILDREN』
『DÉJÀVU』
『CARRY ON』
Epilogue
警察を辞め、私立探偵になった麻生龍太郎。
以前から変わらない飄々とした観察眼で、依頼人の真の目的や問題を解決する。
事件の面白さはあるのに、イライラさせられるのだ。
山内練との関係は互いを慮った結果なのだろうか。
相変わらず練の心のうちは、ただただ麻生を想っていることしか分からない。
それ以上は要らないのか。
いや、そうではないはず。
麻生にしても、だ。
こんなにもモヤモヤとするのに、どうしてこの2人がこんなにも愛おしいのだろう
-俺はあいつを線路に寝転ばさせた側 -
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以前から気になっていた作品で、今回ようやく読むことができた。映画版はまだ未見。
読み始めた当初、正直に言えば主人公には少しイラッとしていた。あまりにも後ろ向きで、人との距離を置こうとする姿勢に、「もっと素直になれないのか」と思いながらページをめくっていた。
しかし読み進めるうちに、その感情の正体は、主人公への嫌悪ではなく「同族嫌悪」だったのではないかと思うようになった。
私は創作物において、いわゆる「リア充」の恋愛模様を見せられるのがあまり得意ではない。学生同士の青春恋愛ともなればなおさらで、見ているだけで心が痛くなることもある。
ところが、本作はそういう作品ではなかった。
主人公は -
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先が気になってどんどん読めてしまう。
とても静かで、暗さがあるのに、とてもダイナミックで、常に微かな温かみがひたひたと心を浸している。
そんな小説だった。
第二次世界大戦中のドイツの少年とフランスの少女の目線の物語を、2026年を生きる日本の30歳に臨場感たっぷりに伝え、共感させ、涙を流させるなんて、小説とは本当にすごいと思う。
ヴェルナーの学校時代の寝床、サン・マロのマリー=ロールの家の螺旋階段、崩落してヴェルナーを生き埋めにしたホテルの地下、海に面したサン・マロの城壁、そうしたものたちの画がいま私の頭の中には描かれている。
2人がまさか出会うなんて、ヴェルナーとマリー=ロールの人生は互い
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