小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレ眠り続ける姉のエリ
深夜のファミレスで何もしていない妹のマリ
2人の間を繋ぐ高橋
アルファヴィルの従業員、中国人の女の子
都会のサラリーマンの攻撃性の象徴みたいな白川
そして視点。
深夜帯の不思議な、別の世界みたいな感覚を味わえる作品。
「人間ゆうのは、記憶を燃料にして生きていくもんやないのかな」コオロギの言葉がなんだかすごく沁みる。村上春樹が言いそうだけど言わそなそうな言葉。
高橋は孤独な幼少期のことが忘れられずにいるし、コオロギもとびきり怖いなにかから逃げ続けている。白川は中国の奴らに追われ続けるだろう。エリはマリとエレベーターに閉じ込められたことを燃料にできていなかったのかもしれない。 -
Posted by ブクログ
ITSUKIのキャンプ用小分け食材が売れ残っているという、このままではコーナー廃止もやむなしというところまで来ている。キャンプがブームになったのはコロナ禍で人が集まらない通気の良い場所だったからで、コロナがおさまって来た今キャンプ場の予約も取りやすいし、にわかキャンパーの騒がしさも無い。小分け食材は一人暮らしの年配の方にも好評だったはずと思うがその方も何ヶ月も見かけないそうだ。別の企画を立ち上げるべきかと企画部の親睦を兼ねてデイキャンプでアイデアを募る。上司の鷹野さんと奥様、従兄弟のお兄ちゃん、お気に入りのキャンプ場の美来ちゃんと過去の登場人物がたくさん出て来て読み返しながら読み進めたくなる。
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Posted by ブクログ
今年亡くなられた佐藤愛子さんの娘さんが書かれた本。
前半は、佐藤先生が、だんだんと認知症が進行して家族の手に負えなくなり、ホ-ムに入るまでのお話し。このままでは、親も子供家族も共倒れだと分かっていても、いざホ-ムに入れるとなると、なんとなく罪悪感を感じてしまうという娘さんの気持ちは、本当に共感した。
後半は、自分勝手で、わがままで、女王様の母親との暮らしをユ-モアたっぷりに綴られている。母親の命令する無理難題に、怒りながらも力を抜いて上手に対処していく娘さん、きっと、机に向かって般若のような形相で必死にペンを運ぶ母さんの背中を見ていたから、愛情と尊敬の気持ちを抱いていたのだろう。
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