ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 銀嶺のかなた(三) みやびの楯

    Posted by ブクログ

    待ちに待った第三巻。
    前巻の利長の代の続きからで、利常へと繋がれていく。二人とも前田家を長く守っていくための大局観を持ち、苦悩しながらも力強く生きる姿に感動した。
    全巻を通して、加賀百万石前田家三代の生き様を知ることができてとても面白かった。

    0
    2026年09月05日
  • AX アックス

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    兜に会いたくなって定期的に読み返してしまう作品です。
    実は生きてたりするんでしょ、って期待しながら読み進めてしまうけど、切ない…
    また別の伊坂作品で出会える日が来るといいな。

    0
    2026年09月05日
  • ハヤブサ消防団 森へつづく道

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    美貌の歴史ミステリ作家 北原未南。彼女の作品は、がんにより無くなったアマチュア作家 深田春子の原稿をぱくったものだった。

    しかし深田春子は未南の実の母親であり、これを世の中に出さないわけにはいかないという強い思いで、このような手段に出たことがわかる。

    血の繋がり、世の中へのメッセージ。そして池井戸潤らしい腹黒いキャラクターと勧善懲悪が詰まっていた。

    0
    2026年09月05日
  • 高校事変 VIII

    Posted by ブクログ

    2020年。シリーズ8弾。
    田代家との最終決戦と思いきや、まだまだ続く?
    優莉姉妹兄弟がぞろぞろと。過去登場人物もぞろぞろと。あーそうつながるー、とかね。兄弟仲良く絶妙のタイミングで戦うのがほほえましい。とりあえず大団円。結衣ちゃん人たらしだが魅力的なのだ。ベトナムの混沌もよくわかる。
    伏線の貼り方うまいと思う、あとから伏線思い出すし、あーなるほどって。思い出せない伏線は意味ないし。

    0
    2026年09月05日
  • カラフル

    Posted by ブクログ

    不思議と、早く早く続きが見たくなる、
    温かい物語。
    泣くなんて思わなかった。。

    ゴロゴロ素晴らしい言葉が
    するする〜っと入ってくる。
    大好きな小説。

    0
    2026年09月05日
  • 聖母

    Posted by ブクログ

    すごい話だった。
    月夜光路ドラマ見た後に読んだ
    何気秋吉先生の長編初めて読んだ
    湊かなえに似てるがそれより深い感じ

    0
    2026年09月05日
  • 人間に向いてない

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    母親の傲慢さに腹が立ちながら読んでいた。そして子供は親を選べず、小さい頃の環境により身についてしまった感性からの脱却は極めて困難であるというやりきれなさ。それでも親を悪く思う自身への罪悪感との戦い。あまりの逃げられなさに読者としても追い込まれた。母親の一筋の「息子を守るのは親の役目」という思いでぎりぎり持ち堪えたことや、息子にとっては殺したいと思うほど積まれた母への怒りが一筋の「諦めずに救ってくれた」で間一髪殺さなかったことから、人と人とは僅かな線でもいい方向へと転がれる可能性を持つことのできる、それを信じることのできる優しい生き物だと感じた。だからこそ愛はその人にとっての愛であり、自分にとっての愛の押し付けについては考え直す必要がある。

    0
    2026年09月05日
  • ビールと古本のプラハ[新版]

    Posted by ブクログ

    プラハの古本屋と比べると比較的最近の話題が多く、古本屋については自由化に伴う変化についてが主。
    どちらかというとビールの話題が多く、読んでいるとプラハのビールがどれほどのものか確認しに行きたくなった。
    全体的には優しく、ついつい読み進めたくなるいつもの千野栄一さんの文章で、楽しく読めた。

    0
    2026年09月05日
  • 和カフェこよみ 五月くんの夏のおもてなし

    Posted by ブクログ

    ずっと続編を待ってた一冊で、あっという間に一気読みしてしまった。

    優しい世界観がとっても好き。

    次は秋かな〜

    0
    2026年09月05日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    隣の席の先生に教えてもらって読んだ本。
    その先生は本をたくさん読む人で、「一番おすすめの本は何ですか」と聞いたら、この本を紹介してくれた。「森下典子さんの文章は本当にいい。」と。

    読んでみたけれど、お茶の話を通して、生き方に着いていろいろな気づきをもたらされ、心が満たされたような気がした。
    この本は人にも勧めたいし、また何年後かに読み直すために大事に取っておきたいと思った。

    0
    2026年09月05日
  • 死体は語る

    Posted by ブクログ

    『亡くなった方の人権を守る行為、元監察医の言葉の重みはずっしりと心にのしかかる』

    法医学に最近興味を持ち、書店で思わず手に取った。
    もちろん、法医学の知識を習得するのに非常に役には立つが、もう一方で“亡くなった方の人権を守る”こと、そしてそれを守ろうとしてくれる、いわばヒーローの様な先生の存在をよく理解できる一冊であった。

    本作は、元監察医の上野先生のベストセラー。 
    実際に先生が検死をしたご遺体から気付いた違和感などの正体を医学的知識が少なくても理解が出来る様、非常に丁寧に語られている。

    残念なことに、現在でもご遺体に生前何が起こったのかを隠されたままにされてしまう事は起こりうる、というのが本作を読むとよく分かる。
    (例えば、虐待や故意のミスによる死亡など、それらは生者に隠されて、見逃されてしまうことだってある様だ)

    ただ、先生はご遺体に残る違和感から読み取る。
    それは小さな傷一つから、火傷の跡、死斑など、身体に残されたあらゆる“違和感”に着目し、真実を紐解いている。
    真実を紐解くことで、亡くなった方の人権を守っているのである。

    また、法医学の知識というところでも非常に勉強になる。
    ミステリーを読んでいると、ご遺体の状態などが語られることがよくあるが、この知識があることで「もしかして、被害者の死因は〇〇かな?」など、意外な面から予想できたりもした。

    なぜ監察医の制度があるのか、それを実際の先生から語られ、すっと頭に入ってくる作品であった。

    0
    2026年09月05日
  • エミリー・ワイルドの妖精事典

    Posted by ブクログ

    妖精が普通にいる世界で、妖精のことを研究している学者が主人公。一見クールだが、実は社交が苦手なので、常にストイックに科学的にと心がけている。フィールドワークに出かけた先でも、村人との交渉に失敗して大変な思いをしている。百科事典の編纂のために資料集めをしているので伝承に詳しい。一方で、あまり仕事はしないが、やたらと社交的で魅力的な同僚が手伝いと称して押しかけてくる。妖精譚を詰め込んだ内容が、ちょっと多すぎる気もするけど魅力的。続編がありそうな期待もあるので、星5つ。

    0
    2026年09月05日
  • 暗幕のゲルニカ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    『楽園のカンヴァス』を読み終えた直後、その余韻に浸りながら手に取った一冊。
    ピカソを愛し、《ゲルニカ》の魅力に取り憑かれた二人の女性。時代を隔てて描かれるその物語は、どこまでが真実でどこからが虚構なのか分からなくなるほどリアルで、読み進めるほどに引き込まれていきました。

    私自身、小学生の頃に親に連れられて大塚国際美術館で《ゲルニカ》の陶板画を見たことがあります。上からは暖色の照明が当てられていたはずなのに、心に強烈に残ったのは物悲しく冷たい感情でした。困惑や恐怖。作中で描かれるゲルニカを前にした人たちの感情は自分の記憶と重なり、強く共感しました。

    人生で初めてピカソを意識したのがこの《ゲルニカ》だったため、主人公とは違い私はずっとピカソや彼の作品に苦手意識がありました。美術作品というより、もっと生々しい「何か」に触れてしまったような感覚。その正体がこの物語を読んで少し分かったような気がします。もう一度《ゲルニカ》を見に行きたくなりました。

    ※ 巻末に池上彰氏の解説がありますが、個人的には彼自身の思想や政治色が感じられました。物語の余韻を大切にしたい方にはおすすめしません。
    原田マハ氏や本書そのものに対する講評ではなく、あの解説で締めくくられるのは大変残念です。

    0
    2026年09月05日
  • 臨床の砦

    Posted by ブクログ

    コロナ第3波にみまわれた2021年1月の地方の病院のコロナ診療の現状が描かれている。著者は実際にコロナ診療に携わり、肉体的にも精神的にも極限状態にあり、寸暇を使って書くことで正常を保てたようだ。リアルタイムで、切迫する現場の状況が書かれたことになる。医療崩壊の現場がどんなものであったか、初めて知った。いろいろな立場の医師が,コロナ診療の状況にどう考えたのかも知ることができた。コロナ罹患患者の病院への受入れの難しさも,触れられている。地域での感染症患者への対応体制が整っていないことが,医療崩壊をおし進めた要因の一つだったが,このときの教訓は生かされているのだろうか。

    0
    2026年09月05日
  • ありふれた家を建てる

    Posted by ブクログ

    椹野節、炸裂!!
    超ウケるwww
    全然ありふれていない、クセ強マイホーム♡
    めっちゃいいじゃん!!
    だって人生最大のお買い物だもん。
    こうやって注文住宅はできあがるんだね。
    ハウスメーカースタッフや職人さんのニックネームが絶妙で、かつキャラが際立ってる。
    ご自分の力で戸建て新築とは、いやはやお見事!!
    間取りの平面図が見たかったなぁ〜♫


    0
    2026年09月05日
  • 百年の時効

    Posted by ブクログ

    昭和から3つの時代を跨いだ壮大な事件の捜査記録であり、その情報量の多さや歴史的背景など読み応えがある傑作です。
    凶悪な事件と個性的な刑事たちの捜査と推理、被害者の心理描写など惹きつけられる要素が多々あります。
    昭和から平成にかけての凶悪な事件などが背景に描かれており、昭和生まれとしてなかなか興味深い内容でした。

    0
    2026年09月05日
  • 三体

    Posted by ブクログ

    物理学、歴史、宗教、科学、宇宙…ありとあらゆる教養と知識が散りばめられた壮大すぎる物語。物理って学校で学ぶとつまんないものだったのが、三体でこんなに複雑で奥深いものなのだと実感した。忠実に宇宙の状況を描きながらもSFを描けるのすごい。今までよしとされていたことが数年後には悪とされたり、急に誰かが英雄になったりする展開がちゃんと『人類』を描けている。人類からしたら重要なことなのにそれを端(宇宙)からみたらどうでもよかったりするのが面白い。

    0
    2026年09月05日
  • 目には目を

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    少年法は更生し社会へ復帰するため少年院で過ごし後に社会へ出る。貫井徳郎、空白の叫びを読んだ直後なので被害者の親の気持ちにより引きずられがち。加害者は少年A、彼が出所後被害者の親に殺される。被害者の名前は公表されるのに加害者は少年法に守られ、すぐ出所。娘を殺され「目には目を」と、Aを殺す罪を償うが謝る気はないという気持ちは私も同じ。少年法ってこれでいいんだろうか。

    0
    2026年09月05日
  • 夏の体温

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ふらっと立ち寄った本屋で好きな作家さんの新しい単行本が並んでたので、8月という読書感想文の季節でもあり読んでみました。

    【夏の体温】
    二泊三日の中で友情を築く瑛介と壮太。
    瑛介は壮太の人間に惹かれて、身長なんて関係ないと感じるが、壮太の心境を思って相手に伝えられないもどかしさ。
    瑛介が病院に一人になったあとも、心の隙間を埋める壮太の行動に、瑛介は人の気持ちを汲み取り、解決する行動が取れる壮太の人間性を好きになったんだろうな。

    最後の二人の別れるシーンは、さみしくなって泣いちゃった


    【魅惑の極悪人ファイル】
    小説のためにと紹介してもらって出会った人間の人生を動かしてしまう大原さんはなかなかのヤバ人。
    ヘラヘラして見える倉橋くんも、誰よりも一生懸命で、責任感のある人間。
    人は人に見せない一面を持っているから、偏見で接してしまうのは良くないと再認識。


    【花曇りの向こう】
    友だちと話すキッカケを作ろうとしてもうまくいかない明生。友だちが話すキッカケをくれてもうまくいかない明生。
    梅干しをキッカケにうまくいくといいなあ。

    0
    2026年09月05日
  • 見えるか保己一

    Posted by ブクログ

    塙保己一という実在した学者のお話

    「盲だから」の意味が始めと終わりで変わった

    見えないから分からないこと
    見えるから分からないこと

    同じ言葉を話しているのに「見えるか」の1点が違うだけで捻じ曲がって伝わり
    傷つけあい助け合う人々の切なさと温かさを感じた

    0
    2026年09月05日