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ランチワゴンは疾走する、危険な中学生アイドルを乗せて。
バツイチ、アラサーの移動デリ経営者・夏都、人生最高で最悪の二週間。
街をワゴンで巡り、料理を売って生計を立てる女性・夏都(なつ)。
バツイチ・アラサーの身で借金を返しながら海外赴任中の姉の息子を預かる生活は楽じゃない。
ある日、緑色の髪をした中学生アイドル・カグヤのファンたちに車ごとさらわれた夏都は、芸能界を揺るがすスキャンダルに巻き込まれることに。
スキャンダルの流出を防ぐため、ある女性の携帯電話に残されたメールを削除せよ。
カグヤと協力してミッションに挑む夏都だったが――。
解説・間室道子
※この電子書籍は2016年7月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
最初から最後まで、全く展開が読めない(^ ^; 乱暴な言い方をお許しいただければ、「プロットをちゃんと考えずに取りあえず書き始めて、キャラが勝手に動いてくのを追っかけて一作にしました」みたいな、余談の許されなさ(^ ^; もちろん、そんなことはなく、きちんと計算され尽くしている訳で(^ ^ 最後の最後になって「壮大な釈迦の掌」に驚かされる。
登場人物は、みな「漫画っぽい」感じで、それがドタバタと大きなうねりに巻き込まれ、取り込まれ、ハラハラドキドキなかなかなサスペンス感(^ ^ この辺はRPG感と言うか(^ ^
とにかく菅沼先生がいい味出してる(^ ^ 世間からずれまくった数学バカ...かと思うと、一途な淡い恋心(?)や時おり見せる鋭い推理とか... 本作は、彼が存在するからこそ成り立っている、と言っても過言ではない。
読後の第一印象としては、それぞれの登場人物の「その後」が見たくてしょうがない(^ ^ 本作で描かれた、ほんの短い「ある一時期」のその後も、この魅力的なキャラたちなら、きっとドラマチックな日々を送るに違いない(^ ^ 大きな事件はなくとも、「後日談」をぜひ出して欲しいものである(^ ^
人違いで拉致されたアラサーのヒロインが、自分でもよくわからないまま、なぜか事件に首を突っ込んでしまう。軽快なテンポ、展開も早く、楽しく読み始めることができる。第四章までは、概ね、このような疾走感にあふれた内容が続く。
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