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作品一覧 2022/07/06更新 イヴリン嬢は七回殺される 試し読み フォロー 名探偵と海の悪魔 試し読み フォロー 1~2件目 / 2件<<<1・・・・・・・・・>>> スチュアート・タートンの作品をすべて見る
ユーザーレビュー イヴリン嬢は七回殺される スチュアート・タートン / 三角和代 事前情報もなく、何も考えずにタイトルと装丁に惹かれて読んだけど凄いなこれ! 人格?交代タイムループなんてもの良く思いつくな! 久しぶりに1日ぶっ通しで読んだし、興奮冷めやらぬうちにこれ書いてるのは深夜1時! ポケモンスリープに勝ったのがこちらの本です! いや、もう何も分からないまま始まって記憶喪失も...続きを読むのかな?と思いながら読み進めていって殺された瞬間の衝撃! 思わずページの厚み確認した。 まだこんなにあるが?? 目が覚めるたびに貴様は誰だ!と登場人物欄確認し、終いにはノートに人物整理を書き出す。 ややこしいけど楽しい! 不自然に感じたところがどんどん理由が明らかになっていく時のパズルのピースがはまっていくけど正解の絵が全然見えない浮遊感。 誰が裏切り者で殺人者か。 アナの正体を知った時のエイデンの決断。 黒死病医者の決断。 ぐるぐるぐるぐるチェス盤をひっくり返され、宿主の人格という枷をつけられ、そして不可能だと思われたアナとエイデンふたりの救済。 イヴリンの正体、本性。 扉が開けられたような結末。 凄かった。 この作家さんの他の作品も読みます。 Posted by ブクログ 名探偵と海の悪魔 スチュアート・タートン / 三角和代 17世紀、バタヴィア(ジャカルタ)を出てオランダへ向かう帆船ザーンダム号は病者に呪いの言葉をかけられる。逃げ場のない海の上で次々と起こる不審な出来事。囚われの名探偵に代わり元兵士の助手アレントは謎を追うが……。→ 海上冒険譚×怪奇小説×ミステリ×ラブロマンス?とにかく盛りだくさん!読んでいて最高に...続きを読む楽しかった! キャラが個性的で覚えやすいので、登場人物が多くてもスムーズに読める。アレント×サラのコンビがいいんだよなぁ。好き。嫌な奴がしっかり嫌な奴なのもいい(笑)名探偵が囚われている意味にも納得→ ラストはおそらく賛否両論だろうけど、私は好き。フィクションならではって感じで楽しい。 あと、著者の後書きがたくさんあるのもいい。スチュさん、めちゃくちゃ楽しい人だなぁ(笑)翻訳者さんのあとがきもとても良い。サミーとアレントの出会い短編、読みたいなぁ。3作目の翻訳もぜひ!! Posted by ブクログ 名探偵と海の悪魔 スチュアート・タートン / 三角和代 十七世紀、帆船ザーンダム号の航海で立て続けに起こる不吉な怪現象の数々。跳梁跋扈する悪魔「トム翁」の影に怯える人たちを嘲笑うように、やがて起こった殺人事件。しかし頼みの綱であるはずの名探偵は投獄され、味方になる人間も少ない中で、探偵助手アレントと総督夫人サラのコンビは事件を解決することができるのか。怪...続きを読む奇要素、冒険要素も満載のミステリです。 物語としてはとても魅力的なのですが。絶対に乗船したくないですザーンダム号。そりゃあこの時代の航海が大変なものだというのは想像がつきますが。まさかここまで劣悪な環境、そして状況で、なおかつこれほどまでの災難が降りかかるだなんて……! ああ、本当に嫌すぎる。 人間関係の重苦しさにも嫌気が差します。特に聡明であるにも関わらず虐げられ束縛されている女性たちの姿がやるせないです。とはいえそれでも腐らずに、立ち向かい闘おうとする彼女たちの姿は実に凛々しくて素敵。むしろ力だけで物事を解決しようとする男たちの方が愚かに見えてきました。彼女たちの未来に幸あれ、とひたすら願います。 そして数々の恐怖を引き起こした「トム翁」の正体。一応ミステリが主体なんだよね、だったら論理的に解決できるのか……いや、どう考えても無理だと思うんだけど……でもやっぱり解決してほしい気が、と悩みながらたどり着いた解決編は、まさかこうなるか! ああでもこの結末は、個人的にはありでした。むしろ素晴らしいかも。最高のチームですよね、彼らは。 Posted by ブクログ イヴリン嬢は七回殺される スチュアート・タートン / 三角和代 館×タイムリープ×人格転移 読んだことのないタイプの特殊設定ミステリー なにはともあれ、ややこしさが勝る そして、展開を呑み込むのに一苦労……いや、七苦労くらいした ただ、それを乗り越えればページをめくる手が止まらない 細かい設定とラストの展開が少し雑に感じなくもないが、なかなかスリルはあった Posted by ブクログ 名探偵と海の悪魔 スチュアート・タートン / 三角和代 登場人物にそんな背景があったのか、実はこんな人だったんだ、という意外性を楽しむ物語と読みました。 ミステリーとしてのトリックはあまり追求されておらず、狭く閉ざされた環境下での人間ドラマを眺めている感覚でした。 船内のパワーバランスが徐々に崩れ、座礁してからは完全に崩壊していく様が怖かったです。 ...続きを読む結末はあまりピンとこず、この先どういうことになるのか、もし続編が出るのなら気になります。 Posted by ブクログ スチュアート・タートンのレビューをもっと見る