【感想・ネタバレ】世界の終わりの最後の殺人のレビュー

あらすじ

破滅まで46時間。
人類絶滅を阻止したければ
殺人の謎を解け。

フィナンシャルタイムズ、サンデータイムズ、ガーディアン、オブザーヴァーなどイギリス高級紙がこぞって絶賛。
「ヤバいくらい独創的」――M・W・クレイヴン(『ストーンサークルの殺人』ほか)

突如発生した霧により、世界は滅亡した。最後に残ったのは「世界の終わりの島」、そこには100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が平穏に暮らしていた。沖には霧の侵入を防ぐバリアが布かれ、住民たちはインプラントされた装置により〈エービイ〉と名づけられたAIに管理されていた。

だがある日、平穏は破られた。科学者のひとり、ニエマが殺害されたのだ。しかも住民たちは事件当夜の記憶を抹消されており、ニエマの死が起動したシステムによってバリアが解除されていた。霧が島に到達するまで46時間。バリア再起動の条件は殺人者を見つけること――。

果たして「世界の終わりの島」に隠された秘密とは? そして真犯人は誰なのか?

人格転移タイムループ館ミステリ『イヴリン嬢は七回殺される』、海洋冒険ホラー歴史ミステリ『名探偵と海の悪魔』に続く鬼才スチュアート・タートンの第3作。特殊設定メガ盛りで読者に挑戦するポストアポカリプス犯人捜しミステリ!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前半が少し時間がかかり、進むのが遅く感じたが、後半にかけての加速が凄い
やはり、想像を、超えてきた
少し世界99に近い感触
話を理解した上で読み直したい

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2026年09月13日

Posted by ブクログ

すごいものを読んでしまった
砂の女とちいかわ島編がよぎる感じだった
長老たちを神として疑問を持つことすらせず日々労働しながら小さなコミュニティで生きる村人たち、1人の女性だけがなぜ?と考え続けていて家族からも異端だと思われてる
この女性が気づいてしまった複数の真実も、村人たちは何も知らなければ幸福だったかも…?罪とは?罰とは??

途中2回くらい「もう終わったよ!!」とかいって島二郎が登場してくれればいいのに!!てなった

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2026年08月10日

Posted by ブクログ

 謎の「霧」によって滅亡した世界、3人の科学者とAIに管理された100人超の村民が暮らす「霧」を止めるバリアに囲まれた孤島、科学者の一人が殺されバリアが解除される異常事態、人類滅亡を阻止するために46時間以内に真犯人を見つけなければならない極限状況での謎解きという重厚なディストピアSF×特殊設定ミステリーに仕上がっていて最後まで没頭しっ放しだった。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

autumn522akiさんの本棚から

この物語は読者に二つの「謎解き」を課してくる

ひとつはもちろん殺人事件の謎解きだ
犯人は誰か、なぜその人は死なねばならなかったのか、そして殺人はどのように行われたのか
誰が?なぜ?どのようにして?
いわゆるミステリーの謎解き

もうひとつはこの世界を形作っているものの謎解きだ
この世界をこの世界足らしめている法則とななんなのか
長老たちと村人たちとはどんな存在なのか
そして読者に語りかけてくるエービィとは一体何者でどんな目的を持っているのか
つまりSF世界の謎解き

そうなのだこの物語はミステリーの謎解きとSFの謎解きを融合させた面白さを提供してくれる物語なのだ!





ってぜんぜん違うわ!大馬鹿者!( ゚д゚ )クワッ!!

これは「人間」とは何か?を考える物語なのだ!
人の持つ弱さとは何か、人の持つ強さとは何か、奉仕とは、犠牲とは、仲間とは、家族とは、平和とは、そして愛とは

そんなことを、ちょっと気恥ずかしさを隠して、特殊設定という皿の上に乗せて考えてみる
そんな物語だったのだと思うのです

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2026年03月01日

Posted by ブクログ

特殊設定SF ミステリが大好物ゆえに手に取った長編小説。
[あらすじ]
突如発生した霧により、人類はほぼ滅亡した。
滅亡を残り100人くらい(少なっ)で踏みとどまった人類がいる最後の島は、島のまわりを囲うバリアで霧の侵入を防いでいたが、科学者3人のうちの1人が何者かに殺され、その死をきっかけになぜかバリアが消滅!殺人犯を特定し、処刑することでバリアは再起動するらしいが、あと46時間で、霧は島に到達してしまう!

衝撃の真相が中盤で明かされたあとも、殺人の謎は謎のまま最後まで楽しめるミステリ。要するに最後の最後まで霧の危機は去りません。
序盤では不穏だったり違和感だったり不可解なシーンの全てに理由があり、恐ろしい世界の中でもスッキリ晴れ晴れとするあっぱれな物語だった。
最高の小説でした。

唯一、訳の日本語が読みにくいのが気になりました。

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2026年02月04日

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とっぴな設定で、訳文のせいもあってか入りづらかったけど、最後に向かってミステリーに解決感がすばらしい

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

 おもしろかったです!いろいろな要素が混然一体となった物語に感じました。なにしろ、作者のタートンさんは3年かけて書き上げられたそうですから。わたしは事件を追うミステリーを主に楽しみました。
 だから「あらすじ」は、翻訳者の三角和代(みすみ・かずよ)さんの「訳者あとがき」のはじめの所がよいと思いました。一部抜粋です。
「・・・閉ざされた島を舞台にしたクローズドサークル・ミステリー・・・未来×タイムリミットものだ。探偵に課された使命は―――人類を救いたければ、四十六時間で殺人事件を解決せよ。」(「人類」から「せよ」まで傍点強調)(P419)

 SF的特殊設定の小説ですが、テクノロジー世界が滅んだあとの終末なので、古風でなつかしい感じです。だいたい「探偵」のエモリ―さんは、シャーロックホームズファンという設定ですし。
 そんなSF的特殊設定は、凝りつつも、サラっと書かれています。そのなかでも「AI」の使い方がおもしろかったです。
 この物語の中でAIが担っている役割は、AIなんかなかったころの小説にも、あったんじゃなかろうかと感じました。
 こんな風に思わせるところがすごいところですね。

 作品紹介には「特殊設定SF犯人捜しミステリー」なんて書いてありますけど、他の視点からみても楽しかったです。
 ひとつは「寓話的」なことです。終末世界ですし、教訓・風刺があるようです。
 「神話の世界」も伝わってきます。舞台はギリシャの島で、登場人物には「ヘファイストス」という名前の人がいて、いかにもギリシャ神話っぽいかな?
 そして「聖書」のアダムとイブも連想してしまいます。
 「神と人」をイメージさせる、いかにも欧米人が好きそうな感じです。

 わたしは「島の住民を三人の科学者が率いる」ところに興味をもって読んだのですが、この三人はどうなんですかね?
 それに比べて、島の住民たちはいいですね。わたしも混ぜてほしいです。こんな老人介護島があったら行きたいです。
 デストピア小説っぽいですが、島の住民について知れば知るほど、わたしも含め、ぼんやり日本人を連想してしまいました。なんだか、わたしは「特殊設定?」、とだんだんおもえてきてヘンな感じです。
 そうなると「特殊設定」と「普通設定」の境目がぼやけて「霧」がかかったみたいです。未来なのに昔にもどりまた未来にいる、グルグル回っているような不思議さがありました。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

4.6くらい。
イヴリン嬢は楽しく読めたが、海の悪魔は挫折した。これは面白いと聞いたので読んだら面白かった。最初はちょっと読み辛かったが。

最初は猿の惑星のような、エモリー達は猿で長老が人間、とか(身長差があるので)、長老が機械?いやエモリー達が機械?とか、考えていたけど、エモリー達は人造人間だった。HGウェルズのタイムマシンみたい。

名付けが結構意味深。
ニエマ→エニグマ?
エモリー→メモリーで記憶?
ジェームズ・モリアーティの響きにもちょっと似てる。
ヘファイストス→ギリシャ神話の鍛冶の神
テイアー→ギリシャ神話の女神(ティターン族)
セト→カインとアベルの弟でノアの祖先
など、結構連想しやすい名前。

最後まで読むとナウシカ。

ミステリー部分はちゃんとしてて傷口の位置とか面白かった。記憶失ってるのにエービィーは教えてくれない、という設定も面白い。
信用できないAIだけど命令に忠実で自己破壊も出来るのが良かったな。反乱しなかった。

通常では無理な舞台設定をSFだから!未来だから!で実現してて面白かった。

創世記だったな。

ニエマとヘファイストスで父と子。神とキリスト。テイアーが精霊枠?
ニエマという神の死後というのも面白い。
ニエマと夫、ヘファイストスの父親、というか人類の父親の話が無かったな。その分エモリーの父親や祖父、アーディルが活躍していたが。

子供が与えられるという点で、エモリー達には性行為の概念が無いんだろうな。骨格も内内臓の数も違うだろうし。
ヘファイストスはこの島にたどり着く間に怪我で失ったとか?身体中傷だらけだそうなので、よくたどり着いたな。
映像で見てみたい。
面白かった。

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

エンタメ★★★★
学び★★
癒し★
読んでいて未来少年コナンの残され島と重なっていた。文明から取り残された話かと思いきや、そこで独自に発展させている島で、残され島とは逆の設定なんだなと気がついた。わたしという視点で進んでいくが、カルデラ庭園とブラックヒース、灯台、ロープウェイなど位置関係が頭にはいらず苦戦した。エモリーの執念が結末につながったと思う。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

謎の霧によって滅亡してしまった世界、人類。
孤島に生き残った村人と3人の科学者。
AIのエービイに管理の下、暮らしている。
リーダーのニエマが殺害され、46時間で犯人を見つけないと、人類滅亡!なお話。

見たことない設定と、想像できない展開がどんどん進んで、面白かった。

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2026年06月23日

Posted by ブクログ

再読終わったので感想を。
こういう世界観を表した話はとても好きで、再読にも関わらず夢中で読めました。
特殊設定ならではの表現や描写が上手い具合に織り込まれてると思いました。
たぶんまた今年中に再再読すると思います笑

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2026年03月11日

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がっつりSFでびっくりした。これはすごい。

触れる人を殺す霧から逃れ、小さな島で暮らす百人余りの村人と、彼らを導く三人の科学者。平和な暮らしの中で、突然起こった殺人事件。四十六時間以内に犯人を見つけて処刑しないと、島は霧に侵されてしまう。

語り手が村人の頭の中にいるAI「エービイ」なのが面白い。殺人が起こった夜の記憶がエービイによって消されているので、最初はとても混乱した。
だが、物語中盤から徐々に色々見えてきて、まずSFの設定のタネが明かされ、一気に引き込まれた。

最後は壮大な映画を見終わった気分。新しい世界に踏み出す彼らに、エールを送りたい。

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2026年02月18日

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謎の霧に覆われてしまった世界、その霧から逃れバリアを張った島で暮らす住人たちと長老。その島で起こる殺人。
犯人を捜す中、この世界の謎が徐々に明らかになる。

語り手が住民の脳内?に始めから存在するAIなのは斬新な設定だなと思った。
最初からなんか違和感あるなと思いつつ、読み進めていくうちにそういうことだったのねと納得。

終わり方について、私はこれはこれでで良いと思いますよ。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

死の霧により人類が滅びた世界。
最後に残された人々が暮らすユートピアで、
起こってはならない殺人事件。

犯人を見つけられなければ、
今度こそ「本当の終わり」がやってくる。
 

『世界の終わりの最後の殺人』スチュアート・タートン

いや、もう……この設定が強すぎる。

「黒い霧」によって世界は滅亡し、
生き残ったわずかな人々は〈世界の終わりの島〉で暮らす。
彼らを導くのは、旧世界を生き延びた3人の科学者「長老」達。

島では争いも私欲もなく、
人々は互いを尊重しつつ「奉仕」をしながら
自給自足の穏やかな生活を送っている。
一見すると、理想郷そのもの。

けれどある日、殺人事件が起きてしまう。

それをきっかけに、
死の霧から島を守っていたバリアが解除される。

霧が島に到達するまで、残された時間はおよそ二日。
それまでに真犯人を突き止めなければならない。

✧

ディストピアとユートピアが背中合わせになった世界観。
「起きてはいけない殺人」が起こるという特殊設定。
こういうミステリ、好きな人にはたまらないはず…!

さらに面白いのは、
村人たちの体に〈エービイ〉と呼ばれる
AIが埋め込まれている点。
彼らは日々、都合の悪い記憶を消されて生きている。

だから事件が起きても、前日の記憶は誰にもない。
それなのに身体には傷があり、服には誰かの血が付いている…
この違和感が、とにかく不気味で引きが強い。
 

「長老」を絶対視する従順な村人たち。
60歳になると必ず死ななければならないという掟。
小さな歪みが少しずつ輪郭を持ち始めたところで、
衝撃の事実が姿を現す。

✧

探偵役となるエモリーの存在が良い。
他人を決して疑うことを知らない村人たちの中で、
ただ一人、この体制に疑問を抱く女性。

外からやって来る探偵ではなく、
内側から世界を崩していく構図がとても好みだった!

そして語り手が、まさかのAI〈エービイ〉。
記憶を消す存在を一人称に据えるなんて……
この語りは本当に信じていいのか?
と、最後まで疑いながら読むことになる。

特殊設定×ミステリが好きな人には、
ぜひ手に取ってほしい一冊です。

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2026年01月03日

Posted by ブクログ

特殊設定ミステリーって万能ですね。設定を明確に開示すれば、どんな不可解な状況下でもミステリーは成立する。
「人を殺す謎の霧」が突然現れて世界滅亡、科学者がそれを防ぐバリアを開発、最後の人類がバリアの下で細々生きている(すごい設定)。
科学者は不死化し、村人から崇められている。その一人が殺され、犯人を特定しなければバリアが解除され人類が滅亡する。(なんで?)
しかも、登場人物が都合よく(この場合悪く?)記憶喪失になる。
これだけ、荒唐無稽でご都合主義な設定を盛り込んでもミステリーとしてきちんと機能する。どんなに設定が複雑でも、読者である人間に理解可能な真実が提示されればそれで充分ミステリーなんだろう。
とはいえ、設定を活かした意地悪なギミックが随所に仕掛けられている。語り手となる三人称はいったい誰なのか?それを理解することで「穏やかな村」の真実が徐々に開示されていく。
世界設定に対し人物関係は案外、簡単。科学者は3人だし、主要人物のほとんどが家族、読みやすいし心情に理解は優しい。

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2026年05月28日

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同じような設定の作品をこれまで多数読んだ(観た)。そのたびに、人類滅亡の危機になんで人を殺さなくちゃならないのかと疑問を持ちながらも、その考え抜かれたストーリーに脱帽した。本作品はその中でも突出していると感じた。
謎に満ちた“霧”によってすべての生物が死に絶えた世界で、わずか122人の住民が平和に暮らす島が舞台だ。彼らが“長老”として崇める3人のうち、1人が殺害される。死をもたらす霧が迫る中、人類を救うためには2日以内に犯人を見つけなければならない。
本格推理の皮を被ったSFだ(逆ではない)。おもしろかった。

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2025年12月09日

Posted by ブクログ

最初は話の流れを把握するのに苦労しましたが、徐々に全体像がわかってくるにつれて引き込まれていきました。しかし、SF色が強く何でもありなので、ミステリー好きには「そりゃないでしょ」という点が多々ありました。

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2025年10月05日

Posted by ブクログ

突如発生した黒い霧によって世界が滅亡。わずかに残った100名ちょっとの人々は「世界の終わりの島」と名付けられた孤島で暮らしている。島の「長老」として君臨する三人の科学者。
そしてある夜、長老の一人であるニエマが殺害される。そして住民は皆その夜の記憶を抹消されている。

SF色の強い、ある種の特殊設定なミステリでしょうか。あからさまに島に秘密があることを示唆されてってのがいかにもなSFっぽさがあって好き。最後に一気に真相が明らかになるのも気持ちの良いカタルシス。面白かったです。
ちょこちょこと「え?そんな話だったっけ?」みたいなものがないでもなかったんですが、自分が読み逃していたのか・・

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2025年06月24日

Posted by ブクログ

作品紹介には、「鬼才スチュアート・タートン」が「特殊設定メガ盛り」で読者に挑戦する犯人探しミステリ‥とある。なるほど!「特殊設定」を理解してからは、“本格”推理小説好きならハラハラしたり(それはいくらなんでも!)とツッコミをいれながら楽しく読める‥はず。

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2026年08月01日

Posted by ブクログ

導入はかなり良くて、ずっとイマイチ分からないまま進んで、それがまた良くて…
真実を知ったら、「そんなもんかい!」ってやつ。

私利私欲を追い求める人間がいけないんだろうねぇ。
でも、それが人間だとも思うし…。

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2026年06月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

途中でリタイアしそうになったけどなんとか読み切れた!
おそらく理解出来てない部分もあるけど、なんとなく話はわかった。
意外と想定範囲内の話で驚きはなかった。
作者が頭が良い人なんだろうということはわかった。

そして、翻訳物は好きだけどやはり読みづらい…

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2026年06月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エッジの効いたSFミステリ作家スチュワート・タートン。
面白くないわけじゃないんだけど、過去2作品を読んで、技巧的で疲れる読書になる印象を持っていて苦手意識あり。
でもこのミスベスト10入作品なので読んでおかないとと手に取る。

毎回違う趣向の作品を書くと意気込んでいる著者。
今回は、未来ディストピアSF。
黒い霧に包まれ人類は終わりを迎え、霧からのバリア機構を持つこの島とそこに住む122人が世界最後のコミュニティ。
長老と呼ばれる科学者3人は100歳を裕に超えるが、かたや普通の村人達はどんなに元気でも60歳の誕生日を迎えると命が尽きる。
村人達は奉仕の心を何よりも重んじ、争いや犯罪などは皆無。決して楽ではない生活だが、穏やかに互いを支え合いながら日々を送っている。

そんな地で起きた長老のひとりニエマの殺人。
ニエマが死んだことによりバリア機構が機能しなくなるが、犯人を突き止められれば再稼働するという。
村でひとり探偵気質を持ち、普段は皆から調和を見出す者として疎まれがちなエモリーが犯人探しを買って出る。

ニエマが作り出したとされている住人全員の思考にアクセスできるエービイと呼ばれる意識の存在が何よりも独特。
3人称語りで登場人物達の動向を語っているかと思うと突然「私」が彼らに話しかける。
時間も場所も関係なく全てを把握し、必要あらば意識へ介入する、それはまるで神かのようなポジション。
そして彼らもエービイの存在を頼りに、今は何時だとか誰それは今どうしているのかだとか聞き、その存在を完全に受け入れている。

最初はこれまでの作品で一番読みやすいかもと思った。
実際、今回のSF設定は何が起きるのか、どう事件と相まって味が出てくるのかが楽しみでわくわくしてさくさく進んでいった。
が、途中で中弛み。

何が起きているのか、この地の秘密的なことが仄めかされながら、もったりぶりだけで全然明らかにならない展開にストレスばかりが募ってしまった。
特に肝のエービイの存在が。。
一見皆に率直に誠実に接しているようで何か思惑を抱えていて怪しさ満点。
そもそも全員の挙動が見えているなら殺人犯なんてわかっているでしょ思うけど、そこは教えられない設定という。

からの終盤一気に展開される真相のロジック。
複雑過ぎてついて行けない。。
ネタバレ解説してもらいながら照らし合わせて読めば面白いかなぁとは思ったけど、もうなんか頭が飽和しちゃって逆にふーんで終わってしまった。

明かすところ伏せるところのバランスがなぁと思う一冊だった。
根底にある、人として目指すべき生き方への示唆には共感を感ずるところがあっただけに残念。

このミス2026年度版海外編第9位。

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2026年05月17日

Posted by ブクログ

黒い霧に囲まれた世界。住人は閉鎖的な場所で暮らしている。殺人事件の謎を解くというよりこの不思議な世界の成り立ちがだんだん分かっていく話だった。

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2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

殺人霧?によって世界が滅亡した後の生き残りの島での殺人事件。設定は完全にSFで最後(住民が無敵になっている)以外はある程度想定できた。結局世界中が霧に覆われているわけではない?ここだけの特殊状況?このあたりが最後よくわからなかった。
この作者はよく色々思いつくな。

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2026年05月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミステリというよりSF。読んでいて何度も映画アバターやマトリックスを思い浮かべました。自らを創り出した人類を害することができないAIが主人公たちを誘導して自分の主人を排除しよとする、極めて今日的なテーマが展開する作品です。

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2026年05月04日

Posted by ブクログ

触れると死に至る正体不明の黒い霧が世界を覆い、人類の大半が死に絶えた。残されたのはバリアで守られた島にたどり着いた100名足らずのみ。しかし、AIが管理するこの島で、島民を率いる3名の科学者のうちの1人が殺されてしまう。事件をきっかけに島のバリアも解除され、人類は滅亡の危機に。黒い霧が迫る中、バリア再設定の鍵は殺人犯を見つけること。残された時間はあとわずか…。

いわゆる特殊設定のミステリである。SFを基調としたこの世界観はおもしろい。徐々に謎が判明していき、解像度が上がっていくのもまた楽しめる。ただ、私にはどうも読みにくかった。他の方も書いておられるように、人称がわかりにくいのかもしれない。

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2026年01月22日

Posted by ブクログ

触れると命を落とす謎の霧が地球を覆い、世界は滅亡した。最後に残った人々は、霧を防ぐバリアに守られた世界の終わりの島で平穏に暮らしていた。そこには3人の科学者と100名余りの住民がおり、エービイというAIシステムに管理されていた。ある日、科学者のニエマが殺された。しかもシステムによってバリアは解除され住民たちの記憶は消されていた。霧が到達する48時間以内にバリアを再起動させるには犯人を見つけなくてはならない。とんでもない設定のタイムリミットSFミステリ!

まず状況設定の説明に150ページくらい費やす。これが正直分かりにくいので理解に時間がかかる。エモリーという住民が探偵なのだが、一人称で書かれてるが〈わたし〉って誰?と思うや、AIのエービイだったりする。そしてようやくその後事件が起きる。

そこからのストーリーがまたややこしい。誰が犯人なのかって、殺した本人も記憶がないわけで。さらには科学者の3人以外は人間ではないことがさらりと明かされる。最後までどんでん返しで真相がわからない。ラストのあり方には賛否ありましょうが、ミステリやSFというより人間性とは何かという話なのか。そう感じる読後感でした。なかなか読み応えありました。もはや事件の真相なんてどうでも良いくらいですね。

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2025年10月19日

Posted by ブクログ

特殊設定ミステリー。
文明が黒い霧によって滅んだ後の世界。孤島で生き残った人たち。その中で殺人が起き、霧から島を守るバリアも停止してしまい、それを再稼働するためには犯人を突き止める必要がある…とのこと。

特殊すぎて設定を飲み込むのに時間がかかるんですが、犯人探しとバリア復活って別に関係なくないですか??と首捻りながら読み進めるので、物語の世界に入り込むのに時間かかりました。

文明世界を知らず閉ざされた世界で平和に生まれ育った島民たちが探偵役なので、なんというか危機感が薄い。もうすぐ霧が迫ってくるのに寝ちゃったの!?(眠らされるケースもありますが)みたいなそれも特殊設定なのでしょうが、イライラハラハラしながら読み進めました。

他の方も書かれてましたが設定が特殊すぎて犯人推理は激ムズなのでドキドキハラハラを楽しんだ方が良い気がします。最初は文明社会の生き残りの3人の科学者(技術を持ってるので長老と呼ばれている)がどうにも傲慢で好きになれなかったのですが最後まで読んでいくうちに彼らにも事情があったのかと思えるようになりました。皆んなが幸せハッピーエンドではなかったけど救いのない結末ではなくてほっとしました。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

イギリス各紙が絶賛したという「特殊設定」ミステリ。

突如発生した謎の霧により、世界は滅亡。ギリシャのある孤島にのみ、霧の侵入を防ぐバリアが張られ、「世界の終わりの島」となった。ここに、100名を超える住民と、彼らを率いる3人の科学者が暮らしていた。だがある時、科学者の1人、ニエマが殺され、バリアが破られた。霧が島に侵入するまでの時間はわずか。バリアの破壊はニエマの死によって発動されていたらしい。ならば、ニエマを殺した犯人を見つければ、バリアを再起動できるのか・・・?
島民の1人のエモリーが探偵として謎に迫っていく。

冒頭には登場人物が挙げられていて、これらの人々がある「計画」に重要な役割を果たしているという。読者としては行きつ戻りつしてリストを確かめながら先に読み進めていくのだが、ほどなく、あることに気づく。リストには記されていない、語り手の「わたし」がいるのだ。これが何かというと、村人の脳内に直接働きかけることができる「エービイ」という存在で、AIのようなもの。村人はインプラントによりエービイに管理されている。強圧的というよりは相談相手のような感じだが、就寝時間になると寝かされたり、60歳までと定められた寿命が来ると死に至らしめられたり、となかなかの管理ぶりである。
実は、ニエマが殺された夜、島民すべての記憶がエービイによって消されていた。
さて、この異常な状況の中で、エモリーは真相にたどり着けるのか。

トリッキーな条件が重なるクローズドサークルもの、といえばよいのか。
読み方は人それぞれなのだろうが、個人的にはミステリとして読むのは比較的早い段階であきらめた。この特殊設定では「何でもあり」だろう。この世界ではこうなんだ、ふーん、そうなるのか、と物語の流れに身をゆだねるしかない。

「世界の終わり」というのは、孤島の名前と、実際に世界が滅びそうであるという時間的状況とを掛けている印象である。
終末世界を描くSF部分の設定はどうかといえば、終盤に近付くにつれて、「村人」についてのある秘密が明らかにされていく。
「長老」と呼ばれる科学者たちと村人との間には、明らかな差異があり、村人を支配しているエービイも、実は、科学者たちは完全に支配しているわけではないことが見えてくる。そこに人種差別の暗喩を見ることも可能だし、人類への風刺のように見ることも可能だろう。殺人事件の真相も含め、どこか『風の谷のナウシカ』を思い出させる設定である。

個人的にはSFが苦手なのもあって、いまひとつの読後感。
ただ、物語世界の構築はすごいと思うし、そもそもこのストーリーをどのように考え出したのかには若干興味がある。
ハマる人にはハマる作品なのではないか。

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2025年08月18日

Posted by ブクログ

まず惹かれたのはタイトル。
世界の終わりに起こる最後の殺人って?という興味。
そして次に設定。
未来×タイムリミット。
探偵に課せられたのは、
人類を救うためには46時間以内に犯人を見つけなければならないということ。

この二つの要素から興味をそそられ手に取ったが、一言で言えば難解。

世界が霧に飲み込まれ、人類が滅亡した後、
唯一残された島には122人の人間が暮らしていた。
島の外は有毒な霧に覆われており、島を守るバリアが唯一の生命線となっている。
そんなある日、三人いる長老の一人、ニエマが殺害される。
彼女はバリアの維持に不可欠な存在であり、
彼女の死によってバリアは解除され、霧が島に迫り始める。
霧が到達するまで残された時間は46時間。
この世に生まれた時から自分達の頭の中で話しかけてくるエービイという存在。
そのエービイは「犯人を見つけなければ、島は滅びる」と告げるが、
事件当夜の記憶はすべて消されており、誰も真実を知らない。
島の中の人間の中でどちらかというと異端児の様な扱いのエモリーは、
島の秩序というかルールに疑問を抱いていた。
彼女は断片的な記憶と住民たちの証言を手がかりに、事件の真相を探り始める。

冷静に俯瞰して見れば小難しいことは一つもない。
だが文章のせいか、翻訳のせいなのかわからないが、
頭を悩ませるというか描写に理解が追いつくのに時間がかかるとこが多々あった。

だが、進むにつれ明らかになっていく島の謎。
そしてエモリーたち人類の生き残りに秘められた秘密。
長老と彼女らの違い。など、その設定は秀逸。
そう、この世界観はかなり好きである。秀逸な世界観。
その分、見せ方という点で乖離が生まれてしまったのか、
それともただ単に自分の頭が追いつけていないだけなのか。
読み終えた後の読後感にはスッキリというかモヤモヤが残っていた。
理解したい。この物語を理解し、歓喜したい。
こういった本の場合、二度目が必要である。
気づけば、また頭のページから捲っていた。

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2025年08月11日

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