ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 母という呪縛 娘という牢獄

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    父親が家庭にいない母娘の関係性で苦労する部分が如実に出ていた。自分もそうだからかもしれないが、母親は何とか自分の娘を素晴らしいものにする、というある種の義務的感覚があり、良く言えばレールをしき、悪く言えば圧力をかける。娘は娘で自分で生きていきたい気持ちと唯一無二の育ててくれた母親という存在を大切にしなきゃ、の間で葛藤する。お互いに思いやりをもってお互いの幸せを見つければいいはずなのに、二人でいることがより依存を生み出し、お互いに理想を押し付け合い、自分の期待にならずに衝突を繰り返す。他人であればそこまでの熱量もないはずなのに、家族だからなのか、距離感がわからなくなる。

    殺害や死体遺棄、その他の通常の思考では考えつかないことの数々には納得できなかったし、自分の意見を相手に納得するような交渉術や周りに助けを求める勇気があれば少なくともこの惨事にはならなかったのでは、、といたたまれなくなったが当事者にしかわからない。母娘の関係についての最適解を模索する人達は多いだろうと思ったし、私もそのひとりだった。裁判を通して支えてくれる人の存在から1人ではないことを知り自分自身を見つめ直すことができてよかったと思う。

    母親のプライドや周りからの評価をあまりにも気にする性格は、その年代で多いのだろうか、、?昨今では周りからの評価を狂うほど気にする人が減ってきているように思うが、やはり年齢を重ねる毎に執着が生まれるのだろうか。

    母親の生い立ちや背景も知りたいと思ったし、今回の事件は娘視点ですべて描かれているが、叶わないことは分かりながらも母から見えていた世界はどんな風だったのか気になった。

    そして、裁判長からの言葉でもあったこの先は自分自身の人生を歩んでください。という言葉、本当にこの言葉に尽きると思った。重くのしかかるものと報われたものとを感じた。今まですべての指針立てられていた人が自分自身で歩むことは容易くないと思うが、どうか孤独であっても孤独ではないことを忘れず生きていって欲しい

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    2026年09月05日
  • 猫を処方いたします。3

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    ニケ先生の待ち人も来て、これからどうなっていくのか気になる~!!

    「猫は好きなものをみている。いつだって見てるのは好きなもの」

    この言葉がすごく好きだった。
    猫が見つめているものを思うと胸があたたかくなって、昔飼っていた猫のことを思い出した。

    猫ってきっと、好きな人と過ごした時間をずっと大切にしてくれてるんだろうなぁ。

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    2026年09月05日
  • 丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。9

    購入済み

    感動もの

    1からずーっと日をまたいで読んできてます😊
    怖い話の所で眠くなっても怖くて寝れなくなるのでキリのいいところまで読んでます笑
    今回はマメの愛情深さと賢さと健気さと優しさに触れてたまらなく愛しい回でした!

    #泣ける #感動する

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    2026年09月05日
  • きこえる

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    音声を聞いて謎が解けるというのも面白いし、謎自体も読んでいる段階ではまったく想像がつかない。
    続きが気になりすきで一気読み(聞き)

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    2026年09月05日
  • テロル

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    現在の日本の問題を、30代の弱者男性視点で描かれているので、暗い気持ちになり、心にモヤモヤが残る。子供たちに明るい未来を語ることは無理なんでしょうか?

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    2026年09月05日
  • 人生を変えたコント

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    ネタバレ

    霜降明星せいやさんの半自伝小説。

    壮絶なイジメがある日突然はじまったこと、それを家族に言わずにいたこと、それでも学校は休まず通ったこと、とうとうストレスで脱毛症になってしまったこと、、、
    辛くて辛くて悔し涙が出ました。

    主人公がイジメの相手に仕返しするのではなく、学校でコントを作り、自分が楽しむことで仲間を得て見事に青春を取り返した場面は、本当に嬉しかったです。
    イジメの無い世の中になって欲しい。







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    2026年09月05日
  • ノー・ファンタジー

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    ネタバレ

    ノーファンタジーは、ソーファンタジーに変わる
    幼馴染で子供の頃から惹かれあっていた男女
    結局付き合うことはなく、女は結婚し子供を産み、離婚する
    男は独身で小説を書く
    ふとした巡り合わせで2人は出会うが、結ばれることはない
    女は現実的に2人がうまくいくことはないと、ノーファンタジーと言い、男は諦めきれずノーファンタジーはソーファンタジーに変わると言う
    きっと、2人は運命の糸で繋がれていたが、手繰り寄せることができなかったのだろう
    切ないがそれがリアルなのかもしれない

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    2026年09月05日
  • 地雷グリコ

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    緻密な計算に基づいて面白くさせるべく、どんどん話が進んでいく小説だな…!と思っていたら解説の小川哲さんがその面白い理由を詳しく書いていらっしゃった!正直なところ、ゲームのルールは全然理解できなかったけど(理解するまで考えるのが難しく、放棄をしました)理解しなくとも面白かったです!すごい小説だ。

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    2026年09月05日
  • イノセント・デイズ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    衝撃のラスト
    翔は事件を楽しんでるのか?と思ってしまった
    シンイチは唯一の本当のみかただったのかもしれない
    必要としてくれる人がいる中でそれでも幸乃は生きる選択を選ばなかった、それ以上に信じて裏切られるのが怖かった、、最後はハッピーエンドでもバッドエンドでもない。偏見でものをいうのはやめようと考えさせられた小説だった。とてもよかった

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    2026年09月05日
  • 夜の海をゆく人よ

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    小説幻冬連載時に読んでいた時は真央のことが好きななれず、あまり再生の物語とも思えずにいましたが、今回単行本で読んだら、真央に寄り添ってあげたくなり、やはりこれは再生の物語だとなりました。読み終わったあとに表紙の装画をあらためて見るとさらにその印象が深まります。

    自分は佐原さんの小説では助演的なキャラクターがとにかく大好きで今回は松下さんが好きでした。彼くらいの無神経さ、思いやりと愛情表現のバランスで生きるのがいいのだろうな。

    善い人であることを期待されてしまうことがまあまあ多い自分にとっては繰り返し読みたい作品となりました。

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    2026年09月05日
  • 777 トリプルセブン

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    ネタバレ

    すごかったーーー、、、AXが面白かったので読んでみたのが大当たり!やることなすこと全てにおいて運に見放された男、天道虫(七尾)が高級ホテル内で予想外の事件に次々と巻き込まれていく。コンピュータおばちゃんのココやサディスティック殺し屋6人組、なんか憎めないコーラとソーダ、世の不条理を嘆きつつも生き抜くマクラとモウフ、乾に蓬長官、、という風に個性的なキャラクターが躍動する。AX同様全体的に会話メインでテンポが良く、ポップで重くなりすぎず読めたのがよかった。

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    2026年09月05日
  • 近畿地方のある場所について

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    私が好きなタイプの本。手にした時やっと出逢えたという気持ちが先走った思い出。
    取材記録という短編をまとめた1話1話を毎日、寝る前大事に読んで時間をかけた。この本を紹介してくれたお兄さんが、「袋とじの資料は夜に開いたら後悔するよ」って言っていたから、それを実行した。確かに後悔した。もっとこういう本読みたい。ドキドキうずうずする。

    けどオチが薄かった感じもある。全ての元凶の正体がついに!って楽しみにいていたんだけど、あっさりだった。

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    2026年09月04日
  • 台湾漫遊鉄道のふたり

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    千鶴子と千鶴の関係性を拡大解釈すると、友好的な台湾との関係について、日本側から観ている台湾と、台湾側から観た日本とでは、微妙なズレがある事にも気付かされた。
    日本は50年もの間、植民地として台湾を占領していたという事を忘れてはいけないし、日本が建築した建物や水路などが現在まで活躍して使用されてる事を、台湾の方達はどのように感じているのか?日本人の技術の誇りのように感じがちだけど、それは傲慢かも、と感じさせられた。
    千鶴が最後に涙を浮かべて向き合うシーンで千鶴の心情に感情移入して号泣。
    理解し合うことは難しいけど、それでも友達でいることの尊さを感じた。
    また、素直に心を開いて話す事の一方的な過ちは、普段してないかな?と省みたりもした。

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    2026年09月04日
  • 夜間飛行・人間の大地

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    『星の王子さま』の作者だと思って読むと、とくに『夜間飛行』はそのハードボイルドな文体に驚く。飛行機操縦士として命を懸けて空を飛びながら、何度も、墜落し、自分の思索と文体を磨いていったその過程はとにかく読者を引きつける。

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    2026年09月04日
  • 悪い夏

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    展開が早く読みやすかった。
    グスと悪しか登場人物しないのか?!?
    何かもうーめちゃくちゃ過ぎって感想言えない。
    漫画を読んでる感覚だった。
    悲劇だけど喜劇みたい。
    最後の方えー嘘ーそーなの⁈てなった。
    佐々木君‥残念過ぎる( ; ; )

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    2026年09月04日
  • うさぎじかん

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    うさぎ達の自分の心のままに進むゆるーい旅路が、私には老荘思想の道(Tao)の本質をついている気がします。
    力みや執着を手放し、自然の摂理(道)の流れに逆らわないこと=無為自然の世界観を、こうもゆるふわなタッチで描けるなんて凄い。

    特に最後のページの「春うらら。いまはただ、こうやってゆられていたい。あせらずゆっくり、じぶんのテンポでいきていこう。」が好きです。

    前にばかり進もうとするんじゃなく、
    その場に漂いながら、
    今、手にしている幸せを存分に味わう。
    そんな時間があってもいいんじゃない。

    子ども達にも是非読ませたい本。

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    2026年09月04日
  • 横浜コインランドリー

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    人生の洗濯をしているような感じがしました
    私も茜と似たような人間なので
    職探しにいつも迷走していました
    就活も佳境に入って来たので
    私も茜に負けず頑張るぞ!

    街角のコインランドリーで人生を
    洗濯し生きてる気がし

    (感想みたいな短歌)

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    2026年09月04日
  • その扉をたたく音

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    ネタバレ

    誰かと一緒に音楽を奏でたくなる、そして人に接したくなる一冊。
     カフェで見つけ、短いし、息抜きに良さそうだと思い読んでみました。さらっとして、楽しげな文章で読みやすく、小一時間ほどで読めてしまいました。
     神こと渡部くんとのやりとりも面白かったですが、何より、ホームの入居者さんたちとのやりとりが微笑ましかったです。主人公が彼らのために、悪態をつきながらも、差し入れの品を考えて渡したり、ウクレレを練習したりして、楽しみながら積極的に関わっていく様は、こちらまで嬉しくなりました。
     作中に出てくる楽曲も話に合っていて、とてもよかったです。特に、グリーンデイのWake me up when September endsの歌詞とのリンクが素敵でした。
    「無邪気じゃいられない。9月になったら起こしてくれ。」は主人公に、そして、「記憶を失っても、何を失ったかは、決して忘れない。」は彼と関わった入居者さんたちに繋がっています。
     そして、最後の手紙はうるっときてしまいました。
     主人公の演奏は、思ったのと違う方向、その恥ずかしさでですが、確かに1人の人の心を動かしていました。
     この作品からは、音楽と人とのつながり、誰かのために楽器を弾き、歌うことの楽しさが詰まってきました。
     この主人公が楽器を続けていたのは、自分の才能を示したいとか、本気でプロになりたいとかではなく、誰かと楽しい時間を過ごしたい、初めてバンドを組んだ時の青春をもう一度味わいたかったからなのでしょう。
     そんな主人公と本庄さんとのウクレレ練習はまさに青春を感じました。ラストで、記憶を失っても、演奏の楽しさは忘れなかったんだなと、やっぱり少し泣いてしまいました。

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    2026年09月04日
  • 掬えば手には

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    ネタバレ

    普段機嫌の悪いあの人
    話を聞いているのかわからないあの人
    俺を嫌いかもしれないあの人

    それぞれに事情があるのかもしれない
    人に気を遣う余裕がないのかもしれない
    誰かに愛されるという経験がなかったのかもしれない

    一度立ち止まってそう考えるだけで、俺の心も、相手の心も救われる瞬間があるのかもしれない

    望まれていなくても、無理矢理にでも、
    掬えば手には
    誰かを救う一手があるのかもしれない

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    2026年09月04日
  • Phantom ファントム

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    普段あまり読まない、ミステリでもホラーでもSFでもない小説。積読チャンネルで堀元さんが紹介してたので読んでみました。

    ミステリでもホラーでもSFでもない作家ってこういう文章書くのか・・・なんだか人間感情に直接話しかけてくるようなくすぐったい気持ちになりましたが悪くなかったです。内容は面白かったです。たいしたオチはありませんがミステリでもホラーでもないのでね、これで良いと思います。

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    2026年09月04日