ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 改訂完全版 異邦の騎士

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    『占星術殺人事件』『斜め屋敷の犯罪』に続く御手洗潔シリーズの長編第3作目。

    必ず占星術▶︎斜め屋敷▶︎異邦の騎士の順番で読むように。
    短編集もダメだ。あとレビューも見るな。
    でないとラストの感動は半減してしまう。

    勿論ミステリーとしても逸品。
    所謂"異邦の騎士"がいなければ完全犯罪となっていたに違いない。

    島田荘司の圧倒的気な筆力,熱量を思う存分堪能して欲しい。

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    2026年01月24日
  • 店長がバカすぎて

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    読み始めは「ふーん、男女格差とか非正規雇用格差とかいれつつのお仕事小説?」と軽く見えたけど、だんだん止まらなくなってきて、最後には「あれ、これミステリーだったの!?やられた面白い!」となった。
    続編も読むぞ。

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    2026年01月24日
  • きょうの日はさようなら 完全版

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    元々ライトノベル向けレーベルから出版された作品ということもあり、かなり強引な展開やSFチックな設定が出てくるので、一般文芸書と同じように読むとツッコミどころがいっぱい出てくると思う。だけどそんな読書は楽しくないので、多少の強引さには目をつぶり、童心に帰ったつもりで読むと、自分は世代的に今日子とほぼ同じということもあり、彼女が回想した30年前の風景が懐かしくてかなり心に響いた。いわゆる「エモい」ってやつですわ。
    それにしても一穂さんって女子の一筋縄ではいかない心情を描くのが上手いなあ。ラストは恐らくこれ系のお話だとよくあるパターンなんだろうけど、それでもくっときちゃったからねえ。
    本編の後に収録

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    2026年01月24日
  • お稲荷さまの謎解き帖

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    ネタバレ

    この本に出会えてよかった。
    素敵な言葉との出会いがたくさんあった。
    誉人の本当の願いは何か、隠された想いを見つけていく。そして、それとともに成長していく神様。人間は、感情に素直になれず、考えすぎてしまうし、とても面倒くさい。だが、人と関わり、想いを持って繋いで生きていくことがどれほど尊いことか。
    苦しいことばかりだし、綺麗事をいえる世界ではない。自暴自棄になる時もある。それでも、自分の気持ちだけは少しでも、強く持っていたい。欠けているものではなくて、好きなものを数えながら、自分の願いに向かって生きていきたい。

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    2026年01月24日
  • 爆弾【電子限定特典付き】

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    ネタバレ

    スズキタゴサクが強すぎる。

    悪の化身と言えるようなスズキが警察陣営を言葉巧みになぎ倒していくのが恐ろしくもありある意味爽快でもあった。

    尋問のプロである清宮との対決では邪悪なスズキに清宮がどんどん飲み込まれていく様が読んでいて辛かった。
    無駄に長いじゃべりにうんざりさせながらも、その中にヒントを混ぜ込んでくるからきちんと話を聞かないといけないのがなんともうまいなあ。

    類家との攻防も白熱して面白かった。
    まさか自販機の中に仕込まれているなんて想像もできなかった。

    邪悪すぎる敵にはどうやっても敵わないのかもと思わされた。
    誰だって暗い部分は存在している気がする。
    真に清廉潔白な人間は存在し

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    2026年01月24日
  • 博士の愛した数式

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    とても大事にしている本です。
    折に触れて読み返します。
    温かく、切なく。感じ取るものが多すぎて言葉にならない。でも大事なことってこういう事だよね、ってそっと教えてくれるような。
    自分の中で優しさが込み上げてくるような。

    記憶が80分しか持たない博士、その担当をする事になったシングルマザーの家政婦、そしてその子供のルート。
    記憶が80分?そんな設定!とまず驚きます。
    例えば、大事な人を失くしても、記憶は消えない。きっとお互い心の中で残る。というその大前提が、ない。
    私はやっぱり最後までその事が切なかったです。
    でも、確かに存在した時間は消えない、自分が忘れなければ…って私の心が追い付くまで、物

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    2026年01月24日
  • 贖罪

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    ---あらすじ---
    女子小学生の仲良し5人組のうち1人が、作業服を着た男に性的暴行の末絞殺され、その事後を目撃した4人がその後の人生でこの事件に囚われ、殺人を犯してしまうまでの物語。そして殺された子の母親の物語も描かれる。5人の独白が5章。

    ---感想---
    誰も救われない感じが苦しく、とても好みだった。実際こういう事件ってかなりの数ありそうだけど、同じく罪の意識とかを抱えて生きるものなのだろうかと思った。
    あと各キャラクターの設定の解像度が高すぎて、湊かなえさんというか小説家の方って普段どんな感じで生きてるのか気になった。
    前に湊かなえさんのインタビューを見たことがあって、初めて顔と声を

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    2026年01月24日
  • 水神(下)

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    工事が始まった。反対派の村々も公儀が決めたとあっては従うほかない。その上工事の費用は全部5庄屋が捻出すると決まっており、何かあった場合には5庄屋が命をかけるとまでいうのだ。庄屋の処刑台となる磔台も5つ設置された。

    筑後川には石を籠にいれて沈めて堰をつくり、川を掘削する。周囲の台地に水を二方向に巡らせ、田畑を潤す予定である。村々は活気づき、労務に励む人々が笑顔に包まれるようになった。2ヶ月の工期しかない。裏を返せばすぐに水の恵みを享受できるのだ。反対派の村々も村人たちが活気づくのを感じて、皆でお金を出し合い150両ものお金を5庄屋に届けてきた。わだかまりはなくなった。そこに、死人がでる。鰻を取

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    2026年01月24日
  • 老人と海(新潮文庫)

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    老人と魚の死闘。
    有形ではなく無形の獲得。
    未来へのバトン。
    母なる海は恵みももたらすが、厳しさも教える。

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    2026年01月24日
  • 今日も、ちゃ舞台の上でおどる

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    面白かったー。
    初めましてだったけど、お涼さんのこと好きになっちゃう本でした。

    そんなことで私の幸福を削げるなんて思うなよ→この精神を魂に宿します。
    野生のお涼⇔お涼菩薩 →めちゃわかる。両方自分で両方飼い慣らしたい。

    またふとした時に読み返そうと思います。疲れなくて、暖かくて、笑えたり、前に進もうとしなくても、進めてる気がしてくる。私にとって、とっても良き本でした。
    お涼さんの短歌、声に出して沢山読みたいです。

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    2026年01月24日
  • 火蛾

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    Audibleに古泉迦十あるの知らなかった!(崑崙奴も来るらしい)この動機、この仕掛け、この謎解きを見抜けた人がこの25年に何人いただろうか。メフィスト賞にこれ程ふさわしい作品はない。発表当時も震え上がったが、アッラーの名を繰り返すところなど朗読ならではの迫力が追加されて、また新しい体験だった。(iPhoneから流していたので帰省中の家族が訝しんでいておもしろかった)

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    2026年01月24日
  • つきのふね

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    みんな孤独で、みんな弱くて、みんな、ひとりが怖い。
    心の中で、奥底で、自分でも恐ろしくなるような、小さな、でも力強い闇をみんな持っている。
    それで、いいんだ。
    それが、生きている証拠なんだ。

    孤独と闇のなかで悶えながらも、尊いなにかに支えられて生きている。そして、自分自身がだれかの尊いなにかになっている。

    そうして人は生きているんだ。

    そう思わせてくれるような、小さくも力強い作品。圧巻。

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    2026年01月24日
  • マリオネットの罠

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    40年以上前に書かれたとは思えないほど色褪せない作品。最後の最後まで飽きさせない展開に読みやすい文体で、長年称賛される理由が詰まっている。

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    2026年01月24日
  • 悪い男

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    アーナルデュル・インドリダソン『悪い男』創元推理文庫。

    『エーレンデュル犯罪捜査官犯罪捜査官シリーズ』の第7弾。珍しいアイスランドを舞台にしたミステリー小説。

    訳者は岩手県一関市出身の柳沢由実子さん。自分は10年前まで30年間も一関市に暮らしていたので、感慨深いものがある。

    主人公のエーレンデュルは行方不明のまま、主人公不在の中、事件は起きる。

    冒頭に描かれるレイプドラッグをポケットに忍ばせ、酒場で獲物を物色する男。この男がタイトルの『悪い男』なのかと思いながら読み進めば、意外な展開が待ち受けていた。

    と、冒頭から畳み掛けるように読者をストーリーの中に引き摺り込んでしまうアーナルデュ

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    2026年01月24日
  • 琥珀の夢 小説 鳥居信治郎 下

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    サントリー創始者の鳥井信治郎さんの話。

    実行力   情熱
    素直さ   忍耐力
    チャレンジ 探究心
    直感力   求心力
    懐の深さ  度胸

    戦前から戦後、大変な時代だけれど、鳥井さんみたいな偉大な経営者がたくさんいた時代。
    でもバブル崩壊後の経営者、中小の経営者はまた大変だっただろう。
    今の時代はどうだろう。
    いろんな情報が溢れる時代だからこそ、人間力のある経営者が求められるのかもしれない。

    人間力というか、人間の底力、強さのある人、今の時代はなかなかいない。

    ウィスキーの熟成中、全くお金が入らないのに事業をやろうとしたのもすごい。
    ウィスキーが飲みたくなった。

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    2026年01月24日
  • 戸村飯店 青春100連発

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    何回読んでもしっくり、しっとりで楽しい
    何かが起こるとかじゃないんだけど、全然違う兄弟の一年
    しみじみ好き。きっとまた読む

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    2026年01月24日
  • メメンとモリ

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    ネタバレ

    3つの話があって、1番最初の話が心に刺さった。あしたおわっちゃうかもと毎日を一生懸命すごしてもいいし、そのうちなんとかなるさとのんびりやったっていい。頑張ってもゆっくりでも良いと言われているようで、自分の考えを肯定してくれているかのようで気持ちが軽くなった

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    2026年01月24日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

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    今回も素敵だった〜!

    今回は色んな会社の中の人が多かったな
    どんな業種でもメモって大事なんだなって思った。
    書きなぐって、整理して、見返して。
    今から就活が始まっていく身としてこんな大人になりたいと思うような登場人物ばかりだった。
    自分の仕事に誇りを持って、働きたいな。

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    2026年01月24日
  • 雀荘迎賓館最後の夜

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    やっぱり麻雀は面白い。迎賓館B卓の見学だけでもしたい!釘宮さんの打ち方、少し勉強になりました。

    まずは受容するしかない。その後、どう闘うかで己の真価が問われる。糞配牌もヘタレ自摸も、それ自体は悪手ではないのだ。悪手とは状況に負けて冒す人為であり、どんな局面にも必ず『場合の最善手』がある。

    降り天積も

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    2026年01月24日
  • 星を継ぐもの

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    名作として語り継がれていることに納得!これはおもしろい!シリーズ全作、ゆるりと追いかける。
    『ロマン』がぎゅぎゅっと詰まっていた。

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    2026年01月24日