きょうの日はさようなら 完全版

きょうの日はさようなら 完全版

880円 (税込)

4pt

まばゆくて、愛おしい。17歳の夏

何もかも過去に置いてきた今日子は、2025年夏、明日子・日々人という双子の姉弟と出会う。

30年の眠りから目覚めた少女がくれたかけがえのないときを描く、一穂ミチの青春小説の決定版。

2016年に刊行され、息苦しいほど胸を打つと評判になった話題作を大幅加筆。
本書のための書き下ろし掌編に、2016年、21年に書かれた特典用掌編×2本を収録した永久保存版。

『光のとこにいてね』『恋とか愛とかやさしさなら』著者が切実に「いま、読んで欲しい」と願った、唯一無二の物語

【目次】
きょうの日はさようなら
(掌編1)今日子ちゃんの夢
(掌編2)さよならプレイガールちゃん ―2025年冬・門司明日子―
(掌編3)堂上今日子について ―1995年 & 2025年・沖津信也―
(掌編4)あの子を嫌いだったころ ―2025年・神田朱音―
(掌編5)ガールズピロートーク ―2026年秋・門司明日子―

本書は、2016年刊『きょうの日はさようなら』(集英社オレンジ文庫)を二次文庫化するにあたって、書き下ろし掌編などいくつかの作品を加えたものになります。

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きょうの日はさようなら 完全版 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    気になる人が読んでいたのと、「ツミデミック」が良すぎたので前情報なしで購入。

    最初の段階で、JK青春ものか…遥か遠くに過ぎ去った青春に寄り添えるのですか?わたしは…と不安になるものの30年の眠りについたJKの今日子、双子の明日子と日々人に気づけば一気読みしてしまった。年代関係なく、夏休みという限

    0
    2025年12月16日

    購入済み

    非現実的な内容なのに、読み進めて今日子や明日子や日々人の会話に埋もれているうちに何も気にならなくなり引き込まれて行きます。 読み終わって切ないような静かなキラキラした思いが残っている不思議な読後感です。       一穂さんの作品はやっぱり好きだな~。         

    #切ない #深い #共感する

    0
    2025年11月24日

    Posted by ブクログ

    退屈な高校2年の夏休みが始まると思っていた双子の明日子と日々人の家に、高校生のときに起きた事故のために低体温治療をしていた親族の今日子が、30年間の眠りから覚め、居候をすることになる。

    現代の生活に驚きと興味を持つ今日子。しかし、今日子にはある秘密があり…。

    2016年に刊行されたものに書き下ろ

    0
    2025年11月22日

    Posted by ブクログ

    一穂ミチの小説のラストはどうしてこんなにも胸が苦しくもあり心にずっしりと来るんだろ
    『何が変わろうともどんな未来でもあなたにとってはただのあした だから私たちは明日を待っていればいい簡単なこと会うよ』 『また会えますように 明日子より』最後のこの一文を読んだ時、自分も明日子になった気がした

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    30年の眠りから醒めた少女と一緒に過ごすようになった双子姉弟の話。
     一穂さんの繊細な心情描写が青春小説にマッチして美しく流れるような感覚で読み進める。
     しかし、後半からの展開は同じ感覚ではいられませんでした。
     泣いちゃいけない。そう思ってもこみあげる感情は抑えられなかったです。
     また胸を打つ

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    ふてほど×時かけ×夏への扉のような、でも所謂タイムスリップものとは趣を異にする青春小説であり、家族小説でもあった。30年の眠りから覚めた今日子の戸惑いと順応がシニカルに描かれる前半から急転、過酷な運命が明らかになる後半の展開は泣けた。書き下ろしを含む掌編もどれもいい。表題作は2016年刊だが、舞台は

    0
    2025年12月06日

    Posted by ブクログ

    姉弟が冷凍睡眠から目覚めた女子高生と一夏を過ごす、特殊設定ありの青春小説。

    前半は和気藹々とした全くの青春パート。
    「平成の女子高生から見た令和」の描写がリアル。いきなり時代が飛ぶと、確かにこれは変に感じるかもな、というチョイスが秀逸。
    また平成の描写にもノスタルジーを感じます。つい最近のようで、

    0
    2025年11月25日

    Posted by ブクログ

    低体温治療による30年の眠りから覚めた、当時女子高生の今日子と、2025年を生きる二卵性の双子のお話。今日子を取り巻く秘密が明らかになるにつれて、時間の儚さが身に染みる。物語後の彼女らの不思議な関係をついつい想像してしまう。

    明日子「ひびにおんぶさせるから」
    日々人「三歩までしか自信ねーぞ」
    明日

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    夏休み直前の高校生より
    今が幸せかどうかと言えば
    あの高揚感にかなうものはないような
    そんな気もするし
    高揚感こそかなわなくとも
    自分の想いで進む道を選び続けてきた
    その後の時間だって
    幸せだったし
    これからどうしようかなと
    漠然と考えている今だって
    やっぱり幸せだと思う。

    0
    2025年11月16日

    Posted by ブクログ

    今日子と明日子の会話シーンで注意深く読まなければどちらがどちらか分からなくなることが多々あり少し困りました、、、

    0
    2025年12月11日

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