小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ残虐な殺人をしたが、
死刑判決を免れた者たちの家族が次々と殺される。
犯人は「ネメシス」(義憤)を名乗り、人々の不安を煽る。
渡瀬警部と古手川巡査長が事件解決に挑む。
犯人は検察庁の次席検事の事務官「横山潤一郎」
若干20代の将来有望な人材は
学生時代に付き合っていた彼女を無惨にも殺され、
捕まった犯人の判決も無期懲役になったことに憤慨する。
「司法で裁けないなら自身が裁く」と復讐を決意。
それまでの勉強実績を捨て、検察庁に入庁し,
どうやったら死刑を回避しつつ無期懲役判決を出せるか?
さらに憎む相手とどうやったら同じ刑務所に収容されるか?
憎っくき殺人鬼を自らの手で断罪する為、
綿密な計 -
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民主化した韓国の現在が80年に起きた光州事件に対する高神大学の学生ムン・ブシクが中心として起こしたアメリカ文化院放火事件が契機となっていることの示唆とその緩やかな接点を「私」と「スミ」という二人の人物を通して描かれている。
一つの作品の中に「私」と「スミ」の時間を曖昧な形で共存するように描くことは、小説でよくあるストーリーインストーリーのような入れ子構造でもなく、パノラマ写真のような異なる時間を並列に収める構造も独特で面白い。
ユンミ姉さん、キム・ウンスクといったアメリカ文化院放火事件の実行犯も未来練習した人であり、本作の登場人物たちも未来散歩練習をしながら過去に未来散歩練習をした現在にい -
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9歳の時に初めてヒリョンの祖母の家に行ったジヨン。初めて出会った祖母が自分を受け入れてくれていると感じたジヨンはすぐになつく。そして再びヒリョンに向かったのは夫の浮気で離婚を決めソウルを離れた31歳の時だった。ヒリョンに引っ越して2か月経った時に、母が訪ねてきた。母は祖母と疎遠だった。母親の人生を見ていて納得できなかったジヨンは「キム君(元夫)はやさしい」という母の助言にも素直に頷けない。
白丁という身分だった曾祖母ジョンソンと良家の夫パク・ヒスは、駆け落ち同然に家を飛び出した事から近所の人に噂される。娘ヨンオクはその事を母親に話さず、ある日結婚相手を連れてくる。ジョンソンは「あの男はお -
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終生誓願をして修道士になる直前の男性の打ち明け話として語られる『告白』。男性ジョンウンは、一時期つきあっていたミジュに「神は殺人者も自殺者も等しく許すのか」と聞かれたことを思い出す。ミジュにはかつて三羽烏のように仲良くしていた友人ジニが自死した過去があった。ミジュの話の中にある殺人者とは自分、自殺者とはジニのことだ。ジニがある事を打ち明けた時に、もう一人の友人ジュニは率直な感想を口にし、ミジュは何も言わなかった。しかし「表情が全てを物語っていた」と後でジュニに言われたことで、彼女は直接手を下したわけではないが、自分がジニを追い詰めたことを悟る。
ジョンウンは誓願をする前に「被造物(人間)に -
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捨て蜻蛉
すっぽんの意地
嫁喰い
の3本
捨て蜻蛉
出ました薩摩示現流
人の胴体を横に切る
えー示現流って そんなに切れるー!
坂岡真さん 鬼役でも 人の足首から切る
なんてのがあったけど そんなに低く切れるー?
いやいや まあ劇画調でいかないと面白くはない。
大隈源九郎は 奥さん思いのいい奴で 長屋の評判もいい。
珍しく勘兵衛が女房のために買った鼈甲の櫛を
大隈に譲った。
源九郎の奥さんすみれ の母の形見だと言われれば仕方ない!
しかし 勘兵衛には 銀次と娘婿の鯉四郎がついてるので 心丈夫ですね。
この最後に死んじゃう源九郎もいい人なのよねえ!
次のすっぽんの意地
この義右衛門もいい奴 -
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幕府御庭番の曽和一鉄が持ち込んだ依頼は、老中松平武元が依頼主となるくらましで……。
歴史上の人物を1日だけ晦ますというかなりアクロバティックな展開のシリーズ5作目。
クライマックスを読んでから表紙を見ると泣いちゃう。好き
瀬兵衛は完全に探偵やし、阿久多と男吏は少年ジャンプやし、松平武元は懐かしの時代劇風な展開なんよ……隙がない面白さ。
くらまし屋側の過去もしっかり明かされて、ラスボスっぽいのも出てきて、いやもうめちゃくちゃ面白いな!!
一冊が分量少ないのも良き(300ページぐらい)すごく読みやすい。
このシリーズ、読む手が止まらない。
オーディブルの朗読を担当している大島昭彦さんがまた私 -
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私自身、つい最近アラフォーに差し掛かった。父は60を過ぎて早期定年退職を迎え、最近はYouTubeで色んな動画を見漁り、まさしく「ネット右翼」とも取られるような発言をしてしまうことが増えてしまった気がする...。
そんなことをぼんやりと思っていた矢先に出会った本書。
なんだか少し読むのが億劫で4ヶ月ほど寝かせてしまっていたが、読み始めたらあれよあれよと一気読みしてしまった。
「コンテンツの摂取とは、食事によく似ている」という一文に恐ろしい程の共感を得た。
読み進めて終盤に差し掛かると、自分でも驚く程に涙が止まらなくなってしまっていた。
父との向き合い方を再考させられるとても良い一冊だっ