小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
ネタバレビジネス本としてもとても面白かった。
主人公の咲良のヘタレポンコツ具合には少々ムカついたけど、自分にも咲良のヘタレ要素は少なからずあるわけで、同族嫌悪的なムカつきなのかな。
人と話す時、プレゼンでも、会議でも、教育でも、上手に説明しないといけない場面は日常に溢れている。
そんな「説明」において、どうやって相手にわかりやすく伝えれば良いのかが、「テクニカルライター」を通して、具体的に見ることができた。
「テクニカルライター」とは、主に企業やメーカーが出している「取扱説明書」や「チラシ」など、何かを伝えたいけども、ギチギチの形式ばって分かりづらい文章を、読み手の立場に立って、要点を分かりやすく抑えた文章に生まれ変わらせる仕事。
そのため、変身前と変身後で文章がどう改善されたのかが、挿絵で分かりやすくなっているのも良い。
ビジネス本として良書だと思う。
文庫本版が出るならあらためて書い直したい。 -
Posted by ブクログ
昔ながらのケーキ屋さんを舞台にした連作短編。テーマはほろ苦い初恋なんだと思う。
危うかったり醜かったり病的だったりするものを、うまくスパイスにしてあっと言わせる構造の短編たち。
私自身、好きな人にうまく好きと言えないとか、駆け引きとか、察してとかとは無縁なので、「えー!なんで?言えば良くない?」とか「いやいやそれは独りよがりすぎでしょ」とか心の中で思いながら読んだんだし、本来はこういう登場人物たちの出てくる作品は痺れを切らして読むのをやめることが多い。けど、千早作品は、その匙加減が絶妙。まさにスパイスや苦味をギリギリまで利かせてるけど美味しくまとめる亜紀の作る西洋菓子みたい。
そして何より「普通とは何か?」を問うような「枠から外れたもの」の美しさを鮮やかに描いていて、かなり好きな作品だったです!はい!
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Posted by ブクログ
ここ15年ほどの日本で起きた事件や社会の闇を彷彿とさせる出来事を随所に織り込みながら、本当の悪とは一体何なのかを容赦なく突きつけてくる、ノンストップリアル小説。
国の一大事業に群がる政界、財界、広告代理店。その下に幾重にも連なる中抜き会社、さらにその末端で搾取される零細企業。半グレやヤクザを介した金の流れ、ホストから風俗への斡旋まで、あらゆる欲望と利権が複雑に絡み合い、日本社会の暗部が次々と暴かれていく。
悪に染まる者、悪から抜け出そうとする者、そして悪によって人生を壊される者。
立場は違えど、誰もがこの悪の構造から逃れられない。
人間には、誰かを傷つけたり、貶めたりする心がある。ほんの気まぐれや嫉妬、優越感から誰かを踏みつけてしまうこともある。
しかし、明確な悪人ではなく、自分が悪だと認識していない人間こそ、本当の意味で恐ろしい。
犯罪ではない、間違っていない、誰だってやっている。
そうやって一つひとつの行為を正当化していくうちに、善悪の境界線は少しずつ崩れていく。
成功体験ですら、人を正しい方向へ導くとは限らない。
努力が報われる。人から認められる。自分の判断で人や時代を動かせる。
そんな経験を積み重ねるほど、自分は間違っていないという確信は強くなり、自分の価値観こそが正しいという錯覚を育ててしまう。
その自信が、やがて他人の声を聞かなくなる傲慢さに変わり、間違いを間違いだと認識できなくなったとき、人は自ら破滅へ向かうのだ。
悪人にならないこと以上に、自分は正しいと思い込みすぎないことの重要性。
本当に恐ろしい悪は、分かりやすい顔をして近づいてくるとは限らない。自分の中にもある小さな傲慢さや、誰かを見下す気持ちを見過ごしてはいけない。
悪とは、自分は悪くないと思った瞬間から、誰の中にも芽を出すもの。それを絶対に忘れたくないと思った。 -
Posted by ブクログ
【ママ評価】★★★★★
問題の難易度が低めで、特に迷路は複雑ではなくて簡単なレベルだった。
おしりたんていのライバル的な存在なのか、ストーリーもセリフも世界観に引き込まれる内容。
ワクワク感があってストーリーも読んでいて楽しい。
たくさんの問題が盛り込まれているけど、未就学児くらいだとわからない問題もあってレベルがちょうど良い気がする。
親子で読むと読みやすいレベルな感じが、親子のコミュニケーションも生み出しているようで良かった。
【息子評価】★★★★★
「これ読もう〜」と息子から読みたがった。
おしりたんていシリーズにハマっている。
だいたいすぐに問題を解いていて、怪盗Uを探すのは母よりも全然早かった。
小さいセリフの文字も「これも読んで」とひとつひとつ読みたがっていた。
4歳11ヶ月
【娘評価】★★★
あまり聞いていなかったけど迷路だけはやりたがっていた。
迷路の道は全然無視だけど息子を真似して指でなぞっていた。
2歳4ヶ月
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